H17建設業活動実態調査結果

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平成17年

建設業活動実態調査結果の概要
国土交通省 大臣官房
技術調査課
総合政策局 情報管理部建設調査統計課
総合政策局
国際建設室
総合政策局
建設業課
総合政策局
建設振興課
平成18年3月22日公表

1.はじめに 2.人員の状況...常時従業者数は11年連続の減少(前年比2.4%減少)
表−1.職種別常時従業者数
(単位:人、%)
事務職
技術職
技能職
その他
合 計
派遣従業者
28,716
106,940
13,962
1,884
151,502
2,817
前 年 比
さんかく7.4
さんかく0.7
16.9
さんかく59.1
さんかく2.4
29.8
12,918
3,105
17
367
16,407
4,010
前 年 比
さんかく4.0
6.2
さんかく65.3
さんかく0.3
さんかく2.3
12.3
合 計
41,634
110,045
13,979
2,251
167,909
6,827
前 年 比
さんかく6.4
さんかく0.5
16.6
さんかく54.7
さんかく2.4
18.9




図−1


表−2.業務部門別常時従業者数
(単位:人、%)
業務の部門 常時従業者数
増減
前 年 比
構成比
?@国内在住 設計・エンジニアリング部門 土木建築の調査設計部門 6,514 さんかく761 さんかく10.5 3.9
設備の調査設計部門 3,700 さんかく442 さんかく10.7 2.2
エンジニアリング部門 5,130 さんかく545 さんかく9.6 3.1
土木建築施設の保守管理部門 561 さんかく265 さんかく32.1 0.3
小計 15,905 さんかく2,342 さんかく13.1 9.5
本業の分社化による関連企業部門 1,910 さんかく394 さんかく17.1 1.1
兼業部門 自社内の兼業部門 3,555 57 1.3 2.1
兼業に関する関連企業部門 612 さんかく232 さんかく27.5 0.4
小計 4,167 さんかく175 さんかく4.0 2.5
研究部門 2,520 さんかく207 さんかく17.6 1.5
情報処理部門 1,519 287 23.3 0.9
海外事業部門 1,053 46 4.6 0.6
上記以外の国内建設事業・
その他管理部門 本社・本店 19,245 さんかく1,286 さんかく6.3 11.5
支社・支店・営業所 64,729 さんかく2,372 さんかく3.5 38.6
工事現場・作業所 53,302 1,314 2.5 31.7
小計 137,276 さんかく2,344 さんかく1.7 81.8
計 164,350 さんかく4,800 さんかく2.8 97.9
うち外国人 62 さんかく8 さんかく11.4 0.04
?A海外 支店、駐在員事務所及びその工事現場 3,559 643 22.1 2.1
うち現地常用雇用者 1,239 610 97.0 0.7
合計 ?@+?A 167,909 さんかく4,157 さんかく2.4 100.0
派遣従業者 6,827 1,085 18.9
海外現地法人へ出向し、現地法人に籍のある者 532 59 12.5

図−2


3.多角化の状況...事業別国内売上高は建設関連業を除く全ての事業において減少、全体で2.8%増加
表−3.事業別国内売上高

(単位:百万円、%)
発注者
事業別
公 共 民 間 合 計
前年比
前年比
前年比
土木建築工事 2,978,828 さんかく9.5 8,842,857 5.8 11,821,685 1.5
設備工事 336,968 さんかく9.1 2,359,176 10.3 2,696,144 7.4
建設関連業 17,125 さんかく41.6 178,465 さんかく29.0 195,590 さんかく30.3
その他の事業 2,220 さんかく19.5 443,526 46.1 445,747 45.5
合 計 3,335,141 さんかく9.7 11,824,024 7.0 15,159,166 2.8

図−3

表−4.直近一年間の設備投資額
(単位:百万円、%)
設備投資の分野
年間設備投資額
前年比
1年間の投資内容(3項目以内重複回答)(企業数)
土地
建物
構築物
機械装置
車両運搬具
工具器具備品
研究所
3,267
さんかく29.8
0
10
3
14
0
14
41
資機材センター
1,897
48.9
1
2
2
8
3
4
20
情報センター
2
さんかく98.5
0
0
0
0
0
1
1
その他
78,092
8.4
18
58
17
32
26
58
209
合計
83,258
6.6
19
70
22
54
29
77
271

図−4



4.国際化の状況...海外建設事業の契約金額は前年比25.3%増加。 受注高を伸ばしたい国はタイ及びベトナムがもっとも多かった。
表−5.海外建設事業の原発注者別契約金額
(単位:百万円、%)
日 系 企 業
その他の民間企業
公 共 機 関
合 計
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
原発注者別契約状況
463,658
22.9
437,683
57.0
506,198
8.3
1,407,539
25.3



表−6.海外建設事業のプロジェクト別契約金額
(単位:百万円、%)
開 発
土 木 工 事
建築工事及び

建築設備工事
プラント関連

建設及び設備
合 計
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
契約金額
前年比
プロジェクト別契約状況
44
さんかく99.3
466,261
27.5
815,866
19.8
125,366
78.1
1,407,539
25.3


図−5





(2)海外建設市場の状況
    海外建設事業について、受注高の多い国と地域及び 受注高を伸ばしたい国と地域ともに、東南及び東アジアの回答が上位を占めており、同地域への関心の高さが窺える。
    その中で、受注高を伸ばしたい国では、タイ及びベトナムがもっとも多かった。


表−7.受注高の多い国と地域
(単位:社)
平成17年調査

受注高の多い国と地域

主な原発注者



業 そ




間 公


関 合

1.タイ 14 3 0 17
2.台湾 5 6 5 16
2.シンガポール 3 8 5 16
4.フィリピン 4 2 7 13
5.ベトナム 6 0 6 12
6.中華人民共和国 10 1 0 11
その他 24 19 40 83
合 計 66 39 63 168
表−8.受注高を伸ばしたい国と地域
(単位:社)
平成17年調査

受注高を伸ばしたい国と地域

主な原発注者



業 そ




間 公


関 合

1.タイ 10 2 7 19
1.ベトナム 10 0 9 19
3.台湾 2 4 9 15
4.インドネシア 4 0 9 13
5.中華人民共和国 11 0 0 11
5.シンガポール 2 6 3 11
その他 142 16 36 66
合 計 53 28 73 154
(注記)1企業につき上位5者まで重複回答可

5.技術開発等の状況
...工業所有権の自己開発所有件数は5年連続の減少、環境保全の取組みは、環境負荷要員の削減、社内啓発活動、情報収集提供等に積極的な取組み


    (1)工業所有権の自己開発所有件数

      工業所有権の自己開発所有件数は、特許権は増加したが、その他の工業所有権において減少した。 合計は16,225件で前年に比べて1.4%減少し、5年連続の減少となった。

表−9.工業所有権の自己開発所有件数
(単位:件、%)
工業所有権の種類
特 許 権
実用新案権
意 匠 権
合 計
合 計
15,079
611
535
16,225
前年比
0.8
さんかく35.2
さんかく2.0
さんかく1.4

図−6



    (2)工業所有権に係る実施権の取引

      工業所有権を導入した件数は58件(前年比35.6%減)、 供与した件数は392件(同20.5%減)であった。
      また、工業所有権の取引による収入は、55社中43社で実績があり、 合計は12億4,266万円で前年比1.5%増となった。また、直近1年間の取引は38件の実績があった。
表−10.工業所有権の導入と供与の件数
(単位:件)
工業所有権の種類
国 内
海 外
導入
前年比
供与
前年比
導入
供与
導入
供与
特 許 権
55
さんかく38.9
385
さんかく15.9
54
384
1
1
実用新案権
3
100.0
4
さんかく86.2
3
4
0
0
意 匠 権
0
3
さんかく25.0
0
3
0
0
合 計
58
さんかく35.6
392
さんかく20.5
57
391
1
1

表−11.直近1年間における工業所有権の供与による収入
(単位:万円、社)
総合建設業
設備工事業
企業数
収入額
前年比
1社当り
企業数
収入額
1社平均
企業数
収入額
1社平均
収入があった
43
124,266
1.5
2,890
32
120,846
3,776
11
3,420
311
収入はなかった
12
3
9
    (3)環境保全への取組み
      環境保全についての取組みの種類(重複回答)では、 【5】環境負荷要因の削減(51社)、【8】社内啓発活動、【12】情報収集提供(各50社)【9】廃棄物再利用関係(49社)、【4】施工の改善(47社)等の回答が多かった。
      また、特に力を入れている取組みでは、【5】環境負荷要因の削減(36社)、【9】廃棄物再利用関係(34社)、 【4】施工の改善(20社)等の回答が多く、環境保全や、建設廃棄物、建設副産物の再利用 に関心の高い企業が多いことが窺える。
表−12.直近一年間の環境保全についての取り組みの種類(重複回答)
(単位:社)
取り組みの種類 取り組みの実績あり 特に力を入れている
(3項目以内)
総合
建設業
設備
工事業
総合
建設業
設備
工事業
1.研 究
36
24
12
14
10
4
2.設計の改善
37
25
12
8
7
1
3.資機材調達の改善・資機材メーカーへの要請
35
22
13
1
1
0
4.施工の改善・下請け企業への要請・環境対策工事の実施
47
30
17
20
16
4
5.環境負荷要因の削減等に関する目標・計画設定・監査
51
32
19
36
22
14
6.組織の設置
27
17
10
0
0
0
7.広報活動の充実
37
25
12
7
3
4
8.社内の環境保全啓発活動、研修の実施
50
32
18
16
9
7
9.廃棄物・建設副産物の再利用及び再利用計画の策定、調査、再利用の奨励・指導
49
33
16
34
22
12
10.環境管理システム等の構築
29
18
11
2
0
2
11.ISO14000シリーズの認証取得、もしくは認証取得活動の推進
38
24
14
11
6
5
12.環境保全に関する情報の収集、提供
50
32
18
8
3
5
13.環境関連機関への支援協賛・活動参加
29
17
12
2
1
1
14.上記以外の取組み
7
4
3
1
0
1


6.企業集団の状況...子会社数は5年連続の減少、関連会社数は再び減少
    (1)子会社及び関連会社の状況
    直近1年間における子会社の状況は、前年比0.6%減少の999社で5年連続の減少となった。
    また、関連会社の状況は、前年比2.1%減少の319社で再び減少となった。
表−13.子会社、関連会社数の推移
(単位:社、%)
調 査 年
合 計
前 年 比
総合建設業
前 年 比
設備工事業
前 年 比
子会社
平成6年
998
821
177
平成7年
1,068
7.0
884
7.7
184
4.0
平成8年
1,052
さんかく1.5
867
さんかく1.9
185
0.5
平成9年
1,068
1.5
871
0.5
197
6.5
平成10年
1,053
さんかく1.4
844
さんかく3.1
209
6.1
平成11年
1,003
さんかく4.7
782
さんかく7.3
221
5.7
平成12年
1,195
19.1
953
21.9
242
9.5
平成13年
1,149
さんかく3.8
880
さんかく7.7
269
11.2
平成14年
1,065
さんかく7.3
801
さんかく9.0
264
さんかく1.9
平成15年
1,030
さんかく3.3
750
さんかく6.4
280
6.1
平成16年
1,005
さんかく2.4
693
さんかく7.6
312
11.4
平成17年
999
さんかく0.6
680
さんかく1.9
319
2.2
関連会社
平成6年
574
501
73
平成7年
610
6.3
528
5.4
82
12.3
平成8年
630
3.3
535
1.3
95
15.9
平成9年
623
さんかく1.1
520
さんかく2.8
103
8.4
平成10年
607
さんかく2.6
509
さんかく2.1
98
さんかく4.9
平成11年
538
さんかく11.4
447
さんかく12.2
91
さんかく7.1
平成12年
408
さんかく24.2
332
さんかく25.7
76
さんかく16.5
平成13年
365
さんかく10.5
289
さんかく13.0
76
0.0
平成14年
334
さんかく8.5
265
さんかく8.3
69
さんかく9.2
平成15年
303
さんかく9.3
243
さんかく8.3
60
さんかく13.0
平成16年
326
7.6
250
2.9
76
26.7
平成17年
319
さんかく2.1
253
1.2
66
さんかく13.2

図−7


    (2)子会社及び関連会社の増減形態
      直近1年間における子会社及び関連会社の増減の形態を見ると、増加の形態は、 「新規設立」によるものが増加の約4割を占め、子会社については「M&A」が20社、 関連会社については「他社との合弁による新規設立」が37社であった。
      また、減少の形態は、子会社では「通常清算」(55社)、 関連会社では「株式の譲渡」(12社)の回答が最も多かった。
表−14.「年間増」の形態別会社数の推移
(単位:社)
子会社
関連会社
合 計
既存部門の分社化 自社グループのみによる設立
9
1
10
他社との合弁
0
0
0
小 計
9
1
10
新規設立 自社グループのみによる設立
14
0
14
他社との合弁
9
37
46
小 計
23
37
60
M&A(他社の株式の取得)
20
3
23
その他
41
11
52
合 計
93
52
145

表−15.「年間減」の形態別会社数
(単位:社)
子会社
関連会社
合 計
子会社、関連会社の株式の譲渡
10
12
22
貴社グループ以外の会社との合併
1
2
3
貴社本社との合併
0
0
0
貴社の子会社、関連会社同志の合併
4
0
4
通常清算
55
9
64
倒産(破産、特別清算)
1
0
1
その他
28
36
64
合 計
99
59
158

    (3)子会社及び関連会社の事業領域について

    子会社及び関連会社の事業領域について(重複回答)は、 「不動産賃貸業」(32社)、「不動産管理業」(31社)、「ゼネコン」(25社)、「管工事」、「開発分譲業」及び「資機材・車両等販売」(各21社) 等の回答が多かった。





(注記)平成17年建設業活動実態調査についての詳細をお知りになりたい方は 国土交通省総合政策局情報管理部建設調査統計課(内線28−226)までお問い合わせください。


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