天童のニュース(平成11年5月・第4週)

発議が予定されていた政治倫理条例案は、まず全員協議会で話し合われました。その結果、議会の中に検討会を設置して、6月18日の定例会最終日に追加提案する方向になりました。ところが、この政治倫理条例案を検討する議会運営委員会では、委員長を筆頭に欠席議員が3割ほどいました。提案議員は「許されない行為」として問題提起したものの...。倫理条例が成立すれば事態が変わると期待したいところです。

(関連項目)

天童市政治倫理条例 (99.10.1施行)

政治倫理条例が可決 (99.6.18)

政治倫理条例に反対案 (99.6.16)

政治倫理条例(その3) (99.6.8)

政治倫理条例のその後 (99.5.31)

政治倫理条例の制定を目指して (99.5.26)

「天童市政治倫理条例」(原案)から削除された主な条項

天童市と東根市の国際ソロプチミストが合同で、チャリティーコンサートを開催しました。天童市の国際ソロプチミストは認証されて10周年、東根市は5周年になります。最初に、長野パラリンピックのメダリスト・奥山京子さんと、日本語教室を開催して国際理解の草の根運動をしている李幸善(イ・ヘンスン)さんに女性栄誉賞が贈呈されました。その後のコンサートでは、オペラ歌手の中島啓江さんが歌声を披露し、たくさんの観客を沸かせました。

12月に新庄市まで延伸される山形新幹線に合わせて、山形県としてはさまざまなイベントを企画しています。その中に「やまがたそば街道キャンペーン」があります。近年、山形は全県を挙げて「そばの里」としてPRしています。山形新幹線の沿線にある蕎麦(そば)屋さんを集めたパンフレットなども企画されています。天童市内にも合計18軒の蕎麦屋さんがあって、「天童織田藩献上蕎麦」やSDカードで料金割引きといった独自のキャンペーン活動もおこなっています。

天童市では、8月に天童ユネスコ協会が発会する方向で準備がすすでいます。正式に発会が決まれば、山形市・鶴岡市に続いて県内3番目の発会となります。活動としては、異民族の紛争や地球規模の環境破壊について、市民1人1人にとってどういうことができるのかを勉強することから始める予定です。

6月の市議会定例会に向けて、若手の議員団5名が政治倫理条例案を発議する予定です。天童市議会では、あるベテラン議員が2年連続で警察沙汰になる不祥事を起こしています。議会としては、毎回辞職勧告を出していますが、なんら改善がされていません。このため、市民からの不信感が募っていました。このような状況を打破しようと、不祥事の原因を生み出さないシステムを築くため発議することにしたそうです。

(関連項目)

天童市政治倫理条例 (99.10.1施行)

政治倫理条例が可決 (99.6.18)

政治倫理条例に反対案 (99.6.16)

政治倫理条例(その3) (99.6.8)

政治倫理条例のその後 (99.5.31)

政治倫理条例の制定を目指して (99.5.26)

「天童市政治倫理条例」(原案)から削除された主な条項

天童温泉の南側で開発が進んでいる鍬ノ町には、(株)ヤマコーがレストラン兼物産館を建設します。天童市では、これについて地元の事業主と懇談会をおこない、地元優先で出店を受け付けると表明しました。建物は、まず最初にレストラン部分を建設して、物産館部分については出店者の意向に合わせて建設するということでした。なお、今回の懇談会では出店希望者はいなかったそうです。

天童市の仕事に対して市民が意見する「さわやか行政サービス推進懇談会」が、天童市総合福祉センターでおこなわれました。懇談会には、天童市内で活動している各種団体から13人が、市民代表として出席しました。懇談会では「車道と歩道の段差をなくして欲しい」といった施設整備や、文書で使う「お役所言葉」をわかりやすい表現にして欲しいといった意見が出されました。今回出された意見については、それぞれ担当の部署に伝えられ、可能なものについては早急に対応するそうです。