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「三相4線式」の版間の差分

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2005年4月10日 (日) 11:36時点における版

三相4線式(3そう4せんしき)とは、三相交流 電力を4本の電線・ケーブルを用いて供給する配電方式である。

低圧三相4線式

三相4線式配電線 三相4線式配電線

需要密度の高い地域で地中電線路や50kVAを超え2000kVA以下の借室電気室の二次側、電動機などの三相415V負荷や高周波点灯蛍光灯などの単相240V負荷を使用する需要電力の多い建築物の構内バスダクト幹線などに用いられる

三相変圧器二次側中性点から電圧のかからない接地された中性線と、他の端子から対地電圧240Vの電圧がかかった電圧線3本とを引き出す。電圧線と中性線とを単相240V負荷に接続する。相間電圧415Vの三相負荷には電圧線3本を接続し、中性点を接地線または中性線に接続する(接地方式により異なる)。

単相100/200Vや三相200Vの負荷に供給するためには、別に低圧-低圧の三相7線式・三相3線式・単相3線式・スコットなどの変圧器(タイトランス)が必要である。

11.4kV Y結線特別高圧三相4線式

6.6kV Δ結線三相3線式高圧配電線路に中性線1本を架設して特別高圧に昇圧したもの。 20kV級特別高圧三相3線式などにさらに昇圧されたものが多く、ほとんど現存しない。

6.6kV Δ結線高圧 三相3線式との比較

  • 供給力が√3倍、電圧降下が1/3となる。
  • 同じ容量の負荷に供給する場合には、電線路損失が1/3に低減できる。
  • 事故時の保護に工夫が必要である。

関連項目

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