コンテンツにスキップ
Wikipedia

スルガ銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。スカーレット・小原乃梨子 (会話 | 投稿記録) による 2008年4月14日 (月) 15:27 (個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎関連項目 )であり、現在の版 とは大きく異なる場合があります。

スカーレット・小原乃梨子 (会話 | 投稿記録)による2008年4月14日 (月) 15:27時点の版 (→‎関連項目 )
スルガ銀行のデータ
SWIFTコード SRFXJPJT
社長 岡野光喜(おかのみつよし)
店舗数 119
(2006年3月31日現在)
設立日 1895年 10月19日
本店
所在地 〒410-8689
静岡県沼津市通横町23
電話番号 0120-50-8689
(アクセスセンター)
外部リンク スルガ銀行

スルガ銀行株式会社(スルガぎんこうSuruga Bank Ltd.)は、静岡県 沼津市に本店を置く地方銀行である。地方銀行で唯一商号が「後株」の銀行である。

概要

1887年に岡野喜太郎が結成した共同社を前身として、1895年に設立された。「スルガ銀行」の表記は、同行の商号が株式会社駿河銀行であった1990年から使用し、2004年に正式に商号とした。何よりも特長といえることはいわゆる同族経営でありながら、バブル期に他県の銀行のように浮き足立って踊ったりせず、堅実経営を手がけてきた点(この点は、同県内の静岡銀行も類似している)である。

本店を置く静岡県はもちろんであるが、隣接する神奈川県にも多くの店舗を有する。戦時統制の際、当局から再三にわたり静岡銀行に統合すべく強い勧奨があったが、当時の頭取であった岡野喜太郎がこれを撥ね付け独立を守った為、今日なお岡野家の家業とし代々一族が社長(頭取から改称)を務めている。神奈川県の営業基盤も戦前からのものである。

営業スタンスにおいては地銀最大手格の2行(横浜銀行・静岡銀行)と営業基盤が接触・重複していることから銀行業界において先進的・画期的あるいは奇策ともいえる手法によって顧客サービスに努める傾向が見受けられる。2007年10月のゆうちょ銀行発足の際に同行が住宅ローンでの提携を呼びかけた時に他の銀行が軒並み断ったにもかかわらず当行は提携に応じる姿勢を見せている。

インターネットバンキングに力を入れていて、多くの企業と提携しネット支店を開設している。このため、近所に店舗がない場合でも容易に口座を作る事が出来る。

株価水準は非常に高く、2007年 9月18日現在1,280円と東証1部上場85行では第2位(旧50円額面換算、1位は中国銀行)である。ネット支店を開設し話題となった2000年前後には一時2,590円とバブル期をはるかに超える株価を記録したこともあった。

当社が発行するSURUGA VISAデビットカードは、VISAデビットとJ-Debitの2種類の即時決済が出来るカード(デビットカード)であり、また2007年2月15日以降に発行されたカードは、ICキャッシュカードとしても利用できるものである。その後生体認証キャッシュカード(SURUGA VISAデビットカード)も発行されたが、生体認証付のカードにした場合、他の金融機関のATM(現金自動取引機)で生体認証ができる箇所が非常に少ないため、利便性が決して良いとは言えない。

入出金明細の表記

インターネットバンキング等で参照できる当行口座のATMでの入出金明細では、利用したATMに関する番号(管理支店コードなど)が摘要欄に記される。詳細は以下のとおり。

[icon]
この節の加筆が望まれています。

ATMベンダ

  • 一時期は設置箇所にもよってだが富士通を使用していた時期もあったが、今では全て沖電気工業製を使用している。

独自のサービス

みまもりサービス

東京支店(東京都中央区日本橋)

家に置いているキャッシュカードの盗難対策、不正利用対策機能で、ALSOK(綜合警備保障株式会社)のホームセキュリティに連動し、キャッシュカードを使用不能にする。次のような商品に利用されている。

バイオセキュリティシステム

掌の静脈による生体認証で本人確認を行う。次のような商品に利用されている。 (注記)但し新規で取引を開始する場合は最低百万円以上の入金資金が必要。 バイオセキュリティ普通預金の預金口座に対してキャッシュカードを発行するが、 このカードは入金専用カードとなっており、通常の出金は窓口での静脈認証がないと出金できない。

  • バイオセキュリティ預金 (バイオセキュリティ普通預金及びバイオセキュリティ定期預金)
  • バイオセキュリティ投資信託
  • バイオセキュリティ個人年金保険
  • バイオセキュリティ個人向け国債

ウエスタンユニオン国際送金サービス

テレホンバンキングを利用してアメリカ合衆国の金融通信会社であるウエスタンユニオン社の国際送金サービスを利用することができる。このサービスは世界200ヶ国以上へ、即時の送金と受取ができ、利便性も高いが、送金手数料などは他社のサービスと比較する余地がある。

  • 現在となっては珍しい移動銀行窓口車(愛称:アクセスビーグル)を所有しており、神奈川県の3か所の決まった場所に週2〜3回ATMを搭載した車で営業している。ローンの相談も行っている。ここでは窓口の様に預金口座の新規申込や税金等の取扱は一切していない。また、この(移動銀行窓口車、アクセスビーグル)に搭載しているATM(現金自動取引機)は専用衛星回線を搭載しており、災害時にも現金の出金が対応可能。

提携しているコンビニATM

直接展開

直接提携

間接提携

MICS等経由にて利用できるが、要手数料・利用時間制限などがあるので注意。

銀行の概要

沿革

歴代頭取・社長の一覧

括弧内は、頭取社長に就いたを示す。

  • 岡野喜太郎 頭取 (1895年〜1957年)
  • 岡野豪夫 頭取 (1957年〜1964年)
  • 岡野喜一郎 頭取 (1964年〜1981年)
  • 岡野喜久麿 頭取 (1981年〜1985年)
  • 岡野光喜 頭取・社長 (1985年〜)
社長に名称が変更になったのは「"普通の会社は社長なのに、どうして銀行だけ違うの?"と子供に聞かれても困る。銀行が世間より特別な意識を持っている現われが頭取の名称だ。」との理由。

主なネット支店

括弧内は、提携先を示す。

太字はVISAデビット一体型を発行、斜体字はVISAデビットを発行可能。

なお、利用の如何に関わらずローン契約などがセットになっている支店がほとんどで、学生や未成年が開設できるのは、ANA支店、マイ支店のみである。

関連項目

外部リンク

北海道
東北
関東
甲信越
北陸
東海
近畿
中国
四国
九州
沖縄
関連項目
(注記)地方銀行全国地方銀行協会Category:地方銀行を基に作成。(*)は戦後地銀ないしその後継行。
カテゴリ カテゴリ

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /