續興
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續興(ゾクうこう)は、西遼の仁宗耶律夷列の治世に使用された元号。
使用年代には1151年 - 1163年説と、1142年 - 1154年説とがある。
『遼史』には紹興(しょうこう)と記録されているが、2010年代にロシアの考古学者がキルギスの契丹遺跡で「續興元寳」という漢字が記された硬貨を発見した。考古学的発見により、正しい元号は「續興」であることが証明された。
西暦・干支との対照表
紹興
元年
2年
3年
4年
5年
6年
7年
8年
9年
10年
紹興
11年
12年
13年
出典
- 『遼史』巻30 本紀第30 天祚皇帝4 : 子夷列即位、改元紹興。(中略)在位十三年歿、廟号仁宗。
- Vladimir Belyaev; Vladimir Nastich; Sergey Sidorovich (2012年). "THE COINAGE OF QARA KHITAY: A NEW EVIDENCE (on the reign title of the Western Liao Emperor Yelü Yilie)" (英語). The 3rd Simone Assemani Symposium on Islamic Coins, Trieste. https://www.openstarts.units.it/bitstream/10077/8709/6/AssemaniStudi3_The-Coinage.pdf .
参考文献
- 李崇智 『中国歴代年号考 修訂本』(北京:中華書局,2001年1月) ISBN 7101025129 179ページ。
- 鄧洪波編 『東亜歴史年表』(台北:台湾大学出版中心,2005年3月) ISBN 9860005184 199ページ。
- いずれも1151年 - 1163年説を採る。汪遠孫『西遼紀年表』(『二十五史補編』第6冊)に基づく。
関連項目