「寺山炭窯跡」を紹介します

鹿児島市吉野町の寺山炭窯跡は,薩摩藩主島津斉彬が,集成館事業の燃料となる木炭(白炭)を製造するために建設した炭窯の跡で,平成25年3月27日に,「旧集成館附(つけたり)寺山炭窯跡関吉の疎水溝」として,国指定史跡に追加指定されました。また,平成27年7月5日に,「明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼,造船,石炭産業」の構成資産として,世界文化遺産に登録されました。

[画像:炭窯正面]

炭窯跡は,寺山自然遊歩道の中にあります。遊歩道入口は3か所あり,寺山ふれあい公園側の入口から行くと,歩いて10分くらいのところにあります。

[画像:炭窯上から]

周囲を,高さ約3メートル,直径約6メートルの石造りの壁に囲まれており,中は下の写真のようになっています。

[画像:炭釜内部1][画像:炭釜内部2]

[画像:炭窯内部]

炭窯の前には,1858年2月に建てられた,歌人八田知紀の石碑があります。

[画像:石碑]

【アクセス】

JR鹿児島中央駅から南国交通バス(宮之浦団地線)で約35分,「三州原学園前」下車,徒歩約20分。