「男色」の版間の差分

男色(なんしょく)とは、男性同士の性愛=「男性 同性愛」を指す言葉である。 女色、すなわち「男性 異性愛」の対語に相当する。 本来の読みは「なんしょく」である。 近年は「だんしょく」との読みも広まっているが、あくまでも誤読でしかない。

発音は異なるが、唐(支那)伝来の用語。 やはり発音は異なるが、朝鮮半島でも用いられる言葉である。

日本では平安時代より僧侶や公家の間で営まれ、特に中世に入り武家の間で盛行する様になってからは女色よりも高尚な行いとされるようになった。 徳川時代に入ると、少数の町人の間でも行われるようになっていったが、時代が経つにつれて一部の地域を除いては、全体的には衰退する傾向に向かった。 更に明治になり欧米 キリスト教思想と倫理観が普及するにつれてこの傾向は一層進み、ついには好ましくない行為とされるに至った。(詳細は「衆道」を参照)

特に、イスラム原理主義の影響が強かったり、あるいはかつて欧米 列強の植民地とされたアジア・アフリカその他の諸国においては、イスラム・キリスト教的倫理観の影響により、この傾向は今日でも顕著である。 現代、一部の先進国や州では、同性結婚が合法化されており、人権を重んじる国々が次々に、それに続いている。 しかし日本では今日もなお、異性婚と対等の「同性婚」はもとより――[同性婚]]より権利の制限されたパートナーシップ制度やシビルユニオン制度ですら――法制化の動きは全く見られない。

1.上古

2.奈良時代

3.平安時代

4.院政期

5.鎌倉時代

6.室町時代

7.戦国時代

8.織豊時代

9.徳川時代

10.明治以降

1.古代 支那(中國)

•「斷袖」

•「分桃」

•「龍陽」

2.六朝から唐・宋

3.元(モンゴル)

4.明・清

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5.朝鮮半島

1.仏教に見る男色

2.ヒンドゥー教

3.サンスクリット 文学

4.イスラーム圏(ムガル帝国に至るまで)

1.古代 メソポタミア

2.古代 エジプト

3.フェニキア、イスラエル、パレスティナ

4.アラブ人とイスラーム

5.ペルシア人

6.マムルーク

7.トルコ人

1.古代ギリシアのパイデラスティアー(paiderastia, παιδεραστία)

2.ローマ人男性同士の性愛

3.エトルリア人

4.カルタゴ

5.キリスト教の蔓延

1.ケルト人の男色

2.ゲルマン人の男色

1.マヤ、アステカ

2.アンデス、インカ

3.北米 先住民

1.北アフリカ

2.サハラ以南のアフリカ

3.植民地化以降

1.ハワイ

2.タヒチ

3.オーストラリア

4.ニューギニア

5.その他のオセアニア諸島

• 少年愛
• 同性愛
• ゲイ
• 同性結婚
• 衆道
• 稚児
• 喝食
• 若衆
• 男娼
• 陰間
• 小姓
• 美少年
• 龍陽君=竜陽君
• 弥子瑕=彌子瑕
• 董賢と前漢(西漢)の哀帝

• 性行為
• 衆道

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