「パヴェル・チェコフ」の版間の差分
2016年6月20日 (月) 00:28時点における版
パヴェル・アンドレイェヴィッチ・チェコフ(露: Павел Андреевич Чеков[1] )は、アメリカのサイエンス・フィクション作品『スタートレック』シリーズ、主にテレビドラマ『宇宙大作戦』の登場人物である。宇宙パトロール船USSエンタープライズ号操縦士(ナビゲーター)。より正しくは「チェーホフ」で、「チェコフ」は英語読み。
プロフィール
2245年、地球のロシア生まれの人間男性。宇宙艦隊士官。当時の階級は少尉。認識番号656 ́5827B(『スタートレックIV 故郷への長い道』より)。
キャラクター
「シンデレラはロシアの物語」「クアドロトリティケール(作中の新種の麦)はロシアの発明」など、何でもロシア起源だと主張する。
レギュラーの登場人物の中で最も若い。また、失敗が多くやられ役となることも多い。瀕死の目にあうことも多く、「危機一髪! OK牧場の決闘」にいたっては射殺までされた。陽気で女好きな性格。
歴代シリーズでの活躍
- 宇宙大作戦
- 第2シーズンから登場。『宇宙大作戦』開始後、ソビエト連邦(ソ連)の新聞『プラウダ』に「国際的なエンタープライズ乗組員の中にソ連人がいないのはおかしい」という記事が載り、それを読んだジーン・ロッデンベリーがテコ入れもかねて新しい登場人物の投入を決めた。
- 日程の都合で登場しなかったが(『宇宙大作戦』終了後全米中に散らばっていた役者たちが、アニメの声のためだけに、あちこちで声の収録の日程を組んでいた)、まんが宇宙大作戦のエピソード「惑星ファイロスの巨人」はケーニッグの脚本作品である。
- 劇場版
- 第1作目〜第7作目、第11作目〜第12作目に登場。保安主任、U.S.S.リライアント副長兼科学士官を務めた。なお『第2作目』ではカーンに「お前は見た事があるな」と言われるが、この発端となったエピソード「宇宙の帝王」は第1シーズンの話であり、公開後にファンから指摘が殺到した。新俳優による別世界を描く『第11作目』では、当初から他の6人と共に乗り組んでいるが、ケーニッグが演じたオリジナル版と比べ、髪がはねているという大きな違いがある。
演じた俳優と声優
- 俳優
テレビドラマ『宇宙大作戦』および劇場版第1作目〜第7作目を演じた俳優はウォルター・ケーニッグ。 吹き替えでは再現されていないが、ひどいロシア訛りを話す。ロシア訛りが話せることが、ケーニッグのオーディション合格理由の1つだった。ただし、ケーニッグは実際はシカゴ生まれのリトアニア系2世である。 劇場版第11作目以降はアントン・イェルチンが演じたが、2016年6月19日に交通事故で死亡した。
- 日本語版吹き替え
TOSでは井上弦太郎、DS9では遊佐浩二。劇場版では古川登志夫(TMPテレビ版)、曽我部和恭(ST2-3テレビ版)、金尾哲夫(ST4テレビ版)、西村知道(ST5機内上映版)、辻親八(ST6ソフト版、GEN)、佐久田修(TMP再録版)、坂東尚樹(ST2再録版)、樫井笙人(ST3-6再録版)、粟野志門 (STXI-STID)。なお井上はチェコフが出演していない『宇宙大作戦』第1シーズンでも、後にチェコフが座る右舷席の士官など、脇役を何度も演じている。
『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』第104話「伝説の時空へ」にも再登場するが、これはベンジャミン・シスコらが『宇宙大作戦』43話「新種クアドロトリティケール」の過去に行ったという設定で、当時の映像の編集・合成。声は原語版では俳優本人が声を演て、吹き替えではカーク役の矢島とウフーラ役の松島のみ『宇宙大作戦』と同じだった。
脚注
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関連項目 |
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