リハビリテーション科
リハビリテーションの流れ
入院されますと、主治医が診察を行い、ご本人・ご家族とともに今後の方向性を決めます。
主治医がリハビリテーションを必要と判断した場合には、リハビリテーションの指示が出され、理学療法・作業療法・言語聴覚療法を開始します。リハビリテーションを行うにあたり、諸検査を受けていたくことがあります。その結果をもとに今後のリハビリテーションの方針・目標・訓練内容を設定し、御本人・御家族へ説明を行っております。また検査時を除き、リハビリテーションの見学を行うことができます。
スタッフ紹介
- 理学療法士 8 名
- 作業療法士 4 名
- 言語聴覚士 2 名
主な対象疾患
- 脳血管障害(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)・脳挫傷
- パーキンソン病・筋ジストロフィー・神経炎などの神経筋疾患
- 各種疾患や寝たきりなどに伴う筋力低下・運動機能低下
- その他日常生活を行う上で障害となる疾患・障害全般
当院のリハビリテーションの特色
脳血管疾患のリハビリテーション
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの病気では運動麻痺や感覚障害、コミュニケーション障害や高次脳機能障害が出現します。それらに対し入院当日から病室もしくはリハビリテーション室にて訓練を開始しています。
リハビリテーション室では立位や歩行、トイレ・着替え・買い物・調理などの日常生活に必要な動作の訓練を行います。必要に応じて装具・杖・歩行器・箸・スプーンなどの補装具や自助具の選定の提案も行い、患者さまの生活の質の向上を図ります。
また、個室にてコミュニケーション障害や高次脳機能障害に対して様々な検査を行い、訓練を実施しています。
嚥下障害に対しては嚥下造影(VF)なども実施ながら安全な経口摂取が行えるように取り組んでいます。
主治医・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・社会福祉士など患者様に関わる担当スタッフ全員で共通の目標設定や介助方法など、患者様の状態を話し合います。それに加え介護支援専門員やサービス担当者など病院内外の担当者と話し合いの場を持ち、手すり・トイレの住宅改修など環境整備、介護保険を利用したサービスの提案をします。
運動器のリハビリテーション
上下肢や脊椎の骨折における手術および保存療法、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの脊椎手術、変形性関節症による人工関節手術、TFCC損傷・手指腱損傷・肩腱板断裂・アキレス腱断裂などの軟部組織損傷、幅広い疾患に対応しております。これら疾患特性や手術内容をふまえ機能解剖学や生理学に基づいた治療プログラムを作成し実施しております。手術後早期よりリハビリテーションを開始し、関節拘縮や筋力低下などの合併症を最小限に抑え、最大限の機能回復に努めて日常生活や仕事復帰を支援してまいります。
整形外科や形成外科と連携を図り、医師やコメディカルと治療方針を検討しています。
リハビリの機器紹介