コンテンツにスキップ
Wikipedia

「ラグナロク」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
9行目: 9行目:


==概要==
==概要==
ラグナロクが起こる前にまず風の冬、剣の冬、狼の冬と呼ばれる'''フィンブルヴェド'''(Fimbulwinter恐ろしい冬大いなる冬)が始まり夏は訪れず厳しい冬が続き、生き物が死に絶える。

[[バルドル]](バルデル)の死によって早められた、神族と巨人族の間に起こる世界終末戦争。[[太陽]]と[[月]]が[[フェンリル]]の子である[[スコル]]と[[ハティ]]に飲み込まれ、あらゆる命が巻き込まれ、あらゆる命が消える。
[[バルドル]](バルデル)の死によって早められた、神族と巨人族の間に起こる世界終末戦争。[[太陽]]と[[月]]が[[フェンリル]]の子である[[スコル]]と[[ハティ]]に飲み込まれ、あらゆる命が巻き込まれ、あらゆる命が消える。



2007年7月19日 (木) 04:53時点における版

曖昧さ回避 この項目では、北欧神話の出来事について説明しています。その他の用法については「ラグナロク (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ラグナロク(Ragnarök)は、北欧神話の世界の終末の日のことである。古ノルド語で「偉大なる神々の運命」を意味する。

アイスランドの詩人スノリ・スチュールルソン新エッダでは ラグナレック(Ragnarøkkr)『偉大なる神々の暗闇』と呼ばれる。

リヒャルト・ワーグナーは、これを『神々の黄昏』(Götterdämmerung)とドイツ語訳して、自作ニーベルングの指環最終章のタイトルとした。この為、日本でも「神々の黄昏」の訳語が定着している。

概要

ラグナロクが起こる前にまず風の冬、剣の冬、狼の冬と呼ばれるフィンブルヴェド(Fimbulwinter恐ろしい冬大いなる冬)が始まり夏は訪れず厳しい冬が続き、生き物が死に絶える。

バルドル(バルデル)の死によって早められた、神族と巨人族の間に起こる世界終末戦争。太陽フェンリルの子であるスコルハティに飲み込まれ、あらゆる命が巻き込まれ、あらゆる命が消える。

ヘイムダルは、世界の終焉を告げる為に角笛ギャラルホルンを預けているミーミルの泉へ向かう。

この日には全ての封印は消し飛び、束縛されていたロキフェンリルガルムなどがアースガルドに攻め込む。ムスペルヘイムスルトも立ち上がり、炎の剣を持って世界を焼く。

オーディンはフェンリルに立ち向かうものの、すぐさまフェンリルに飲まれて死んでしまう。オーディンの息子ヴィーダルがフェンリルを切り裂き仇を討つ。

トールヨルムンガンドと戦い、ミョルニルで殴りつけて倒すが、毒を喰らい相打ちに終わる。

テュールガルムと戦うが、ガルムが死に際にテュールの喉を噛み切り相打ち。

ロキヘイムダルも相打ちに倒れる。

フレイはスルトと戦い善戦するも武器を持っていなかったため打ち倒される。

スルトの放った炎が世界を焼き尽くし、九つの世界は海中に没する。

闘いの後、大地は水中から蘇りバルドル、ヘズは死者の国より復活する。 オーディンの子ヴィーダル、ヴァーリ、トールの子モージマグニさらにヘーニルらも生き残り、新たな時代の神となる。

ホッドミーミルの森だけが焼け残り、そこで炎からのがれたリーヴリーヴスラシルという二人の人間が新しい世界で暮らしていくものとされている。ちなみにホッドミーミルの森とは世界樹ユグドラシルの別称であるとされる。

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /