特集:ただひたむきに生きるアート
We259号(2025年12/1月号)
東日本大震災で被災し、福島第一原発事故をきっかけに奈良に避難移住した彫刻家・安藤榮作さん。特別展「安藤榮作—約束の船—」が開かれた奈良県立美術館で、「約束」を求めてひたむきに制作を続けたこの15年の思いを聞いた。
Weフォーラムを機に訪ねた珠洲の「海浜あみだ湯」では、新谷健太さんらが、解体した家屋の廃材を引き取り、家主の思いを聞き、記録しつつ、家や町を弔うように燃やしている。飄々と力仕事にいそしみ人々が集う銭湯を開き続ける営みの中から、アート作品を生み出す。お二人それぞれの姿勢に心をゆさぶられ、特集タイトルとしました。
そのほか、能登のフィールドワークの報告、PFAS(有機フッ素化合物)汚染の問題に声を上げた女性たちを取材したドキュメンタリー映画「ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう」について、平良いずみ監督から寄稿していただいた。
表紙の絵は、平本吉胤さん(NPO法人ぷかぷか/横浜市)の作品(一部)です。
【目次】
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【インタビュー】安藤 榮作さん
「約束の船」の旅路
─ 3・11から15年、木を彫り続けて
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Weフォーラム2025 フィールドワーク報告
【インタビュー】新谷 健太さん
「ただいまとおかえりを温める」
─ いろんな人が行き交う、珠洲の銭湯「海浜あみだ湯」
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【報告】能登のフィールドワークに参加して
【寄稿】平良いずみ 絶望のなみだを希望のひとしずくに
─ ドキュメンタリー映画「ウナイ 透明な闇 PFAS汚染に立ち向かう」