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「レイテンシ」の版間の差分

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'''レイテンシ'''((削除) [[英語 (削除ここまで)|(削除) 英]]: latency) (削除ここまで)は、[[デバイス]]に[[データ]]転送などを要求してから、その結果が返送されるまでの不顕性の高い遅延時間。'''レイテンシー'''、'''レーテンシー'''とも表記される(削除) 。'''潜伏時間'''、'''潜時'''、'''待ち時間'''、'''反応時間'''とも言う (削除ここまで)
'''レイテンシ'''((追記) {{lang-en-short (追記ここまで)|(追記) latency}})、'''潜伏時間'''、'''潜時'''、'''待ち時間'''、'''反応時間'''と (追記ここまで)は、[[デバイス]]に(追記) 対して (追記ここまで)[[データ]]転送などを要求してから、その結果が返送されるまでの不顕性の高い遅延時間(追記) のこと (追記ここまで)。'''レイテンシー'''、'''レーテンシー'''とも表記される。


ある実時間的処理過程が、より短い時間で完了し、後続の処理過程を待たせない(遅らせない)ことを、(削除) ''' (削除ここまで)低レイテンシ(削除) ''' (削除ここまで)((削除) 英: (削除ここまで)low (削除) latency) (削除ここまで)(削除) 言う (削除ここまで)
ある実時間的処理過程が、より短い時間で完了し、後続の処理過程を待たせ(追記) ることが (追記ここまで)ない(遅らせ(追記) ることが (追記ここまで)ない)ことを、低レイテンシ((追記) {{lang-en-short| (追記ここまで)low (追記) latency}}) (追記ここまで)(追記) 呼ぶ (追記ここまで)


==概要==
==概要==
一般に(削除) 、 (削除ここまで)レイテンシが小さいほど、そのデバイスは高性能で高価である。レイテンシの程度を高(削除) ・ (削除ここまで)低で表現し、応答が遅いことを高レイテンシ、応答が早いことを低レイテンシと(削除) 言 (削除ここまで)う。
一般(追記) 的 (追記ここまで)にレイテンシが(追記) 小さければ (追記ここまで)小さいほど、そのデバイスは高性能で高価である。レイテンシの程度を(追記) 「 (追記ここまで)(追記) 」「 (追記ここまで)(追記) 」 (追記ここまで)で表現し、応答が遅いことを高レイテンシ、応答が早いことを低レイテンシと(追記) い (追記ここまで)う。


データを送出してから(削除) 、それ (削除ここまで)が相手に(削除) 達 (削除ここまで)するまでの間を「片道潜時(片道レイテンシ)」、データの送出要求(送出要求もデータの(削除) 1 (削除ここまで)つ)を送出してから(削除) 、 (削除ここまで)(削除) れ (削除ここまで)に応じたデータが返ってくるまでの間を「往復潜時(往復レイテンシ)」と(削除) 言う (削除ここまで)。[[インターネット]](削除) での (削除ここまで)往復潜時は'''[[ラウンドトリップタイム]]'''(往復時間)とも(削除) 言わ (削除ここまで)(削除) る。 (削除ここまで)[[ping]](削除) で (削除ここまで)(削除) れ (削除ここまで)(削除) 。 (削除ここまで)単位は[[ミリ秒]](削除) (ms) (削除ここまで)
データを送出してから(追記) 実際にデータ (追記ここまで)が相手に(追記) 到着 (追記ここまで)するまでの間を「片道潜時(片道レイテンシ)」、データの送出要求(送出要求(追記) 自体 (追記ここまで)もデータの(追記) 一 (追記ここまで)(追記) である (追記ここまで))を送出してからそ(追記) の要求 (追記ここまで)に応じたデータが返ってくるまでの間を「往復潜時(往復レイテンシ)」と(追記) 呼ぶ (追記ここまで)。[[インターネット]](追記) における (追記ここまで)往復潜時(追記) について (追記ここまで)は'''[[ラウンドトリップタイム]]'''(往復時間)とも(追記) 呼ば (追記ここまで)(追記) 、 (追記ここまで)[[ping]](追記) によって (追記ここまで)(追記) 定す (追記ここまで)(追記) ことができて、 (追記ここまで)単位は[[ミリ秒]](追記) (ms)で表す (追記ここまで)


システムの個々の要素が高性能でも、レイテンシが大きいため系統全体の性能が高くならない(削除) こと (削除ここまで)がある。例(削除) えば (削除ここまで)、[[CPU]]が[[主記憶装置|メモリ]]に対し読み出し(書き込み)命令を出し(削除) 、 (削除ここまで)読み出し(書き込み)が行われるまでの時間が、そのメモリ固有のレイテンシとなる。この数字が小さいメモリほど高速である。別の例として、高速なブロードバンド通信でも、レイテンシが大きい場合は「遅い」と感じたり、リアルタイム性の高いネットワークゲームなどでは同期に問題が生(削除) じ (削除ここまで)(削除) こと (削除ここまで)がある。
システムの個々の要素が高性能で(追記) あって (追記ここまで)も、レイテンシが大きいため(追記) に (追記ここまで)系統全体の性能が高くならない(追記) 場合 (追記ここまで)がある。例(追記) として (追記ここまで)、[[CPU]]が[[主記憶装置|メモリ]]に対し(追記) て (追記ここまで)読み出し(書き込み)命令を出し(追記) てから実際に (追記ここまで)読み出し(書き込み)が行われるまでの時間が、そのメモリ固有のレイテンシとなる。この数字が小さいメモリほど高速であ(追記) るといえ (追記ここまで)る。(追記) また、 (追記ここまで)別の例として、高速なブロードバンド通信で(追記) あって (追記ここまで)も、レイテンシが大きい場合は「遅い」と感じたり、リアルタイム性の高いネットワークゲームなどでは同期に問題が(追記) 発 (追記ここまで)(追記) す (追記ここまで)(追記) 場合 (追記ここまで)がある。


== 要因 ==
== 要因 ==

2022年10月8日 (土) 08:26時点における最新版

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(2020年8月)

レイテンシ(: latency)、潜伏時間潜時待ち時間反応時間とは、デバイスに対してデータ転送などを要求してから、その結果が返送されるまでの不顕性の高い遅延時間のこと。レイテンシーレーテンシーとも表記される。

ある実時間的処理過程が、より短い時間で完了し、後続の処理過程を待たせることがない(遅らせることがない)ことを、低レイテンシ(: low latency)と呼ぶ。

概要

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一般的にレイテンシが小さければ小さいほど、そのデバイスは高性能で高価である。レイテンシの程度を「高」「低」で表現し、応答が遅いことを高レイテンシ、応答が早いことを低レイテンシという。

データを送出してから実際にデータが相手に到着するまでの間を「片道潜時(片道レイテンシ)」、データの送出要求(送出要求自体もデータの一つである)を送出してからその要求に応じたデータが返ってくるまでの間を「往復潜時(往復レイテンシ)」と呼ぶ。インターネットにおける往復潜時についてはラウンドトリップタイム (往復時間)とも呼ばれ、pingによって測定することができて、単位はミリ秒(ms)で表す。

システムの個々の要素が高性能であっても、レイテンシが大きいために系統全体の性能が高くならない場合がある。例として、CPUメモリに対して読み出し(書き込み)命令を出してから実際に読み出し(書き込み)が行われるまでの時間が、そのメモリ固有のレイテンシとなる。この数字が小さいメモリほど高速であるといえる。また、別の例として、高速なブロードバンド通信であっても、レイテンシが大きい場合は「遅い」と感じたり、リアルタイム性の高いネットワークゲームなどでは同期に問題が発生する場合がある。

要因

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レイテンシは複数の要因で発生する。以下はその一例である[1]

  • アルゴリズム遅延: データ変換アルゴリズムそのものに由来するレイテンシ
  • 処理遅延: 計算機が実処理をおこなう処理時間に由来するレイテンシ
  • ネットワーク遅延: ネットワークを介したデータ転送に由来するレイテンシ
  • ジッタバッファ遅延: 処理の不安定性(ジッタ)を緩衝するためのバッファに由来するレイテンシ
  • パケット化遅延: 処理済み出力を1つのパケットに蓄積することに由来するレイテンシ

コンピュータ音楽

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音楽制作などのDAW/DTM環境において、音信号やMIDI信号のシステム上の遅延を表現するときにも、レイテンシという言葉は使用される。パソコン処理により数ミリ秒の信号の遅れが楽器演奏の邪魔となったり、ミックス処理時の音などに影響を与えたりすることから、コンピュータ音楽に取り組むミュージシャンの間では重要視されている。特に、コンピュータをソフトウェア・シンセサイザーエフェクターとして使用する場合、外部ハードウェアとの同時併用のときなどに、レイテンシが問題視されることが多い。

音信号のレイテンシ

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一般的にコンピュータが音信号を出力する場合、音データを一定長のバッファに記録してから、逐次ハードウェアへと出力する。そのため、バッファのサンプル数をサンプリング周波数(ヘルツ )で割った数だけレイテンシ()が生じる。バッファ容量が小さいほどレイテンシも小さくなるが、時間辺りのオーバーヘッドが増し、システムの性能が低い場合には、処理落ちが生じノイズとなってしまうこともある。

また、エフェクタのデジタル信号処理アルゴリズムによっても、レイテンシは発生する。例えば、高速フーリエ変換(FFT)を用いたアルゴリズムでは、幅などに応じてレイテンシが発生し、先読み(ルックアヘッド)機能を備えたリミッター/コンプレッサーでは、先読み時間に応じてレイテンシが発生する。また、マルチトラック再生において、レイテンシのあるエフェクタを特定のトラックのみに用いると、同期がずれてしまう。そのため、全トラックのレイテンシを統一して同期するレイテンシ補正機能を持ったシステムもある。

MIDI信号のレイテンシ

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MIDI信号は、規格上31.25kbpsの転送レートを持ち、1バイト転送するごとにスタートビットおよびストップビットが付加され、主な演奏情報となるチャンネルメッセージでは最低2バイト長を必要とする。そのため、チャンネルメッセージを転送するのに、最低640マイクロ秒がかかる。また、MIDIでは逐次メッセージを転送するため、1つのバスで大量のメッセージが一斉に発生した場合、知覚できる遅延(発音の遅れ)が生じる場合もある。また、MIDI機器内部で別途に遅延が生じることもある。

派生語

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割り込みレイテンシ
物理的な割り込みが発生してから、割り込みサービスルーチン(ISR)が起動されるまでの時間のこと。

関連項目

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脚注

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出典

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  1. ^ "遅延の要因 コーデック圧縮遅延 ... パケット化遅延 ... ネットワークによる遅延 ... ジッターバッファ遅延 ... コーデック伸張遅延" 渡邊晃. (2007). IP電話のしくみについて . 名城大学.

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