シュコダ46T
シュコダ46T | |
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基本情報 | |
製造所 | シュコダ・トランスポーテーション |
製造年 | 2024年 - |
製造数 | 13両(311 - )(予定) |
投入先 | フランクフルト (オーダー)市電 |
主要諸元 | |
編成 | 3車体連接車、片運転台 |
軸配置 | Bo'2'Bo' |
軌間 | 1,000 mm |
電気方式 |
直流600 V、750 V (架空電車線方式) |
設計最高速度 | 80 km/h |
車両定員 |
151人(着席51人) 折り畳み座席5人分 (乗客密度4人/m2時) |
車両重量 | 37.615 t |
全長 | 28,960 mm |
全幅 | 2,300 mm |
全高 | 3,600 mm |
床面高さ |
350 mm(低床部分) 500 mm(低床部分、中間車体) 786 mm(高床部分) (低床率71 %) |
車輪径 | 600 mm |
主電動機出力 | 100 kW |
出力 | 400 kW |
備考 | 主要数値は[1] [2] [3] [4] に基づく。 |
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シュコダ46Tは、ドイツの都市・フランクフルト (オーダー)の路面電車であるフランクフルト (オーダー)市電 の車両。バリアフリーに適した超低床電車で、他都市の公共交通事業者との共同発注が実施された経緯を持つ[1] [2] [3] [4] 。
概要
[編集 ]2018年、ブランデンブルク州からの資金援助のもと、フランクフルト (オーダー)、コトブス、ブランデブルクの各都市の公共交通事業者は、共同で新型路面電車車両の導入プロジェクト「FCB(Projekt "FCB")」を発表し、製造企業の入札を実施した。これは共同購入によるコスト削減や予備部品の確保の容易さを図るものであり、最終的に2021年にチェコのシュコダ・トランスポーテーション への発注が決定した。そのうち、フランクフルト (オーダー)市電へ導入される車両がシュコダ46Tである[3] 。
基本的な構造は他都市の路面電車と同型で、右側通行に適した片運転台の3車体連接車である。前後車体に動力台車が、中間車体に付随台車が設置されており、回転軸を有する動力台車の上部は他の箇所と比べ床上高さが高くなっているため車内には段差が存在する[注釈 1] 。乗降扉は前後車体に3箇所づつ存在し、そのうち連節面に近い2箇所は低床部分に設置されている。座席はクロスシートを基本としており、5人分の折り畳み座席が設置されている他、低床部分には2人分の車椅子用スペースも存在する。また、車内には冷暖房双方に対応した空調が完備されている[1] [2] [3] [4] 。
最初の車両(311)は2024年 4月に路面電車路線への搬入が行われ、その後は各種の試運転が実施された。以降も順次導入が進められており、合計13両が製造される予定となっている[2] [3] 。
関連項目
[編集 ]- 共同発注が実施された他都市の路面電車車両[2]
- シュコダ47T - コトブス市電向け車両。
- シュコダ48T - ブランデンブルク市電向け車両。
脚注
[編集 ]注釈
[編集 ]- ^ 車内の低床率は71 %である。
出典
[編集 ]- ^ a b c "Frankfurt (Oder) – Cottbus – Brandenburg an der Havel (FCB)". Škoda Transportation. 2025年1月12日閲覧。
- ^ a b c d e Libor Hinčica (2024年12月31日). "Tramvaje Škoda ForCity Plus pro Frankfurt (Oder), Cottbus a Brandenburg". Československý Dopravák. 2025年1月12日閲覧。
- ^ a b c d e "Die neue Straßenbahn für Frankfurt (Oder)". SVF. 2025年1月12日閲覧。
- ^ a b c "Zahlen und Fakten". SVF. 2025年1月12日閲覧。
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^1 - シュコダ・トランスポーテーションが手掛けた路面電車車両。機器流用車も含める。 |