馬野峠
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馬野峠(ばのとうげ)は三重県 津市と伊賀市の間にある峠。国道163号の旧道であり、急勾配・ 急カーブなど危険箇所が多く存在する交通の難所のため改良が望まれていたが、新長野トンネル (1,966m) 開通により、解消された。
歴史
飛鳥奈良時代に斎王が 御所がら斎王宮殿に行く為に作られた斎王街道の途中にある峠
鎌倉時代 長野工藤氏の勢力が増すにつれて 長野峠と呼ぶのが一般的になっている。
徳川家康は本能寺の変が起こったとき 堺から長野峠を越えて(伊賀越え)岡崎に帰城したという説がある。
元禄2年(1689) 俳人松尾芭蕉は伊勢神宮参拝を終え伊賀に帰る途中 峠の茶屋(犬塚茶屋)に立ち寄り 俳句を読んでいる。
初しぐれ 猿も小蓑をほしげ也 この名句は峠から伊賀よりの(500m) 猿蓑塚に芭蕉句碑として残っている。 芭蕉の地元伊賀では芭蕉句碑を句碑ではなく塚と呼ぶ
長野峠四つのルート
- 飛鳥奈良時代から明治時代までの旧峠のルート 通行可能(車は不可)
- 明治の始め1885年に造られた旧長野トンネル(初代長野トンネル)ルート 初代長野トンネルは中で崩れていて通行不可
- 昭和14年に造られた長野トンネル(二代目長野トンネル)ルート 二代目長野トンネル内通行禁止 利用廃止トンネル
- 平成20年に造られた新長野トンネル(三代目長野トンネル)ルート 現在の国道163号線
近くの名所旧跡 観光地
義犬伝説発祥地 犬塚 青山高原 経が峰 大山田温泉さるびの 大山田新大仏寺
馬野渓谷
関連項目
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