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「第12期本因坊戦」の版間の差分

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'''第12期本因坊戦'''(だい12きほんいんぼうせん)
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第12期(削除) [[ (削除ここまで)本因坊戦(削除) ]] (削除ここまで)は、1956年([[昭和]]31年)に開始され、1957年6月からの本因坊[[高川格|高川秀格]]と挑戦者[[藤沢朋斎]]九段による七番勝負で、高川が4勝2敗で本因坊位を防衛、本因坊戦6連覇となった。10月に行われた就位式において、5期以上本因坊を獲得した棋士は引退後に名誉本因坊を名乗ることができるという規則が制定された。
(追記) ''' (追記ここまで)第12期本因坊戦(追記) '''(だい12きほんいんぼうせん) (追記ここまで)は、1956年([[昭和]]31年)に開始され、1957年6月からの本因坊[[高川格|高川秀格]]と挑戦者[[藤沢朋斎]]九段による七番勝負で、高川が4勝2敗で本因坊位を防衛、本因坊戦6連覇となった。10月に行われた就位式において、5期以上本因坊を獲得した棋士は引退後に名誉本因坊を名乗ることができるという規則が制定された。


==方式==
==方式==
*参加棋士 (削除) : (削除ここまで) [[日本棋院]]・[[関西棋院]]の[[棋士 (囲碁)|棋士]]の初段以上。
*(追記) (追記ここまで)参加棋士 (追記) {{Colon}} (追記ここまで) [[日本棋院]]・[[関西棋院]]の[[棋士 (囲碁)|棋士]]の初段以上。
*予選は、日本棋院と関西棋院それぞれで、1次予選、2次予選を行い、その勝ち抜き者による合同の3次予選で4名の新規リーグ参加者を決める。3次予選に参加する関西棋院棋士は7名とし、3次予選とリーグ戦での勝敗数によって次期以降増減させることとした。
*(追記) (追記ここまで)予選は、日本棋院と関西棋院それぞれで、1次予選、2次予選を行い、その勝ち抜き者による合同の3次予選で4名の新規リーグ参加者を決める。3次予選に参加する関西棋院棋士は7名とし、3次予選とリーグ戦での勝敗数によって次期以降増減させることとした。
*挑戦者決定リーグ戦は、前期シード者と新参加4名を加えた8名で行う。
*(追記) (追記ここまで)挑戦者決定リーグ戦は、前期シード者と新参加4名を加えた8名で行う。
*コミは4目半。
*(追記) (追記ここまで)コミは4目半。
*持時間は、リーグ戦、挑戦手合は各10時間。
*(追記) (追記ここまで)持時間は、リーグ戦、挑戦手合は各10時間。


==経過==
==経過==
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===挑戦者決定リーグ===
===挑戦者決定リーグ===
リーグ戦は前期シードの[[島村利博]]、[[木谷實]]、[[岩本薫]]、藤沢朋斎と新参加4名で、3月から開始して5月30日に終了、木谷實と藤沢朋斎が6勝1敗の同率1位となり、同率決戦で前期から本因坊リーグに復帰した藤沢が勝って、初の挑戦者となった。
リーグ戦は前期シードの[[島村利博]]、[[木谷實]]、[[岩本薫]]、藤沢朋斎と新参加4名で、3月から開始して5月30日に終了、木谷實と藤沢朋斎が6勝1敗の同率1位となり、同率決戦で前期から本因坊リーグに復帰した藤沢が勝って、初の挑戦者となった。
{| class="toccolours" border="1" cellpadding="4" cellspacing="0" style="border-collapse: collapse; margin:0;"
{| class="toccolours" border="1" cellpadding="4" cellspacing="0" style="border-collapse: collapse; margin:0;(追記) text-align:center (追記ここまで)"
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| [[木谷實]] || しろまる || (削除) − (削除ここまで) || ×ばつ || しろまる || しろまる || しろまる || しろまる || しろまる || 6 || 1 || 1
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| [[藤沢朋斎]] || ×ばつ || しろまる || (追記) - (追記ここまで) || しろまる || しろまる || しろまる || しろまる || しろまる || 6 || 1 || 1(挑戦)
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| [[岩本薫]] || しろまる || ×ばつ || ×ばつ || (削除) − (削除ここまで) || ×ばつ || しろまる || ×ばつ || しろまる || 3 || 4 || 4(落)
| [[岩本薫]] || しろまる || ×ばつ || ×ばつ || (追記) - (追記ここまで) || ×ばつ || しろまる || ×ばつ || しろまる || 3 || 4 || 4(落)
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*同率決戦 藤沢朋斎 - 木谷實
*(追記) (追記ここまで)同率決戦 藤沢朋斎 - 木谷實
*残留決定戦 島村利博 - 岩本薫
*(追記) (追記ここまで)残留決定戦 島村利博 - 岩本薫
===挑戦手合七番勝負===
===挑戦手合七番勝負===
高川本因坊に藤沢が挑戦する七番勝負は6月から開始された。第1局は先番高川が2隅の[[大斜定石]]から優勢になったが、終盤に白の藤沢が逆転勝ちした。第2局は白番高川が、序盤優勢から逆転され、再逆転して勝ち。第3局は白番藤沢が得意のマネ碁を打ち、黒が21手目に天元に打って[[マネ碁]]を解消した後大乱戦となったが高川勝ち。第4局は序盤で白番高川の大石が取られてしまい黒の優勢になったが、逆転して高川勝ち。第5局は白番藤沢が勝ち、第6局も先番藤沢が優勢に進めたが、ヨセで誤って白番高川が逆転勝ちし、4勝2敗で防衛、本因坊位連覇記録を6に伸ばした。
高川本因坊に藤沢が挑戦する七番勝負は6月から開始された。第1局は先番高川が2隅の[[大斜定石]]から優勢になったが、終盤に白の藤沢が逆転勝ちした。第2局は白番高川が、序盤優勢から逆転され、再逆転して勝ち。第3局は白番藤沢が得意のマネ碁を打ち、黒が21手目に天元に打って[[マネ碁]]を解消した後大乱戦となったが高川勝ち。第4局は序盤で白番高川の大石が取られてしまい黒の優勢になったが、逆転して高川勝ち。第5局は白番藤沢が勝ち、第6局も先番藤沢が優勢に進めたが、ヨセで誤って白番高川が逆転勝ちし、4勝2敗で防衛、本因坊位連覇記録を6に伸ばした。
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6局のうち藤沢が白番の碁はいずれもマネ碁含みの序盤になり、またどの碁も激しい戦いの碁になったのも藤沢の特徴が現れており、高川は「本因坊になってから一番苦しかった」「ヘトヘトのV6だった」と語った。
6局のうち藤沢が白番の碁はいずれもマネ碁含みの序盤になり、またどの碁も激しい戦いの碁になったのも藤沢の特徴が現れており、高川は「本因坊になってから一番苦しかった」「ヘトヘトのV6だった」と語った。


(削除) ; (削除ここまで)七番勝負(1956年)(しろさんかくは先番)
(追記) <div style="font-weight:bold"> (追記ここまで)七番勝負(1956年)(しろさんかくは先番)(追記) </div> (追記ここまで)
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(削除) ; (削除ここまで)第12期本因坊戦挑戦手合七番勝負第3局 1957年7月22-23日 本因坊秀格(先番)-藤沢朋斎九段
(追記) <div style="font-weight:bold"> (追記ここまで)第12期本因坊戦挑戦手合七番勝負第3局 1957年7月22-23日 本因坊秀格(先番)-藤沢朋斎九段(追記) </div> (追記ここまで)
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この1957年は、[[読売新聞]]で[[日本最強決定戦]]、[[東京新聞]]で[[囲碁選手権戦|高松宮賞囲碁選手権戦]]、[[共同通信]]の[[首相杯争奪高段者トーナメント]]が開始、[[朝日新聞]]の[[最高位決定戦]]は2期目となるなど、継続中の[[王座 (囲碁)|王座戦]]や[[日本棋院選手権戦]]、[[早碁名人戦]]なども含めて新聞棋戦が軒並み選手権制に移行した年でもあった。またこの頃には高川の実力も以前より高く評価されるようになっており、高川流の一間飛び、ボウシの手法がアマチュアにも人気となっていた。
この1957年は、[[読売新聞]]で[[日本最強決定戦]]、[[東京新聞]]で[[囲碁選手権戦|高松宮賞囲碁選手権戦]]、[[共同通信]]の[[首相杯争奪高段者トーナメント]]が開始、[[朝日新聞]]の[[最高位決定戦]]は2期目となるなど、継続中の[[王座 (囲碁)|王座戦]]や[[日本棋院選手権戦]]、[[早碁名人戦]]なども含めて新聞棋戦が軒並み選手権制に移行した年でもあった。またこの頃には高川の実力も以前より高く評価されるようになっており、高川流の一間飛び、ボウシの手法がアマチュアにも人気となっていた。
{{Clear}}

==参考文献==
==参考文献==
{{参照方法|date=2023年3月|section=1}}
*坂田栄男(削除) 『 (削除ここまで)囲碁百年 3 実力主義の時代(削除) 』 (削除ここまで)[[平凡社]] 1969(削除) 年 (削除ここまで)
* {{Cite book|和書|author=井口昭夫 |title=本因坊名勝負物語 |publisher=[[三一書房]] |date=1995-06 |isbn=4-380-95234-7 |ref=harv}}
*[[林裕]]『囲碁風雲録(下)』講談社 1984年
*(追記) {{Cite book|和書|author= (追記ここまで)坂田栄男(追記) |title= (追記ここまで)囲碁百年 (追記) |volume= (追記ここまで)3 実力主義の時代(追記) |publisher= (追記ここまで)[[平凡社]] (追記) |year= (追記ここまで)1969(追記) |id={{JP番号|75046556}} |ref=harv}} (追記ここまで)
*高川格『秀格烏鷺うろばなし』日本棋院 1982年
*(削除) 『 (削除ここまで)高川秀格 現代囲碁名勝負シリーズ12(削除) 』講談社 (削除ここまで) 1987(削除) 年 (削除ここまで)
*(追記) {{Cite book|和書|author=高川格 |title= (追記ここまで)高川秀格 (追記) |publisher=[[講談社]] |series= (追記ここまで)現代囲碁名勝負シリーズ(追記) (追記ここまで)12 (追記) |date= (追記ここまで)1987(追記) -07 |isbn=4-06-192192-4 |ref=harv}} (追記ここまで)
* {{Cite book|和書|author=高川秀格 |title=秀格烏鷺うろばなし |publisher=日本棋院 |series=日本棋院選書 |date=1982-12 |isbn=4-8182-0213-4 |ref=harv}}
*井口昭夫『本因坊名勝負物語』[[三一書房]] 1995年
*(削除) [[ (削除ここまで)中山典之(削除) ]]『 (削除ここまで)昭和囲碁風雲録(削除) ( (削除ここまで)(削除) )』 (削除ここまで)岩波書店 2003(削除) 年 (削除ここまで)
*(追記) {{Cite book|和書|author= (追記ここまで)中山典之(追記) |authorlink=中山典之 |title= (追記ここまで)昭和囲碁風雲録(追記) |volume= (追記ここまで)(追記) |publisher=[[ (追記ここまで)岩波書店(追記) ]] (追記ここまで) (追記) |date= (追記ここまで)2003(追記) -06 |isbn=4-00-023381-5 |ref=harv}} (追記ここまで)
* {{Cite book|和書|author=林裕 |authorlink=林裕 |title=囲碁風雲録 |volume=下 |publisher=講談社 |date=1984-03 |isbn=4-06-142624-9 |ref=harv}}


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[[Category:1957年の日本]]
<!--{{碁盤|=
<!--{{碁盤|=
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2023年3月18日 (土) 14:16時点における最新版

本因坊戦 > 第12期本因坊戦
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第12期本因坊戦(だい12きほんいんぼうせん)は、1956年(昭和31年)に開始され、1957年6月からの本因坊高川秀格と挑戦者藤沢朋斎九段による七番勝負で、高川が4勝2敗で本因坊位を防衛、本因坊戦6連覇となった。10月に行われた就位式において、5期以上本因坊を獲得した棋士は引退後に名誉本因坊を名乗ることができるという規則が制定された。

方式

[編集 ]
  • 参加棋士 : 日本棋院関西棋院棋士の初段以上。
  • 予選は、日本棋院と関西棋院それぞれで、1次予選、2次予選を行い、その勝ち抜き者による合同の3次予選で4名の新規リーグ参加者を決める。3次予選に参加する関西棋院棋士は7名とし、3次予選とリーグ戦での勝敗数によって次期以降増減させることとした。
  • 挑戦者決定リーグ戦は、前期シード者と新参加4名を加えた8名で行う。
  • コミは4目半。
  • 持時間は、リーグ戦、挑戦手合は各10時間。

経過

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予選トーナメント

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新規リーグ参加者は、村島誼紀七段、山部俊郎七段の二人の初参加者、及び関西棋院の橋本宇太郎九段、鈴木越雄六段の4名。杉内雅男半田道玄長谷川章前田陳爾坂田栄男藤沢秀行細川千仭らがトーナメントで敗退となった。また杉内寿子五段が女流棋士として初めて3次予選に進出したが、藤沢秀行に敗退した。

挑戦者決定リーグ

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リーグ戦は前期シードの島村利博木谷實岩本薫、藤沢朋斎と新参加4名で、3月から開始して5月30日に終了、木谷實と藤沢朋斎が6勝1敗の同率1位となり、同率決戦で前期から本因坊リーグに復帰した藤沢が勝って、初の挑戦者となった。

出場者 / 相手 島村 木谷 藤沢 岩本 橋本 村島 山部 鈴木 順位
島村利博 - ×ばつ しろまる ×ばつ ×ばつ しろまる ×ばつ しろまる 3 4 4
木谷實 しろまる - ×ばつ しろまる しろまる しろまる しろまる しろまる 6 1 1
藤沢朋斎 ×ばつ しろまる - しろまる しろまる しろまる しろまる しろまる 6 1 1(挑戦)
岩本薫 しろまる ×ばつ ×ばつ - ×ばつ しろまる ×ばつ しろまる 3 4 4(落)
橋本宇太郎 しろまる ×ばつ ×ばつ しろまる - ×ばつ しろまる 0 0 3
村島誼紀 ×ばつ ×ばつ ×ばつ ×ばつ しろまる - しろまる 0 0 0 (落)
山部俊郎 しろまる ×ばつ ×ばつ しろまる ×ばつ ×ばつ - ×ばつ 2 5 (落)
鈴木越雄 ×ばつ ×ばつ ×ばつ ×ばつ 0 0 しろまる - 0 0 (落)
  • 同率決戦 藤沢朋斎 - 木谷實
  • 残留決定戦 島村利博 - 岩本薫

挑戦手合七番勝負

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高川本因坊に藤沢が挑戦する七番勝負は6月から開始された。第1局は先番高川が2隅の大斜定石から優勢になったが、終盤に白の藤沢が逆転勝ちした。第2局は白番高川が、序盤優勢から逆転され、再逆転して勝ち。第3局は白番藤沢が得意のマネ碁を打ち、黒が21手目に天元に打ってマネ碁を解消した後大乱戦となったが高川勝ち。第4局は序盤で白番高川の大石が取られてしまい黒の優勢になったが、逆転して高川勝ち。第5局は白番藤沢が勝ち、第6局も先番藤沢が優勢に進めたが、ヨセで誤って白番高川が逆転勝ちし、4勝2敗で防衛、本因坊位連覇記録を6に伸ばした。

6局のうち藤沢が白番の碁はいずれもマネ碁含みの序盤になり、またどの碁も激しい戦いの碁になったのも藤沢の特徴が現れており、高川は「本因坊になってから一番苦しかった」「ヘトヘトのV6だった」と語った。

七番勝負(1956年)(しろさんかくは先番)
対局者 1
6月28-29日
2
7月9-10日
3
7月22-23日
4
8月2-3日
5
8月15-16日
6
8月26-27日
7
本因坊秀格 しろさんかく×ばつ しろまる2目半 しろさんかくしろまる中押 しろまる中押 しろさんかく×ばつ しろまる2目半 -
藤沢朋斎 しろまる4目半 しろさんかく×ばつ ×ばつ しろさんかく×ばつ しろまる中押 しろさんかく×ばつ -
第12期本因坊戦挑戦手合七番勝負第3局 1957年7月22-23日 本因坊秀格(先番)-藤沢朋斎九段

白の藤沢が得意のマネ碁で始め、黒は21手目に天元に打ってマネ碁を解消した。さらに黒に中央を好形にさせて白は辺で稼ぎ、白40と荒らしに行った。この白石をめぐる巨大な死活の問題になったが、最後はこれを仕留めて黒中押し勝ち。6局目もマネ碁で進んだが、白が12手目で手を変えてマネ碁は解消された。

翌1958年2月には、高川にとっては2年ぶり4回目の本因坊対呉清源三番碁が行われた。第1、2局を呉が勝ち、高川は初回から通算で11連敗となったが、第3局で白番1目半勝ちを収め、初勝利を挙げた。

この1957年は、読売新聞日本最強決定戦東京新聞高松宮賞囲碁選手権戦共同通信首相杯争奪高段者トーナメントが開始、朝日新聞最高位決定戦は2期目となるなど、継続中の王座戦日本棋院選手権戦早碁名人戦なども含めて新聞棋戦が軒並み選手権制に移行した年でもあった。またこの頃には高川の実力も以前より高く評価されるようになっており、高川流の一間飛び、ボウシの手法がアマチュアにも人気となっていた。

参考文献

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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。 記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2023年3月)
各期の本因坊戦

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