ふたを開けてみると、今年もやっぱり鍋将軍は「庄内どんがら汁」でした。これまでは最初に100杯を売り切った陣営が獲得することができた「鍋将軍」でしたが、今年は選考方法が変わり、食べてみて「この鍋おいしい!」と思った来場者が器で投票し、一番最初に100杯になった陣営に「鍋将軍」が与えられます。
結果は25分14秒。選考方法が陣営からの自主申告方式から来場者による投票に変わったため、結果が出るまで時間がかかるようになりましたが、やっぱり「庄内どんがら汁」は強いですね!これで4年連続の獲得です。
人気投票「鍋の局(つぼね)」も、前回同様「米沢牛とろべこ汁」が獲得しました。こちらも「鍋将軍」とおなじように審査方法が変更され、これまでは単に人気投票だったモノが、今回からスタッフのサービスも加味されるようになりました。それでもやはり、ダントツで投票数が多かったようです。
平成鍋合戦では「北のどんがら、南のとろべこ」という時代がしばらく続くことになるのでしょうか? ぜひとも他の陣営の方々にもがんばって欲しいと思ってしまいます。
だんだんと規模が大きくなってきて、天童商工会議所青年部の方々だけでは運営が大変になってきているようです。「天童桜まつり(人間将棋)」や「天童夏まつり」と同じように、市役所やそのほかの団体と一緒になって実行委員会形式で運営していってはどうかという意見も出はじめているようです。
しかし、ほかのいろんな団体や組織とおなじように、大きな組織になるとなかなか融通が利かなくなってくるという弊害があります。それに、「平成鍋合戦」は若い人たちの声から始まって若い人たちの力で実施されている、天童では数少ないイベントの1つです。わたしは、ぜひとも今のかたちで続いていって欲しいと思います。