エル商会
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L商会(株式会社エル商会、-えるしょうかい)は、かつて存在した日本の家電量販店企業。
概略
- 神奈川県を中心に展開、「県下ナンバーワンの電化店」をキャッチフレーズとしていた。
- 1956年4月、電気器具小売を目的として設立。当時の社名は株式会社丸栄商会であったが、店名はL商会。
- 1987年5月、株式会社エル商会へ商号変更。
- 1997年11月には店舗数が40にまで達していた。
- 2000年2月1日、横浜地裁へ自己破産を申請、2月4日同地裁より破産宣告を受けた。負債は債権者約206名に対して約90億6832万円[1] 。
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その他
- L商会の名前の『エル』の由来は、当時社長の飼っていた犬の名前からつけられたもの。
- 創業者である社長は、昭和20年代から30年代にかけて、当時まだ高級品だった蛍光灯を商店街などに大量に売る事に成功し、創業の資金を稼ぎ出した。
- レジのシステムが異常に複雑で、さらに店舗数の規模の割に在庫を保管する商品配送センター部が貧弱で、店で商品を売った後、いざ配送の段階になって商品が在庫切れと分かる事もしばしばあり、この点で社員からの不満が多かった。
- 上記の商品配送センター部の弱さを解決するため、別の場所に新たに配送センターを増設する計画を立てたが、建設を始める段階で社長が視察に来た時に何を勘違いしたのか、『いや〜、場所は良いし、これはいい店になりそうだね!!』と言ったため、今更店舗ではありませんと言えなくなり、センター建設の計画を急遽変更し通常の店舗にしてしまった。そのため上記の問題が解決する事はなかった。
- 倒産による各店舗の閉鎖があまりにも突然に行われたため、しばらくの間倒産の事実を知らなかった客がシャッターの閉まった店舗を訪れ、閉店のお知らせの張り紙を見て驚くという事が続いた。
参考文献
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