Wikipedia:削除依頼/סַמוּרおよび関連アカウントにより作成された項目

• カザークの歴史 (ノート / 履歴 / ログ / リンク元)
• 検察官 (戯曲) (ノート / 履歴 / ログ / リンク元)
• ゴプセック (ノート / 履歴 / ログ / リンク元)
• 七破風の屋敷 (ノート / 履歴 / ログ / リンク元)
• 農民 (小説) (ノート / 履歴 / ログ / リンク元)
• 麤皮 (ノート / 履歴 / ログ / リンク元)

Wikipedia:削除の方針#ケース_B-1:著作権問題に関してに該当。直接的には多重アカウントの不正使用 (監視逃れ)を理由として無期限ブロックされた利用者:סַמוּר (会話 / 投稿記録 / 記録)のソックパペットと推定される利用者:太呂芋 (会話 / 投稿記録 / 記録)の供述によると、סַמוּרアカウントにより新規作成された記事の全てが無作為なコピーによるものであるとの旨。これを受けての調査結果は以下の通り。

• カザークの歴史:
  • 初版のほぼ全文が『世界文学大系 80 (ゴーゴリ)』 (筑摩書房、1963年) 369〜371頁の横田瑞穂氏 (1904〜1986) による解説文の剽窃 (参照: 国立国会図書館 [以下「NDL」] デジタルコレクション、コマ番号189・190)。横田氏は1986年没である為、現在はいずれも著作権保護期間内に該当。次版では除去され、その次の版以降以下の通り記事の主題に沿った剽窃が行われた。本記事は当初利用者のサンドボックスに置かれており、最初は恐らく後述の検察官 (戯曲)の下書きとして用いられていたものと考えられる。
  • 2021年5月21日 09:51 (UTC) 版から2023年2月12日 16:11 (UTC) 版にかけてはほぼ全文が『世界文学全集70 月報合本』 (筑摩書房、1970年) 315〜317頁、342〜344頁、349〜352頁所収米川哲夫氏 (1925〜2020)「コサックの歴史」全3回からの剽窃 (参照: NDLデジタルコレクション、コマ番号161・162、175・176、178〜180)。米川氏は2020年没である為、現在は著作権保護期間内に該当。
• 検察官 (戯曲): 初版(2021年5月21日 02:40 (UTC) 版、ほぼ全体)から2023年12月18日 06:08 (UTC) 版 (一部を除く、詳細は依頼者票コメントを参照) 計19版に上述の横田 (1963) の剽窃。上記の通り横田氏は1986年没である為、現在は著作権保護期間内に該当。
• ゴプセック: 初版から2021年6月1日 21:53 (UTC) 版にかけてのほぼ全文が『世界文学大系 23 (バルザック)』 (筑摩書房、1960年) 395〜6頁の水野亮氏 (1902〜1979) による解説文の剽窃 (参照: NDLデジタルコレクション、コマ番号202・203)。水野氏の没年が1979年である為、著作権保護の期間内に該当。
• 七破風の屋敷: 初版から2024年8月8日 3:00 (UTC) 版にかけてのほぼ全文が『世界文学全集 25 (ホーソーン 七破風の屋敷; マーク・トウェイン 不思議な少年・他)』 (筑摩書房、1968年) 469〜470頁の大橋健三郎氏 (1919〜2014) による解説文の剽窃 (参照: NDLデジタルコレクション、コマ番号239・240)。大橋氏の没年が2014年である為、著作権保護の期間内に該当。

なお上記では「ほぼ全文が〜の剽窃」という言い回しをしているものに関しては、厳密には細部の微弱な改変も含まれているという事に留意されたい。

またסַמוּרと同一人物もしくはその模倣によるソックパペットと推定される利用者:石山考生 (会話 / 投稿記録 / 記録)作成の以下の記事にも同様の特徴が確認された。

• 農民 (小説): 初版(2021年5月5日 07:16 (UTC) 版)から2021年6月13日 06:49 (UTC) 版に至るまでの計10版の大部分に、「概要」節および「歴史」節の内容は『農民/ゴプセック』 (バルザック全集 18、東京創元社、1960年) 363頁[参照: NDLデジタルコレクション、コマ番号186]もしくは『世界文学大系 24 バルザック』 (筑摩書房、1963年) 381頁[参照: NDLデジタルコレクション、コマ番号195]の水野亮氏による解説文からの剽窃。上述の通り水野氏の没年は1979年である為、著作権保護の期間内に該当。
• 麤皮: 初版から2023年12月8日 03:31 (UTC) 版に至るまでに、 『世界文学全集 第17 (バルザック)』 (筑摩書房、1967年) 486〜488頁の水野亮氏による解説文の剽窃 (参照: NDLデジタルコレクション、コマ番号248・249)。上述の通り水野氏の没年は1979年である為、著作権保護の期間内に該当。

関連ログ: Wikipedia:削除依頼/古代ギリシア医学 (ガレノス以前)(同一アカウントの記事を依頼対象としたもの。今回の依頼対象の殆どの要約欄に〈他言語版記事から抄訳〉と付記されているが、少なくとも本文に関しては剽窃元が別に存在する以上虚偽であると考えられる点がこの事例と共通。)--Eryk Kij(会話) 2024年9月4日 (水) 11:03 (UTC) [返信 ]

• 検察官 (戯曲)および農民 (小説)は 版指定削除、それ以外の4件は 全削除 依頼者票。
  • 検察官 (戯曲) に関しては第三者と見做すべきSorafumi氏により有意な加筆が行われている為、סַמוּרアカウントによる剽窃が含まれる上記の計19版を版指定削除とするにとどめるのが妥当な措置と考えられる。
  • 農民 (小説)に関しては剽窃元の文章を問題が無いと思われる要約形式に大幅修正し、水野氏の別の訳本を典拠として登場人物の情報を加筆済み (差分)。従って、上記の計10版の版指定削除を依頼する。

  残りの4項目に関しては、それぞれにおいて十割に迫る割合を占めている剽窃要素 (ところどころに微弱な改変は含まれているものの、削除を免れるまでの程度には至っていないと思われる) を除去するとリスト類を除き本文が一切残らなくなり、剽窃元の文章を適切な引用あるいは百科事典向きの形式に改変するにしても非常に多大な時間を要す見込みである為、残念ながら全削除とするのが妥当と判断した。これらの記事を再作成する場合、剽窃元の典拠自体は非常に貴重かつ有用である為、使用の際は百科事典の形式に変換し、かつ (これまた多大な時間を要す事にはなるが) 日本語文献のみに縛られず幅広く他に様々な典拠を結集させる事が求められると考える。なお同じくסַמוּרアカウントの作成によるディゲネス・アクリタスに関しては「出典」と「最新の研究」に列挙されている文献集がel:Διγενής Ακρίταςの2021年4月4日 07:34 (UTC) 版から履歴継承を経ずにコピーされたものと見られるが、実質的に本文が著作権切れ作品の引用のみの状態となっている以上、文献集一覧のみでケースB-1を理由に削除対象とするのは過剰な措置と考えられ、今回私自身の判断は保留とする。--Eryk Kij(会話) 2024年9月4日 (水) 11:03 (UTC) [返信 ]