白河ことり

白河ことり(しらかわことり、1986年 6月20日 - )はCIRCUS製作のアダルトゲーム『D.C. 〜ダ・カーポ〜』シリーズとそれを元にしたテレビアニメ他の登場ヒロイン。

声を担当する声優は日向裕羅(18禁版)、堀江由衣(コンシューマ版およびアニメ)。

誰にでも優しくて、歌が上手く、その上美人な学園のアイドルで成績も優秀。風見学園付属と本校の両方の学生から人気があり、非公式ファンクラブの存在さえ仄めかされる。だが、近づきにくいように見えて話して見ると実は初対面の相手にも気さくに接するさわやかな少女である。

枯れない桜の木の魔法により人の心を読む力(テレパシー)能力をもっていた。

チャームポイントである帽子は趣味で集めている。同社製作のアダルトゲーム『水夏』のヒロイン白河さやかは彼女の従姉で、同じ様な趣味を持つ。純一のクラス3年1組の担任白河暦は義姉。

D.C.のゲーム本編及びアニメ一作目『D.C. 〜ダ・カーポ〜』(通称:ファーストシーズン)の舞台となった2002年時点では風見学園付属(コミック版では高校)3年3組に在籍し、身長157cm、体重41kg、スリーサイズは上から83/55/84。

好きなものは甘い物全般、桜の花、オレンジジュース。嫌いなものは人混み、辛い物全般、犬である。

才色兼備な彼女は周囲から一目置かれる存在であったが、ことり自身は学園のアイドルとして見られることにコンプレックスを感じていた。だが、周囲とは異なり分け隔てなく接してくれる主人公朝倉純一に好意を抱く。また、その歌声はコンテストへ出場するほどの腕前で、聖歌隊でソロを任される程である。なお、幼い頃に純一、さくらの祖母と面識があったようである(純一の「夢」による)。

D.C.から2年後を描いた『D.C. WhiteSeason 〜ダ・カーポ ホワイトシーズン〜』、『D.C.Summer Vacation 〜ダ・カーポ サマーバケーション〜』、『D.C. Four Seasons 〜ダ・カーポ〜 フォーシーズンズ』では本校へ進学している。D.C.S.V.の遊園地編とそれをリメイクしたD.C.F.S.の春編でヒロインとして攻略できる。

D.C.から53年後を描いた『D.C.II 〜ダ・カーポII〜』には、彼女自身は登場しないが、ヒロインの一人白河ななかは、名字が同じである事と容姿が酷似している事、さらには読心能力などの共通点から、彼女の血縁であると推測される。

「第4話:桜の下のカナリア」にて初登場。昼休みに純一とふとしたきっかけで知り合う。純一はことりの気配りに感心するが、ことりは本当に人の心が読めていた。

「第10話:あなたに聴かせたくて」では学園祭で純一を声楽部のコンサートへ招待し、ミスコンテストへの出場も承諾した。

「第23話:素顔の告白」では桜の魔法が解けて心が読めなくなり不安へ落ち入った中で、純一への恋心に気づく。純一へ自分が白河家の本当の子ではない事を打ち明け、更には授業をサボってまでして彼へ想いを伝えた。音夢を好きだった純一は彼女の想いに応える事はできなかった。それでもことりは振られた筈なのに気分がよく、それからも彼を想い続けようとする。

『D.C.S.S 〜ダ・カーポ セカンドシーズン〜』の序盤においては音夢もさくらも不在の状況で実質的なメインヒロインとなっていたが、音夢の帰島後は、音夢と純一がラブラブなので居た堪れなくなっていた。それを見たアイシアは彼女と純一を二人きりにしようと画策したが失敗。それによりアイシアは枯れない桜を復活させることとなる。

原作(D.C.P.C.など)に比べると悩むシーンが多く、更には声優・堀江色が強い為、やや真面目で大人びた印象が強い(原作中の天然さは微塵も感じられない)。劇中におけることりの酷い扱いには批判の声も多かったが、あくまで自分の立場を弁え、純一と音夢の幸せを願い身を退いたことりの謙虚な姿勢は同時に多くのファンから共感を得ている。

• 朝倉純一
• 朝倉音夢
• 芳乃さくら
• 鷺澤美咲

• D.C. 〜ダ・カーポ〜シリーズの登場人物