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「ブルー・シャトウ」の版間の差分

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ブルー・コメッツの曲としては、先行する「[[青い瞳]]」・「[[青い渚]]」に続く[[アンサーソング|「青い」シリーズの第三弾]]であり、前2作と同様に、橋本・井上のコンビの作品である。
ブルー・コメッツの曲としては、先行する「[[青い瞳]]」・「[[青い渚]]」に続く[[アンサーソング|「青い」シリーズの第三弾]]であり、前2作と同様に、橋本・井上のコンビの作品である。


また、[[1991年]][[7月21日]]には8cmシングルCDとして(削除) 発売 (削除ここまで)された。ただしカップリング(B面)は「青い瞳」(日本語)に変更され、[[両A面]]シングルとなっている。
また、[[1991年]][[7月21日]]には8cmシングルCDとして(追記) リリース (追記ここまで)された。ただしカップリング(B面)は「青い瞳」(日本語)に変更され、[[両A面]]シングルとなっている。

さらに[[2014年]][[6月11日]]には[[ミュージックグリッド]]から12cmシングル[[MEG-CD]]([[CD-R]]シングル)として発売された。


=== 青いシリーズ ===
=== 青いシリーズ ===
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== 収録曲 ==
== 収録曲 ==
;オリジナル(削除) 盤、および12cmシングルMEG-CD (削除ここまで)
;オリジナル盤
#ブルー・シャトウ(Blue Chateau)(2分46秒)
#ブルー・シャトウ(Blue Chateau)(2分46秒)
#*作詞:橋本淳/作曲:井上忠夫/編曲:森岡賢一郎
#*作詞:橋本淳/作曲:井上忠夫/編曲:森岡賢一郎
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== 外部リンク ==
*[http://www.meg-cd.jp/artist/jackie_yoshikawa_bluecomets/MSCL-12385.html ジャッキー吉川とブルー・コメッツ「ブルー・シャトウ」(MEG-CD)]


{{ジャッキー吉川とブルー・コメッツ}}
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2014年8月25日 (月) 21:59時点における版

「ブルー・シャトウ」
ジャッキー吉川とブルー・コメッツ シングル
B面 甘いお話(17cmEP)
青い瞳(日本語)(8cmCD)
リリース
ジャンル グループ・サウンズ
時間
レーベル CBS/日本コロムビア
(17cmEP)
日本コロムビア
(8cmCD)
作詞・作曲 作詞:橋本淳
作曲:井上忠夫
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 14位(17cmEP・オリコン)
  • ジャッキー吉川とブルー・コメッツ シングル 年表
    何処へ
    (1966年)
    ブルー・シャトウ
    (1967年)
    マリアの泉
    (1967年)
    ジャッキー吉川とブルー・コメッツ 年表
    ミッドナイト・スペシャル
    (1984年) ブルー・シャトウ/
    青い瞳(日本語)

    (1991年) -
    テンプレートを表示

    ブルー・シャトウ」(Blue Chateau)は、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ1967年にヒットさせた楽曲である。

    概要

    1967年3月15日に発売され、レコード売上150万枚[1] の同グループ最大のヒット曲となり、第9回日本レコード大賞を受賞した。またこの曲は『第18回NHK紅白歌合戦』(1967年)の際の出場曲で、同時にグループとして2回目の出場曲でもある。橋本淳作詞、井上忠夫(当時。後に井上大輔)作曲、森岡賢一郎編曲。

    この曲はもともと、作曲者の井上忠夫が木の実ナナに提供する作品を書いているうちに出来たものである。カナダのレイクルイーズホテルに宿泊中作曲した。その後むしろ男性が歌うべきと考え、ブルー・コメッツの作品として発表したといわれる。ファとシを除いた「四七抜き(よなぬき)短音階」を基調とした日本風の曲であり、井上は発表当時「外国のリズムと日本のメロディーの新しい組み合わせを考えた」と語ったという[2] [3] 。また、当時のレコードジャケットのライナーノーツには、この曲がわずか3分で出来たものであることと、発表前に関係者に聴かせたところ「この曲、何となく『月の砂漠』に似ている」と言われたことが記されている。

    しかし後年(1987年)、井上自身はこの曲が大ヒットしたことを、もともと洋楽っぽく格好いいもの、ひいては新しいものを目指してきたグループ・サウンズ(GS)というジャンルにとっては「悲劇だった」と振り返っている[2]

    「でも実は(『ブルー・シャトウ』を作ったことは)ジレンマでね。目標としてきた洋楽とは正反対のものを作っちゃったんだから。他のGSがそのまねをさせられ始めたのもつらかった。あの曲からGSの悲劇は始まったと思う」[2] (井上)

    さらに井上は「新しい音楽をつくるつもりだったのに、結局は歌謡曲に飲み込まれてしまった」と、当時の悔いを口にしている[2]

    (実際にこの曲がヒットした後、「バラ色の雲」「長い髪の少女」など、「売れ線」として歌謡曲調の作品をGSが歌わされるケースが増え、それらは目論見どおりヒットしたため、洋楽に傾倒した作品はますます隅に追いやられる結果となった[2] 。因みにザ・スパイダースかまやつひろしも、やはり後年になって、洋楽色が薄まった「夕陽が泣いている」のヒットについて、「曲が来た時に物凄く抵抗があったが、皮肉なもので当たってしまった」といった旨を語っている[4] )

    その後井上は、シャネルズ(後のラッツ&スター)のデビュー作「ランナウェイ」を世に送ったが、この曲を作った時に「やっと決着がついた気がした。(GSの時代に本当に)やりたかったことをやっとやれたってね」[2] と述懐している。

    一方で井上の死後、ジャッキー吉川は「GSブームはいい曲をたくさん残した。大ちゃん(井上)はそれを誇ってよかったんだ」と語っている[3]

    ブルー・コメッツの曲としては、先行する「青い瞳」・「青い渚」に続く「青い」シリーズの第三弾であり、前2作と同様に、橋本・井上のコンビの作品である。

    また、1991年 7月21日には8cmシングルCDとしてリリースされた。ただしカップリング(B面)は「青い瞳」(日本語)に変更され、両A面シングルとなっている。

    青いシリーズ

    1a. 青い瞳(英語版) 1966年
    1b. 青い瞳(日本語版) 1966年
    2. 青い渚 1966年
    3.ブルー・シャトウ
    番外: 青い月夜(唄=奥村チヨ)

    以上の作品は全て橋本・井上コンビ。

    なお、このコンビによる色の名前のついた作品には他に「むらさき日記」(1970年、演奏=ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)もある。また井上は1967年に美空ひばりの「真赤な太陽」(吉岡治作詞・原信夫作曲)の編曲も手がけている。

    収録曲

    オリジナル盤
    1. ブルー・シャトウ(Blue Chateau)(2分46秒)
      • 作詞:橋本淳/作曲:井上忠夫/編曲:森岡賢一郎
    2. 甘いお話(Sweet Talk)(3分10秒)
      • 作詞:ささきひろと/作曲:小田啓義/編曲:森岡賢一郎
    8cmシングルCD(スーパー・セレクト・シリーズ「ブルー・シャトウ/青い瞳」)
    1. ブルー・シャトウ(2分46秒)
      • 作詞:橋本淳/作曲:井上忠夫/編曲:森岡賢一郎
    2. ブルー・シャトウ(オリジナル・カラオケ)
    3. 青い瞳(日本語)(2分42秒)
      • 作詞:橋本淳/作曲・編曲:井上忠夫
    4. 青い瞳(オリジナル・カラオケ)


    替え歌

    この曲がヒットした直後から、歌詞の各単語の語尾のところに「トンカツ」「ニンニク」「コンニャク」「テンプラ(テンドン)」などといった(主として)食べ物の名前を付けた替え歌が大流行し、一種の社会現象となった。『日清ちびっこのどじまん』で四方晴美が歌ったのが流行のきっかけとされる[5]

    また、タモリがアルバム「戦後日本歌謡史」のなかで、「ブルー・エンペラー」(演奏:ジャッキー佐藤とブルー・コメットさん)という替え歌を歌っていた。

    1989年に放送された常盤薬品工業の『パスビタンD』のCMの中でこの曲の替え歌が使用されていた。

    収録アルバム

    • ブルー・コメッツ=オリジナル・ヒット第2集
    • アメリカのブルー・コメッツ
    • ベスト・オブ・ブルー・コメッツ
    • スター・ダブル・デラックス/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
    • G.S.R.
    • ゴールデン・スター・ワイド・デラックス/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
    • ジャッキー吉川とブルー・コメッツ・ベスト
    • THE TALES OF BLUE COMETS PAST MASTERS 1965-1972
    • THE TALES OF BLUE COMETS PAST MASTERS BOX 1965-1972
    • ブルー・コメッツ フォーエバー

    カバーしたアーティスト

    関連項目

    脚注

    1. ^ 驚きももの木20世紀1998年 10月30日放送分 「ブルー・コメッツの苦悩」
    2. ^ a b c d e f 『芸能史を歩く』「昭和42年12月・GSブーム 遠かったロックへの道のり」 朝日新聞 1987年4月4日付け 夕刊
    3. ^ a b 『ニッポン人脈記』「ビートルズの時代4 GSブーム、ヒットと悔い」 朝日新聞 2005年12月15日付け 夕刊
    4. ^ かまやつひろしインタビュー「あの時みんな若かった」 黒澤進「熱狂! GS図鑑」 徳間書店、1986年
    5. ^ 27時間テレビ「めざまし調査隊SP」「ブルー・シャトウの替え歌 歌い始めたのは一体誰なのか」
    メンバー

    三原綱木(Guitar & Vocal) - 小田啓義(Organ & Piano)

    旧メンバー

    ジャッキー吉川(Drums) - 高橋健二(Bass & Vocal) - 井上忠夫(Flute & Sax & Vocal) - ヒロ池ヶ谷(Drums) - 白鳥健二(Bass & Vocal) - 姫神じゅん(Guitar & Vocal) - 山根宮子(Piano & Vocal) - 佐伯芳江(Organ & Vocal) - 金崎タミキ(Bass & Vocal) - 早見タロー(Guitar & Vocal) - 渡辺トオル(Sax & Flute & Vocal) - 上瀧洋之(Vocal) - 平石友実(Bass) - 森本博夫(Guitar) - 中野誠(Keyboard) - 高橋毅(Vocal) - 土井立庭(Guitar) - 岸明樹(Keyboard) - 白川博朋(Bass) - 安田一平(Guitar)

    シングル

    サンダー・ボール/ミスター・キス・キス・バン・バン - 青い瞳(英語) - 愛の終りに - 青い瞳(日本語) - 青い渚 - ジングル・ベル - 何処へ - ブルー・シャトウ - マリアの泉 - 北国の二人 - こころの虹 - 白鳥の歌 - 草原の輝き - さよならのあとで - 雨の赤坂 - 涙の糸 - 海辺の石段 - それはキッスで始まった - 泣きながら恋をして - むらさき日記 - 雨の賛美歌 - 津軽の海 - エデンの東/慕情 - 生きるよろこびを - 虹と雪のバラード - 希望にみちた二人のために - 雨の朝の少女 - 哀しい少女 - シンデレラ( ← シンデレラの脚) - 優等生にはなりたくない - 雨の晩夏 - 二人だけの天地 - 恋の星座 - ピーナッツ - 北国の駅から( → これからは北国で) - ミッドナイト・スペシャル - ブルー・シャトウ/青い瞳

    アルバム

    グランド・ヒット・パレード (第3集) - クリスマスをエレキ・ギターで(→ブルー・コメッツのクリスマス) - 青い瞳/青い渚 ブルー・コメッツ・オリジナル・ヒット集 - ベスト・ヒット'66 - ブルー・コメッツ・リサイタル - これぞヤング・ビート - ブルー・コメッツ=オリジナル・ヒット第2集 - ヨーロッパのブルー・コメッツ - アメリカのブルー・コメッツ - ベスト・オブ・ブルー・コメッツ - ヤング・ビート・ブルー・コメッツ - ポピュラーヒット25年史 (上巻) - ポピュラーヒット25年史 (下巻) - ベスト・オブ・ブルー・コメッツVol.2 - スター・ダブル・デラックス/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ - G.S.R. - ラヴ・サウンド/ブルー・コメッツ -ブルー・コメッツの素晴らしき音の殿堂 - ブルー・コメッツの素晴らしきオリジナル・サウンド - ディスコ大作戦 - ゴールデン・スター・ワイド・デラックス/ジャッキー吉川とブルー・コメッツ - ジャッキー吉川とブルー・コメッツ・ベスト - THE TALES OF BLUE COMETS PAST MASTERS 1965-1972 - THE TALES OF BLUE COMETS PAST MASTERS BOX 1965-1972 - ブルー・コメッツ フォーエバー - ジャッキー吉川とブルー・コメッツ ゴールデン☆ベスト - ジャッキー吉川とブルー・コメッツ ゴールデン☆ベスト コロムビア・イヤーズ (1966〜1972)

    出演映画
    関連項目
    1950年代
    1960年代
    1970年代
    1980年代
    1990年代
    2000年代
    2010年代
    2020年代

    第32回から第34回までは演歌・歌謡曲とポップス・ロックの2部門に分けて発表された。括弧内の数字は第しろまる回を示す。

    カテゴリ Category:日本レコード大賞受賞者Category:日本レコード大賞受賞曲


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