コンテンツにスキップ
Wikipedia

ノリタ光学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
印刷用ページはサポート対象外です。表示エラーが発生する可能性があります。ブラウザーのブックマークを更新し、印刷にはブラウザーの印刷機能を使用してください。
この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?"ノリタ光学" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL
(2024年4月)

ノリタ光学(ノリタこうがく)は、かつて日本に存在したレンズメーカー、カメラメーカーである。

会社概要

東京光学(現トプコン)出身の技術者車田利夫が1951年に創業、当初は一眼レフカメラ用ペンタプリズムを生産していた。 レンズメーカーとしては「リトロン」ブランドで武蔵野光機(現ウイスタ)向けのOEM生産、最初の「ゼンザノン」ブランドでのOEM生産も担当するなどゼンザブロニカにOEM供給していたことが知られている。自社ブランドとしては「ノリタール」(Noritar )を使用し、1970年代初頭に各社一眼レフカメラ用に交換レンズを生産した。

OEM納入先であった武蔵野光機(現ウイスタ)が倒産した際にリトレック6シリーズを生産設備や人員ごと引き取って改良し、ノリタ66として生産を開始する形でカメラメーカーとなった。

カメラ、レンズとも販売がふるわずノリタ66を1976年に生産中止するとともに民生用カメラ・レンズ事業から撤退し、その後はプロジェクター用レンズなどの生産を行なった。2000年に株式交換によりエンプラスの子会社となり、2001年エンプラスオプティクスに社名変更したが、2005年に解散した。

製品

ノリタ66シリーズ

武蔵野光機(現ウイスタ)×ばつ6cm判のフォーカルプレーン式一眼レフカメラ。

66シリーズボディー

  • グラフレックスノリタ(Graflex Norita1971年海外発売)/ノリタ66(Norita661972年国内発売) - リトレック6とほぼ同様であるがミラーアップ機構が省略されている等小変更を受けている。巻き戻しノブに見えるノブ[1] は120フィルム/220フィルム切り替えダイヤルである。多重露光ダイヤル[2] が出っ張って邪魔になることがアサヒカメラのニューフェース診断室で指摘され、後期型では改良されている。

66シリーズ用レンズ

専用スピゴットマウント。

  • ノリタール40mmF4 - アタッチメントはφ77mmねじ込み。
  • ノリタール55mmF4 - 6群9枚。最短撮影距離0.45m。アタッチメントはφ62mmねじ込み。
  • ノリタール70mmF3.5 - レンズシャッター内蔵。
  • ノリタール80mmF2 - 4群6枚。マミヤ645シリーズ用のセコール80mmF1.9が発売されるまで、120フィルムを使用するカメラ用としては最も開放F値が小さいレンズであった。
  • ノリタール160mmF4 - 5群6枚。
  • ノリタール240mmF4 - 5群6枚。アタッチメントはφ77mmねじ込み。
  • ノリタール400mmF4.5 - 6群7枚。アタッチメントはφ95mmねじ込み。

一眼レフカメラ用レンズ

各社用マウント固定式で、ニコンFマウント、キヤノンFDマウントなどがある。

  • ノリタール17mmF4 - アタッチメントはφ72mmねじ込み。
  • ノリタール135mmF1.4

脚注

  1. ^ 120-M(120フィルム白黒)、120-C(120フィルムカラー)、220-M(220フィルム白黒)、220-C(220フィルムカラー)の位置があるが、機械的には120フィルムと220フィルムの変更のみであり、-M位置と-C位置は装填したフィルムを表示するための単なるメモである。
  2. ^ N位置が通常撮影、D位置が多重露光撮影。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /