研究分野
膠原病における摂食嚥下調査
膠原病における摂食嚥下調査を開始しました。
平成28年の日本人の死因は、肺炎が脳卒中を抜いて第3位ですが、肺炎の7割以上は嚥下障害による誤嚥性肺炎であると言われています。嚥下障害を引き起こす疾患で最も多いのは脳卒中ですが、膠原病でも嚥下障害が起き、低栄養や脱水、誤嚥性肺炎や免疫不良を引き起こし、治療に深刻な影響を及ぼすことがあります。しかし、膠原病の分野では嚥下障害の専門家が少なく、膠原病における嚥下障害の実態やその対策について詳しい調査はほとんど行われていません。
そこで、膠原病における嚥下障害の実態を把握するため、リウマチ・膠原病内科では、外来患者様を対象に、飲み込みの状態や飲み込みについて困っていることなどをお伺いするアンケートをお渡しし、膠原病と嚥下障害の関係についての調査を開始しました。この調査により、膠原病における嚥下障害の実態が明らかになれば、膠原病の治療と嚥下障害への対応に大きく寄与する可能性があると考えています。
人を対象とする医学系研究に関する情報公開文書
・ 関節リウマチに対して治療を藤田医科大学病院で受けられた患者さんの心理学的特性および臨床的特徴・疾患活動性・有効性に関する臨床研究 PDF
・乾癬性関節炎患者における治療法の変遷および有効性・治療継続率・有害事象に関する観察研究 PDF
・全身性強皮症レジストリを用いた臓器障害の罹患率及び死亡率、進行性線維化を伴う間質性肺疾患の頻度に関する研究 PDF
・間質性肺疾患合併多発性筋炎/皮膚筋炎患者を対象とした肺病変の進行を規定するバイオマーカー探索研究
・統合レジストリによる多発性筋炎/皮膚筋炎 関連間質性肺疾患の個別化医療基盤の構築 PDF
・全身性強皮症レジストリを用いた臓器障害の罹患率及び死亡率、 進行性線維化を伴う間質性肺疾患の頻度に関する研究 PDF
・SARS-CoV2ワクチン接種後に生じたリウマチ性疾患についての全国調査 PDF
・多施設共同による全身性強皮症の臨床像、自然経過、進行予測、治療反応性の解析 PDF
・炎症性筋疾患における筋炎関連自己抗体の網羅的測定に関する研究
・自己免疫疾患の病態解明に向けたバイオマーカーの探索ならびに創薬に向けた治療標的候補分子の同定 PDF