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{{(削除) 混同 (削除ここまで)|(削除) Γ (削除ここまで)|(削除) x1= (削除ここまで)ギリシャ文字(削除) の (削除ここまで)}}
{{(追記) Otheruses (追記ここまで)|(追記) キリル文字のГ (追記ここまで)|ギリシャ文字(追記) |Γ (追記ここまで)}}
{{キリル|image=[[(削除) Image (削除ここまで):Cyrillic letter Ghe.(削除) png (削除ここまで)]]}}
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{{Unicode|'''Г''', '''г'''}} は、[[キリル文字]]のひとつ。[[ギリシャ文字]]の{{lang|el|[[Γ]]}}(ガンマ)に由来する文字で、[[ラテン文字]]の[[C]]・[[G]]と同系の文字であり、Gに相当する。(削除) 又 (削除ここまで)、対応する[[グラゴル文字]]はⰃ (グラゴーリ)である。
{{Unicode|'''Г''', '''г'''}} は、[[キリル文字]]のひとつ。[[ギリシャ文字]]の{{lang|el|[[Γ]]}}(ガンマ)に由来する文字で、[[ラテン文字]]の[[C]]・[[G]]と同系の文字であり、G(追記) (追記ここまで)に相当する。(追記) また (追記ここまで)、対応する[[グラゴル文字]]は(追記) <span style="font-size:larger;"> (追記ここまで)(追記) </span> (追記ここまで) (グラゴーリ)である。


== 由来==
== 由来==
[[ギリシア文字]]の [[γ|Γ γ]](ガンマ)に由来する。ガンマは古ギリシア語で{{IPA|g}}と発音され、新ギリシア語で{{IPA|γ}}あるいは{{IPA|ʝ}}と発音された。(削除) ベータ (削除ここまで)は[[フェニキア語]]の[[ファイル:Phoenician gimel.png |20px]](ギメ(削除) リ (削除ここまで))に起源を持つ。
[[ギリシア文字]]の [[γ(追記) |{{lang|el (追記ここまで)(追記) , (追記ここまで) γ(追記) }} (追記ここまで)]](ガンマ)に由来する。ガンマは古ギリシア語で(追記) (追記ここまで){{IPA|g}}(追記) (追記ここまで)と発音され、新ギリシア語で(追記) (追記ここまで){{IPA|γ}}(追記) (追記ここまで)あるいは(追記) (追記ここまで){{IPA|ʝ}}(追記) (追記ここまで)と発音された。(追記) ガンマ (追記ここまで)は[[フェニキア語]]の(追記) <span style="font-size:larger;">𐤂</span><!-- (追記ここまで)[[ファイル:Phoenician gimel.png |20px]](追記) --> (追記ここまで)(ギメ(追記) ル (追記ここまで))に起源を持つ。(追記) (追記ここまで)


== 呼称 ==
== 呼称 ==
*(削除) [[ウクライナ語]]: (削除ここまで){{(削除) lang| (削除ここまで)uk|ге}}(ヘー)
*{{(追記) Lang- (追記ここまで)uk|ге}}(ヘー)
*[[キルギス語]]:ゲー
*[[キルギス語]]:ゲー
*(削除) [[ブルガリア語]]: (削除ここまで){{(削除) lang| (削除ここまで)bg|гъ}}(グ)
*{{(追記) Lang- (追記ここまで)bg|гъ}}(グ)
*(削除) [[ロシア語]]: (削除ここまで){{(削除) lang| (削除ここまで)ru|гэ}}(ゲー)
*{{(追記) Lang- (追記ここまで)ru|гэ}}(ゲー)


== 音素 ==
== 音素 ==
原則として{{IPA|g}}を表す。
原則として{{IPA|g}}を表す。
*ウクライナ(削除) 語、[[ベラルーシ (削除ここまで)語]]では[[有声声門摩擦音|{{IPA|ɦ}}]]([[日本語]]の「は、へ、ほ」のような音)を表す。
*(追記) [[ (追記ここまで)ウクライナ語]]では[[有声声門摩擦音|{{IPA|ɦ}}]]([[日本語]]の「は、へ、ほ」のような音)を表す。
*[[ベラルーシ語]]では[[有声軟口蓋摩擦音|{{IPA|ɣ}}]]を表す。


== アルファベット上の位置 ==
== アルファベット上の位置 ==
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== Гに関わる諸事項 ==
== Гに関わる諸事項 ==
[[File:Hryvnia symbol.svg|thumb|80px|[[フリヴニャ]]の通貨記号。{{lang|uk|Г}}の筆記体に横二重線を重ねたもの。]]
[[File:Hryvnia symbol.svg|thumb|80px|[[フリヴニャ]]の通貨記号。{{lang|uk|Г}}(追記) (追記ここまで)の筆記体に横二重線を重ねたもの。]]
*特に古い時代のロシア語では外来語の「H」や{{IPA|ɦ}}の音を{{lang|ru|Г}}で表記することが多かった。最近では{{lang|ru|[[Х]]}}を使うことが多いが、借用時期が古いものであれば現代でも{{lang|ru|Г}}が使われている。(例:{{lang|ru|герой}}(削除) (削除ここまで)(英雄(削除) ), (削除ここまで){{lang|ru|Йокогама}}(横浜)→現代では{{lang|ru|Йокохама}}や{{lang|ru|Якохама}}の方が一般的。現代発音はいずれもヤコハーマ)
*特に古い時代のロシア語では外来語の「H」や(追記) (追記ここまで){{IPA|ɦ}}(追記) (追記ここまで)の音を(追記) (追記ここまで){{lang|ru|Г}}(追記) (追記ここまで)で表記することが多かった。最近では(追記) (追記ここまで){{lang|ru|[[Х]]}}(追記) (追記ここまで)を使うことが多いが、借用時期が古いものであれば現代でも(追記) (追記ここまで){{lang|ru|Г}}(追記) (追記ここまで)が使われている。(例:(追記) (追記ここまで){{lang|ru|герой}}(英雄(追記) )、 (追記ここまで){{lang|ru|Йокогама}}(横浜)→現代では(追記) (追記ここまで){{lang|ru|Йокохама}}(追記) (追記ここまで)(追記) (追記ここまで){{lang|ru|Якохама}}(追記) (追記ここまで)の方が一般的。現代発音はいずれもヤコハーマ)
*ロシア語の{{lang|ru|его}}や{{lang|ru|ого}}という表記は、語末に来ると{{lang|ru|Г}}が{{IPA|v}}の発音になることが多い。語末でなくても、{{lang|ru|сегодня}}(今日)のように複合語に由来する特殊なものがある。
*ロシア語の(追記) (追記ここまで){{lang|ru|его}}(追記) (追記ここまで)(追記) (追記ここまで){{lang|ru|ого}}(追記) (追記ここまで)という表記は、語末に来ると(追記) (追記ここまで){{lang|ru|Г}}(追記) (追記ここまで)(追記) (追記ここまで){{IPA|v}}(追記) (追記ここまで)の発音になることが多い。語末でなくても、{{lang|ru|сегодня}}(今日)のように複合語に由来する特殊なものがある。
*ロシア語の{{lang|ru|мягкий}}(削除) 、 (削除ここまで){{lang|ru|лёгкий}}(削除) 、 (削除ここまで){{lang|ru|бог}}では{{IPA|x}}で発音される。
*ロシア語の(追記) (追記ここまで){{lang|ru|мягкий}}(追記) , (追記ここまで){{lang|ru|лёгкий}}(追記) とその派生語と (追記ここまで){{lang|ru|бог}}(追記) (追記ここまで)では(追記) (追記ここまで){{IPA|x}}(追記) (追記ここまで)で発音される。
*ウクライナ語で{{IPA|g}}を表すには{{lang|uk|[[Ґ]]}}を用いる。日常的には{{IPA|g}}と{{IPA|ɦ}}の発音は区別されずに使用されることもある。表記の際も、{{lang|uk|Ґ}}の代わりに{{lang|uk|Г}}を代わりに用いられることも珍しくない。
*ウクライナ語で(追記) (追記ここまで){{IPA|g}}(追記) (追記ここまで)を表すには(追記) (追記ここまで){{lang|uk|[[Ґ]]}}(追記) (追記ここまで)を用いる。日常的には(追記) (追記ここまで){{IPA|g}}(追記) (追記ここまで)(追記) (追記ここまで){{IPA|ɦ}}(追記) (追記ここまで)の発音は区別されずに使用されることもある。表記の際も、{{lang|uk|Ґ}}(追記) (追記ここまで)の代わりに(追記) (追記ここまで){{lang|uk|Г}}(追記) (追記ここまで)を代わりに用いられることも珍しくない。
*ウクライナ語訛りのロシア語でも{{IPA|ɦ}}を表す。
*ウクライナ語訛りのロシア語でも(追記) (追記ここまで){{IPA|ɦ}}(追記) (追記ここまで)を表す。
*ウクライナの通貨 [[フリヴニャ]](削除) ( (削除ここまで){{lang|uk|''гривня''}}(削除) ) (削除ここまで)の[[通貨記号]]('''₴''')に用いられる。略称は「{{lang|uk|''грн.''}}」
*ウクライナの通貨 [[フリヴニャ]](追記) ( (追記ここまで){{lang|uk|''гривня''}}(追記) ) (追記ここまで)の[[通貨記号]]('''₴''')に用いられる。略称は「{{lang|uk|''грн.''}}」
*アゼルバイジャン語のラテン文字表記では [[Q]] に対応する。
*アゼルバイジャン語のラテン文字表記では [[Q]] に対応する。


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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*{{lang|sla|[[ストローク付きГ|Ғ]], ғ}}
*{{lang|sla|[[ストローク付きГ|Ғ]], ғ}}
*{{lang|sla|[[Ґ]],ґ}}


==参考文献==
==参考文献==

2024年6月20日 (木) 18:46時点における最新版

曖昧さ回避 この項目では、キリル文字のГについて説明しています。ギリシャ文字については「Γ」をご覧ください。
キリル文字
А Б В Г Ґ Д Ѓ
Ђ Е Ё Ѐ Є Ж З
Ѕ И І Ї Й Ѝ Ј
К Ќ Л Љ М Н Њ
О П Р С Т Ћ У
Ў Ф Х Ц Ч Џ Ш
Щ Ъ Ы Ь Э Ю Я
非スラヴ系文字
Ӑ Ӓ Ә Ӛ Ӕ Ғ Ӷ
Ҕ Ӗ Ӂ Җ Ӝ Ҙ Ӟ
Ӡ Ӣ Ӥ Ҋ Ҡ Қ Ҟ
Ӄ Ҝ Ӆ Ӎ Ң Ӊ Ӈ
Ҥ Ө Ӧ Ӫ Ҧ Ҏ Ҫ
Ҭ Ҵ Ӳ Ӯ Ү Ұ Ӱ
Ҳ Ӿ Һ Ҷ Ӌ Ҹ Ӵ
Ҩ Ҽ Ҿ Ӹ Ҍ Ӭ Ӏ
初期キリル文字
Ҁ Ѹ Ѡ Ѿ Ѻ Ѣ
Ѥ Ѧ Ѫ Ѩ Ѭ Ѯ Ѱ
Ѳ Ѵ Ѷ Ԁ
キリル文字一覧

Г, г は、キリル文字のひとつ。ギリシャ文字Γ (ガンマ)に由来する文字で、ラテン文字CGと同系の文字であり、G に相当する。また、対応するグラゴル文字 (グラゴーリ)である。

由来

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ギリシア文字Γ, γ(ガンマ)に由来する。ガンマは古ギリシア語で [g] と発音され、新ギリシア語で [γ] あるいは [ʝ] と発音された。ガンマはフェニキア語𐤂(ギメル)に起源を持つ。

呼称

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音素

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原則として[g]を表す。

アルファベット上の位置

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ウクライナ語、セルビア語、ブルガリア語、ベラルーシ語、マケドニア語、ロシア語の第4字母である。

Гに関わる諸事項

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フリヴニャの通貨記号。Г の筆記体に横二重線を重ねたもの。
  • 特に古い時代のロシア語では外来語の「H」や [ɦ] の音を Г で表記することが多かった。最近では Х を使うことが多いが、借用時期が古いものであれば現代でも Г が使われている。(例: герой(英雄)、Йокогама(横浜)→現代では ЙокохамаЯкохама の方が一般的。現代発音はいずれもヤコハーマ)
  • ロシア語の егоого という表記は、語末に来ると Г[v] の発音になることが多い。語末でなくても、сегодня(今日)のように複合語に由来する特殊なものがある。
  • ロシア語の мягкий, лёгкий とその派生語と бог では [x] で発音される。
  • ウクライナ語で [g] を表すには Ґ を用いる。日常的には [g][ɦ] の発音は区別されずに使用されることもある。表記の際も、Ґ の代わりに Г を代わりに用いられることも珍しくない。
  • ウクライナ語訛りのロシア語でも [ɦ] を表す。
  • ウクライナの通貨 フリヴニャ(гривня)の通貨記号()に用いられる。略称は「грн.
  • アゼルバイジャン語のラテン文字表記では Q に対応する。

符号位置

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大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Г U+0413 1-7-4 &#x413;
&#1043;
г U+0433 1-7-52 &#x433;
&#1075;

関連項目

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参考文献

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  • (ウクライナ語) Сучасна українська мова / О. Д. Понаморів, В. В. Різун та ін.; За ред. О. Д. Понаморева. — 2-ге вид., перероб. — К.: Либідь, 2001.(O・ポノマリーウ編『現代ウクライナ語』第2版、キエフ、2001)

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