KY語
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KY語(ケーワイご)は、日本語の文章を略して各単語の先頭のローマ字・数字を組み合わせた略語。頭字語の総称とされる。
沿革
欧米においては頭字語は一般的であり、複合語のみならず文や節を頭字語に略すことも、例えば、英語の"ASAP"("as soon as possible"の略)やフランス語の"R.S.V.P."("Répondez s'il vous plaît")のように、日常的に行われている。しかし、日本語では、文や節を略して頭字語にすることや、ローマ字表記を略語にすることは一般的ではなかった。
とはいえ、日本語においても、文や節の各単語の先頭のローマ字を組み合わせて略語にすることは、最近始められたわけではなく、少なくとも昭和期から行われていたことである[1] 。例えば、「もててもてて困る」を略した「MMK」は、大日本帝国海軍で使用されていた俗語とされる。
この種の略語は昭和後期にはほとんど用いられることはなかったが、1990年代中頃に若者言葉として再び用いられるようになった。そして、2007年末に「KY」が取り上げられ、これらの略語を総称して「KY語」ないし「KY式日本語」という語がメディアに登場した。
関連書籍
- 北原保雄『KY式日本語―ローマ字略語がなぜ流行るのか』大修館書店 ISBN 978-4469221961
- BLOCKBUSTER+現代略語研究会『KY語辞典』白夜書房 ISBN 978-4861914096
脚注
- ^ 週刊朝日で連載されていたコラム「デキゴトロジー」では、「MMKおばさん」という特集が組まれたことがある。新潮文庫『デキゴトロジー〈vol.1〉ホントだからまいっちゃうの巻』 ISBN 978-4101211114
関連項目
- ニュースピーク - 略語により、本来その言葉が持つ意味の重さが軽んじられた例を列挙
外部リンク
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