福知山市立美鈴小学校
福知山市立美鈴小学校 | |
---|---|
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 福知山市 |
設立年月日 | 1977年 |
閉校年月日 | 2021年3月 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 3学期制 |
所在地 | 〒6200324 |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 | |
テンプレートを表示 |
福知山市立美鈴小学校(ふくちやましりつみすずしょうがっこう)は、かつて京都府 福知山市にあった小学校。大江町立美鈴小学校として1977年 昭和52年に開校し、2006年 平成18年に大江町が福知山市に編入されて福知山市立となったが、児童数の減少により2021年 令和3年3月に閉校した。[1]
沿革
- 1977年(昭和52年)4月 - 大江町立の学校として開校[2] 。
- 2006年(平成18年)1月 - 市町村合併に伴い福知山市立の学校になる[2]
- 2008年(平成20年)4月 - 文部科学省「平成20年・21年度道徳教育実践研究事業」推薦地域の指定を受ける[2] 。
- 2009年(平成21年)10月 - 文部科学省「平成20年・21年度道徳教育実践研究事業」研究発表会が開催される[2] 。
- 2012年(平成24年)5月 - 100本植樹の事業「美鈴小学校みんなの森」完成[2] 。
- 2015年(平成27年)5月 - 毛原の棚田体感ツアーとPTA親の出番との連携が図られる[2] 。
- 2021年(令和3年)3月 - 第44回卒業証書授与式が行われる[2] 。
- 2021年(令和3年)3月 - 閉校式が行われる[2] 。
開校の経緯
美鈴小学校は高度経済成長期の大江町の児童生徒数の減少対策として、既存の俊明小学校と物成小学校の2校を統合する形で開校した。大江町では1950年昭和25年には町内に1,612人の児童生徒がいたが、1966年昭和41年には1,000人以下となっており[3] さらに減少することが懸念されていた。そのため1965年昭和40年から小学校統合の議論が始まったが賛否両論あって進展はなかった。しかし1970年昭和45年に地域社会の基盤強化等を目的とした「過疎対策処置法」が制定され[4] 、過疎地の小学校の統合実施が容易になったのを受け、大江町は1967年に当時7校2分校あった小学校を順次3校に統合する計画を開始した[5] 。美鈴小学校は第二期校として1975年昭和50年に着工、1977年に俊明小学校と物成小学校を統合して開校した[6] 。
特徴
この時開設された3小学校は、統合によって拡大した校区の通学困難になる学童のためにスクールバスを運行したが、美鈴小学校も開校時には中型1台と小型2台のスクールバスを運行した。また校区の一部に豪雪地帯があったため、美鈴校には冬季寄宿舎が設置された[7] 。
閉校
2006年に大江町が福知山市に併合されたため美鈴小学校は福知山市立となったが、2019年3月に旧大江町内の3小学校が大江小学校に統合されたため、美鈴小学校は閉校した。閉校時の児童数は18人であった[8] 。統合された大江小学校は大江中学校との小中一貫教育校「大江学園」になった、[9] 。
閉校後の活用
福知山市は廃校を活用して新たなビジネスを行えるプロジェクト「廃校Re活用プロジェクト」を実施しており、美鈴小学校もその候補に挙がっている[10] 。2023年6月3日4日には小学校を活用した「みすずフェスタ」が開催された[11] 。
脚注
- ^ 福知山市のHPより[1] 2023年6月2日閲覧
- ^ a b c d e f g h ありがとうわが母校 : 美河小学校・美鈴小学校・有仁小学校閉校記念誌、2021年3月 pp.103
- ^ 大江町誌 p739
- ^ 総務省の過疎地域緊急対策実施法のページ[2] 2023年6月2日閲覧
- ^ 大江町誌 p739
- ^ 大江町誌 p743-p744
- ^ 大江町誌 p747-p748
- ^ 両丹日日新聞2021年3月29日[3]2023年6月4日閲覧
- ^ 両丹日日新聞2020年12月11日[4]2023年6月4日閲覧
- ^ 福知山市のHP[5]2023年6月2日閲覧
- ^ 福知山イベントナビ みすずフェスタ[6]2023年6月2日閲覧
参考文献
- 「大江町誌」 通史編下巻 1984年
- 「ありがとうわが母校 : 美河小学校・美鈴小学校・有仁小学校閉校記念誌」大江地域小学校(美河小学校・美鈴小学校・有仁小学校)閉校記念誌作成委員会 2021年