「桐一兵衛」の版間の差分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『諸国百物語』の件は、出典においてこの「桐一兵衛」の類話として扱われているわけではなく、これを類話と見なすのは自分のWP:ORだったと反省し、撤回 by 該当箇所執筆者
m Bot作業依頼#Cite bookの更新に伴う修正
1行目:
1行目:
'''桐一兵衛'''(きりいちべい)または'''斬一倍'''(きりいちばい)は、[[新潟県]][[南魚沼郡]]や[[南蒲原郡]]に伝わる[[妖怪]]<ref name="murakami">{{Cite book|和書|(削除) author (削除ここまで)=(削除) [[ (削除ここまで)村上健司(削除) ]]編著 (削除ここまで)|title=妖怪事典|year=2000|publisher=[[毎日新聞社]]|isbn=978-4-620-31428-0|(削除) pages (削除ここまで)=140(削除) 頁 (削除ここまで)}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://media.excite.co.jp/News/weekly/040810/topics_p06.html|title=全国ご当地妖怪案内|work=[http://media.excite.co.jp/News/weekly/040810/index.html 週刊! エキサイト]|publisher=[[エキサイト]]|accessdate=2009年01月31日}}</ref>。
'''桐一兵衛'''(きりいちべい)または'''斬一倍'''(きりいちばい)は、[[新潟県]][[南魚沼郡]]や[[南蒲原郡]]に伝わる[[妖怪]]<ref name="murakami">{{Cite book|和書|(追記) editor=村上健司|editor-link (追記ここまで)=村上健司|title=妖怪事典|year=2000|publisher=[[毎日新聞社]]|isbn=978-4-620-31428-0|(追記) page (追記ここまで)=140}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://media.excite.co.jp/News/weekly/040810/topics_p06.html|title=全国ご当地妖怪案内|work=[http://media.excite.co.jp/News/weekly/040810/index.html 週刊! エキサイト]|publisher=[[エキサイト]]|accessdate=2009年01月31日}}</ref>。
== 概要 ==
== 概要 ==
ある侍が、おのぼり峠という場所を通っていたところ、小さい子供が「早く歩いてお父様に抱かれ」と言いながら追いかけてきた。侍が不審がって足を速めると、子供はさらに追いかけて来た。侍はこれを化け物と直感し、刀で真っ二つに斬り捨てた。ところが二つに斬られた子供は2人になり、それらを斬るとそれぞれがさらに2人ずつになり、やがて数え切れないほどになった。
ある侍が、おのぼり峠という場所を通っていたところ、小さい子供が「早く歩いてお父様に抱かれ」と言いながら追いかけてきた。侍が不審がって足を速めると、子供はさらに追いかけて来た。侍はこれを化け物と直感し、刀で真っ二つに斬り捨てた。ところが二つに斬られた子供は2人になり、それらを斬るとそれぞれがさらに2人ずつになり、やがて数え切れないほどになった。
侍はたまらず逃げ出したが、化け物は騒ぎ立てながら追いかけて来た。危うく化け物に捕まりそうになったとき、[[ニワトリ]]の声がして、化け物たちは「朝になったから帰ろう」と消え失せた。侍が後で気づいてみると、ニワトリの声を上げたのは、自分の刀に彫られていたニワトリの目貫だった。これが桐一兵衛、または切一倍という化け物だという<ref>{{Cite book|和書|author=文野白駒|title=加無波良夜譚|year=1932|publisher=玄久社|pages=33-34(削除) 頁 (削除ここまで)}}</ref>。
侍はたまらず逃げ出したが、化け物は騒ぎ立てながら追いかけて来た。危うく化け物に捕まりそうになったとき、[[ニワトリ]]の声がして、化け物たちは「朝になったから帰ろう」と消え失せた。侍が後で気づいてみると、ニワトリの声を上げたのは、自分の刀に彫られていたニワトリの目貫だった。これが桐一兵衛、または切一倍という化け物だという<ref>{{Cite book|和書|author=文野白駒|title=加無波良夜譚|year=1932|publisher=玄久社|pages=33-34}}</ref>。
== 脚注 ==
== 脚注 ==
2022年6月4日 (土) 12:56時点における版
桐一兵衛(きりいちべい)または斬一倍(きりいちばい)は、新潟県 南魚沼郡や南蒲原郡に伝わる妖怪 [1] [2] 。
概要
ある侍が、おのぼり峠という場所を通っていたところ、小さい子供が「早く歩いてお父様に抱かれ」と言いながら追いかけてきた。侍が不審がって足を速めると、子供はさらに追いかけて来た。侍はこれを化け物と直感し、刀で真っ二つに斬り捨てた。ところが二つに斬られた子供は2人になり、それらを斬るとそれぞれがさらに2人ずつになり、やがて数え切れないほどになった。
侍はたまらず逃げ出したが、化け物は騒ぎ立てながら追いかけて来た。危うく化け物に捕まりそうになったとき、ニワトリの声がして、化け物たちは「朝になったから帰ろう」と消え失せた。侍が後で気づいてみると、ニワトリの声を上げたのは、自分の刀に彫られていたニワトリの目貫だった。これが桐一兵衛、または切一倍という化け物だという[3] 。
脚注
[脚注の使い方]