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虫姫さま

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58.85.228.199 (会話)による2008年1月21日 (月) 11:38時点の版 (ウルトラモード )
虫姫さま
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケード[AC]
プレイステーション2[PS2]
開発元 ケイブ
発売元 [AC]:エイエムアイ
[PS2]:タイトー
人数 1〜2人(同時プレイ可)
メディア [AC]:業務用基板
[PS2]:DVD-ROM
発売日 [AC]:2004年
[PS2]:2005年 7月21日
[PS2]:2006年 8月3日(BEST版)
対象年齢 CERO:全年齢
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虫姫さま』(むしひめさま)はケイブの製作した業務用縦スクロールシューティングゲーム2004年稼働開始。総発売元はエイエムアイ2005年にはタイトーよりPS2移植版が発売されている。

解説

疫病に冒された「ホシフリの里」を救うため、里の王族レコがカブトムシのキンイロと共に「シンジュが森」の奥地へ向かうという筋立て。 明らかに萌えを意識したと思われる主人公レコのデザインとは裏腹に、圧倒的な敵弾の量、極端なまでの当たり判定の小ささ、派手なエフェクトと強力な自機という、ケイブらしい「弾幕系シューティング」に仕上がっている。また、生物色の強い敵デザインも特色。

エスプガルーダ』まで使用されていた基板から新基板になったことで、さらに大量の敵弾を画面に表示させることができるようになった。これに対して、破壊する事で敵弾を消滅させることができる中型〜大型の敵を他の作品よりも多く設置することでバランスが取られている。攻略はこれら敵弾を消滅させる敵に依存することが多く、他の弾幕系シューティングに比べて戦略パターンを立てやすくなっているのが特徴。

音楽はベイシスケイプ(並木学岩田匡治)が担当しファンの高い評価を得た。

同じキャラを使ったパズルゲーム虫姫たま」もある。

操作方法・パワーアップ

8方向1レバー+3ボタン(ショット、ボム、フルオート連射)で操作。

パワーアップ

パワーアップはゲーム中に選択できる。パワーアップアイテムは時間ごとに変化し、高速で移動でき狭い範囲に集中して攻撃する「S-Power」、移動速度は遅いが広い範囲を攻撃する「W-Power」、その中間の「M-Power」から選択。プレイ開始時には最初にどのアイテムを装備するか選択できる。

オプション

オプションアイテムを入手すると自機の周りに最大4つのオプションを装着。オプションアイテムは『グラディウス』のように自機を追尾する「Trace」と『サンダークロス』のように自機の周りに編隊を組む「Formation」から選択でき(パワーアップと同じく時間によって変化)、一つオプションアイテムを取れば全てのオプションがその形式に変化する。

3つのモード

この作品はプレイ開始時にプレイヤーが3つのモードから任意のものを選んでプレイすることが出来る。

難易度の高さばかりが注目されプレイヤーの間口が狭くなったこのジャンルのゲームに新規客を呼び込む方策として上述の萌え要素とともに導入された。

オリジナルモード

シューティングゲーム初心者や、弾幕系シューティングが苦手なプレイヤー向けのモードで、敵弾の量はこれまでのケイブシューティングゲームに比べると非常に少ない。その分敵弾は速く、高次面ともなればかなりの弾量となるので油断は禁物。

マニアックモード

弾幕系シューティング経験者向けのモードで、敵弾の速度は遅いものの弾の量はオリジナルモードとは比較にならないほど多い。また独自のスコアボーナスが採用されており点数稼ぎをするプレイヤーも楽しめる。

撃ち込みカウンタ
マニアック・ウルトラモード独自のスコアボーナスシステム。敵にショットを撃ち続けると専用のカウンタが上昇し、敵を倒すとそのカウンタの分ボーナスポイントとして加算されカウンタが一定量減少する。ショットが当たっていない間はカウンタが減少し続けるため、いかにして敵にショットを当て続けるかがポイントになる。

ウルトラモード

モード選択時に隠しコマンドを入力すると出現するモード(1回入力すれば電源を落とさない限りは普通に選択可能)。マニアックモードでも物足りないという猛者のためのモードでシステム面ではマニアックモードを踏襲している。いわゆる過去のケイブ作品の2周目級の高い難易度を持ち、生半可な実力では1面さえクリアできない。また5面ボスの後に登場する真の最終ボス(アキ&アッカ)は、解禁当初こそ凶悪な性能からケイブ史上最強ボスとして捉えられ、今度こそノーコンテニュークリアは不可能かと思われていたが、研究が進んだ結果、解禁からたったの3ヶ月で達成者が出て話題になった。

アレンジモード

プレイステーション2版では、アーケードで稼働していたものを移植したアーケードモードに加え、各種の変更が加えられたアレンジモードが収録されている。

  • オートボム機能搭載

プレイ中に敵の攻撃に当たっても、ボムが残っていれば自動でボムが発動し、ミスにはならない。

  • 敵を倒す時にカウンタ率が上がる。琥珀アイテムを取れば高得点だが、カウンタ率は減る。
  • ショットボタン押しっぱなしで集中ショットが撃てる
  • 最大オプション数が4から6に

アーケードモードではオプションを持たず、1つずつ獲得していくが、家庭用のアレンジモードは最初からオプションを6つ装備している。

  • M,W,Sショットの任意切り替え

ボタンの割り当てにショットチェンジボタンが追加されており、ショットチェンジボタンを押すとM,W,Sの順番に変更することが可能。

  • コンティニューや途中参加は無い

家庭用アレンジモードは途中参加やコンティニューが出来ない。ノーコンティニューで最後までクリアしないとエンディングとスタッフロールを見ることが出来ない。

ステージ構成

ステージ名 中ボス ボス
1 シンジュが森へ なし ギガスゾォム
2 さらに砂漠も越えて ザゾライザ ベニホノォガーダー
3 炎の大地を歩く なし キュリオネス・ヘッド
4 流星の夜に似た ゲンゴラム&ガムジー ヤミィロシマーボウ
5 森のずっと奥の方 ダマルリガ ルリイゴホォン・クリス

移植

Blue Label

2006年 12月28日〜30日に開催されたイベント「年忘れ!ケイブ祭り-冬の陣-」でのみ公開された特別バージョン。 オリジナルモードとウルトラモードのみ選択可能である他、弾速の上昇、初期装備の変更(スタート時からオプションを装備)、オプションのフォーメーションの変更など、全体的な調整が加えられている。

虫姫さま ふたり

虫姫さま ふたり
ジャンル 弾幕系シューティング
対応機種 アーケード
開発元 ケイブ
発売元 エイエムアイ
人数 1人〜2人
稼働時期 2006年 10月(Ver1.0)
2006年 12月(Ver1.5)
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2006年稼働開始。総発売元はエイエムアイ

解説

虫姫さまの続編で、タイトルの通り本作はレコとパルムのふたりから使用キャラを選べる。それぞれのキャラクターはノーマル、アブノーマルの2つのタイプが選択できる。音楽はメインを前作に引き続き並木学が、一部を阿部公弘が担当。2007年現在、家庭用は移植されていない。

Ver1.0

初期のバージョン。モードはオリジナル・マニアックの2種類から選べる。この時点でもウルトラモードは搭載されていたが、解禁条件が公開される前にVer1.5へのバージョンアップが行われた[1]

Ver1.5

2006年 12月18日ごろからバージョンが1.0から1.5に変更された(現時点でVer1.0を所持している場合は基板を無償交換でアップグレード可能)。都内の一部ゲームセンターでは2日程早く先行稼動していた。

Ver1.5は修正版になっており、Ver1.0にあった攻撃判定やスコアのバグが修正されており、アイテム(琥珀、ボムキャリアなど)回収や一部システムの変更など、大幅に修正された。

また、オリジナルモードが初心者向に大幅に改良され遊びやすくなっており、ウルトラモードが最初から解禁されている。

ウルトラモードは前作同様、シューティングゲーム慣れしたプレイヤーであっても1面道中でゲームオーバーになるほどの高難度のモードとなっている。

Ver1.01

2006年 12月28日〜30日に開催されたイベント「年忘れ!ケイブ祭り-冬の陣-」で初公開されたバージョン。弾幕はバージョン1.0をベースにし、システム面はバージョン1.5の改良点を取り入れた内容になっている。

操作方法

8方向1レバー+3ボタン(ショット、ボム、フルオート連射)で操作。

ゲーム開始時に、広範囲攻撃型のレコと前方集中型のパルムの2人のキャラクターから選択、さらにノーマルとアブノーマルから性能を選択でき、全部で4種類の自機が存在する。2人プレイ時にキャラクターの重複は出来ない。また、前作とは異なり、パワーアップの選択は無くなった。

レコ
ボンバーは「サクレツの実」。前作と同じく前方炸裂型ボム。レバー入力で発射角度をある程度操作可能。
レコ・ノーマル
ショット形態は前作のW-Power、フォーメーションに近い性能。オプションのレーザーはレバー入力で左右にワインダーできる。レーザー形態では、オプションが自機正面で回転し、自機ショットは前作のS-Powerに似た直線型になる。
レコ・アブノーマル
5WAYショットと前作のトレースオプションに近いオプションを装備し、オプションは自機正面にむかって攻撃する特徴を持つ。レーザー形態時には自機が逆に早くなるというテクニカルな性能を持つ。オプションは近距離のロック形式になり、自機ショットは前方集束型レーザーに変化する。
パルム
ボンバーは「ハイローファイア」。自機正面にスプレッド状のボムを連続して発射する。発動中、自機を移動させることで攻撃範囲を変えることができる。
パルム・ノーマル
ショット形態はスプレッドショットと初速が遅いサブショット。レーザー形態では自機ショットが極太のレーザーになり、サブショットはレバー上下でレーザーの発射方向を開閉することができる。機動力は全機体一だが攻撃力は低い。
パルム・アブノーマル
ショット形態はストレートショットと前方集束型のサブショット。左右に移動する事でサブショットが旋回軌道状になり、ショットを散らすことが出来る。レーザー形態にすると、サブショットがロック形式の電撃レーザーに切り替わる。全機体のなかでレーザーの攻撃力が最も高い。

敵を破壊すると出現する得点アイテムの琥珀は、何も発射していないかショットを発射している間なら空中の琥珀を、レーザーを発射している間であれば地上の琥珀を自動で回収する。出現してすぐに回収すれば琥珀は緑に発光し、琥珀の回収量が二倍になる。

3つのモード

前作『虫姫さま』と同様に3つのモードから選択できる。

オリジナルモード

弾数の少ないモードで、初心者や弾幕が苦手なプレイヤー向け。Ver1.0は前作以上に難しかったが、Ver1.5では初心者向けに改良されて遊びやすいモードになった。

スコアボーナスシステム
取得する琥珀(得点アイテム)の累計カウンタ(琥珀カウンタ)が500ごとに変化し、それに対応したショットかレーザーどちらかで敵を破壊すると琥珀が増量されるというもの。ステージ内で取った琥珀カウンタの数が琥珀の入手点とボスの撃破点に換算される。
また、累計カウンタが70000を超えると弾が倍速化する。その間は随時得点が追加され続けるが、この状態を長く持続させることは難しい。

マニアックモード

弾幕系シューティングそのものといえるモード。

スコアボーナスシステム
琥珀を入手すると琥珀カウンタが上昇するのはオリジナル同様。ショットで敵を破壊すると琥珀メーターが出現(カウンタの色が緑)。琥珀を入手するとメーターが増え、一定値まで達するとメーターが赤くなり、時間内は大琥珀を入手できるようになる。
琥珀メーターが無い場合(カウンタの色が青)にレーザーで敵を破壊すると敵破壊点に琥珀カウンタに応じた倍率がかかり、同時に琥珀カウンタに応じた倍率がかかった青い琥珀が出現。また、レーザーで敵弾を消滅させる大型敵を破壊して敵弾を消滅させると、全ての敵弾が青い琥珀に変化する。
ショットでメーターを出現させて倍率を増やしていき、適当に溜まったらレーザーで大型の敵を破壊して倍率をかけるのが基本の稼ぎ方である。

ウルトラモード

マニアックモードをベースに難易度を大幅に引き上げた上級者向けのモード。

スコアボーナスシステム
オリジナルモードに準ずる。ただし累計カウンタの変化は2000ごと。

ステージ構成

ステージ名 中ボス ボス
1 旅立ちのふたり 恐獣ラムダプテルス 恐獣ザウーガ・テイラ
2 凍える水晶の海 海獣ズメリーク・メーガ 海獣ダーゴ・ガウマリン〜海獣ディオーラ・イーガ
3 シンジュが森の反乱軍? 甲獣キヴァハガネ・ガーダー 甲獣デニタクス・デニタクス
4 漆黒の甲獣王 甲獣ジョラー・ガーマ 甲獣ベラクラセス・ゴフォン
5 狂おしいほどに 恐獣シェンルーン 恐獣ドラガンエンペリオン〜恐獣ドラガンエンペリオントゥルー

虫姫さま ふたり ブラックレーベル

虫姫さま ふたり ブラックレーベル
ジャンル 弾幕系シューティング
対応機種 アーケード
開発元 ケイブ
発売元 エイエムアイ
人数 1人〜2人
稼働時期 2007年 12月
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2007年 12月稼働開始。総発売元はエイエムアイ。『虫姫さま ふたり』のアレンジバージョンで、『怒首領蜂 大往生』『鋳薔薇』に続く「ブラックレーベル」の3作目。ブラックレーベルの名を冠する過去の作品と同じく、枚数限定(150枚限定)で販売された。

オリジナルバージョンからの変更点は以下の通り。

派手さを追求した調整
自機の攻撃力、敵の量と弾幕、出現する琥珀の量とスコア、それぞれオリジナルバージョンに比べて派手になっている。
タイプセレクトの廃止
プレイ開始前のショットタイプのノーマル、アブノーマルの選択が無くなり、ふたりのキャラクター性能はそれぞれオリジナルバージョンでの両タイプを併せ持ったような性能となっている。
得点システムの変更
オリジナルモードでは同じ敵キャラクターに接近してショットを撃ち込む(オーラ撃ちする)ことで琥珀が出現したり、一定量の琥珀を入手すると弾速が速くなる代わりに常時得点が加算され続けるなど、より多くの得点が入るように変更されている。
極弩モード
ウルトラモードを廃止し、代わって極弩(ゴッド)モードが実装されている。ウルトラモードと同じく敵弾は非常に多いまま、敵配置や弾幕などが一新された他、スコアシステムがマニアックモードに準拠したものとなっている。
画面全体の色調変化
オリジナルバージョンとの見分けは容易。

脚注

  1. ^ http://blog.mi-ka-do.net/?search=1.0&x=64&y=9

外部リンク

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