なつのひかり。
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『なつのひかり。』は、日本テレビシナリオ登竜門2003大賞受賞作品。
ストーリー
舞台は下町の町工場。社長の木田武司(大杉漣)は採算度外視の職人気質。共同経営者の冬柴雄一郎(モロ師岡)は金策に奔走しているが、なかなか新しい商品が開発できず、経営は苦しい。社員は家族のように工場の2階に同居している。雄一郎の娘、冬柴宏美(相武紗季)は明るく、けなげな高校生で、若い職人の北原哲生(内田朝陽)に恋いこがれている。銀行から融資を断られた雄一郎は、娘にケーキを渡し、「保険金で借金を返してくれ」と遺書を残して自殺してしまう。痛くない注射針は開発され、武司は雄一郎の遺影に向かって酒を飲みながら、「最低の死に方だったが、最高の生き方だった。いつもオレのしたいようにやらせてくれた。」と泣きながら謝る。