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'''船頭さん'''(せんどうさん)は、[[1941年]]7月に発表された[[童謡]]である。[[戦時歌謡]]であったが、戦後歌詞の一部が改作され、一般向きの童謡として親しまれている。
'''船頭さん'''(せんどうさん)は、[[1941年]]7月に発表された[[童謡]]である。[[戦時歌謡]]であったが、戦後歌詞の一部が改作され、一般向きの童謡として親しまれている。
2020年10月25日 (日) 04:22時点における版
船頭さん(せんどうさん)は、1941年7月に発表された童謡である。戦時歌謡であったが、戦後歌詞の一部が改作され、一般向きの童謡として親しまれている。
概要
太平洋戦争に突入する直前に発表された歌であるため、戦時色が強く、「六十のおじいさんですら、村のため、お国のために休む暇なく働いているのだから、君たちも早く立派な人間になって、お国のために尽くしなさい」というメッセージが込められているという人もいる。
戦後2番の後半と3番が、峰田明彦によって改作され、牧歌的でほほえましい渡し船の光景を歌った歌に改められている。
歌詞
戦前の原詞
1
村の渡しの船頭さんは
今年六十のお爺さん
年を取つてもお船を漕ぐときは
元気いつぱい艪がしなる
それ ぎつちら ぎつちら ぎつちらこ
2
雨の降る日も岸から岸へ
ぬれて舟漕ぐお爺さん
今日も渡しでお馬が通る
あれは戰地へ行くお馬
それ ぎつちら ぎつちら ぎつちらこ
3
村の御用やお國の御用
みんな急ぎの人ばかり
西へ東へ船頭さんは
休む暇なく舟を漕ぐ
それ ぎつちら ぎつちら ぎつちらこ
戦後の改訂稿
1
村の渡しの船頭さんは
今年六十のお爺さん
年を取つてもお舟を漕ぐときは
元気いっぱい艪がしなる
それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ
2
雨の降る日も 岸から岸へ
ぬれて舟漕ぐ お爺さん
けさもかわいい 子馬を二匹
向こう牧場へ 乗せてった
それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ
3
川はきらきら さざ波小波
渡すにこにこ お爺さん
みんなにこにこ ゆれゆれ渡る
どうもご苦労さんと いって渡る
それ ぎっちら ぎっちら ぎっちらこ
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