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プルゼニ - ヘブ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェコ国鉄
プルゼニ - ヘブ線の路線図
プルゼニ - ヘブ線の路線図
路線番号178
路線総延長106 km
軌間 1435 mm
電圧25 kV / 50 Hz(交流)
停車場・施設・接続路線
プラハ - プルゼニ線プルゼニ - チェスケー・ブヂェヨヴィツェ線
オブルニッツェ方面
BHF
349.1 プルゼニ中央駅
ジェレズナー・ルダ方面
BHF
350.6 プルゼニ・イジュニー・プルジェドミェスティ
プルゼニ - フルト・イム・ヴァルト線
HST
プルゼニ・ザドニー・スクヴルナーニ
BHF
355.5 プルゼニ・クルジミツェ
HST
357.6 ヴォッホフ
ボヘミア=モラヴィア保護領境界(1938~1945)
BHF
360.1 コゾルピ
BHF
366.0 プレゼント
HST
プニョヴァニ停車駅
BHF
372.2 プニョヴァニ
プニョヴァニ - ベズドルジツェ線
HST
376.0 スリスラヴ
HST
377.9 ヴラノフ・ウ・ストルジブラ
BHF
382.2 ストルジブロ
HST
387.0 ミリーコフ
スヴォイジーン - ボル線
BHF
391.0 スヴォイジーン
Tunnel Svojšínsky (152 m)
HST
396.9 オシェリーン
BHF
403.9 パヴロヴィツェ
HST
408.6 ブロド・ナド・ティファニー
プラナー - タホフ線
BHF
412.6 プラナー・ウ・マリアーンスキーフ・ラーズニー
BHF
417.5 ホドヴァ・プラナー
BHF
424.6 マリアーンスケー・ラーズニェ
マリアーンスケー・ラーズニェ - カルロヴィ・ヴァリ線
HST
427.8 ヴァリ・ウ・マリアンスキーフ・ラーズニー
BHF
432.3 ラーズニェ・キンジュヴァルト
BHF
438.4 ドルニー・ジャンドヴ
HST
441.6 サライナ
BHF
445.5 リポヴァー・ウ・ヘブ
HST
448.4 ステブニッツェ
HST
451.1 ヴシェボルジ
旧エガー - ヴィーザウ線
ニュルンベルク - ヘプ線
BHF
455.0 ヘプ
ホムトフ - ヘプ線、プラウエン - ヘプ線

プルゼニ - ヘブ線(チェコ語: Železniční trať Plzeň–Cheb)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は178

1872年に皇帝フランツヨーゼフ鉄道によって開業した。なお、2019年以前は、路線番号が170であった。

運行形態

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超特急「インターシティ(IC)」

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  • オストラヴァン 号: ボフミーン - プルゼニ - ヘブ - フランチシコヴィ・ラーズニェ
    一日1往復が運行されている。プルゼニ以東は170号線に、ヘブ以西は148号線のフランチシコヴィ・ラーズニェまで乗り入れる。
    2017年以前は、スーパーシティ(SC)として運行していた。2023年度以前は、「ペンドリーノ」の愛称名で運行していた。
  • ペンドリーノ号: オストラヴァ - プルゼニ - ヘブ - カルロヴィヴァリ
    一日1往復が運行されている。プルゼニ以東は170号線に、ヘブ以西は140号線に直通する。途中、ラーズニェ・キンジヴァルトにも停車する。
    過去の運行形態
    2017年以前は、スーパーシティ(SC)として運行していて、ヘブ発着であった。
    2017年末に、インターシティ(IC)に種別変更となった。
    2020年末に、140号線直通を開始し、カルロヴィヴァリまで延伸された。
  • ザーパドニー・エクスプレス号:プラハ - プルゼニ - ヘブ
    インターシティ(IC)と合わせて、2時間に1本運行されている。プルゼニ以東は170号線に直通する。ワゴンサービス、子供用スペース・映画、女性用スペースがあり、手回り品持ち込み目的での自転車用スペース利用可能(要予約)。
    過去の運行形態
    2014年以前は、普通のリフリーク(R)として運行していて、プルゼニ以東の停車駅もリフリーク相当であった(ただしカルジェズは通過)。超特急(SC)の運行される時間帯はプラハ〜プルゼニ間の運行で、プルゼニ〜ヘブ間は超特急と合わせて2時間間隔での運行となっていた。また、プルゼニ南郊外駅を通過していた。愛称名は、便毎に異なっていた。
    2014年末に、特別リフリーク(Rx)に種別変更され、プルゼニ南郊外駅への停車を開始。
    2017年末に、エクスプレス(Ex)に格上げとなり、全列車プラハ - プルゼニ間ノンストップとなった。また愛称名が、「ザーパドニー・エクスプレス(西部特急)」に統一された。
    2018年末に、深夜の1本のみホルジョヴィツェとロキツァニへの停車を開始。
    2021年末に、インターシティ(IC)に種別変更となった。停車駅は変わっていない。

快速「スピェシニー(Sp)」

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  • プルゼニ - ヘブ - カルロヴィヴァリ
    2-4時間に1本の運行。ヘブ以北は140号線に直通する。プニョヴァニ - マリアーンスケー・ラーズニェ間には普通列車が殆ど運行されていないので、この区間では事実上ローカル輸送を担っている。
    過去の運行形態
    2020年以前は、平日2時間に1本、休日4時間に1本の運行であった。全列車がパヴロヴィツェ以西各駅に停車していた他、ブロド通過やミリーコフ停車、あるいはプニョヴァニ停車の列車もあった。終点が便によりばらばらで、スヴォイシーン、プラナー、マリアーンスケー・ラーズニェ、ヘブのいずれかであった他、140号線へは直通していなかった。
    2020年末に、平日の列車が削減され、2-4時間に1本の運行とななった。また2021年夏以降、平日・休日とも2-4時間に1本の運行となり、全列車がカルロヴィヴァリまで直通する様になった。この時に、ブロドは全列車停車、ミリーコフ、ヴァリ、サライナ、ステブニツェ、フシェボルジは全列車通過となった。
    2023年度よりヴァリ停車となった。
    2024年度より、プニョヴァニは全列車通過となった。
  • チェコの森号(快速): プルゼニ - スヴォイシーン - ビェラー・ナド・ラドブゾウ 【夏季の土曜運行】 (注記)GW Train Regio社による運行
    一日1往復の運行。スヴォイシーン以西は186号線に直通する。快速相当の停車駅であるが、ヴラノフを通過し、プルゼニ行に限りプニョヴァニも通過する。
    2019年に運行を開始した。

普通

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下記系統が運行されている。なお、スヴォイシーン - プラナー間には、2014年12月以降2023年度まで運行していなかった。

  • プルゼニ - スヴォイシーン ( → プラナー → タホフ)
    一日1往復の運行。スヴォイシーン以東は毎日運行だが、金曜日に限り、西行片道1本がプラナーから184号線に直通する。
    2023年度以前は、全てスヴォイシーン以東のみの運行であった。
  • (プラナー・ウ・マリアンスキーフ・ラーズニー - )マリアーンスケー・ラーズニェ - ヘブ
    一日あたり、平日2-4時間に1本、休日2.5往復の運行で、日中は5時間程度間隔が空くこともある。大部分はマリアーンスケー・ラーズニェ発着で、1往復がプラナーまで運行される。一部は140号線のカルロヴィ・ヴァリやモストまで直通する。
    過去の運行形態
    2020年以前は、平日・休日とも2-4時間に1本の運行であった。マリアーンスケー・ラーズニェ以東へは、平日・休日2往復、土曜日1往復が直通していた。
    2020年末に、マリアーンスケー・ラーズニェ以東で、休日1往復に減便され、土曜日の運行がなくなった。2021年夏以降は、全区間で休日の本数が減便され、一日2.5往復のみの運行となった。マリアーンスケー・ラーズニェ以東は、平日・休日とも一日1往復の運行となり、またプラナー発カルロヴィヴァリ行の1本は快速相当の停車駅となった。
    2021年末に、プラナー発の列車も各駅停車となった。

臨時列車

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  • 臨時レイルジェット(超特急)
    秋に年1日、プラハ - プルゼニ - チェスケー・ブヂェヨヴィツェ間に1往復運行する。プルゼニ以南は190号線に直通する。プラハ - プルゼニ間ノンストップ。2018年運行。
  • プルゼニスキー・ホドヴァル・エクスプレス号(快速)
    旧型車両。年1日のみ、プルゼニ - ホルショフスキー・ティーン - プラナー - ホドヴァー・プラナー間に1往復運行する。プラナー以南は184号線に直通する。2017,18年運行。

過去の運行系統

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  • 超特急「スーパーシティ(SC)」
    現在のインターシティ(IC)の前身。オストラヴァ〜プルゼニ〜ヘブ間に、2往復が運行されていた。プルゼニ以東は170号線に直通していた。また、うち1往復のみ、148号線のフランチシコヴィ・ラーズニェまで乗り入れていた。2017年末に、インターシティ(IC)に格下げとなり、自由席の利用が可能となった。

駅一覧

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以下では、チェコ国鉄178号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • IC:超特急「インターシティ」
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • しかく印:全列車停車
    • くろまる印:一部通過
    • しろまる印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ IC Sp Os 接続路線 所在地
177 プルゼニ本駅 - プルゼニから
0.0
ウィーンから
349.1
しかく しかく しかく

160号線(モスト方面)
170号線(プラハ方面、クラトヴィ方面)
191号線(ブルノ方面)

プルゼニ州 プルゼニ市
プルゼニ南郊外駅 1.5 1.5 350.6 しかく しかく しかく 180号線(ミュンヘン方面)
プルゼニ・ザドニー・スクヴルニャニ駅 3.1 4.6 353.7 | | しかく  
プルゼニ・プルジミツェ駅 1.8 6.4 355.5 | | しかく  
ヴォホフ駅 2.1 8.5 357.6 | | しかく   北プルゼニ郡
コゾルピ駅 2.5 11.0 360.1 | | しかく  
プレシニツェ駅 5.9 16.9 366.0 | しろまる しかく  
プニョヴァニ停留所 3.1 20.0 369.1 | しかく しかく  
178 プニョヴァニ駅 3.1 23.1 372.2 | | しかく 177号線(ベズドルジツェ方面)
スリスラフ駅 3.8 26.9 376.0 | しろまる |   タホフ郡
ヴラノフ・ウ・ストルジーブラ駅 1.9 28.8 377.9 | しかく しかく  
ストルジーブロ駅 4.3 33.1 382.2 しかく しかく しかく  
ミリーコフ駅 4.8 37.9 387.0 | | しかく  
スヴォイシーン駅 4.0 41.9 391.0 | しかく しかく 186号線(ボル方面)
オシェリーン駅 6.0 47.9 397.0 | くろまる |  
パヴロヴィツェ駅 6.9 54.8 403.9 | しかく |  
ブロド・ナド・チホウ駅 4.7 59.5 408.6 | しかく しかく  
プラナー・ウ・マリアーンスキーフ・ラーズニー駅 4.0 63.5 412.6 しかく しかく しかく 184号線(タホフ方面)
ホドヴァー・プラナー駅 4.9 68.4 417.5 | しかく しかく  
マリアーンスケー・ラーズニェ駅 7.1 75.5 424.6 しかく しかく しかく 149号線(カルロヴィヴァリ方面) カルロヴィ・ヴァリ州 ヘブ郡
ヴァリ・ウ・マリアーンスキーフ・ラーズニー駅 3.2 78.7 427.8 | しかく しかく  
ラーズニェ・キンジヴァルト駅 4.5 83.2 432.3 しろまる しかく しかく  
ドルニー・ジャンドフ駅 6.1 89.3 438.4 | しかく しかく  
サライナ駅 3.2 92.5 441.6 | | しかく  
リポヴァー・ウ・ヘブ駅 3.9 96.4 445.5 | しかく しかく  
ステブニツェ駅 2.9 99.3 448.4 | | しかく  
ヘブ・フシェボルジ駅 2.7 102.0 451.1 | | しかく  
ヘブ駅 3.9 105.9 455.0 しかく しかく しかく

140号線(ウースチー方面)、146号線(ルビ方面)
147号線(ツヴィッカウ方面)、148号線(ホフ方面)
179号線(ニュルンベルク方面)

参考文献

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  • Siegfried Bufe; Herlbert Schrpfer (1991) (ドイツ語). Eisenbahnen im Sudetenland. Egglham: Bufe-Facjbuchverlag. ISBN 3-922138-42-X  
  • Alfred Wolf (2006) (ドイツ語). Die Franz-Josefs-Bahn und ihre Nebenlinien. Sutton Verlag. ISBN 978-3-86680-041-0  

外部リンク

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ウィキメディア・コモンズには、プルゼニ - ヘブ線 に関連するカテゴリがあります。

脚注

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