天童のニュース(平成11年5月・第1週)

天童市役所が全世帯に配布している「市報てんどう」が、日本広報協会の全国コンクールで全国3席になりました。山形県内で唯一の全国入賞です。「市報てんどう」は、昭和60年にも全国特選に入っている、実績のある広報誌です。今回表彰された誌面では将棋駒に関する特集を組んで、後継者の育成に力を注いでいる状況を紹介しています。表彰式は、8月26日(木)と27日(金)に島根県松江市で開催される全国広報公聴研究大会でおこなわれます。

「天童市野草と親しむ会」では、天童市立図書館で張るの野草展を開催しています。展示は5月9日まで。今回の展示会では、人間将棋がおこなわれる舞鶴山(まいづるやま)、そして八幡山(はちまんやま)と越王山(こしおうやま)の「出羽の三森(でわのみつもり)」に自生している草花を展示しています。

今年、日本将棋連盟が初めて開催する国際将棋フォーラムに、天童市将棋資料館で展示されている将棋の資料が展示される方向で調整が進んでいます。日本将棋連盟では、海外でも20以上の支部が活動しています。このような幅広い活動から将棋の国際大会を求める声が高まり、それに応える形で今回の国際フォーラムが開催されます。フォーラムの開催は6月19日(土)、6月20日(日)の2日間です。国際フォーラムでは、将棋の歴史や年代物の将棋駒を展示するだけではなく、将棋駒の伝統工芸士を派遣して、将棋駒の製作実演を披露する予定です。

天童市出身の大道芸人である源吾朗(げんごろう)さんが、日本人のペルー移住100周年記念ジャパンフェスティバルに参加してきました。5日間の日程では、1日2回ずつ講演をおこなってきたそうです。源吾朗さんの得意芸は「ガマの油売り」です。腕を切るシーンでは「私の腕で試してみて」と子供たちが殺到して、大変驚かれたそうです。

天童市麺類食堂組合では、セーフティードライバーカード(SDカード)を提示すると料金を割り引くサービスを始めました。SDカードは、無事故・無違反で運転を続けている証として、自動車安全運転センターから交付してもらうことができます。当面は、組合に加入しているうちの18軒がサービスを実施されます。