作品
作者
掲載誌
掲載年月
紅のくさびら闇の熊野かな 岡井省二 槐 199809
くさびらを辿りてゆけり稲荷山 堀江かつみ 槐 199901
切株にくさびら生ひて宮の秋 中村七三郎 七三郎句集 200001
赤い輪ゴムのくさびら山に落ちてゐる 浜口高子 火星 200001
人喰うてくさびらほぐれそめにけり 栗栖恵通子 槐 200001
くさびらの奉書の上で煮えてきし 飯塚ゑ子 火星 200012
くさびらやお鶴をつかふ木偶の村 延広禎一 槐 200101
くさびらやわれに海馬の二つあり 加藤みき 槐 200201
くさびらや空耳なるかわらべ唄 谷村幸子 槐 200202
盆梅の幹のくさびら乾びをり 北嶋美都里 槐 200205
くさびらやわれた海馬のふたつあり 加藤みき 槐 200207
くさびらや看板大き陀羅尼助 谷村幸子 槐 200212
森深くくさびらの数星の数 加藤みき 槐 200212
菌(くさびら)に抜かれし悔ひの味したり 中原道夫 銀化 200212
くさびらの指五本の匂ひかな 栗栖恵通子 槐 200401
くさびらや講話もれくる達磨寺 谷村幸子 槐 200401
くれなゐのくさびらに香のなかりけり 石脇みはる 槐 200511
くさびらの粘菌つきし掌 石脇みはる 槐 200611
くさびらの省二の碑かな秋彼岸 黒田咲子 槐 200612
くさびらの生まれし時の星の数 雨村敏子 槐 200702
くさびらの白盛り上る蝦夷古墳 小林輝子 風土 201112
磐座に紅葉の影とくさびらと 雨村敏子 槐 201302
甘樫にくさびら直ぐと阿修羅かな 佐藤凉宇子 ろんど 201302
くさびらのかたまつて有耶無耶の関 小菅佳子 槐 199911
空青すぎるくさびらを踏まぬやう 大山文子 火星 201501
神々の気息くさびら白かりし 岩月優美子 グピドの瞳 201506

2021年10月25日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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