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BS FUJIハイビジョンナイター

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BS FUJI ハイビジョンナイター』(ビーエス フジハイビジョンナイター)は、2001年BSフジで放送されたプロ野球中継番組。フジテレビフジテレビ系列の「ナイター中継(西暦)/プロ野球中継(西暦)」(現・野球道 )の派生番組である。フジテレビスポーツ局と共同制作。

概要

BSデジタル放送開始の2000年 12月1日にBSフジが開局し、2001年プロ野球シーズン開幕とともに放送開始。主に地上波で放送しない対巨人戦以外のヤクルト横浜主催試合を水曜日と日曜日に20試合を生中継していた。それ以外にイースタン・リーグ湘南シーレックス巨人戦(7月4日、平塚球場)も放送した。

BSデジタル放送の利点、ならびに当時の最新鋭機能を生かし、ハイビジョン撮影はもちろんのこと、「クラブBSフジ」会員のみ参加できる双方向システムを使ったゲームなども盛り込むなど、斬新な試みに挑戦した。さらにヤクルトがセ・リーグ優勝を飾り、日本シリーズ(対大阪近鉄)の神宮球場開催分のうち、地上波フジテレビ系列で放送の2試合を実況・解説ともに地上波と異なる面々で放送した。

しかし、この年のシーズンオフに、横浜ベイスターズの親会社がマルハから東京放送(現・東京放送ホールディングス)へ移行するなど、野球界の事情が大きく様変わりした上、BSフジの社長交代等の事情により、一旦、プロ野球中継からは撤退する事になる。

現在

  • 『ハイビジョンナイター』の放送を取り止めて以降BSフジでのプロ野球中継は途絶えたが、代わりにMLB中継がメインとなり、プロ野球中継も自主制作はないものの僅かながら放送されていて、地上波フジテレビ系列でオールスターゲーム日本シリーズを中継した年度には地上波との同時放送を行った。しかしながら年間中継数は他の民放系BSデジタル放送局と比べて少なく[1] 、後述の理由もあり有料放送のフジテレビONE・フジテレビTWOを優先せざるを得ない運営姿勢が露呈した格好になっている。さらにゴールデン・プライム枠では『BSフジLIVE プライムニュース』がスポンサーセールス面で増益に貢献するなど好調なため、[2] 簡単に野球中継を編成できないという事情も重なっている。
  • 現在は神宮球場(地方球場開催試合も含む)のヤクルト対巨人戦や巨人戦以外のカードを年数試合を中継(何れもフジテレビ制作)し、対巨人戦では2015年からは東海テレビ制作の中日戦(地上波とは別制作)、テレビ新広島制作の広島戦(地上波同時放送[3] だが、2017年以降スコア表示[4] 、2018年以降はテーマソング[5] をフジテレビ仕様に差し替え)も放送している。
    2017年9月9日には関西テレビ制作の阪神対横浜DeNA戦[6] を放送した。また、2020年9月4日には阪神対巨人戦を関西ローカルとの同時放送の形で初めて放送予定である。
  • 日本シリーズ 放映権獲得を目的とした中継実績作りも兼ねパ・リーグ主催試合も、土曜デーゲームを中心に交流戦を含めて2013年から2015年までは地上波関東ローカルでの放送カードをリレー中継(ソフトバンク主催・日本ハム主催はフジテレビが地元局と別制作)で放送し、2016年からは関西テレビ制作のオリックス戦(地上波では対阪神戦は生中継かつ同時放送〈ナイター開催時は一部時間帯は裏送り〉[7] 、それ以外は本番組を編集して深夜の録画中継)、2017年からはテレビ西日本制作のソフトバンク戦、北海道文化放送制作の日本ハム戦も地上波との同時ネットで中継している[8]
  • 2020年現在のBSフジにおける番組名は『BSフジLIVE プロ野球(西暦)』で放送。中継映像に対戦カード・テーマ曲に実況という形式で始まる。

脚注

  1. ^ 2020年現在はBS日テレBS-TBSBS朝日(トップ&リレー中継を含む)が多く中継している。それでもヤクルト戦中継を増加させ、中日・広島主催の巨人戦も段階的に放送するようになった2013年以降は、元々中継本数が少ないBSテレ東(テレビ東京系列)より中継総数は多くなっているが、その後パ・リーグのカードの中継に限れば、系列局制作分のみとなったことから、断続的に放送しているBSテレ東より減少している。
  2. ^ 平成27年3月期 決算短信、3ページ、フジ・メディア・ホールディングス
  3. ^ 番組中の電話受付によるプレゼント企画はBSフジ・フジテレビONEの視聴者も応募可能なため、スコア表示を差し替える都合上、同一の受付電話番号をフジテレビ側で別途表示していたが、2020年は表示がなかったため、広島県内地上波以外では、電話番号はテレビ新広島の中継予定ウェブサイトでの確認を要した。
  4. ^ 地上波では後続番組などの番宣テロップもスコア表示と同じシステムで表示しているため。VTR切り替え時の「全力応援」ロゴはBSフジ・フジテレビONEでもそのまま表示されている。
  5. ^ 2017年まではテレビ新広島のローカル放送でもフジテレビと同じ『JAGUAR'13』(春畑道哉)を使用していたが、2018年からは「TSS全力応援ソング」として『明日を鳴らせ』(ゆるふわリムーブ)を使用しているため。
  6. ^ 本来は関西ローカルで中継する予定だったが『FNS27時間テレビ にほんのれきし』が編成されたため放送が不可能となったため。
  7. ^ 実況アナウンサーが連動データ放送の案内を行った際には、BSフジではデータ放送を実施していない旨の告知テロップが表示される。
  8. ^ 但し、楽天戦は2020年現在、仙台放送制作・フジテレビ制作・楽天球団制作ともに中継実績がない。

関連項目

他のBSデジタル放送局・地上波系列

外部リンク

  1. ^ 阪神タイガースについても日本シリーズの放映権を獲得した年があるが、早く決着して当該試合が非開催に終わったため、放送には至っていない。
  2. ^ 東京ヤクルトスワローズ・横浜DeNAベイスターズ・中日ドラゴンズ・阪神タイガース・広島東洋カープが中心、交流戦は片側本拠地での1年または2年交互開催となる関係で東京ドームでの主催試合は3球団との対戦になり、残り3球団はビジターでの開催となる。
  3. ^ "【重要】FOXスポーツ&エンターテイメント放送終了のお知らせ". ビーエスFOX(2019年11月14日作成). 2020年1月23日閲覧。
  4. ^ "2020年シーズン 福岡ソフトバンクホークス 主催全試合 スカパー! が放送権を獲得!!". スカパーJSAT株式会社(2020年1月21日作成). 2020年1月23日閲覧。
  5. ^ "3 月 1 日(日)より新チャンネル「スポーツライブ+(プラス)」開局". スカパーJSAT株式会社(2020年1月24日作成). 2020年1月25日閲覧。

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