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徳田武

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徳田 武
人物情報
生誕 (1944年07月24日) 1944年 7月24日(80歳)
日本の旗 日本群馬県
国籍 日本の旗 日本
出身校 早稲田大学
両親 父:徳田進
学問
研究分野 近世文学
研究機関 明治大学
学位 文学博士
主要な作品 #著書
主な受賞歴 窪田空穂賞(1979年)
日本古典文学会賞(1980年)
日本学士院賞(1987年)
瑞宝中綬章(2018年)
公式サイト
https://ameblo.jp/bukou2007/
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徳田 武(とくだ たけし、1944年 7月24日 [1] - )は、日本日本文学研究者。専門は近世漢詩文学博士(早稲田大学論文博士・1988年)。明治大学 名誉教授 [2] 。2018年瑞宝中綬章受章。

略歴

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群馬県生まれ[1] 。父は高崎経済大学学長を務めた徳田進。実弟に中世国文学の徳田和夫学習院女子大学名誉教授。

1967年早稲田大学第一文学部[1] 、1974年同大学大学院博士課程単位取得退学[1] 、同年明治大学法学部講師[1] 、1983年同教授[1] 。和泉委員会委員長など歴任。1979年窪田空穂賞受賞[1] 、1980年「『三七全伝南柯夢』論」ほかで日本古典文学会賞受賞[1] 、1987年『日本近世小説と中国小説』で日本学士院賞受賞[1] 。1988年、同書で早稲田大学より文学博士の学位を取得。2018年春の叙勲で瑞宝中綬章を受章[2]

人物

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曲亭馬琴やそのゆかりの人びと、江戸後期の文学と中国古典文学との交流接点を専門としている。日本近世を中心とした漢詩文や、日中比較文学の研究を主目的とする同人誌『江戸風雅』(年2回刊)を継続刊行している。

高田衛『八犬伝の世界』(中公新書)の刊行時には、「実証性に欠ける」として厳しい書評を書き、高田と論争になった。

著書

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単著

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  • 『江戸詩人伝』(ぺりかん社、1986)
  • 『日本近世小説と中国小説』(青裳堂書店、1987)
  • 『江戸漢学の世界』(ぺりかん社、1990)
  • 『八犬伝の世界 NHK文化セミナー・江戸文芸をよむ』(日本放送出版協会、1995)、放送テキスト
  • 『中国文人が批評した江戸漢詩』(農文協、2001)
  • 『近世近代小説と中国白話文学』(汲古書院、2004)
  • 『近世日中文人交流史の研究』(研文出版、2004)
  • 『幕末維新の文人と志士たち』(ゆまに書房、2008)
  • 朝彦親王伝 維新史を動かした皇魁』(勉誠出版、2011)
  • 秋月韋軒伝 会津藩儒将』(勉誠出版 2012)
  • 『馬琴京伝 中編読本解題』(勉誠出版、2012)
  • 『秋成前後の中国白話小説』(勉誠出版、2012)
  • 小原鉄心と大垣維新史』(勉誠出版、2013)
  • 清河八郎伝 漢詩にみる幕末維新史』(勉誠出版、2016)
  • 『浮世絵師の絵で読む 八犬伝』(勉誠出版(上下)、2017)
  • 『大田南畝・島田翰と清朝文人(新日中文化交流史叢書)』(大樟樹出版社、2019) ISBN 978-4-909089-28-1
  • 吉田松陰と学人たち』(勉誠出版、2020)

訳・校注

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編著

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  • 井原西鶴『本朝桜陰比事』(桜楓社、1978、新装版1996)
  • 『対訳中国歴史小説選集 1-8』(ゆまに書房、1983-84)
  • 梁田蛻巌『近世儒家文集集成5 蛻巌集』(ぺりかん社、1985)
  • 『滝沢馬琴 新潮古典文学アルバム23』(新潮社、1991)、図版解説
  • 山東京伝全集』(ぺりかん社、1992-刊行中)、12冊分刊
  • 『日本古典文学研究史大事典』(西沢正史共編、勉誠社、1997)、のち勉誠出版
  • 松永尺五『近世儒家文集集成11 尺五堂先生全集』(ぺりかん社、2000)
  • 『馬琴中編読本集成 4-16』(汲古書院、1996-2009)
  • 鳳岡林先生全集』(全4巻:勉誠出版、2014)

論文

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i 「経歴書」『明治大学教養論集』第515巻、明治大学教養論集刊行会、2016年3月、1-3頁。 
  2. ^ a b "平成30年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者" (PDF). 内閣府. p. 15 (2018年4月). 2023年2月23日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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