ソウルイーター
ソウルイーター | |
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ジャンル | ファンタジー漫画 少年漫画 |
漫画 | |
作者 | 大久保篤 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊少年ガンガン |
発表期間 | 2004年6月号 - 連載中 |
巻数 | 11巻(以下続刊) |
その他 | プロトタイプの読切が三本ある
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アニメ | |
原作 | 大久保篤 |
監督 | 五十嵐卓哉 |
シリーズ構成 | 大和屋暁 |
キャラクターデザイン | 伊藤嘉之 |
アニメーション制作 | ボンズ |
放送局 | テレビ東京系 |
放送期間 | 2008年4月7日 - 2009年春予定 |
テンプレート - ノート |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『ソウルイーター』 (SOUL EATER) は、大久保篤のファンタジー漫画作品。「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2004年から連載されている。2008年4月〜2009年春までアニメシリーズも放送される。
概要
作者の『B壱』に次ぐ2作目の連載作品となる。2003年に本編の前振りとなる3つの短編がそれぞれ「ガンガンパワード」平成15年夏季号、秋季号、「月刊ガンガンWING」平成16年1月号に掲載されており、それらは単行本第1巻に収録されている。事実上の第1話は「月刊少年ガンガン」平成16年6月号掲載の「補習授業(前編)」である。略としてファンの間では「魂喰」、「魂板」と表記される事もある。
本編の前振りの短編の時から、「月刊少年ガンガン」としては異様な宣伝攻勢を行なっていた。
月刊少年ガンガン2008年1月号より、テレビ東京系でのテレビアニメ化が発表された。1年間の放送単位で2008年春より放送。深夜には、スペシャル映像を追加したリピート放送を行っている。
あらすじ
舞台は死神武器職人専門学校、通称『死武専』。
ここに通う「職人」のマカと「武器」のソウル・イーターを軸として物語を展開していくが、主人公格は三組と言えるのでその役割は限定的と言える。
この学校は、「職人」と「武器」を育成することを目的としており「職人」と「武器」でペアとなって活動をしていく。その最終目標は悪人の魂99個[1] と魔女の魂1個を「武器」に集める事によって、死神様の下に仕える「デスサイズ」という者を作り出すことである。
「職人」と「武器」
- 「職人」と「武器」で1つのペアとなる。
- 「職人」とはペアを組んだ武器に魂を食べさせて、デスサイズを作ろうとする者である。悪人の魂を奪う為、職人でありながら武器を使いこなす能力を求められる。扱う武器に応じて、「魔○しろまる○しろまる職人」と呼ばれる。
- 「武器」は当初、とある人物により、人間を加工して作り上げられた者であったが、時代が下るにつれて世襲化した家系まで発生しているところを見ると、今や一つの種族とされる。
- 「職人」と「武器」は、魂の波長が近いほど戦闘能力が上昇する。「武器」は、職人の魂の波長を増幅し波長のコントロールをサポートする役割を持っており、実質戦闘に参加するのは「職人」である。
- 「武器」は自分の得意とする形態の武器に変化し、「職人」のサポートをする。また「武器」は体の一部を武器化することができる者もいて、それを利用し、単体で戦う「武器」も存在する(ジャスティンやギリコ等)。
- 熟練した「職人」には魂の種類や位置を感知したり、魂そのものを見る能力がある者もいる。
「魔女」
魔女の女王「魔婆様」を頂点とする魔法を扱う者たちのこと。その名の通り、現在のところ女性しか確認されていない。また、確認されている魔女はデザインのモチーフとして様々な動物があしらわれていることが多い。さらに、一部の魔女はモチーフとした動物に変身する魔法を使用することもできる。
死神との抗争は「武器」が誕生する以前、遥か昔から存在していたが、後に魔女の魂を狩る職人が登場すると、それに合わせて様々な対抗手段を編み出し、互いに果て無き闘争を続けていった。代表例として、職人が魔女の魂を感知することができる「魂感知能力」に目覚めると、上級の魔女は「ソウルプロテクト」という魔法で魔女の魂を普通の人の魂に加工することで魂感知能力者を欺いてきた例が挙げられる。
これを破るためには、ソウルプロテクトを無視して魔女の魂を感知することができる「ソウルプロテクトを破る魂感知能力」が必要となっており、既にその才を有した人間(B・J)が登場している。
注意:以降の記述にはソウルイーターに関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
声優はドラマCD / TVアニメの順。なお、ドラマCDに登場しなかったキャラクターは「-」で示す。
死武専
正式名称は死神武器職人専門学校。アメリカ ネバダ州、死神様のお膝元の街「デス・シティー」のほぼ中央に存在。死神様の名の下に「職人」と「武器」を管理及び養成する教育機関であり、全世界に散らばっているデスサイズスや武器・職人達を纏める本部でもある。現存するデスサイズが八人であることから、デスサイズにまで到達できる者はそうはいないと考えられる。
ちなみに「死武専」は武器と職人は秩序を最重視する死神のもとで管理されるべきであり、新たな鬼神(後述)の出現は防がねばならないという目的をもって創設された組織である。
生徒(主要メンバー)
- マカ=アルバーン
- 声:竹内順子 / 小見川千明
- ソウル=イーターとペアを組んでいる鎌職人の少女。武器のデスサイズと人間の母親との間に産まれたハーフである[2] 。怒ると本の角で脳天を叩くマカチョップを繰り出す。ソウル曰く「音楽IQが低い」。「ぽんぽこダンス」なる楽曲を好んで聞いているらしい。稀に「摩訶」という表記もされる。
- 若年でありながら、退魔の波長を出す事ができる鎌職人伝統の大技「魔女狩り」を放つ事ができ、さらに、魔女狩りを広範囲に繰り出す「鎌威断ち」が使える。ただし、この技は無差別攻撃の為チーム戦には向いていない。また、魔女狩りを超えた魔女狩りである「魔人狩り」という物も放てるようになった。過去のクロナとの戦いで、自分を庇ってソウルが斬られたことに強い責任を感じ、以後は彼を守る為に強くなることを望むようになる。道化師との戦いを経て、狂気に取り込まれないほど強力な魂と勇気に目覚める。またこの時に魔人狩りを習得した。
- 補習でシュタインと戦い、この時に「魂感知能力」に目覚めた。そのため、チームには無くてはならない存在となってきている。
- ソウル=イーター
- 声:保志総一朗 / 内山昂輝
- マカとペアを組む武器の少年で、本体は鎌。「COOL」な男を目指しているが、性格はやや乱暴。音楽好きでピアノが弾ける。シニカルな面もあるが、マカを見る目は温かい。魂が好物。ファミリーネームはエヴァンス。
- 過去のクロナとの戦いで魔剣に斬られ、黒血が体内に入り込む。以降ソウルの精神空間に、狂気の象徴らしき「ダブルスーツを着た小鬼」が出現するブラックルームが現れた。尚、この状態で職人と共鳴すると、職人側にも狂気が現れる。マカのおかげで、魂でピアノを弾くことによって共鳴している全員に互いの魂の波長を音で伝える事ができる。ピアノには狂気が宿っている。何度も狂気に囚われそうになり黒血が促進しているが、溺れる事の無い強靭な魂を持つ。
- 読みきり時には99人の魂を食べていたが、魔女と間違い魔力を持つ猫ブレアの魂を食べてしまったことで水の泡となった。これが原因で補習を受ける事となる。
- ブラック☆スター
- 声:小林由美子 / 同左
- 椿とペアを組む暗器職人。殺しを生業とする一族「星族」の唯一の生き残り(一族自体は死武専により滅ぼされていて、本人もそれを知っている)。暗殺者とは思えないほど自己主張が強く、目立ちたがりでお調子者。だが死武専生の中でも実力はかなり高く、力のコントロールに長けている。ただし、我侭な性格が災いして万年補習生徒で、とても頭が悪い[3] 。大の自信家でことある毎に「自分はビッグだ」と語り、小物扱いされる事を何より嫌う。しかし、その性格で常に自分にプレッシャーを与えて己を鍛えているため、相当の実力と強力な魂を持つ。体術を得意とし、魂の波長を相手に直接送り込む事も出来る。自己中心的ではあるが、根は優しい。現在は傷ついた魂の静養も兼ねて椿とともに日本にある椿の実家へ旅行中。
- 中務 椿(なかつかさ つばき)
- 声:能登麻美子 / 名塚佳織
- ブラック☆スターとペアを組む武器で、本体は5種類(鎖鎌、忍者刀、煙球、手裏剣、変わり身)に変化できる魔暗器。さらには兄の本体であった「妖刀」の力を取り込み、自分の物として変化できるようになった[4] 。アラクネが作った魔武器直系の一族「中務家」出身。柔和で優しい性格をしており、ブラック☆スターの数少ない理解者の一人である。協調性の高い魂で、一度即席ペアとしてマカとともに戦った事もある。容姿端麗の和風美女。
- デス・ザ・キッド
- 声:本田貴子 / 宮野真守
- 死神様の息子。二丁魔拳銃トンプソン姉妹とトリオを組む職人。死武専に入学しているが死神で、文武両道に長けた天才。なんでもきっちりかっちり完璧にしないと気が済まず、性格は極度の神経質。特に左右対称にはかなりうるさい[5] 。かなりナイーブな面があり傷つきやすい。魂の力を自在に抑えることに長け、全開すると巨大な力を放つ。戦闘時にはトンプソン・2丁拳銃と死神体術を組み合わせた戦闘法ガン=カタを操る。実力は頭一つ抜けているが、細かいことにこだわる性格が戦闘や学力テストで足を引っ張ることも。マカ達と対等な立場にいようと努めている為、自身の死神(父親)の権力を使うことは極力控えている。
- リズ(エリザベス)=トンプソン
- 声:甲斐田裕子 / 渡辺明乃
- キッドとトリオを組む武器。本体は妹のパティと二人で一対になる二丁拳銃で、使い手の魂の波長を圧縮して弾を放つ。二丁拳銃のため、使い手のキッドが不在でも戦うことは可能。普段はしっかり、きっぱりしているが、幽霊などに対しては極端に臆病。妹思いでもある。昔は街で人々を脅してカツアゲをし、「ブルックリンの悪魔」と恐れられる不良姉妹だったが、たまたまキッドをカツアゲしたのをきっかけに彼の元へ行くこととなる。妹より胸が小さいことを気にしている。
- パティ(パトリシア)=トンプソン
- 声:沢城みゆき / 高平成美
- 姉のリズと共にキッドとトリオを組む武器。無邪気で子供っぽい性格で、頭のネジが抜けたような突飛な行動に出ることが多い。姉とは違い、怖いもの知らずのようで、相手にエグい暴言を吐くことも多い[6] 。死武専の筆記試験ではテスト用紙から立体的なキリンを作った(黄色のクレヨンをよく使う)。とにかく、外面から計り知れない少女である。ちなみに彼女がたまにリズから言われ使用する「鶴の一声」はキッドに対しては絶大な効果を発揮する。
その他の生徒
- クロナ
- 声: - / 坂本真綾
- 実母メデューサに全身の血をラグナロクが溶かされた黒血と入れ替えられたために、武器であるラグナロクを体内に持つ職人。極度の人見知りだが、主にラグナロクの虐めの所為で自らの怒りが頂点に達し、ハイになると口調が荒む。幼少の頃から誰にも接してもらえない人生を送っていたが、マカとの戦いで精神が安定。現在はラグナロクと共に死武専に体験入学中。根暗で引っ込み思案な性格は変わっていないが、命懸けでマカを守るなど心は開いている様子。マカと仲間達の温かな励ましで友達意識が生まれ、素直になり笑顔を見せ始めたが、復活したメデューサが接触したことにより、無理矢理スパイ行為をさせられることになった(デス・シティーの狂気にも当てられ始める)。メデューサの実子である。性別は漫画の第二巻の126ページ「・・・僕・・・女の子と話すのニガテだな・・・」というクロナの言葉や、「僕」と自分のことを言っていることから、男性だと考えられる。しかし設定上は不明である。
- ラグナロク
- クロナとペアを組み、その体内に黒血として潜む武器で、本体は両手持ちの柄に両刃の黒刀。クロナの狂気を武器にするために生まれてきたのか、意地が悪く捻くれた性格。だが、一応クロナの言うことを聞く一面がある。クロナの背中から出てきていることが多く、散々虐めるだけではなく竜のような姿に変わり飛行することもできる。死神様に今まで奪ってきた魂を没収されたため体が縮んだ。そのせいかクロナへの虐めが多少ライトとなり、落ち着くようになった。誰の味方もするつもりも無いようだが、どうしても素直になれない面も伺える。名前の由来は北欧神話の「ラグナロク」からだと思われる。悲鳴を上げて、その振動で振動剣のように刀身を震わせることも出来る。
- オックス・フォード
- 死武専の優等生である槍職人。通称「オックス君」。自称「知将雷王」。教室内ではガリ勉で知識一編倒らしく、武器なしのブラック☆スターに一撃でノされる場面もあったが、雷を武器とするためか屋外では獣の如き戦闘能力を示す。魔道具「波乱」争奪戦に同行する。名前の由来はオックスフォード大学。
- スキンヘッドだがもみ上げを立てたような独特のヘアスタイルをしており、前作『B壱』に登場するロディジーもしくは『鉄拳シリーズ』に登場する三島平八のような姿をしている。同級生であるキム・ディールに対し、人目もはばからず熱烈なラブコールを送っているが、彼の誇りでもある髪型はキムからは「キモい」と言われている。テストでマカと1・2位を争うほどのガリ勉だが、どうやらキムの「お金持ちになったら(付き合ってもいい)」という発言のためらしく、勉強していい会社に入り、お金を稼ぐ(キムと付き合う)ことが目的としているようだ。かなり一途な性格で、キムが侮辱された時は普段の態度からは想像もできないほどいきり立って反抗した。
- ハーバー・ド・エクレール
- オックス・フォードとペアを組む魔武器の雷槍。バイザーを着用している。こちらの名前はハーバード大学とエクレール(仏語で雷の意)に由来。
- キリク・ルング
- 壺職人。双子の壺「ポット・オブ・ファイア」と「ポット・オブ・サンダー」を腕にグローブ形態に装備して戦う。「ビリビリ燃えて来たぜ」が口癖。キッド、ブラック☆スターと共に死武専きっての武闘派と呼ばれ、聖剣騒動の時は三人で共闘した。実力は一つ星職人の中でトップクラスで、魔道具「波乱」争奪戦に出動した。ブラック☆スターとは仲が良いと思われる。鬼神争奪戦では、今のパートナーとは別の二人組みを連れていた。
- キム・ディール
- 角灯(ランプ)職人。オックス君からの求愛に対して「お金持ちになったら」と言うなど、金にがめつく事あるごとに金儲けのことをしばしば口にする。「波乱」争奪戦の際死武専全部隊に退却命令を出す役割を担った。デス・シティーに潜伏している『三人の魔女』の一人。自分が魔女であることが死武専にバレたことを悔い、モスキートと共にアラクノフォビアへ向かう。「道徳操作機」によって冷酷な性格に変えられてしまっている。
- ジャクリーン・オ・ランタン・デュブレ
- キム・ディールとペアを組む角灯。キムとは魔女界からの付き合い。アラクノフォビアに向かうキムに付き従う。キム同様冷酷な性格になっている。名前の由来は「ジャック・オ・ランターン」とチェロ奏者「ジャクリーヌ・デュ・プレ」からだと思われる。
- ヒーロ(ヒーロ・ザ・ブレイブ)
- 死武専のヘッポコ職人。ブラック☆スターの技の練習台や、多数の生徒に(キムやジャクリーンなどの女生徒にも)パシリをやらされていて、これ以上馬鹿にされないように聖剣エクスカリバーのパートナーになる。聖剣の提示する「職人になるための1000の項目」(5時間に及ぶ朗読会等)も余裕でこなし、力を得てから生徒達への復讐(決闘やのぞき)を謀る。一日の9割をウザい聖剣の支配下に置かれてもケロリとしている精神力が評価され、一時は職員会議で一つ星から三つ星への二階級特進も考えられていた。しかし、聖剣がくしゃみを連続ですることに対し彼の死を願うほどの反発を覚え辞退。以後パシリ扱いが強力になり、迫害に等しい仕打ちを耐える日々に自ら戻った。マカ曰く「普通の学校ならもてそう」だが、ヒーロ自身のルックスは良い方なのか不明。
死神様とデスサイズス
- 死神様(しにがみさま)
- 声:大林隆介 / 小山力也
- 『死武専』の長である人物で、死神。デス・ザ・キッドの父。その魂はデスシティー1つを覆い尽くすほど巨大。かつて狂気に走った初代鬼神を封印した張本人。ただ、鬼神を押さえるために、その魂をデスシティーの地に固定しており、封印が解け、鬼神が逃亡した後もデスシティーを出ることができない。昔はかなり怖かったらしく、着けてる仮面もいかにも"死神"というような恐さだったが、子供に泣かれるので今の仮面に変えたとのこと。
- 今では性格・口調はともにかなり軽くなった[7] が実力は本物。死武専の子供達を見守る目は温かい。本名はストレートに「死神(もしくは、デス)」であるのか、別にあるのか不明。この世界の人間(もしくは武器)達の中には彼のことを神や秩序としてみるものが多く、ある種の絶対者であることがわかる。デスサイズが出張していて手元に無い場合が多く、その場合素手での「脳天直撃死神チョップ」を得意とする。
- デスサイズ(旧名・本名:スピリット)
- 声:平田広明 / 大川透
- デスサイズスのうちの一人で、シュタイン、マカの母親とペアを組んでいた「武器」。8人いるデスサイズの中で厳密にこの称号を名乗れるのは彼だけの様子。マカの父親だが、現在はマカの母親と離婚してしまい親権は持っていない。極端なほど女好きの所為で、娘であるマカに毛嫌いされているが、実際はとても娘思いな元・父親。普段からデスシティーに留まるデスサイズである。
- シュタインとは先輩後輩として、ドツきあう仲であるが、彼は後輩の事を苦手としている。先輩として、危険な傾向を持っていたシュタインを導き、それなりに慕われてこそいたのだが、当の本人には寝ている間こっそりと毎夜人体実験を行われる始末とあらば当然の事と言える。
- ジャスティン=ロウ
- デスサイズスの一人でヨーロッパ担当。神父のような格好をしたそのままの聖職者で、死神様を「神」と崇めている。13歳でデスサイズスの一人になった史上最年少デスサイズで、その実力は本物。「オオー(神よ)」と感嘆する口癖がある。現在17歳。
- 本体はギロチンで、職人がいなくても一人で戦える珍しい「武器」。常に"爆音"と言って良い位の大音量で音楽を聴いているので他人の話を聞けないが、読唇術が使えるので一応会話をしようと思えばできる。髪型はトンスラに見えるようでいて、実はただの帽子である[8] 。
- 余談だが、技の一つ「ロウ・アバイディング・シルバーガン」は、作者の過去作品『B壱』の登場人物、七海陽平の使う銃の名前と同名。
- マリー・ミョルニル
- デスサイズスの一人でオセアニア担当。常に眼帯をしている。死神様の命令で死武専に戻ってきた。一応癒し系ではあるのだが、気の毒な位に男運が無い。その理由は、尽くし過ぎる性格につきあった男達が皆引いてきたから[9] 。初恋の人はシュタインで、死神様は彼女の人畜無害な癒し系オーラを駆使し、シュタインの中で目覚めかけている狂気を相殺させようと考えていたが、クロナにメデューサの魔力がこもった盗聴機を飲まされた為、逆効果となった。後にB・Jの能力により盗聴器は発見・破壊された。シュタインがB・J殺害の容疑を掛けられた際は、彼と共に死武専を出て、事件の真相を追うことになった。名前の由来は北欧神話の神トールの持つ槌ミョルニルだと思われる。
- なお、単行本第6巻で梓がミョルニルを「粉砕するもの」と言っていたが、その名の通り便器を粉砕していた。そのため、梓から「あなたはまだまだ現役です」と言われた。
- 弓 梓
- デスサイズスの一人で黒髪にメガネのアジアンビューティー。本体は石弓。狙撃を得意とし、10km以内なら1mmの誤差もなく狙撃する事が可能。また、魂の共鳴により、広範囲を索敵することも可能とする。あだ名は「キング・オブ・委員長」。東アジア担当だったが、マリーの代わりにオセアニア担当も兼任することになった。マリーによく男関連の話題を持ちかけられるが適当に流している。名前の由来は、古来より魔除けとして使用される「梓弓」だと思われる。
職員
- フランケン=シュタイン
- 声:宮本充 / 内田夕夜
- 先輩ことスピリット(現デスサイズ)とペアを組んでいた「職人」。デスシティーの外れに『ツギハギ研究所』なる自分の研究所を持っていたが、死神様に死武専教職員として呼び戻された。死武専最強の職人と称されるほどの天才であり、「博士」と呼ばれることも多い。魂の波長を相手に送り込む能力に長け、武器無しの格闘でもかなりの戦闘能力を持つ。また観察・対応力に優れており、好奇心が少しでもあればどんな武器でも扱えてしまう。ただし、凄まじいまでの変人であり、サディストかつマッドサイエンティストで、「ヘラヘラ」と笑っていることが多い。デスサイズ(スピリット)の元パートナーで、5年間毎夜彼の身体を使って人体実験をしていた(スピリット曰く「悪魔の実験」)が、マカの母が見破った為か、「研究材料を奪われた」と恨んでいるような発言も見られる。白い髪にくわえタバコ。つぎはぎ白衣に、顔には手術痕のような傷。おまけに頭にはネジが刺さっているというフランケンシュタインの怪物のような男で、自らの体を使って実験をすることすらある実験狂。
- 椅子に座ったまま移動し、躓いてこけるなど惚けた面があるが、メデューサの正体に逸早く気付く等、頭の切れもなかなか。教育者としても優れているが、最近は指導を焦り出している[10] 。死神様を規律として自らを律していたが、阿修羅(後述)が目覚めたこと、及び彼に興味を持ったメデューサの誘惑により狂気に同調し始めている(本人もその自覚はあり、呑まれないようにと自制している)。B・Jの検査後には精神的に極度に不安定な状態に陥り、B・J殺害容疑でスピリットと死人に逮捕状を突きつけられる。スピリットたちのはからいでマリーと共にB・Jを殺した犯人の捜索を開始する。
- 死人(シド)=バレット
- 声:赤城進 / 木村雅史
- ナイグスとペアを組むナイフ職人で、渋くて堅気な性格の死武専教職員。過去、「眉間に女神事件」(経緯は不明だが、死人の眉間に自由の女神が刺さった事件)によって死亡、後にシュタインによってゾンビとして蘇ったが、眉間の穴はそのまま。生前の自分をさして「俺は〜〜〜そんな男だった」と誇る事が多いが、自分の流儀に合わない事をした場合には「それも生前の話だ」と誤魔化す発言もあった。初登場時は自分の墓を武器にマカたちと戦った。職人としての腕前は三ツ星レベルとかなり高く、ミフネとも互角にやりあえるほど。地面に潜ることもできる。原作では初登場時から既にゾンビだが、アニメでは生前の姿で初登場する。その時の口癖は、「俺は〜〜〜な男だ」になっている。名前の由来は元ピンク・フロイドのシド・バレットと思われる。
- ミーラ=ナイグス
- シドと組んでいる武器で本体はナイフ。女性で、ミイラのように体全身に包帯を巻いている(常に巻いているわけではなく、授業時に解いていたこともある)。メデューサが消えた後、死武専の臨時保健医として死武専に在籍。死人と魂の共鳴で「強制土葬」という技が使える。
- B・J(ブッ叩き・ジョー)
- 死武専内部調査官。死武専内部の裏切り者を炙り出す場合にのみ死神様に招集される。よって、職員や生徒に「死神様に疑われている」と伝わると死武専全体の士気が落ちるため、非常勤で普段は出てこない。魂の波長の微妙な揺れを感じ取ることができ、相手の胸に手を押し当てるだけで相手が嘘をついているかどうか分かる。
- 彼は密通者のことを「モグラ」と呼称し、普段は探知能力を抑える手袋をつけていることがその名の由来である。マリーの元カレで、彼女と別れた理由は魂の波長を感じ取る能力がだんだん強くなり、最終的にはすべてを見透かしてしまうのではないかということを恐れたため。マリーと予約したレストランへ向かう途中、何者かによって殺害される。武器は拳銃。
- なお、殺される少し前に「魔女のソウルプロテクトを破る魂感知能力」に目覚めた。
メデューサ一派
魔女と死神は遥か昔より抗争を繰り広げていた。放埓を楽しみとしてきた彼女等と秩序の体現者である死神は相容れなかったようだ。魔女達は魔女の女王『魔婆様』のもとに、定期的にミサを開くなどしているが、統制は緩くある程度は放任されているようだ。
- メデューサ
- 声: - / 桑島法子
- 蛇使いの魔女で、死武専に保健医として潜り込んでいた[11] 。クロナの実母で、クロナに黒血の武器ラグナロクを埋め込んだ張本人。魔法を使うときの呪文は「ネークスネーク コブラコブブラ」。矢印型の矢、「ベクトルアロー」や、上に乗ったものを矢印の方向に吹き飛ばす「ベクトルプレート」などを得意とし、近接しての格闘戦にも特化するなど魔女の中では屈指の力を持っていた。
- 自分と同じタイプの研究者であるシュタインを仲間に誘うなどしており、停滞した世界に何らかの形であれ、変革を求めていた。そのため、初代鬼神復活を企て、実際成功させたが、その際シュタインとの激闘の末に倒れる。その際、魂ごと消滅したかに見えたが、後にレイチェルという少女の体を乗っ取り復活した。
- 狡猾な策士家タイプだが「自らの目で見た物しか真実にできない」と言うように、リーダーでありながら自ら危険な任務を引き受ける性格(死武専でのスパイ活動や最前線での足止め等)。復活後はより策略家の側面を強め、アラクノフォビアと死武専を影ながら出し抜き続けている。現在は死武専に潜む魔女のリストを死武専側に提供したり、自分が手に入れた本物のBREWを土産に死武専に協力する姿勢を見せる。次いでアラクネが根城とするババ・ヤガー城討伐の指揮権を獲得し、現在行動中。
- フリー(魔眼の狼男)
- 大魔女「魔婆様」の左目、魔眼を奪い取り200年間投獄されていた男。映画鑑賞が好きなのか、昔見た映画(『大脱走』)の影響でスプーンを使って脱獄するのに憧れ、逃げ切れたにも関わらずわざわざ捕まったが、食事がすべて箸だったため失敗。
- その肉体は不死身で、退魔の波長以外では体を斬られても貫かれても何てことは無い。人型から狼男に変身でき、強大な氷の魔法と空間魔法を操る(空間魔法は魔眼の能力である可能性が高い)。身体能力がかなり高く、近距離戦に於いては「闘狼拳(とうろうけん)」という格闘技を使う。
- しかし、投獄されっぱなしの理由からも推測できるように、かなりドジを踏みやすい性格が災いし、自滅する事も多い。脱獄した直後は魔法の感覚が鈍っており、一度、使おうとした魔法とは違う魔法を出そうとした場所とは違う場所に出していた。また橋から落とされた時も、「空中に氷柱を出し、それを蹴って戻る」という手段を使おうとしたが、魔法の感覚が鈍っていたことから凍らせる場所を「自身の周り」にしてしまい、一度水中に没したこともある。魔法を使う時の呪文は「ウールッフウルブス ウルフウルブス」。義理深い性格で、死神とその法を嫌い、脱獄の手助けの礼もあってメデューサに協力している。投獄の際に名前を奪われたらしく、現在の名は自らを持って自由の身であると言う意味を込め名乗ったものである。
- エルカ=フロッグ
- カエルの魔女。かつて目障りなメデューサを潰そうとして返り討ち、体内に彼女の号令一つで宿し主を裂き殺す蛇を何匹も入れられ、脅されて協力している。だが破壊行動は好きなので、やや協力的な姿勢も見せる。
- メデューサがシュタインに敗れたことで自由を手に入れたと思ったも束の間、魂を再構築し生き延びたメデューサに再び捕まり、パシられる羽目に。オタマジャクシ型の爆弾「おたまボム」を使う。魔法を使うときの呪文は「カエロッグフロエル ゲコエルフロッグ」。変身魔法を使える辺りから魔女の中でも上級と推測される。
- オタマ・ジャクソン
- ミズネ
- ネズミの魔女で姉妹の総称でもある。かつては6人姉妹だったが、長女はメデューサによって殺害される。単独では「チチチ」としか喋らないが、姉妹5人で合体する事でかなりの美女になり、かつ喋ることも可能となる。その際はブレア並みの巨乳。
- 合体前の形態では、ビーム髭が攻撃手段。メデューサに協力しているのは、エルカによって、長女を殺したのは死武専だと吹き込まれたためである。変身魔法を使える辺りから、魔女の中でも上級と推測される。
アラクノフォビア
- アラクネ
- 蜘蛛の魔女。ゴーゴン三姉妹の長女でメデューサの姉。クロナの伯母にあたる人物。魔女の魂を使って最初に魔武器を作り出した、いわば魔武器の母。その為、魔女からも裏切り者として追われていた。800年前に死神から身を隠すため自分の体を蜘蛛にしバラバラにして行方をくらます。本体の魂こそ、協力者である里のゴーレムの中に残していたが、体である蜘蛛は全世界に散っており、それ自体が強力な情報網となって意識自体も残していた。800年かけて死武専に対抗しうる組織アラクノフォビアを密かに創り上げ、鬼神復活を時機と見て、身体である蜘蛛を集結させ復活する。メデューサに裏切られた過去があるらしく、姉妹仲は悪い。名前の由来はギリシャ神話の「アラクネ」。
- ギリコ
- 初登場時はソウと名乗っていた魔凶器人形技師。変身するとチェーンソーになる。自らが造ったゴーレムに自分を使わせているが、自分の体の一部だけを武器化して一人で戦うこともできる[12] 。本人によると800年の間エンチャンター(人形技師)の技術を使って自分の記憶を遺伝子にプログラム化し、子供に託しながら人生を繰り返してきた。モスキートと仲が悪く、ジャスティンとも因縁深い。
- 魔凶器なので魔武器ではないという意見が多いが、魔鎌や魔暗器などは同様に武器の種類として、凶器が用いられていると思われる。
- モスキート
- アラクネの執事。既に800年前から仕えていた。山奥にレッドカーペットを敷き、最高級のリムジンでアラクネを迎えに来たが、ギリコによって屋根の部分を破壊される。そのギリコの行動にかなり激怒していたり、喧嘩したりなど彼とは仲が悪い。実は老いた蚊の化け物で、鼻を伸ばして相手の体液を吸い取る。今の姿を自嘲するとおり、普段は小柄だが、昔の姿を思い出すと途端強力になる。例として、100年前の姿(本人曰く一番堅かった時代)に戻ると、全身がとてつもなく肥大化する。ただし足の大きさは変わらないため非常にアンバランスな格好であった。
- ミフネ
- 声: - / 津田健次郎
- 多数の日本刀を駆使する流派「無限一刀流」の使い手である用心棒。子供好き。彼の強靭な魂は普通の人の99個分にあたり、「剣神」と称されている。武器職人の軍隊を一人で壊滅状態に追い込み、梓の銃撃をもあっさり見切るなど、恐るべき実力を持つ。元は魔女アンジェラの用心棒だったが、アンジェラの身の保護と引き換えにアラクノフォビアの用心棒になる。読み切りの時にブラック☆スターと戦い、手を抜いていたにもかかわらず圧倒していたが、隙を突かれて敗北。魔道具開発研究所で再戦した際にもやはり本気を出せなかったものの、妖刀モードをものともせずに完勝。ブラック☆スターをさらに強さに貪欲にさせるきっかけを作る。
- アンジェラ=レオン
- 声: - / 齋藤彩夏
- 魔女であるが、幼いため魔力が弱い。そのためミフネに用心棒として守ってもらっている。カメレオンの魔女であり姿を消す魔法が使えるが、まだ不完全で体の一部が消えきらずに見えてしまっている。
- フィッシャーキング
- 魔道具「永久ゼンマイ」を奪還するためにアラクノフォビアから派遣された怪人。頭は悪いが、破壊力だけは桁外れ。デス・ザ・キッドに魔導師エイボンと死神様の関係を暴露しようとするが、言い終わる前に死人に殺される。
- リサ
- 声: - / 牧口真幸
- スピリット行きつけのキャバクラの店員。魔女の一人で、アリサと共にモスキートにスピリットから聞き出した情報を垂れ流ししていた。しかしメデューサが送ったリストで魔女だとバレ、連行された。
- アリサ
- 声: - / 小池いずみ
- リサの友人でキャバクラ嬢。メデューサのリストに載っていた魔女の一人。リサと共に捕まって連行された。
鬼神
99個の悪人の魂と最後に1個の魔女の魂。これはあくまで死神の定めたルールであり、実際は善人の魂を喰った方が遥かに効率が良い。そして、時折心の弱さに負ける者が出現する。彼等は善悪問わず魂を乱獲するが、それは力への渇望に負けたためである。これの果てが鬼神であり、まさに神に近い力を持つ存在である。その狂気の影響は全世界に及ぶ。
- 阿修羅(あしゅら)
- 初代鬼神。死武専設立前、かつては死神様自らが魔女と抗争を繰り広げていた頃に側仕えしていた職人「死神八武衆」の一人。死神様の弟子だと思わせるような言動がある。
- その中でも断トツの実力者だったが、猜疑心の塊のような人間であり、死ぬ恐怖から逃れるために善人の魂を食べて鬼神と化した。死神様の手によって全身の血を抜かれた上で、彼の全身の皮を剥ぎ取って作られた袋に詰められ、封印されていたが、メデューサの作戦によって復活。
- 現在は死神様の行動範囲外に逃亡している。彼は猜疑心のため、何十枚と重ね着をしているが、それは精神の安定のためであるとの事。顔に巻かれたマフラーをはじめとして、眼があしらわれていることが多い。素顔は細面とも言える普通の男性だが、髪に目の模様があり、額には第三の目を持つ。素顔だと普通の冷静な口調なのだが、隠すと極端にハイになる。また魂を喰らう時はおぞましくも歯をむき出しにし、顔の造形が簡単に変わる。
- 通常、鬼神となるのは善人の魂を喰らった「魔武器」だが、彼は「職人」である。パートナーの魔武器ごと善人の魂を喰らった稀有な例。そのためか、武器使用時は口の中から武器が出てくる。その武器は独鈷杵と思われる。
- マサムネ
- 妖刀と呼ばれる鬼神の卵の一人であり、椿の兄でもある。手にした人間の魂に憑依することによって、魂の乱獲を行っていた。妹である椿が一族に伝わる大半の能力をさらっていったことに対して、古くからコンプレックスを抱いていたようで、それが彼の変心した理由であった。椿との魂を賭けた激闘の末破れ、椿を認めた彼の魂は妹の下へ還っていった。
- さまよえるオランダ人
- 悪霊。魂を乱獲し初代鬼神に捧げようとする鬼神信奉者の一人で、彼が封印されてなお活動していた。クロナによって、一体化していた幽霊船「ニーズヘッグ」ごと破壊され、集めていた魂すべてを奪われるが、彼自身は小船サイズにまで縮んでしまったニーズヘッグに乗って脱出していた。「ダッチチチ」という独特の笑い声が特徴。ちなみに帽子の下はハゲ。
- ボル7工場にニーズヘッグを取り込ませ、道化師と共に管理する幽霊工場としたが、マカ達との戦いの中、ブレアに帽子を取られてしまう。それを必死で取り返そうとするが、すればするほどブレアに遊ばれ、最終的には自らの手でニーズヘッグ工場を消滅させ、自らも昇天していった。
- 道化師
- ボル7工場に棲み着く謎の存在。その正体は鬼神復活に伴い発生した狂気感染が実体化したもの。相手の魂を取り込んで精神を破壊し、自分のものとする能力を持つ。マカを取り込もうとしたがすんでの所でソウルに救われ、結果的に彼らの魔人狩りを発動させるきっかけを作ってしまった。狂気によりさらにマカとソウルを取り込もうとしたが、その瞬間に真っ二つにされた。魂を回収されたかに見えたが寸での所で逃亡した。
その他
- ブレア
- 声:笹本優子 / 加藤英美里
- 強い魔力を持った猫。普段は人間(魔女)の姿をしている。容姿端麗の巨乳美女。1度、ソウルに魔女と間違えられて狩られたが「猫は魂が複数ある」[13] ので生き延びた。戦闘能力はかなり高い。現在はマカとソウルの家に居候し、キャバクラ「チュパカブラス」で働いている[14] 。ソウルの「漢」っぷりに惚れており、度々からかっている。魔法を使うときの呪文は「パンパンプキン パンプキン」。カボチャ型の衝撃波「ハロウィン砲」や、カボチャ型のエネルギーにより相手を押しつぶす「スマッシング・パンプキン」を使う。
- ズワン
- ブレアの帽子。意思を持つようだ。伸縮自在で相手を掴み、投げ飛ばすことも出来る。
- エクスカリバー
- 声: - / 子安武人
- 「手にした職人に最強の力を与える」と言い伝えられている伝説の剣。他の武器と異なり、どう見ても人間には見えない生物に変身する。伝説とされる割には職人と簡単に魂の波長が合うが、その代わり人としての波長が合わないためずっと洞窟の奥に突き刺さっている。
- なお、人としての波長が合わないということはすべて彼のクセのあり過ぎる性格に起因する。例として、持ち主に自分の真偽不明の武勇談を何時間にも渡って聞かせるなど、何を言っても言われてもまるで気に介さず、寝る間さえなく使い手の時を延々と支配し続ける。
- しかし実力はすさまじく、手にした者は光の翼を纏って瞬間移動も可能にし、剣の一振りで空間をも切り裂く。へっぽこ職人のヒーロだけは彼の束縛に耐えることができ、一時は無敵の力を得たが、くしゃみが一回で終わらず、連続した事に殺意を覚えるほどの嫌悪を抱かれ、結局捨てられることになった。
- エイボン
- 大魔道師。「永久ゼンマイ」や「BREW」などの魔道具を造り出した。設計図と思しき「エイボンの書」なる物が存在する。アラクネや死神様とも関係があるらしい。
- モデルはクトゥルフ神話の登場人物「大魔道士エイボン」。
- ホワイト☆スター
- ブラック☆スターの父親。両目の虹彩に星マークが付いている。シド曰く「ホワイト☆スターを目指すのは、鬼神への道」。既に故人となっている可能性がある。
以上でソウルイーターに関する核心部分の記述は終わりです。
書誌情報
- ソウルイーター 1巻 2004年06月22日発行 ISBN 4757512236
- ソウルイーター 2巻 2004年11月22日発行 ISBN 4757513224
- ソウルイーター 3巻 2005年04月22日発行 ISBN 4757514131
- ソウルイーター 4巻 2005年08月22日発行 ISBN 4757515057
- ソウルイーター 5巻 2005年12月22日発行 ISBN 4757515847
- ソウルイーター 6巻 2006年04月22日発行 ISBN 4757516711
- ソウルイーター 7巻 2006年09月22日発行 ISBN 4757517742
- ソウルイーター 8巻 2007年01月22日発行 ISBN 4757519222
- ソウルイーター 9巻 2007年05月22日発行 ISBN 4757520158
- ソウルイーター10巻 2007年10月22日発行 ISBN 4757521322
- ソウルイーター11巻 2008年03月22日発行 ISBN 4757522398
以下続刊。
ドラマCD
ソウルイーター Vol.1 特別社会科見学2005年08月発行 ISBN 4757515170
ゲームソフト
『ソウルイーター モノトーン プリンセス』はWii用ソフトとしてスクウェア・エニックスより発売予定となっている。ジャンルはアクション・アドベンチャー。
詳細な内容などは不明。
テレビアニメ
概要
テレビ東京系列にて、1年シリーズの単位で2008年4月7日より毎週月曜午後6時から放送中。深夜枠にてスペシャル映像を追加した「ソウルイーターレイトショー」も放送している。初の夕方と深夜の連動放送となる。
アニメ版のキャッチコピーは「 お前の魂、いただくよ!」。
スタッフ
- 企画:津田寛人(TV TOKYO)・渡辺哲也(dentsu)・田口浩司(SQUARE ENIX)・南雅彦(BONES)
- シリーズ構成 - 大和屋暁
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 伊藤嘉之
- メンイアニメーター - 稲留和美
- コンセプトデザイン - 荒牧伸志
- メインプロップデザイン - 星野猛
- 美術監督 - 中村典史(GREEN)
- 色彩設計 - 中山しほ子
- 撮影監督 - 宮原洋平
- 音楽 - 岩崎琢
- 音響監督 - 若林和弘(フォニシア)
- 音響効果:倉橋静男、渡邊雅文(サウンドボックス)
- 録音調整:佐竹徹也
- 録音助手:東原永嘉
- 録音スタジオ:東京テレビセンター
- 録音制作担当:好永伸恵
- 録音制作:フォニシア
- 音楽プロデューサー:篠原廣人、南成江、淀明子
- 音楽制作/協力:ソニー・ミュージックエンタテインメント、アニプレックス、TV TOKYO MUSIC
- プロデューサー:吉野文(TV TOKYO)・山西太平(dentsu)・大藪芳広(bones)
- 監督 - 五十嵐卓哉
- 製作:TV TOKYO・dentsu・bones
主題歌
- オープニングテーマ『resonance』
- 作詞:井上秋緒、作曲・編曲:浅倉大介、歌:T.M.Revolution
- エンディングテーマ『アイワナビー』
- 作詞・作曲:TSURU、編曲:STANCE PUNKS、歌:STANCE PUNKS
サブタイトル
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 魂の共鳴 〜ソウル=イーター、デスサイズになる?〜 |
大和屋暁 | 五十嵐卓哉 | 伊藤嘉之 | |
2 | 俺こそスターだ! 〜最もビッグな男、ここに現る?〜 |
増井壮一 | 安斎剛文 | 菅野宏紀 | |
3 | 完璧なる少年 〜デス・ザ・キッドの華麗なるミッション?〜 |
福田道生 | 米田光宏 | 伊藤秀樹 久木晃嗣 | |
4 | 魔女狩り発動! 〜ドキドキ♥墓場の補習授業?〜 |
五十嵐卓哉 | 佐藤育郎 | 柴田淳 | |
5 | 魂のかたち 〜最強職人シュタイン登場?〜 |
レイトショーとの差異
CMの前後、および、次回予告にあたる部分に" おまけ映像 "が追加されている。本編自体に夕方版との差は無い。
例として、レイトショー版の第1話では次回予告は無く、番組の最後に死神様による、ちょっとした作品紹介が行われた。
また、提供スポンサーも一部異なっている。
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | レイトショー放送期間 | レイトショー放送日時 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 2008年 4月7日 - | 月曜 18時00分 - 18時30分 | 2008年 4月10日 - | 木曜 26時15分 - 26時45分 |
愛知県 | テレビ愛知 | 2008年4月11日 - | 金曜 26時58分 - 27時28分 | ||
大阪府 | テレビ大阪 | 金曜 27時05分 - 27時35分 | |||
北海道 | テレビ北海道 | 2008年4月14日 - | 月曜 26時30分 - 27時00分 | ||
瀬戸内準広域圏 | テレビせとうち | 2008年4月15日 - | 火曜 25時58分 - 26時28分 | ||
福岡県 | TVQ九州放送 | 2008年4月16日 - | 水曜 26時38分 - 27時08分 | ||
日本全国 | BSジャパン | 2008年4月8日 - | 火曜 18時30分 - 19時00分 | - | - |
テレビ東京系 月曜18:00枠(アニメ530枠の第2枠)/ BSジャパン 火曜18:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ミュータント・タートルズ
(2003年版) |
ソウルイーター
|
-
|
テレビ東京 木曜26:15枠 | ||
天元突破グレンラガン(再放送)
|
ソウルイーターレイトショー
|
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|
脚注
- ^ アニメ版では鬼神の卵と化した魂99個とされる。またその関係からか、原作とは異なり、人間も魂を食することが可能となっている。
- ^ 母親は優等生だが負けず嫌いの鎌職人で、生魚は食べられないらしい。
- ^ テストでカンニングをしようとして発覚し晒し者にされたこともあった。
- ^ ただし、使い手の力を急速に奪い取るため、あまり長い時間使うことはできない。
- ^ 敵に対しても"左右対称だから"という理由だけで攻撃しないほど。自分の髪の色が一部だけ違い、左右対称でないことをかなり気にしていて、そのことを他人に指摘されると途端に鬱になり死にたがる。死神の体質として、あらゆる毒物をはじき返すため、髪を染めようにも染まらないとのこと)。
- ^ ショックに陥ったキッドでさえもその悪口には逆らえないほど。
- ^ でもキレると昔通りの口調に戻り、かなり恐い。
- ^ 第23話中で、頭を蹴られ帽子がズレているコマがある上に、7巻の表紙では帽子が白い。
- ^ 実際、他人の世話を焼きたがる節がある。とうとう「人間以外(便器)と結婚する」とまで言いだしたほど(理由は自分の全てを受け止めてくれるから)。
- ^ 自身が狂気に支配され始めたことを懸念しているため。
- ^ 作者曰く「髪型は保険医の時は右巻きで魔女の時は左巻き」であるが、2巻の初登場時は逆(魔女なのに右巻き)であった。
- ^ その際の実力は、デスサイズスの一人であるジャスティンとも互角に戦えるほど。
- ^ 諺の「猫は9つの魂を持つ」に由来すると思われる。
- ^ デスサイズはチュパカブラスの常連。
関連項目
外部リンク
月刊少年ガンガン連載中の漫画作品 (2024年7月12日現在) | |
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通常連載 |
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