「仲村信一郎」の版間の差分

仲村 信一郎(なかむら しんいちろう、1963年 - )は日本の臨床心理学者、臨床心理士。 専門は、職業リハビリテーション。

専門は、精神障害者の職業訓練指導方法に関する研究。

日本では精神障害者の職業訓練が行われていなかったため、精神障害者の職業訓練5カ年計画の中で、海外で主流となっていた施設より実際の職場で実習等を行う技能等の習得について報告した。

職業訓練にあっている対象者像(精神障害者の職業訓練における対象者像の一考察)を明確にし、技能訓練の効果の検証(精神障害者に対する職業訓練の指導・支援について-技能訓練の効果検証について-)を行い、技能訓練だけではなく適応支援も職業訓練中に行うことで職業訓練で精神障害者が就労できることを共同研究「精神障害者の職業訓練指導方法に関する研究-技能 訓練と職業生活支援-」で報告した。

作業療法ジャーナルでは、ACT(Assertive Community Treatment:包括型地域生活支援プログラムやIPS(Individual Placement and Support:個別就労支援プログラム)のようにアセスメ ントせずにまずは職場(On The Job Training)でジョブコーチなどの支援により就労に取り組むアプローチだけが有効でなく、職業訓練も有効なことを「Letters to the Editorsー就労支援におけるアセスメントー」として投稿した。

精神障害者が法定雇用率に算定されたこともあり、精神障害者の職業訓練は定着し、国立職業リハビリテーションセンターから他の都道府県の障害者職業能力開発校へノウハウを提供した研究となった。

• 愛知県 名古屋市育ち。
• 1985年、中京大学文学部心理学科を卒業。
• 1985年、雇用促進事業団(現:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構)に障害者職業カウンセラーとして入職。
• 2005年より2009年まで研究職。

• 日本職業リハビリテーション学会
• 日本心理臨床学会
• 日本臨床心理士会
• SST普及協会

• 「精神障害者の職業訓練における対象者像の一考察」平川政利ほか編『職業リハビリテーション研究発表会発表論文集 』第12巻、2004年、55-58貢。
• 「精神障害者に対する職業訓練の指導・支援について―技能訓練の効果検証について―」平川政利ほか編『職業リハビリテーション研究発表会発表論文集 』第13巻、2005年、22-25貢。
• 「家族支援の枠組みと関係機関の取り組みの課題―家族のアセスメントと障害特性別の配慮―」岡本ルナほか編『職業リハビリテーション研究発表会発表論文集 』第14巻、2006年、240-243貢。
• 「職場適応支援の好事例分析―主に企業類型化の試みの視点で―」『職業リハビリテーション研究発表会発表論文集 』第15巻、2007年、268-269貢。
• 「Letters to the Editorsー就労支援におけるアセスメントー」『作業療法ジャーナル』第41巻、3号、2007年。
• 「米国におけるADHDの就労支援に関する文献調査―CHADDとADDAのホームページより―」『職業リハビリテーション研究発表会発表論文集 』第16巻、2008年、78-79貢。
• 「米国等における発達障害者の就労支援の現状に関する研究」梅永雄二ほか編『高齢・障害者雇用支援機構障害者職業総合センター資料シリーズ 』44号、2009年、154p。

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• 障害者福祉
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