「比亜迪汽車」の版間の差分
2023年1月27日 (金) 10:06時点における版
種類 |
公開企業 (SEHK: 1211) |
---|---|
業種 | 輸送用機器 |
設立 | 2003 |
本社 | 、 |
主要人物 | 王伝福(総裁) |
製品 | 自動車 |
売上高 | 483,400,000,000 人民幣 (2023年) ウィキデータを編集 |
親会社 | 比亜迪 |
ウェブサイト | www.byd.com |
比亜迪自動車 (比亜迪汽車) | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 比亞迪汽車 |
簡体字: | 比亚迪汽车 |
拼音: | Bǐyàdí Qìchē |
英文: | BYD Auto |
テンプレートを表示 |
比亜迪自動車販売株式会社(BYD Auto、簡体字中国語: 比亚迪汽车、繁体字中国語: 比亞迪汽車、拼音: Bǐyàdí Qìchē)は、広東省 深圳市に拠点を置く中華人民共和国の自動車メーカー。会社の理念は「技術為王、創新為本」(技術は王で、革新は本です)。[1]
概要
中華人民共和国のバッテリーメーカー比亜迪股份有限公司の子会社である。会社の前身は、西安秦川自動車責任株式会社であり、同社が倒産したため、比亜迪により現社名に変更され、新会社として2003年に設立された。創業者で現会長の王伝福は、2009年度版の胡潤百富榜の評価では総資産350億元(日本円で約4,556億円)と、中国一の資産家である [2] 。
2008年12月15日に世界初の量産型プラグインハイブリッドカー「BYD F3DM」を発売した。
2010年 4月1日、日本の金型メーカーオギハラの館林工場を買収し、館林工場の土地、建物、設備と従業員約80人を引き継いだ。今後、オギハラが開発した金型を中国本土に持ち込み、中国人社員への技術移転を進める[3] 。
中国政府のEVへの補助金を受け、中国本土と一部海外にも積極的に販売している。2016年時点で電気自動車の販売数では世界一である[4] 。
2022年-初の完成車の海外工場をタイに建設[5] 。WHAグループと工場用地の購入などに関わる契約を結んでいる。2024年に操業を開始予定で、右ハンドル車を中心に年間約15万台を生産。タイ国内および近隣諸国向けに出荷する計画である。 また10月にはドイツのレンタカー会社シクストとパートナーシップ協定を締結したと発表[6] 。ドイツ、オランダ、フランス、イギリスで運用を開始する予定。
主要株主
世界最大の投資 持株会社であるバークシャー・ハサウェイの会長兼CEOのウォーレン・バフェットが、MidAmerican Energy社を通じて親会社の比亜迪に出資している[7] 。「M6」発売のセレモニーには、バフェットと盟友のビル・ゲイツが出席している[8] 。
車種
乗用車
現行車種
(2021年現在[9] )
- 漢 DM
- 漢 EV
- 宋 PLUS
- 宋 PLUS EV
- 宋 PLUS DM-i
- 宋 Pro
- 宋 Pro (第2世代)
- 宋 Pro EV
- 宋 Pro DM
- 宋 MAX
- 宋 MAX DM
- 宋 MAX EV
- 宋 Classic (2021 Version)
- 唐 EV (2021 Version)
- 唐 (2021 Version)
- 唐 DM
- 唐 DM-i (2021 Version)
- 元 EV
- 元 Pro
- 元 Plus(Atto 3)
- 秦
- 秦 EV
- 秦 EV 超能版
- 秦 Pro EV
- 秦 Pro DM
- 秦 Pro 超越版
- 秦 DM-i
- 海豹(SEAL)
- 海豚(DOLPHIN)
- e2
- e6
- D1
過去に販売していた車種
- D7M
- D9R
- e5
- ET
- F0
- Flyer
- F2(BYD 213)
- F3 - 2009年 2月の中華人民共和国内自動車売上台数トップ
- F3DM - 世界初の量産型プラグインハイブリッドカー
- F3R
- F3e
- F3DM
- F46
- F5
- F6
- F6DM
- F6e
- F8
- G3
- G5
- G6
- I6
- L3
- M3
- M6
- S6
- S8
- T6
- 元
バス
- C6 - 小型電気バス(マイクロバス)
- C7
- C8
- C9
- J6 - 小型電気バス(K6をベースにした日本市場向け車種[8] )
- K6 - 小型電気バス
- K7 - 中型電気バス
- K8 - 大型電気バス(全長10.5m)
- K9 - 大型電気バス(全長12.0m)
- K9A
- K9B
- K9DA
- K9FE
- K9R
- K9RA
- K10 - 二階建電気バス
- K11M - 電気連節バス
- K11U - 電気連節バス
- K12A - 電気二連節バス(全長26.8m)
トラック
- T5 - 小型電気トラック
- T7 - 中型電気トラック
- T8 - 大型電気トラック
- T10 - 大型電気トラック
- 8TT - 大型電気トラック(トラクターヘッド)
- Q1M / BYD 8Y - 大型電気トーイングトラクター
日本での販売
バス
2015年に京都市内の路線バス「プリンセスライン」に電気バス「K9」を導入[10] [11] したのを皮切りに、日本国内では同社の電気バスを導入する事業者が増え、日本市場向けのモデルも登場している[12] 。2019年には国内初となる観光バス用電気バスとして「C9」を沖縄県の伊江島観光バスが2台導入[13] 。2021年には日本市場で販売する海外メーカーとしては初めて、国土交通省の「標準仕様ノンステップバス認定」をK8が取得し、その後J6も認定を取得している[14] 。国内での電気バスのシェアは7割に達する[15] 。
2021年には日野自動車がBYDからの技術供与の上、J6のOEM車種である日野・ポンチョZ EVを販売開始すると発表した[16] 。
フォークリフト
日本では鉛電池を搭載したフォークリフトが一般的に多く使用されているが、バス販売に続き、BYDでは3時間の充電で10時間稼働可能なリチウムイオン電池を搭載したフォークリフトを2016年から販売している[17] [18] 。鉛電池型の方が導入コストは低く抑えることができ、市場ではガソリンやLPGなどの内燃式との2択である中、BYDでは国内メーカーの鉛電池型と同等の価格で購入でき、ランニングコストが低く抑えらる点が利点であるとしている[18] 。
乗用車
2022年2月に、EVモデルのe6を法人向けに発売。
2022年7月21日にコンパクトカーのDOLPHIN(海豚)、SUVのATTO 3(元 Plus)、セダンのSEAL(海豹)の電気自動車3車種を日本で展開することを発表した[19] 。
ギャラリー
-
漢(ハン) EV
-
漢(ハン) DM
-
秦(チン) Plus EV
-
秦(チン) Plus DM-i
-
唐(タン) 第2世代
-
宋(ソン) Plus EV
-
宋(ソン) Plus DM-i
-
元(ユアン) Plus
-
D1
-
e2
-
e6(新旧、タクシー)
-
J6(千葉・平和交通のEV小型路線バス)
-
K8(千葉・平和交通のEV大型路線バス)
-
K9 (京都・プリンセスラインのEV大型路線バス)
-
K11U(ノルウェー・オスロのEV連節路線バス)
関連項目
脚注
- ^ "BYD グローバル本社 - 技術と革新のシンボルである六角形の建物" (中国語). www.dongchedi.com. 2022年9月27日閲覧。
- ^ "2009年胡潤富豪ランキングを発表". 人民網 . (2009年10月14日). http://j.people.com.cn/94475/6783399.html 2009年10月14日閲覧。
- ^ 中国BYDが日本金型工場買収へ 大手のオギハラ(京都新聞2010年3月27日)
- ^ サムスン電子、世界1位の電気自動車メーカーBYDに470億円投資(ハンギョレ新聞2016年7月15日)
- ^ "中国EV大手BYD「初の海外工場」をタイに建設へ(東洋経済オンライン)". LINE NEWS. 2022年9月28日閲覧。
- ^ "BYD、独レンタカー大手シクストに新エネ車10万台を供給へ(36Kr Japan)". LINE NEWS. 2022年10月18日閲覧。
- ^ "2009年胡潤富豪ランキングを発表". 人民網 . (2009年10月14日). http://j.people.com.cn/94475/6783399.html 2009年10月14日閲覧。
- ^ a b "著名投資家バフェット氏、中国のBYD株の買い増しを検討=報道". ロイター . (2010年9月29日). https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-17434120100929 2018年3月9日閲覧。
- ^ "车型总览_比亚迪汽车官方网站_新能源汽车引领者". www.bydauto.com.cn. 2021年12月22日閲覧。
- ^ BYD Becomes First Chinese Auto Company to Penetrate Japanese Market - BYD、2015年2月26日(英語)
- ^ BYD、中国自動車メーカー初の日本進出...京都でEVバス納車 - レスポンス、2015年2月25日
- ^ 日本市場初の量産型小型電気バスJ6
- ^ "輸送力拡大による観光振興、環境保全の両面から沖縄県に貢献! 国内初 観光仕様の大型電気バスを導入しました!". 伊江島観光バス. (2019年10月15日). https://iejima-bus.com/2019/10/15/news/
- ^ 標準仕様ノンステップバス認定車両の一覧国土交通省
- ^ https://busmagazine.bestcarweb.jp/news/165962
- ^ "日野が小型EVバス「ポンチョZ EV」、BYDからOEM受け2022年春に発売". 日刊自動車新聞電子版. (2021年6月10日). https://www.netdenjd.com/articles/-/250986
- ^ "Z世代にアピール、BYDの日本戦略は「地道な長期戦になる」...東京オートサロン2023". Response.. (2023年1月16日). https://response.jp/article/2023/01/16/366375.html
- ^ a b "BYD FORKLIFT JAPAN 電動フォーク「3時間充電で10時間稼働」". 物流Weekly. (2022年3月7日). https://weekly-net.co.jp/news/133020/
- ^ "中国EV最大手「BYD」、日本の乗用車市場に参入 3車種を投入へ EVバスはすでに国内シェア約7割". ITmedia NEWS. 2022年9月27日閲覧。
外部リンク
この項目は、自動車に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(自動車ポータル/自動車PJ/乗用車PJ)。
この項目は、中国に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:中国/PJ:中国)。
この項目は、企業に関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ウィキプロジェクト 経済)。