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2025年2月22日 (土) 13:28時点における最新版
アオマツムシ |
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アオマツムシのメス アオマツムシのメス
|
分類 |
種
:
アオマツムシ T. hibinonis
|
学名 |
Truljalia hibinonis (Matsumura, 1919) |
シノニム |
Calyptotrypus hibinonis |
和名 |
アオマツムシ(青松虫) |
ウィキスピーシーズにアオマツムシ に関する情報があります。
ウィキメディア・コモンズには、アオマツムシ に関連するカテゴリがあります。
アオマツムシ(青松虫、Truljalia hibinonis)はバッタ目(直翅目)コオロギ科の昆虫。
分布
[編集 ]明治時代に中国大陸から帰化した外来種という説が一般的だが、原産地ははっきりせず、日本での初記録年月日も、1898年(明治31年)という説と1908年(明治41年)ごろという説があるものの、データの付いたタイプ標本が残っていないため、判然としていない。なお、初記録地は東京都の赤坂榎木坂である。
1970年代頃から数が増え始め、都市部の街路樹や庭木にも多く生息する。現代の東京では、最も鳴き声を耳にする秋の虫となった。
形態
[編集 ]鮮やかな緑一色の体色が特徴。体長は20-25mm。体型は紡錘形。メスは全体緑色であるが、オスは背中の中心部分が褐色。名にマツムシと付くが、日本在来のマツムシとは姿も鳴き声も生態も異なっている。
生態
[編集 ]生態は在来のカネタタキとよく似た樹上性であり、ツバキやサクラなど、食葉性害虫の多く付く樹木に生息する。「リーリーリー」という大きな甲高い声で鳴く。バッタの仲間ではあるが、あまり跳躍しない。餌は小昆虫や木の葉などを食べる雑食性と考えられる。成虫は秋頃に樹の幹を齧って樹皮に穴を開け中に産卵するが、時に公園の手すりの金具裏や、ガードレールの部品の隙間等の人工物にも産み付ける。卵は翌年6月頃に孵化し、幼虫は体色が赤褐色で、形態はカネタタキに酷似しており、成虫とは姿が大幅に異なる。8月下旬から11月下旬の間に成虫となる。
形が平たく、素早い動きをするため「アオゴキブリ」と呼ばれることがある。
関連項目
[編集 ]参考文献
[編集 ]- 横田順彌 『明治おもしろ博覧会』 西日本新聞社、1998年、102-105頁、ISBN 4-8167-0460-4。
- 今森光彦 『野山の昆虫』 山と溪谷社〈ヤマケイポケットガイド〉、1999年、ISBN 4-635-06220-1。
外部リンク
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