ミルキーウェイ (競技馬)
表示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シルバータイセイ | |
---|---|
現役期間 | 1984年 - 1985年 |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 芦毛 |
生誕 | 1981年 6月2日 |
死没 | 不明 |
父 | シルバーランド |
母 | タイセイランド |
母の父 | ネプテューヌス |
生国 | 日本の旗 日本(北海道静内郡静内町) |
生産者 | 岡野牧場 |
馬主 | 富士田竹三 |
調教師 | 高橋成忠 (栗東) |
競走成績 | |
生涯成績 | 20戦1勝 |
獲得賞金 | 1490万円 |
テンプレートを表示 |
ミルキーウェイ(競走馬名:シルバータイセイ[1] )は、日本の競走馬、馬術競技馬。競走馬引退後に乗馬として供用される。障害馬術競技馬として1988年ソウルオリンピック、1990年世界馬術選手権、1992年バルセロナオリンピックに出場した[1] [2] 。
経歴
1981年 6月2日、北海道静内郡静内町の岡野牧場で誕生。父シルバーランド、母タイセイランドで、父はシンザンの血統にあたる[1] 。
1984年に栗東・高橋成忠厩舎からデビューし、20戦1勝の成績を残す。競走馬引退後に乗馬としてミルキーウェイと名前を変える。競技能力が見込まれて九州の乗馬クラブで繋養されるが、扱いの難しさから乗馬クラブを転々とした。
澤井孝夫に改めて見出され自身の乗馬クラブで引き取りリトレーニングを受ける[1] 。その後、澤井の騎乗で1988年ソウルオリンピックで67位[1] [3] 、1990年のストックホルムの世界馬術選手権で57位となる[1] 。さらに杉谷乗馬クラブに移籍[1] 。1992年バルセロナオリンピックには奥野竜三の騎乗で出場し39位だった[1] [3] (調教は澤井と騎乗者の奥野によるとされる[3] )。
血統表
Sonibai
ハヤノボリ
ハヤタケ
第五バツカナムビユーチー
Oleno
ホワイトランド(NZ)
Moorcock
Tamineh
Timely Tune
Bastia
Victrix
Barberybush
母の母
エリーナターフ1965 鹿毛 フエリオール(FR) Fastnet
Aisse
キーンランド
Chief Barker
備考
- 1997年の全日本サラブレッドカップなどを制したトミケンライデンも、競走馬引退後「ミルキーウェイ」の名で競技馬となっている[5] 。
- 2024年パリオリンピックの馬術競技にもオーストラリアからMILKY WAYという競技馬が出場している[6] 。
脚注
[脚注の使い方]
- ^ a b c d e f g h 「日本で"消息不明"となった名馬・ファーディナンドが遺したもの...元競走馬たちと五輪選手が目指す未来《GI馬も繋養する新天地》」Number Web。2024年8月12日閲覧。
- ^ とべ!"おちこぼれ馬"ミルキーウェイ―五輪(オリンピック)へ出場した沢井選手と馬の物語
- ^ a b c 池田收「[https://jses.jp/common/sysfile/finder/files/hippophile82.pdf 馬事資料 オリンピック馬術競技における 日本の成績と使用馬匹を巡る若干の考察―1928 年アムステルダム大会から2016年リオデジャネイロ大会まで―]」『Hippophile』第82巻、7-20頁。
- ^ "シルバータイセイ 血統情報:5代血統表". JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年2月28日閲覧。
- ^ ミルキーウェイ | 乗馬情報 - 公益社団法人 日本馬術連盟、2022年12月6日閲覧。
- ^ 「MILKY WAY」olympics.com。2024年8月12日閲覧。