TAMA CINEMA FORUM
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TAMA CINEMA FORUM(タマシネマフォーラム)は、TAMA映画フォーラム実行委員会が毎年多摩市で開催する日本の映画祭である。正式名称は「映画祭TAMA CINEMA FORUM」。略称は「TCF」。東京・神奈川・埼玉など幅広い地域から数多くの観客が訪れる。
コンセプト
- 日本映画の活性化をめざして映画ファンのネットワーク作りをめざすTAMAからの発信
- 21世紀のまちづくりをめざして映画を通した新たなコミュニティー作りをめざすTAMAからの発信
映画祭
日本を代表する映画祭のひとつである。毎年11月下旬ごろ開催し、ベルブホール(多摩市立永山公民館)、パルテノン多摩(大ホール・小ホール)、ヴィータホール(多摩市立関戸公民館)の3会場4ホールで上映される。2008年まではやまばとホール(現在閉館)でも上映されていた。各ホールで1日に2〜3作品前後の映画が上映され、観客は1000円程度の料金で観る事ができる。入場料は廉価ながら上映される映画の質は決して劣ることはなく、監督や出演者が実際にゲストとして招かれ生トークをすることもある。また、映画祭の中で行われるコンペティション、TAMA NEW WAVEでは新進気鋭の映画作家が中・長編映画を上映し、実行委員や一般審査員がグランプリを決め、毎年新たな才能を世に送り出している。第19回(2009年)からはTAMA映画賞を設けた。
TAMA NEW WAVE
映画祭期間中に行われるコンペディションであり、日本映画界に新風を送り込む新しい才能を発見し、TAMAより広く発信することを目的としている。
第1回(2000年)
第2回(2001年)
- フィルム部門グランプリ 『自転車とハイヒール』 深川栄洋監督
- フィルム部門特別賞 『たばこ屋とくものむこうがわ』 栗原雅子監督
- ビデオ部門グランプリ 『Home』 小林貴裕監督
- ビデオ部門特別賞 『ハズしちまった日。』 飯野歩監督
- 観客賞(男優賞) 『自転車とハイヒール』 吉井信興
- 観客賞(女優賞) 『たばこ屋とくものむこうがわ』 渡邊美香
第3回(2002年)
- フィルム部門グランプリ 『スモウな彼女』 牛尾秀人監督
- フィルム部門特別賞 『ざくろの夢』 木村明子監督
- ビデオ部門グランプリ 『二花子の瞳〜にかこ、の、ひとみ〜』 佐藤圭作監督
- ビデオ部門特別賞 『レイズライン』 福谷修監督
- 予告編大賞 『ざくろの夢』 木村明子監督
第4回(2003年)
第5回(2004年)
第6回(2005年)
第7回(2006年)
- グランプリ 『幸福なる食卓』 タテナイケンタ監督
- 特別賞 『ロケットパンチを君に!』 中野量太監督
- ベストキャラクター賞 『幸福なる食卓』 篠原あさみ
第8回(2007年)
第9回(2008年)
- グランプリ 『chain』 加治屋彰人監督
- 特別賞 『太陽が嫌い』松村真吾監督
- クリーク・アンド・リバー社賞 『茜さす部屋』星崎久美子監督
- ベスト男優賞 『ハロー・グッバイ』 赤穂真文
- ベスト女優賞 『ハロー・グッバイ』 高橋真由美
第10回(2009年)
第11回(2010年)
第12回(2011年)
TAMA映画賞
TAMA映画賞は2009年、「日本で最も早い映画賞」をモットーに創設された賞である。前年10月から当年9月に劇場公開された作品が対象となる。授賞式はパルテノン多摩(小ホール)にて行われる。
第1回(2009年)
- 最優秀作品賞 『ディア・ドクター』 西川美和監督、『ウルトラミラクルラブストーリー』 横浜聡子監督
- 最優秀新進監督賞 『60歳のラブレター』 深川栄洋監督、『ハルフウェイ』 北川悦吏子監督
- 最優秀新進男優賞 高良健吾、渡辺大知
- 最優秀新進女優賞 満島ひかり、金澤美穂
- 特別賞 八千草薫、木村大作監督
第2回(2010年)
- 最優秀作品賞 『告白』 中島哲也監督、『さんかく』 吉田恵輔監督[1]
- 最優秀男優賞 堤真一
- 最優秀女優賞 寺島しのぶ
- 最優秀新進監督賞 『トロッコ』 川口浩史監督、『私の優しくない先輩』 山本寛監督
- 最優秀新進男優賞 大西信満、金田哲
- 最優秀新進女優賞 安藤サクラ、忽那汐里 [2]
- 特別賞 「若松孝二監督のまっすぐなインディペンデント魂に対して」(若松孝二監督)[3]
第3回(2011年)
- 最優秀作品賞 『一枚のハガキ』 新藤兼人監督、『奇跡』 是枝裕和監督
- 最優秀男優賞 光石研
- 最優秀女優賞 永作博美、小西真奈美
- 最優秀新進監督賞 『婚前特急』 前田弘二監督、『歓待』 深田晃司監督
- 最優秀新進男優賞 古館寛治、染谷将太
- 最優秀新進女優賞 二階堂ふみ、井上真央
- 特別賞 「『奇跡』『まほろ駅前多田便利軒』などの作品に寄り添い、重層的に盛り上げる映画音楽に対して」(岸田繁)
- 特別賞 「原田芳雄さん、阪本順治監督、および『大鹿村騒動記』スタッフ・キャスト一同」
その他
- 2000年まで名誉委員長としておすぎ(映画評論家)が映画推薦やトークを行っていた。
過去の主なゲスト
- 字幕翻訳家
他多数 ※(注記)いずれも順不同
主な協賛・協力・支援
- 支援 : 文化庁
- 協賛 : アサヒビール株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、朝日生命保険相互会社、京王電鉄株式会社、三井ホーム株式会社、株式会社東京ライフスタイル研究所、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ多摩支店
- 特別協力 : 財団法人多摩市文化振興財団
- 後援 : 多摩市、多摩市教育委員会、社団法人企業メセナ協議会
脚注・出典
- ^ "TAMA映画賞:「告白」「さんかく」最優秀 受賞者に表彰状". 毎日jp (毎日新聞社). (2010年11月28日). http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20101128ddlk13200155000c.html 2010年11月29日閲覧。
- ^ "忽那『感無量』 第2回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞受賞". 中日スポーツ (中日新聞社). (2010年11月28日). http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/entertainment/news/CK2010112802000130.html 2010年11月29日閲覧。
- ^ "若松孝二監督 特別賞に感謝...「第2回TAMA映画賞」". スポーツ報知 (報知新聞社). (2010年11月28日). http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20101128-OHT1T00053.htm 2010年11月29日閲覧。
外部リンク
- TAMA CINEMA FORUM - 公式ウェブサイト