教室紹介
藤田医科大学 リウマチ・膠原病内科の沿革について
昭和48年(1973年)名古屋保健衛生大学病院の開設と共に梅田博道先生
が初代病院長に就任、梅田内科を発足されました。助教授として鳥飼勝隆先生が赴任、昭和56年より鳥飼勝隆先生が助教授から講座教授に昇進され「感染症・リウマチ内科」として独立したのが当内科の始まりとなります。平成13年(2001年)より吉田俊治先生が二代目講座教授に、同年より「リウマチ・感染症内科」と改称いたしました。さらに平成30年(2018年)4月より土井洋平先生が赴任され感染症部門が感染症科として独立し、「リウマチ・膠原病内科」と改称いたしました。同年6月より安岡秀剛先生が三代目講座教授に就任され、現在に至ります。
教授挨拶
この度、2018年6月1日より講座教授を拝命致しました安岡秀剛と申します。当講座はこれまで「感染症・リウマチ内科」として初代の鳥飼勝隆教授、先代の吉田俊治教授が「リウマチ・感染症内科」と改称し主宰されて参りました伝統ある講座でございます。本年より感染症科が独立し、「リウマチ・膠原病内科」と名称を変更、当科は主に関節リウマチをはじめとした膠原病の患者様を中心に拝見することとなりました。現在国内には約80の大学医学部・医科大学がございますが、リウマチ・膠原病内科学講座は32で半数より少なく、そのうち約半数が東京・埼玉・神奈川・千葉などの首都圏に集中しております。したがって残りの半数の医育機関で首都圏以外の本邦のリウマチ・膠原病診療、医師の育成、研究に取り組んでいる実情がございます。この点におきまして藤田医科大学リウマチ・膠原病内科は中部・東海地域における数少ないリウマチ・膠原病内科学講座でございます。これまでの伝統を受け継ぎ、さらに新しい風を教室に加えリウマチ・膠原病内科を発展させていくとともに、人材育成ならびに中部・東海地域における膠原病・リウマチ診療の活性化につなげていくことができればと考えております。診療においては、膠原病およびリウマチ性疾患全般に関し最新のエビデンスに基づき診療致しております。中部・東海地域の膠原病・リウマチ性疾患診療の要として、臨床・研究・教育の幅広い人材育成を通じて国内外へ情報発信し、リウマチ・膠原病学を先導できる診療科を築いていきたいと存じます。今後ともご指導並びにご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
平成30年6月
藤田医科大学医学部
リウマチ・膠原病内科学講座
教授 安岡 秀剛