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小林 亮 君

2006年度(平成18年度)顕功賞受賞者の紹介

小林 亮 君 (こばやし あきら)

小林亮君におかれては,永年にわたり産業界における計算機システムの研究開発の先頭に立ってこられました.その業績は,超高速計算回路の研究,今ではほとんどのLSIで用いられるスキャン・パスの発明,大型計算機や,スーパーコンピュータの開発・育成,パーソナルコンピュータの商用化など多岐にわたるものです.
同君は,これらの業績により,以下のような表彰を受けています.
1966年11月:(財)電気科学技術奨励会から超高速計算回路の研究により,「オーム技術賞」
1973年11月:通商産業省工業技術院から集積回路記憶装置の研究試作により,工業技術院25周年記念大型プロジェクト優秀研究者
1993年4月:科学技術庁からスーパーコンピュータSXシリーズの開発育成により,科学技術功労者
また,本会においては,理事(1985年度〜1986年度),副会長(1991年度〜1992年度),情報規格調査会委員(1991年度〜1992年度),学会運営企画委員会委員長(1991年度)を歴任し,本会の発展に多大の貢献をされました.
小林亮君の生前の目覚ましい業績に対し,顕功賞を贈呈し,永く表彰 いたします.

1956年3月 京都大学工学部電気工学科卒業
1956年4月 日本電気株式会社入社,研究所第四研究室勤務
1968年3月 同社電子計算機開発本部 装置部技術課長
1971年6月 同社コンピュータ方式技術本部 装置開発部 長代理
1973年3月 同社コンピュータ技術本部 第二開発部長
1979年6月 同社コンピュータ技術本部長代理
1981年6月 同社コンピュータ技術本部長
1983年4月 同社第二OA装置事業部長
1984年7月 同社支配人
1986年6月 同社取締役支配人
1989年6月 同社常務取締役
1990年6月 同社専務取締役
1994年6月 同社副社長
1996年6月 日通工株式会社社長
1996年8月 逝去

本会関係略歴
(1)1979年2月入会
(2)理事(1985年5月〜1987年5月)
(3)副会長(1991年5月〜1993年5月)
(4)情報規格調査会委員(1991年5月〜1993 年5月)
(5)学会運営企画委員会委員長(1991年7月〜 1992年4月)

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