コンテンツにスキップ
Wikipedia

ジェンセン・インターセプター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。COPPINO (会話 | 投稿記録) による 2017年5月26日 (金) 08:10 (個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (馬力にグロスとネットを明記した。数字と単位の間にスペースを入れた。)であり、現在の版 とは大きく異なる場合があります。

COPPINO (会話 | 投稿記録)による2017年5月26日 (金) 08:10時点の版 (馬力にグロスとネットを明記した。数字と単位の間にスペースを入れた。)
曖昧さ回避 この項目では、1966年以降のモデルについて説明しています。1950年代のモデルについては「en:Jensen Interceptor (1950)」をご覧ください。
ジェンセン・インターセプター
1971年 Mk.III
概要
販売期間 1966年 - 1976年
デザイン カロッツェリア・トゥーリング
ボディ
乗車定員 4人
ボディタイプ 3ドアクーペ
2ドアコンバーチブル
2ドアクーペ
駆動方式 FR
パワートレイン
エンジン V型8気筒 6,276 cc
V型8気筒 7,210 cc
変速機 4速MT
3速AT
車両寸法
ホイールベース 2,667 mm
全長 4,724 mm
全幅 1,753 mm
全高 1,346 mm
車両重量 1,588 kg
テンプレートを表示

ジェンセン・インターセプター(Jensen Interceptor )はイギリス自動車メーカーであるジェンセン・モーターズが1966年から1976年まで製造していた高級GTである。

概要

コンバーチブル

イタリアカロッツェリア・トゥーリングによる車体デザイン、アメリカクライスラー製V型8気筒6,276 cc330〜390馬力(グロス)エンジン、それにイギリス製高級車ならではの上質で豪華な仕立てと内装とを組み合わせたグランツーリスモ(高性能車)として1966年にデビューした。車体パネルはイタリアのヴィニャーレで製作され、元々コーチビルダーであったジェンセンで組み立てられた。大きなリアウィンドウはハッチバック式となっていた。

サスペンションは前輪がダブルウィッシュボーン・コイル、後輪は半楕円リーフリジッドと平凡な設計であったが充分にチューニングされていた。また4輪ディスクブレーキを装備していた。1971年に3キャブレター390馬力(グロス)の高性能モデル「SP」が追加、1972年以降ベースモデルが7,218 cc284馬力(ネット)仕様エンジンに変更された。1974年にオリジナルボディに加えて開閉式ソフトトップの「コンバーチブル」が、翌1975年にはコンバーチブルをハードトップスタイルの2ドアクーペとした「クーペ」も追加された。しかし1973年末の第一次石油危機で需要は低迷しており、1976年のジェンセン・モーターズ倒産により生産終了した。累計生産台数は6,408台。

日本には当時の輸入元・コーンズによって輸入された。1972年当時の価格は980万円と極めて高価であったが、ベントレーアストンマーティンなど他のイギリス製高級車に比べると相対的には安価であった。

四輪駆動ジェンセン・FFが姉妹モデルとして同時開発されている。

復活

1988年には復活再生産が開始された。シャシーやボディはそのままで、同じクライスラー製のジープ・グランドワゴニア用V型8気筒5,898 cc243馬力エンジンをチューンして搭載し、1993年まで生産された。

イギリスには、インターセプターを持ち込むと、エンジンやブレーキなどを復活再生産版と同等か、もっと新しい物に載せ替えるリファビッシュを行う工場がある。なお改造車として登録するため、一部の部品はあえて旧式のままである。

リメイク

2007年に自動車ディーラーの「Cropredy Bridge」という企業が、インターセプターを現代風にリメイクした「インターセプターS」を限定50台で販売し、さらに2009年にはCropredy Bridgeを前身とする「V Eight」という企業が、インターセプターをさらにリメイクした「インターセプターSX」を発表した[1]

参考文献

二玄社 別冊CG「自動車アーカイブ 70年代のイギリス車編」

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /