神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

6. 農業の担い手の持続的な経営発展に向けた支援について

質問要旨

本県農業が、目まぐるしく変化する社会情勢に対応していくためには、本県が都市であることの特徴を生かして、身近にいる他産業者等との協業を図るなどの従来の手法とは異なる新たな視点の取組を目指す、意欲のある農業者を支援していくことが、これからの本県農業の持続的な発展に向けては重要となってくると考えている。
そして、このような、これまでになかった新しい取組を実践する経営体が増えるようになれば、その取組を基にして将来の企業的な農業経営体の増加につながるとともに、今後、農業を志す人たちの就農意欲の向上にも結び付いてくると感じている。

そこで、農業経営の発展を目指す意欲ある農業者に対して、県はどのように支援していくのか、所見を伺う。

知事答弁要旨

農業においては、技術の習得や経営の確立までに時間がかかるため、経営の発展に合わせて段階的に支援していくことが必要です。
そのため、県では、新規就農者には現場での技術指導を、また、企業的な経営を目指す農業者には、経営能力の向上を図る研修などを行ってきました。
中でも、新規就農期を過ぎ、将来の企業的経営に向け、経営発展を目指していく時期は、新たなチャレンジにより大きく飛躍できるチャンスの時期です。
実際、直売所で思わず手に取りたくなるようなカラフルな野菜を作ったり、栽培されなくなった伝統野菜を復活させ、経営発展を遂げた農業者もいます。
そこで、こうした意欲ある農業者のステップアップを支援するため、農業者から柔軟な発想の提案を募り、その実現を後押しするための新たな仕組みを構築していきたいと考えています。
今後、農業団体の意見も聞きながら検討を進め、農業の担い手の持続的な経営発展に向けてしっかりと取り組んでまいります。

<<戻る <<「令和6年第3回定例会」へ 次へ>>
県議会レポートのトップ

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /