「クラッシュ・バンディクーシリーズ」の版間の差分
2009年3月22日 (日) 13:14時点における版
『クラッシュ・バンディクー』 (Crash Bandicoot) は、アクティビジョン・ブリザードが発売しているテレビゲームのシリーズ、またはそれに登場するキャラクターの名前である。通称「クラッシュ」「クラバン」など。
元はソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) が発売し、2001年12月以降はコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が発売、2004年12月以降はビベンディユニバーサルゲームズが発売していた(英語版は2005年10月以降ビベンディユニバーサルゲームズの子会社であるシエラエンターテインメントが発売)。2007年12月にビベンディユニバーサルゲームズとアクティビジョンが合併したため、現在はアクティビジョン・ブリザードが発売している。
概要
1996年 12月に第1作『クラッシュ・バンディクー』(機種はプレイステーション)が発売されてから、以後圧倒的な人気を誇るコミカルなアクションゲームのシリーズである。第1作では「宇宙初の奥スクロールアクション」という煽り文句が書かれていた。
テレビCMではオリジナルの歌と踊りが披露されたことで有名である。
制作はユニバーサルインタラクティブスタジオ、開発はノーティドッグ社。プロデューサーはマーク・サーニー。しかし、ノーティドッグは「レーシング」を、マーク・サーニーは「カーニバル」を最後にクラッシュシリーズからは手を引いている(後にノーティドッグは『×ばつダクスター">×ばつダクスター』シリーズなどを手がける)。
SCEとユニバーサルはその後決別し、クラッシュの版権を持つユニバーサルは、日本ではコナミと業務提携を行った。その後、ビベンディユニバーサルゲームズとして自身でクラッシュシリーズを発売することとなる。
シリーズ作品
発売日は日本国内でのもの。特に記載が無い場合はアクションゲーム。
※(注記)PS=プレイステーション、PS2=プレイステーション2、GC=ニンテンドーゲームキューブ、Xbox=Xbox、GBA=ゲームボーイアドバンス、PSP=プレイステーション・ポータブル、DS=ニンテンドーDS、Xbox360=Xbox 360、PS3=プレイステーション3、Wii=Wii
SCE発売
- クラッシュ・バンディクー (PS)
- 1996年 12月6日発売, 4,800円 (税別)
- PlayStation the Best for Family / 1998年 5月28日発売, 2,800円 (税別)
- PS one Books / 2001年 10月12日発売, 2,200円 (税別)
- PSP/PS3用ゲームアーカイブス / 2007年 1月25日配信開始, 600円 (税込)
- 開発元:ノーティドッグ (Naughty Dog)
- アメリカ版タイトル "Crash Bandicoot "
- クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲! (PS)
- 1997年 12月18日発売、5,800円 (税別)
- PlayStation the Best for Family / 1998年 10月8日発売, 2,800円 (税別)
- PS one Books / 2001年 11月22日発売, 2,200円(税別)
- PSP/PS3用ゲームアーカイブス / 2007年 8月30日配信開始, 600円 (税込)
- 開発元:ノーティドッグ (Naughty Dog)
- アメリカ版タイトル "Crash Bandicoot 2: Cortex Strikes Back "
- クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周 (PS)
- 1998年 12月17日発売, 4,800円 (税別)
- PlayStation the Best for Family / 1999年 10月14日発売, 2,800円 (税別)
- PS one Books / 2001年 12月6日発売, 2,200円 (税別)
- PSP/PS3用ゲームアーカイブス / 2007年 9月27日配信開始, 600円 (税込)
- ポケットステーション対応
- 開発元:ノーティドッグ (Naughty Dog)
- アメリカ版タイトル "Crash Bandicoot: Warped "
- クラッシュ・バンディクー レーシング (PS)
- 1999年 12月16日発売、5,800円 (税別)
- PlayStation the Best for Family / 2001年 5月17日発売, 2,800円 (税別)
- PS one Books / 2002年 12月5日発売, 2,200円 (税別)
- PSP/PS3用ゲームアーカイブス / 2008年 6月11日配信開始, 600円 (税込)
- ジャンル / レースゲーム
- マルチタップ、ネジコン対応
- 開発元:ノーティドッグ (Naughty Dog)
- アメリカ版タイトル "Crash Team Racing "
- クラッシュ・バンディクー カーニバル (PS)
- 2000年 12月14日発売, 5,800円 (税別)
- PS one Books / 2001年 12月6日発売, 2,200円 (税別)
- PSP/PS3用ゲームアーカイブス / 2008年 3月21日配信開始, 600円 (税込)
- ジャンル / パーティーゲーム
- マルチタップ対応
- 開発元:ユーロコム (Eurocom)
- アメリカ版タイトル "Crash Bash "
コナミ発売
- クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー (PS2、Xbox、GC)
- PS2版 / 2001年 12月20日発売, 6,800円 (税別)
- PlayStation 2 the Best / 2002年 10月17日発売, 2,800円 (税別)
- Xbox版 / 2002年 10月24日発売, 4,800円 (税別)
- GC版 / 2003年 12月4日発売, 4,800円 (税別)
- 開発元:トラベラーズテイルズ (Traveller's Tales)
- アメリカ版タイトル "Crash Bandicoot: The Wrath of Cortex "
- クラッシュ・バンディクー アドバンス (GBA)
- 2002年 7月18日発売, 4,800円 (税別)
- 開発元:バイケリオスビジョンズ (Vicarious Visions)
- アメリカ版タイトル "Crash Bandicoot: The Huge Adventure "
- クラッシュ・バンディクー アドバンス2 ぐるぐるさいみん大パニック!? (GBA)
- 2003年 12月4日発売、4,980円 (税別)
- 開発元:バイケリオスビジョンズ (Vicarious Visions)
- アメリカ版タイトル "Crash Bandicoot 2: N-Tranced "
- クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート (PS2, GC, GBA)
- PS2版, GC版 / 2004年 7月8日同時発売, 5,800円 (税別)
- GBA版 / 2004年 8月26日発売, 4,800円 (税別)
- PS2版 コナミ ザ ベスト / 2005年 7月7日発売, 2,800円 (税別)
- ジャンル / レースゲーム
- PS2版はマルチタップ対応、GC版とGBA版は連動
- 開発元:バイケリオスビジョンズ (Vicarious Visions)
- アメリカ版タイトル "Crash Nitro Kart "
ビベンディユニバーサルゲームズ発売
- クラッシュ・バンディクー5 え〜っ クラッシュとコルテックスの野望?!? (PS2)
- 2004年 12月9日発売、6,800円 (税別)
- 開発元:トラベラーズテイルズ (Traveller's Tales)
- アメリカ版タイトル "Crash Twinsanity "
- クラッシュ・バンディクー アドバンス わくわく友ダチ大作戦! (GBA)
- 2004年 12月9日発売、4,800円(税別)
- スパイロ アドバンス わくわく友ダチ大作戦!と連動
- 開発元:バイケリオスビジョンズ (Vicarious Visions)
- アメリカ版タイトル "Crash Bandicoot Purple: Ripto's Rampage "
- クラッシュ・バンディクー がっちゃんこワールド (PS2, PSP, GC)
- PS2版, GC版 / 2005年 12月1日同時発売, 6,800円 (税別)
- PSP版 / 同日発売、4,800円 (税別)
- ジャンル / アクション+レース
- 開発元:ラディカル・エンターテインメント (Radical Entertainment)
- アメリカ版タイトル "Crash Tag Team Racing "
- クラッシュ・バンディクー フェスティバル (DS)
- 2006年 7月20日発売、5,040円 (税込)
- ジャンル / 対戦バラエティ
- クラッシュ・バンディクー生誕10周年記念
- 日本で開発、及び先行発売された初のクラッシュ
- 開発元:ディンプス (Dimps)
- アメリカ版タイトル "Crash Boom Bang! "
日本未発売
- Crash of the Titans (Wii, Xbox360, PS2, DS, PSP, GBA)
- クラッシュシリーズ本編の第6作目にあたる作品。
- 欧米版は2007年10月に発売, 日本発売未定
- 開発元:
- ラディカル・エンターテインメント (Radical Entertainment) (Wii, Xbox360, PS2, PSP版)
- アメイズ・エンターテインメント (Amaze Entertainment) (DS, GBA版)
アクティビジョン・ブリザード発売
日本未発売
- Crash: Mind over Mutant (Wii, Xbox360, PS2, DS, PSP)
- クラッシュシリーズ本編の第7作目にあたる作品。
- 欧米版は2008年10月に発売, 日本発売未定
- ニンテンドーDS版は日本の会社であるトーセが開発している
- 開発元:
サミー(パチスロ)
- パチスロ クラッシュバンディクー
- 2006年リリース, タイアップ機
携帯電話アプリ
メディアソケット
メディアソケットが運営する携帯電話サイト「海外人気ゲーム」にて, EZアプリ(BREW), および3G端末用S!アプリとして配信。
- クラッシュ・バンディクー え〜っクラッシュとコルテックスの野望?!? (EZ, S!)
- EZアプリ(BREW) / 2006年12月20日配信開始、315円(税込)
- S!アプリ / 2007年 1月17日配信開始、315円(税込)
- クラッシュ・バンディクー がっちゃんこワールド (EZ, S!)
- EZアプリ(BREW) / 2006年12月20日配信, 262円(税込)
- S!アプリ / 2007年1月17日配信開始, 262円(税込)
その他
- パチスロ クラッシュバンディクー (i, EZ, S!)
- サミーの携帯電話サイト「サミー777タウン」で配信されている。
- 直感♪クラッシュ・バンディクー (i)
- FOMA SH904iにプリインストールされているメガiアプリ。他の一般ユーザーへの配信は行っていない。
批評
キャラクターやステージなどからは欧米のイメージが強いが、シリーズ初期は日本でもかなりの人気を誇っていた。
第1作目は、難易度がかなり高く、クラッシュのアクションはスピンアタックとジャンプのみでステージは選べずセーブも自由に行えないというシステムの不親切さはあったが、宇宙初の奥スクロールアクションゲームというキャッチコピーと共に、CMでオリジナルの歌とコミカルなダンスが流れ、大ブームを起こした。このダンスを当時のゲーム少年がマネをする姿も多かった。
第2作目は、システム面が改善され、増えたアクション、ステージの選択、セーブのしやすさなどにより前作に続き大ヒットを記録。クリスマス商戦の定番ゲームとしても広く認知された。またエンディングで表示されるあるコマンドを入力しながら電源を入れると、後に音楽CDとしても発売された「クラッシュ万事休す」というタイトルの隠しムービーが見られる。実写版の着ぐるみクラッシュが歌に合わせてダンスやアクションをする、ゲームの世界のぶっ飛んだノリそのままのムービーである(撮影場所はシャボテン公園)。
第3作目は、さらにグレードアップしており、乗り物の増加や特定のステージでの妹ココの使用、そしてタイムアタックを取り入れた点などこの作品は音楽、世界観、ゲームバランスなど、スクロールアクションファンの中ではかなりの評価を得ており、その完成度は最高傑作との声も多い。また2同様、あるコマンド(2とは違うもの)を入力しながら電源を入れると、隠しムービーを見ることができる。
そして、マンネリの打開策として発売されたのが『クラッシュ・バンディクー レーシング』、『クラッシュ・バンディクー カーニバル』であった。今までのスクロールアクションとは打って変わり、全く別のゲームとなった。前作までのアクションタイプのファンから批判はあったが、評価は決して悪くなかった。しかし、この頃からロードに時間がかかるなど技術的な問題も出てきた。
その後、発売元はコナミに譲られ、かつてのファンを呼び戻すために従来のアクションゲームとなった『クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー』を発売。ハードがPS2に移り、大幅なグラフィックの向上、様々な特殊なステージ等の追加、ココの正式なプレイヤーキャラ化など新たな要素はあったが、レーシング・カーニバル以上にロード時間が他のゲームと比べ異常に長い・難易度のバランスも悪いなど多くのファンからは不評で、クラッシュ自体が既に時代遅れな感も否めず、結局ファン復活には繋がらなかった。その後4作目はGCとXBOXに移植されたものの、ロード時間の長さは改善されなかった。
2002年には初の携帯ゲームでのソフト『クラッシュ・バンディクー アドバンス』が発売された。グラフィックこそ落ちてしまったが、シリーズ1〜3までのイメージが強く、ゲームバランスなども改善されたもののやはりファンを獲得するには至らなかった。翌年には続編も発売されたが、かつての反響は取り戻せなかった。
そして、またしても発売元が変更され、現在ではビベンディユニバーサルゲームズが発売元となっている。『クラッシュ・バンディクー5 え〜っ クラッシュとコルテックスの野望?!?』ではナンバリングタイトルながら4作目までのシステムでは無くなってしまった。ワープルームの廃止やステージという概念が曖昧になっており、難易度も非常に高いため今までのクラッシュファンからの評価を下げてしまっている。その後『クラッシュ・バンディクー アドバンス わくわく友ダチ大作戦!』、『クラッシュ・バンディクー がっちゃんこワールド』が発売された。シリーズ初期のアクションスクロールの面影はほとんどなくなってしまっているが、欧米特有のコミカルな世界観は現在でも人気がある。そのため日本が初めて制作した「クラッシュバンディクーフェスティバル」も発売された。しかし売り上げが伸びなかったのか、現在日本で発売された最後のクラッシュとなってしまっている。
その後、2007年からのクラッシュは現在日本では発売されていないが海外ではメインタイトルの6作目『Crash of the Titans』が存在している。ステージという概念の復活や1ステージごとのセーブなど5のシステムが少し改善されている。さらに今作は特定の敵を気絶させ、乗っ取ることが出来るという点が最大の特徴である。しかし今までと違いクラッシュに体力ゲージが存在するため一撃で死ぬことが無くなり、それに伴いアクアクの役割も変わっている。さらにメインの攻撃がスピンアタックからパンチに変わるなどの変更点もある(スピンアタックも健在)。2008年にはメインタイトルの7作目『Crash: Mind Over Mutant』も発売。7作目はシステム的には6作目を受け継いでいる。それに加え難易度セレクトや乗っ取れるモンスターを1体まで保存可能であること、シリーズ初の2人プレイも可能であること(クラッシュとココ)など、6作目に比べて初心者も遊び易くなっている。なお、今回は画面に出た司令に従ってゲームを進めていくミッション的なステージである。6作目同様今作も現在日本発売は未定である。
キャラクター
カッコ内は日本版の声優。 有名になった声優は、随時交代するために変更が多い。
クラッシュファミリー
- クラッシュ・バンディクー
- 現地声優: 1:ブレンダン・オブリエン, ニトロカート:スティーヴン・ブルーム, がっちゃんこ・6・7:ジェス・ハーネル
- 日本版声優: 1・2・3・レーシング・カーニバル・4・ニトロカート:山口勝平, がっちゃんこ:ジェス・ハーネル, フェスティバル:石井真
- 主人公。元々は暴れ者のバンディクー(Bandicoot、参考:後獣下綱)という動物で、コルテックスは彼を洗脳動物のリーダーにする予定だったが、動物を洗脳する機械の異常によって逆に正義に目覚めて以来、何度もコルテックスの悪事を阻止している。脳味噌筋肉質でお馬鹿な性格。そのため「クラッシュ1」と「クラッシュ2」の間に恋人のタウナに振られてしまった。「クラッシュ1」は「スピンアタック」と「ジャンプ」の2つの技しか持っていなかったが、タウナに振られたため、妹のココの「モテモテトレーニング」で特訓した結果、「クラッシュ2」では「スライディング」「ボディープレス」「ハイジャンプ」「ハイハイ」の新しい技を手に入れている。運動神経は良いがカナヅチで泳げない。好物はリンゴ。
- アクアク
- 現地声優: 3・レーシング・4・ニトロカート・5:メル・ウィンクラー, 6・7:グレッグ・イーグルス
- 日本版声優: 2・3・レーシング・カーニバル・4・ニトロカート・5:緒方賢一
- タスマニアの精霊。コルテックスが世界征服を行うのを阻止するため、クラッシュやココに助言したり守ったりしている。本来は姿を持たないが、普段は木の仮面に乗り移ってコミュニケーションをとる。「クラッシュ1」ではアクアクの話す言葉は字幕で表示されていたが、「クラッシュ2」から音声で話すようになっている。3つ集めると一定時間無敵になる。また、ちょっとだけ周りを明るくすることができる(若い頃は今より、もっと出来たとの事)。たまに言う寒いギャグは、ご愛敬。実は彼の仮面は職人によって一つ一つ作られている事実が「クラッシュ3」のムービーにて判明する。
- ココ・バンディクー
- 現地声優: 2:ヴィキー・ウィンタース, レーシング:ヒンデン・ウォルチ, 4・ニトロカート・5・がっちゃんこ・6・7:デビ・デリーベリー
- 日本版声優: 2・3・レーシング・カーニバル:池澤春菜, 4・ニトロカート・5:小暮英麻, がっちゃんこ:新井里美, フェスティバル:椿理沙
- クラッシュの妹。お馬鹿なクラッシュと違い、パソコンを使いこなす天才。「クラッシュ2」で初登場し、その時はただクラッシュに助言するだけのキャラクターだったが、「クラッシュ3」から乗り物に乗るなどして冒険に参加している。パソコンの他にカンフー映画にもハマっており、「クラッシュ4」では「カラテキック」や「足払い」といった技を身につけている。
- クランチ・バンディクー
- 現地声優: 4・ニトロカート:ケビン・マイケル・リチャードソン, がっちゃんこ・6・7:クリス・ウィリアムズ
- 日本版声優: 4・ニトロカート:岸祐二, がっちゃんこ:木村雅史, フェスティバル:ふくまつ進紗
- 「クラッシュ4」でコルテックスが創った秘密兵器で、スーパーバンディクーに改造されている。「クラッシュの破壊」を目的に遺伝子操作されていたが、ラストでは善の心を取り戻しクラッシュの仲間に。健康に気を遣っており、毎日のトレーニングは欠かさず、食生活も健康的。豪快な性格とは裏腹に、寝るときは「チビクマちゃん」というぬいぐるみと一緒に寝ている。
コルテックス団
- ドクター・ネオ・コルテックス
- 現地声優: 1:ブレンダン・オブリエン, 2・3・レーシング・4・ニトロカート:クランシー・ブラウン, 5・がっちゃんこ・6・7:レックス・ラング
- 日本版声優: 1・2・3・レーシング・カーニバル・4・ニトロカート・5・がっちゃんこ:飯塚昭三, フェスティバル:秋元羊介
- 禿げた頭と額に「N」がトレードマークの悪の科学者。科学界で除け者にされた恨みから世界征服を企てるが、その過程でクラッシュを正義に目覚めさせてしまい、以来何度も野望をクラッシュに阻止されるが不死鳥の様に蘇ってくる、ある意味憎めないキャラ。しかし悪運だけはなぜか強い。ワガママな性格だが、ウカウカには頭が上がらない。夢はビーチでモテモテに過ごすこと。「レーシング」のラストでレースクイーンに携帯のアドレスを聞くことから、携帯を持っている模様。
- ドクター・エヌ・ジン
- 現地声優: 2・3・レーシング:ブレンダン・オブリエン, 4:コーリー・バートン, ニトロカート・5:クイントン・フリン, がっちゃんこ・6・7:ノーラン・ノース
- 日本版声優: 2・3・レーシング・4・ニトロカート・5:中多和宏, がっちゃんこ:小形満
- 顔の半分が人間、もう半分が機械という宇宙機械技師。「クラッシュ2」よりコルテックスの参謀となり、以来ずっと彼がコルテックスの参謀を務めている。コルテックスとは学生時代からの友人らしい。自分を「拙者」と呼び、若干サムライ言葉で話すところがある。頭のミサイルは昔、実験に失敗して突き刺さったらしい。
- タイニータイガー
- 現地声優: 3・レーシング:ブレンダン・オブリエン, ニトロカート:ジョン・ディマジオ, 6 (Wii, X360, PS2, PSP)・7:クリス・ウィリアムズ, 6 (DS):ノーラン・ノース
- 日本版声優: 3・レーシング・カーニバル:立木文彦, ニトロカート:木村雅史
- コルテックスの手下のひとり。かなりの楽天家。しかしコルテックスの実験の所為で強引にタスマニアン・タイガーから変貌させられたという悲しい過去を持つ。だが、今ではすっかり暮らしに慣れている模様。怪力なトラで槍攻撃を得意とするが、クラッシュよりお馬鹿な性格である。自分の事を「タイニー」と呼ぶ。
- ウカウカ
- 現地声優: 3・レーシング・4・ニトロカート:クランシー・ブラウン, 5:アレックス・フェルナンデス, 6・7:ジョン・ディマジオ
- 日本版声優: 3・レーシング・カーニバル・4・ニトロカート・5:大友龍三郎
- コルテックス側の黒幕。アクアクの双子の兄弟で、全てがアクアクと正反対の存在である。世界制服を企んでおり、その邪悪さから遠い昔にアクアクにより封印された。コルテックスが世界征服を企てる際にいつも助言していたが、「クラッシュ2」のコルテックスの失敗によってこの世に復活。その能力はアクアクと互角で同様の術を持つ。目的の為なら手段は選ばないが、基本は部下に任せっきり。「カーニバル」のエンディングで、彼のマヌケな願望が明らかになる。
- ディンゴダイル
- 現地声優: 3:ウィリアム・フットキンス, ニトロカート・5:ドワイト・シュルツ, 6 (DS):ノーラン・ノース
- 日本版声優: 3・レーシング・カーニバル:石田圭祐, ニトロカート・5:飯島肇
- コルテックスの手下のひとり。コルテックスの実験により野犬ディンゴとクロコダイルを合成して作られた。自慢の火炎放射器をいつも持ち歩いており、焼き肉が好物。「レーシング」の最後ではバーベキュー店を開店する。
- ドクター・ニトラス・ブリオ
- 現地声優: 1・2:ブレンダン・オブリエン, 7:モーリス・ラマーシュ
- 日本版声優: 1・2・カーニバル:小形満
- ネオ・コルテックスの初代参謀。クラッシュ1ではボスキャラでもあり、薬品攻撃や、自分自身に薬品投与をしてのパワーアップ攻撃などをしてきたが、2ではクラッシュ側となり、コルテックスの宇宙船を破壊するレーザー(カラーダイヤが燃料)を開発、見事破壊に成功した。「カーニバル」では再びコルテックス側に寝返ることから、性格は超気まぐれ。5ではエヌ・トロピーの部下のような登場をし、薬品を飲んでカエルのようなモンスターに変身した。
その他のキャラ
- ポーラ
- 現地声優: ニトロカート:デビ・デリーベリー
- 日本版声優: レーシング・カーニバル:こおろぎさとみ, ニトロカート:デビ・デリーベリー
- クラッシュの友達である白クマの子供。「クラッシュ2」ではクラッシュを乗せて走っていたが、「クラッシュ・バンディクー レーシング」では自分がカートを乗り回すなどしている。ポールというとても恐いお父さんがいる。
- ドクター・ネファリウス・トロピー
- 現地声優: 3・レーシング・ニトロカート・5:ミカエル・エンサイン, 4:コーリー・バートン
- 日本版声優: 3・レーシング・4:池田勝, ニトロカート・5:佐藤晴男
- 「クラッシュ3」よりコルテックスの参謀となった自称時間博士。しかし自称であってもI.Q.1061の大天才。子供の頃から時計に囲まれて育ったためか、時間を操ることができ、巨大な音叉を武器にして戦う。「タイム・ネジネジマシーン」の開発者でもある。英語を混ぜたヘンテコな口調で話す。しかし、普段は礼儀正しい英国紳士を気取っているらしい。「クラッシュ3」のラストで時空がゆがみ、コルテックスと共に幼少時代に戻ってしまう(あるいはウカウカが過去に飛ばされたと思われる)。部下に催眠術師のエヌ・トランスがいて、「アドバンス2」では彼の力を借り、クラッシュたちを味方につけようとした。
- ニーナ・コルテックス
- 現地声優: 5:スーザン・サイロ, がっちゃんこ・6 (Wii, X360, PS2, PSP)・7:エミー・グロス, 6 (DS):デビ・デリーベリー
- 日本版声優: 5:こおろぎさとみ, がっちゃんこ:日下ちひろ
- コルテックスの姪っ子。コルテックスの母校でもある「ワルワルスクール」に通っている。コルテックスが改造を施した両腕は、鋼鉄でできており伸縮自在。可愛い動物が好きなのだが、彼女の両腕の力が強すぎる為に何匹もの動物がペチャンコになっている。以前は無口だったが、10歳を過ぎた頃からひねくれてきた。「クラッシュ5」ではフックリールという技を使う。「がっちゃんこワールド」ではレーサーとして登場。
- リパー・ルー
- 日本版声優: レーシング:鈴木勝美
- 1および2のボスキャラで、コルテックスの洗脳光線を受けたカンガルー。過剰な洗脳のせいで完全にイカれており、奇声のような笑い声を上げながらピョンピョン跳ね回る。ハイな状態のためクラッシュのいかなる攻撃も通用しないが、爆弾には弱い。「2」では治療を受け、大学にも行って賢くなったが、ちょっとしたショックで元に戻ってしまう。また、「レーシング」の最後でプロのスタントドライバーになった。「カーニバル」にも登場。
- プーラ
- 現地声優: ニトロカート:ポール・グリーンバーグ
- 日本版声優: レーシング:川田妙子, フェスティバル:谷井あすか
- ココの友達の子供のトラ。ココが以前中国を訪れた時に迷い込んだ竹林で出会って、エサをあげたらココと仲良しになってしまい、彼女しか背中に乗せないらしい。「クラッシュ3」ではココを乗せて走っていたが、「レーシング」では自分がカートを乗り回すなどしている。密か「クラッシュ3」でココがエヌ・ジンと対決する際にも登場している。
- ニトラス・オキサイド
- 現地声優: ニトロカート:クイントン・フリン
- 日本版声優: レーシング:滝口順平, ニトロカート:茶風林
- 正式な名前はニトラス・オキサイド。3度のメシよりレースが好きで、スピード狂のエイリアン。『宇宙最速』の称号を持ち、今まで目をつけた星にレース勝負を挑んでは勝利し、その星の文明を滅ぼしてきた。だが地球代表のレーサーに破れ、『宇宙で2番目に最速』となる。その後は故郷の惑星に戻って落ち込んでいたが、立ち直りその速さを生かしてスペース・パトロールをしている。しかしその後「ニトロカート」のギャラクシーレースでクラッシュたちと再会した。一人称は「オレ様チャン」。四本足でのタップダンスが得意。
- パプパプ
- 現地声優: レーシング:ミカエル・ゴーレム, 5:ドワイト・シュルツ
- 日本版声優: レーシング:島香裕
- 原住民の長で、かなり太っている。悪いヤツではないが、1や5ではクラッシュを敵と思い込み襲ってきた。槍攻撃が得意で、魔術を使うこともできる。
- ピンストライプ
- 現地声優: レーシング:ブレンダン・オブリエン
- 日本版声優: レーシング:山路和弘, フェスティバル:吉野貴宏
- 1のボスキャラで、コルテックスの洗脳光線を受けたイタチ。スタイル抜群で赤いスーツに身を包んでいる。普段はクールだが、愛用のマシンガンを持つとひたすら乱射する危ない奴。クラッシュの恋人タウナを奪った張本人。「レーシング」などにも登場。
- タウナ
- 日本版声優: フェスティバル:戸田亜紀子
- クラッシュの元恋人。2でピンストライプに乗り換えた。4ではクラッシュの家にまだタウナの写真がある。
- コアラコング
- 1のボスキャラで、コルテックスの洗脳光線を受けたコアラのボクサー。筋肉の元素をたくさんつぎ込んだため、ゴリラのようなムキムキの体を手に入れた。重い岩を軽々と投げる驚異的な怪力の持ち主。1の最後で映画俳優としてデビューしたが「カーニバル」では売れなくなっていた(少し映画に出れば、島が買えるほどの収入を得ていた)。「カーニバル」で再登場。
- ニセクラッシュ
- 現地声優: ニトロカート:ドワイト・シュルツ
- 日本版声優: レーシング・カーニバル・ニトロカート:山口勝平, フェスティバル:石井真
- 太い眉と出っ歯が特徴のクラッシュの偽者。隠れキャラとして、こっそり出演する事が多い。初登場は「クラッシュ3」(余談だが、コロコロコミックで連載された「クラッシュバンディクー ダンス!でジャンプ!な大冒険」でコルテックスの変装姿で先に登場している)。条件を満たすと本編中に登場するようになる。その後の「レーシング」や「カーニバル」で隠しキャラとして登場。「レーシング」の隠しムービーでは打倒クラッシュのために努力する彼の姿を観ることができる。
- コモド兄弟(兄・ジョー, 弟・モー)
- 日本版声優: レーシング:高木渉 (ジョー)
- 2のボスキャラで、コルテックスの洗脳光線を受けたコモドドラゴンの兄弟。兄のジョーは頭が良く剣術に長けており、喋る時は「さ行」の発音だけが大げさ。弟のモーは力自慢でのんびり屋。息の合った剣術でクラッシュを苦しめた。「レーシング(ジョーのみ)」と「カーニバル」にも登場している。
- エビルクラッシュ
- 十次元に住む悪のクラッシュで、かなり凶暴。ニセクラッシュとは別人である。
- 地、水、炎、風の魔神(くわはら利晃、山口勝平、清水敏孝、池田勝)
- ウカウカのおかげで復活した4体の魔神。「クラッシュ4」でクランチと共にボスキャラとして登場。だが、パワーストーンの力で再び封印されてしまった。
- エビル・ツインズ(兄・ビクター(辻親八)弟・モーリッツ(佐藤せつじ))
- 知能が発達した双子のオウム。かつての因縁から、コルテックスに深い恨みを持っている。無限次元の支配者で、巨大なメカに乗って対決を挑んできたが、クラッシュ、コルテックス、ニーナの前に敗れる。その後逃亡するものの、エビルクラッシュに食べられるという悲惨な結末を迎えた。
- マダム・アンバリー(すずき紀子)
- ワルワルスクールの校長。コルテックスが子供のころも校長なので、かなりのお歳だと見られる。
- リラ・ルー(小形満)
- ゴリラとカンガルーが合体したキャラ。関西弁でしゃべる。「カーニバル」に登場したが、その後は全く出番がない。ニトラス・ブリオがリパー・ルーの遺伝子から作り出したらしい。
- ザム
- オキサイドのチームメイトを務める。あまり知能が発達しないせいか言葉を話すことができない。鳴き声が犬と似ている。ニトロカートに登場した。
- ゼム(高戸靖広)
- ザムと同じく、オキサイドのチームメイトを務める。レース中にゲップをしたりするお下品なやつ。ザムと違って体はでかい。
- ボン・クラッチ(大竹宏)
- へんてこなテーマパーク、ボン・クラッチモーターワールドのオーナー。サイボーグであり、自分の命の源である「ブラックパワーダイヤ」が盗まれてしまい、クラッシュたちに探すよう頼む。モーターワールドのアトラクションなどでお客が困るのを見て楽しむのが趣味。
- パサディーナ・オポッサム(亀井芳子)
- ボン・クラッチの忠実な部下。レースで味わう危険な刺激が大好きで、どんな過酷なレースにも挑戦する。
- ウィリー・ワンパ・チークス(船木真人)
- モーターワールドのマスコットで、りんご汁を売っている。リンゴと人間を合成させて生まれた。ボン・クラッチのブラックパワーダイヤを盗んだ犯人で、最後にはコルテックスのマシンのレーザーで、どろどろになった。ブラックパワーダイヤを盗んだ理由は不明である。
- チック(高橋圭一)
- ベテランスポーツキャスターのニワトリ。モーターワールドで行われる、パーク権利争奪戦を中継することになった。穏やかな性格。
- スチュー(姫野惠二)
- チックの相棒のニワトリ。ハイテンションで喋りまくるヤツ。カメラに写っていないときに、格好を変えるという特技がある。怖い奥さんがいるらしい。
- ドローン(黒田崇矢、安斉一博、櫛田泰道 他)
- モーターワールドの作業員。ガスマスクをしている。パークのあちこちでパワーストーンやコスチュームを売っている。
- ビスカント・デビル
- 大金持ちのタスマニアン・デビル。クラッシュたちを騙してスーパービッグパワーストーンを探させた。「フェスティバル」に登場。
クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート
ジャンル | レース |
---|---|
対応機種 |
プレイステーション2 [PS2] ニンテンドーゲームキューブ [GC] ゲームボーイアドバンス [GBA] |
開発元 | バイケリオスビジョンズ |
発売元 | コナミ |
人数 | 1〜4人 |
発売日 |
PS2,GC:2004年7月8日 GBA:2004年8月26日 PS2ベスト:2005年7月7日 |
対象年齢 | 全年齢対象 |
その他 | GC版とGBA版はリンク可能 |
テンプレートを表示 |
『クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート』(-ばくそうにとろかーと)は、コナミから2004年 7月8日にプレイステーション2とニンテンドーゲームキューブで、2004年 8月26日にゲームボーイアドバンスで発売されたレースゲーム。
この作品がリリースされる5年前にプレイステーション用ソフト「クラッシュ・バンディクーレーシング」がリリースされていた。
モード
- 「おはなしモード」:宇宙最速のレーサーを目指す内容となっている。
- 「シングルレース」:対戦キャラやコースなどが選べる
- 「チームレース」:コンピュータとチームを組んでレースを行う
- 「カップレース」:3つのコースでコンピュータと戦っていく
- 「タイムトライアル」:限られた時間の中で、コンピュータと闘っていく
- 「ひたすらトライアル」:時間制限なしのレース
また、パーティープレイとしての機能も充実しており、幅広く用意されたルールのもと最大4人まで同時にプレイすることができる。2対2、1対3といったハンディキャップマッチも可能で、「つくろう! アリーナ」においてオリジナルのアリーナを作って対戦する、といったことも楽しめる。
ボスとして登場したキャラクター
カッコ内は日本版の声優
- クランク(廣田行生)
- 地球とよく似た惑星、テラの代表レーサー。 田舎者っぽいしゃべり方をする。地球がテラの真似をしたと言い放ちクラッシュたちをライバル視している。クラッシュチームで勝利した後、「実はオラたちが地球を真似した」と白状していた。
- ナッシュ(真殿光昭)
- レースをするために作られたサイボーグザメ。一度も寝たことがないせいかかなり短気だが、クラッシュチームで勝利後、初めて眠った。
- ノーム&ビッグ・ノーム(後藤哲夫)
- レースよりも本を読むのが好き。レースになるとアメーバ状になって、リトル・ノームとビッグ・ノームに分裂する。
- ギアリー(岩崎ひろし)
- オカマ口調でしゃべる最新税のロボット。クラッシュたちに負けたあと、ベロにコロシアム全体を掃除させられた。
- ベロ皇帝27世(佐藤晴男/真の姿:宮田幸季)
- ギャラクシーレースの主催者。顔だけのホログラムで現れた。終盤になって真の姿を現した。その体はホログラムで現したときよりも小さい。プレイヤーキャラとして使用可能になる。
外部リンク
- ソニー・コンピュータエンタテインメント
- プレイステーション オフィシャルサイト
- クラッシュ・バンディクー PS通常版/Best/Books
- クラッシュ・バンディクー2 コルテックスの逆襲! PS通常版/Best/Books
- クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周 PS通常版/Best/Books
- クラッシュ・バンディクー レーシング PS通常版/Best/Books
- クラッシュ・バンディクー カーニバル PS通常版/Books
- クラッシュ・バンディクー4 さくれつ!魔神パワー PS2通常版/Best
- クラッシュ・バンディクー 爆走!ニトロカート PS2通常版/ベスト
- クラッシュ・バンディクー5 え〜っ クラッシュとコルテックスの野望?!? PS2版
- クラッシュ・バンディクー がっちゃんこワールド PS2版/PSP版
- コナミデジタルエンタテインメント
- 任天堂
- サミー
- 海外人気ゲーム
- FOMA SH904i エンターテインメント
この項目は、コンピュータゲームに関連した書きかけの項目 です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:コンピュータゲーム/PJ:コンピュータゲーム)。