「南京の真実」の版間の差分
2007年10月22日 (月) 09:19時点における版
『南京の真実』(なんきんのしんじつ)は、2007年に製作が発表された南京大虐殺を否定的観点から描く歴史映画。監督は水島総。公開は2007年12月の予定とされるが完成の日取りは不透明である。舞台となる事件に関しては南京大虐殺及び南京大虐殺論争の項を参照のこと。
概要
製作側は映画「南京」の上映を受け、これを「中国共産党政府による国際的情報戦争の一環」と位置づけ「自虐史観に毒された歴史認識を打破し、南京大虐殺などは虚構であったということを証明する。」等と宣言し、この映画の製作を発表した。(リンク先参照。)
賛同者
この映画には賛同者として多くの右派系知識人、衆参両院の国会議員12名を含む著名人が名を連ねている。水島総監督のブログでは、意見の違いを乗り越え保守・右派系知識人が結集したことが喜びの念と共に語られており「日本を亡国の瀬戸際から救うための保守勢力大団結が間に合った。」とコメントしている。また本作に賛同している(主として民主党所属の)国会議員を中心として、"誤った歴史認識を国会にて正すこと"を目的とした議員連盟「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」が立ち上げられた。
記者会見の様子
記者会見では「中国共産党からしかけられた本格的な情報戦争」をキーワードとし、東中野をはじめとする一部右派・保守派知識人が集結し、口々に南京大虐殺の虚構性と中国共産党に対する批判、そして日本人としての名誉と誇りを取り戻すことの重要性を訴えた。製作者側は英語版など世界への発信も行うつもりであると述べた。
支援の動き
製作資金3億円を予定し、4000万円をチャンネル桜側が準備し、2億6000万円について製作委員会では一口一万円の寄付を呼びかけており、十口以上の寄付者には映画のスタッフロールに名前を出すという恩典もつけている。現在支援者を中心に2億円以上の募金が集まっている。
中国ロケの可能性
日中戦争中の出来事を扱う作品なので中国ロケは欠かせないと思われるが、内容が中国側の主張と真っ向から対決するために、水島総監督は「支那共産党によって妨害される可能性が高い。」と述べており、実現は難しいとされている。
ストーリー
各種報道
本映画に関して、国内においては産経新聞に小さい記事が掲載されたのみに留まり、その他メディアでは殆んど取り上げられていない。しかしインターネット上では一部で(ネット右翼などにより)盛んな宣伝活動も行われている。また日本国外においては、AP通信やニューヨーク・タイムズなどの大手も含め30社以上のメディアで報道された。特に中国においては、中国政府が南京事件における大量虐殺の存在を強く主張している事もあり、大々的に報道されている。