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「アイオス・エフストラティオス島」の版間の差分

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2011年3月28日 (月) 15:36時点における版

島の中心地、Saint Eustratius村
アイオス・エフストラティオス島の位置

アイオス・エフストラティオス島(英語Agios Efstratios、ギリシャ語 Άγιος Ευστράτιος)は、ギリシャの島。アギオス・エフストラティオス島Saint Eustratius島とも呼ばれる。リムノス島の30km南西、レスボス島の80km北西に位置し、以上の3つの島でレスボス県を構成している。

島名の由来

島名はSaint Eustratiusに因んで名づけられた。彼はマケドニア出身の東ローマ帝国皇帝、レオーン6世による因習を打破した政治主義に反対して、9世紀に島で亡命生活を送った。彼の物と言われる墓は、今でも島民から大切にされている。

地理

アイオス・エフストラティオス島は北緯39度31分、東経25度に位置し、面積は43.325 km2、水面積は島の15.14%の6.56 km2、人口371人、人口密度9/km2となっている。気候は地中海性気候に属しており、夏は暑く乾燥し、ほとんど雨は降らない。

陸地の大部分は岩石がむき出しになっていて、所々に背丈の低い植物が生えているのみである。しかし、周囲の海は豊かで、地元の漁師によって豊富な魚が獲られている。多数の美しい浜辺がアイオス・アントニス、Lemonies、Avlakiaなどの島嶼にあり、そのほとんどが小型船で到達できる距離にある。島へはリムノス、アギオス・コンスタンティノス、キュメ、カヴァラから船が出ている。

近年の政治的な歴史

島には1930年代に、政治犯の亡命を避けるために収容所が建てられた。しかし、1968年に大地震が起き、島の大部分の家屋を破壊させた。そのため、地震後にはプレハブ工法によるコンクリート造りの軍隊などのキャンプで用いられる建物が建てられた。しかし、それにも関わらず島はとても魅力的な町並みや砂浜などを損なうことなく残しており、自然環境も維持している。この島を訪れる観光客は、大部分が心機一転や瞑想が目的で、1970年代には刑務所が政治的反体制派を収容する目的で再利用され、作曲家のミキス・テオドラキスも一時ここに収容されたことがある。

座標: 北緯39度31分 東経25度00分 / 北緯39.517度 東経25.000度 / 39.517; 25.000

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