ドロップキック・マーフィーズ
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドロップキック・マーフィーズ(Dropkick Murphys)はアメリカ合衆国 マサチューセッツ州 ボストンのパンクロックバンドである。
来歴・特徴
- 1996年に結成・デビュー。1997年に初のアルバム『Do or Die』を発表。その後メンバーの脱退・加入を繰り返し、2004年に現在のメンバーに至る。
- バグパイプやアコーディオン、マンドリンなどを使用し、アイリッシュ・トラッド・ミュージックの影響を多分に受けており、今やアイリッシュ・パンクの代表格(現在、メンバーのうちアイルランド民族の血を引くのはリーダーのケンのみ)。
- メンバー全員が熱狂的なボストン・レッドソックスのファン。2004年にレッドソックスのチームスタッフの間で昔歌われていた「Tessie」をリバイバルで発表した。この年レッドソックスはいわゆる「バンビーノの呪い」で長らく優勝できなかったジンクスを破り、世界一に輝いたこともあり、この曲はワールド・シリーズのレッドソックス主催ゲームで球団公認歌として流された。
- 『The Warrior's Code』に収録された曲、「I'm Shipping Up to Boston」はディパーテッドの挿入歌として使われたがレッドソックスのクローザー、ジョナサン・パペルボンの2007年テーマ曲として広く知られている。特にアメリカンリーグ優勝決定戦(ALCS)第7戦で勝利した後にパペルボンがこの曲を流しながら独特の踊りを披露したことで有名になった。またNFL ニューイングランド・ペイトリオッツが2007年 12月29日に16戦全勝のリーグ史上初の偉業を達成した際にもこの曲がテレビ放送で流され、ボストン市民にとっては勝利の凱歌となっている。
- アルバム『Sing Loud! Sing Proud!』に収録された曲、「For Boston」は、ボストンカレッジの応援歌のカバー曲だが、アルバム発売からほどなくして千葉ロッテマリーンズの応援団により、デリック・メイ、マット・フランコの応援歌や、高校野球の応援歌でも使用されるようになった。
メンバー
- マーク・オーレル(Mark Orrell)(G,Accordion)
- ティム・ブレナン(Tim Brennan)(Accordion,Mandolin,Whistles)
- ジェームズ・リンチ(James Lynch)(G)
- アル・バー(Al Barr)(Vo)
- ケン・キャシー(Ken Casey)(B,Vo)
- マット・ケリー(Matt Kelly)(Dr)
- スクラフィ・ウォレス(Scruffy Wallace)(Bagpipes)
脱退したメンバー
- マイク・マコーガン(Mike McCorgan)(Vo)
- リック・バートン(Rick Barton)(G)
- スパイシー・マクハギス(Spicy McHaggis)(Bagpipes)
- ライアン・フォルツ(Ryan Foltz)(Mandolin,Whistles)
- ジェフ・エルナ(Jeff Erna)(Dr)
ディスコグラフィー
フルアルバムのみ示す。すべて日本でも発売(ソニーニュージックより)。
スタジオアルバム
- 『Do Or Die』(1997)
- 『The Gang's All Here』(1999)
- 『Sing Loud! Sing Proud!』(2001)
- 『Blackout』(2003)
- 『The Warrior's Code』(2005)
- 『The Meanest Of Times』(2007)
ライヴアルバム
- 『Live on St. Patrick's Day From Boston, MA』(2002)
外部リンク
スタブアイコン
この項目は、音楽に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 音楽/ウィキプロジェクト 音楽)。