ロサード
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ロサード | |
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ファイル:Rosado.jpg | |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1996年 4月22日(29歳) |
登録日 | 1998年5月28日 |
抹消日 | 2003年11月28日 |
父 | サンデーサイレンス |
母 | ローザネイ |
母の父 | Lyphard |
生国 | 日本の旗 日本(北海道 早来町) |
生産者 | ノーザンファーム |
馬主 | 社台レースホース |
調教師 | 橋口弘次郎(栗東) |
競走成績 | |
生涯成績 | 46戦6勝 |
獲得賞金 | 4億3383万6000円 |
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ロサードは、日本の元競走馬である。2011年現在は種牡馬となっている。現役時は社台レースホースのクラブ馬で募集価格は8000万円(40口)。一口馬主の一人に宮川一朗太がいる。馬名はスペイン語で「薔薇色の」を表す言葉(Rosado)。いわゆる「薔薇一族」の一頭。
※(注記)同馬が現役中の2001年から日本では馬齢表記が変更になったため、記事中は競走の名称を除き現表記で統一する。
戦歴
2歳
1998年に阪神デビュー。新馬戦、重賞新潟3歳ステークスを連勝と、姉ロゼカラー同様早くから活躍。その後、姉が勝利したデイリー杯3歳ステークスでは2番人気に推されるも、直線伸びずに大敗。しかし続く京王杯3歳ステークスでは、後の優駿牝馬(オークス)の優勝馬ウメノファイバーの2着。そしてGI朝日杯3歳ステークスに出走するも9着となり2歳時を終える。
3歳
3歳になり初戦のスプリングステークスは雨が降り不良馬場での開催となり10着と大敗。皐月賞は回避してニュージーランドトロフィー4歳ステークスでは最後方から最速の上がりタイムで追い込むも届かず4着。続くGINHKマイルカップに出走し、前走と同じような競馬をするが直線伸びず9着に終わった。その後東京優駿(日本ダービー)に出走し15番人気ながら6着に食い込む。
休養を挟み秋初戦の京都新聞杯は4着となるも、菊花賞では11着に終わる。この年のGIレースでは全て1.1秒差と、世代トップクラスとは差がある成績だったが、初の古馬との対戦となった重賞京阪杯で1年ぶりの勝利を挙げた。
4歳
年が明けてすぐの京都金杯に出走し、ラスト3ハロンを最速の上がりで追い込むも4着。その後は勝ちきれないレースが続くが、夏の小倉競馬に挑戦すると北九州記念では9番人気ながら2着、続く小倉記念では3着となった。
秋になり京都大賞典ではGI馬テイエムオペラオー、ナリタトップロードから0.3秒差の3着に入るも、前年勝った京阪杯は、上がり最速も届かず2着という成績で古馬1年目は勝利することが出来なかった。
5歳
2001年、日経新春杯で1番人気に支持されるも9着になる。その後休養に入り、復帰してからは3着、5着。そして夏は前年と同様に小倉に遠征し、小牧太とのコンビで北九州記念を前年と同じ2着、小倉記念では久々の勝利と得意のコースで安定した強さを発揮した。
秋になり毎日王冠で2着になるも、GIの天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップでは9着、7着と振るわず、続く重賞鳴尾記念でも5着となった。
6歳
2002年は大阪杯、金鯱賞など重賞では4着、7着に入った。小倉遠征の北九州記念ではまたも2着、前年に勝った小倉記念では1番人気となるが5着と敗れる。オールカマー(この年は中山ではなく新潟開催)では僅差ながらもレコードで勝利し、天皇賞(秋)に3度目の挑戦をするも12着に大敗しこの年を終える。
7歳
重賞では掲示板にも載れない走りが続き、4戦目の新潟大賞典では最下位までになったが、休養を挟み好走している小倉で2年ぶりに小倉記念を勝利する。その後4回目の天皇賞(秋)に出走し8着、マイルチャンピオンシップ13着を最後に引退した。
引退後
2004年から社台スタリオンステーション荻伏で種牡馬となり、2007年からはビッグレッドファームで種牡馬として繋養されている。
2008年時の種付料は、出産条件で20万円。2007年に初年度産駒がデビューした。
2007年6月24日にアンヴェイルが2歳新馬戦で5着となり、ロサード産駒の中央競馬初出走となった。
2008年2月10日にアンヴェイルが3歳未勝利戦で1着となり、ロサード産駒の中央競馬初勝利となった。
2010年7月10日にタマニューホープが産駒初となる中央競馬の特別レース勝ちを収めた。
代表産駒
- メスナー (地方1勝 中央2勝)
- アンヴェイル (中央3勝)
- タマニューホープ(中央3勝)
特徴
- 小倉競馬場のコースを得意として、5歳時と7歳時に重賞制覇と息の長い活躍をした。
- 新潟競馬場も得意で右回りの新潟3歳ステークスと左回りのオールカマーで制している。
- 400kg台前半と小柄な馬体のため負担重量の影響が大きく、58キロを背負った時には得意の小倉でも掲示板に載るのがやっとで、他のレースではすべて惨敗している。
- 中距離戦で比較的好走をしているが、天皇賞(秋)は4度出走して8着が最高。現役時代はGIを11走しているが、実績は皆無で、最高着順は日本ダービーの6着。2桁着順は4回記録している。
- 現役時に6勝を挙げているが、その全てが違う騎手の騎乗で挙げた勝利である。
競走成績
血統表
- 半姉にデイリー杯3歳ステークスを勝ったロゼカラー、全弟にセントライト記念など重賞3勝のヴィータローザがいる。