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南アフリカ共和国 2010年7月〜8月
アフリカ/アフリカ Africa 2014



だいやまーくAchmat, Zackie
だいやまーくMandela
だいやまーくXolani Nkosi (Nkosi Johnson)

だいやまーくTAC (Treatment Action Campaign)

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しろまる外務省 各国・地域情勢 南アフリカ共和国

だいやまーく2010年07月02日 cnn.co.jp 南アに到着直後、強盗に撃たれ負傷 米国人男性
だいやまーく2010年07月02日 cnn.co.jp 割礼でエイズを防げ 南アフリカ ズールー王の対策
だいやまーく2010年07月02日 日テレNEWS24 南アフリカで外国人銃撃 W杯開幕後初
だいやまーく2010年07月03日 yomiuri.co.jp ブラジル国民ぼう然、「情けない後半」がく然
だいやまーく2010年07月03日 cnn.co.jp パリス・ヒルトンを一時拘束、マリフアナ所持容疑 南ア
だいやまーく2010年07月03日 NIKKEI NET W杯日本人サポーター、南アの子へ支援のパス 交流続く
だいやまーく2010年07月03日 NIKKEI NET パリス・ヒルトンさん一時拘束 南アで大麻所持の疑い
だいやまーく2010年07月03日 毎日新聞 パリス・ヒルトンさん:大麻所持疑いで一時拘束
だいやまーく2010年07月03日 AFP BB News パリス、W杯観戦後に一時拘束 大麻所持容疑で
だいやまーく2010年07月04日 AFP BB News 南ア大主教、W杯招致活動で「天国行きチケット」約束?
だいやまーく2010年07月05日 毎日新聞 南アフリカ:HIV感染者、世界支援の継続呼び掛け
だいやまーく2010年07月06日 asahi.com 沸き立つ南アフリカ、ジョーズも躍動
だいやまーく2010年07月07日 NIKKEI NET [FT]W杯で試された南アフリカの真価
だいやまーく2010年07月07日 毎日新聞 南アW杯2010:サッカー 黒人居住区「ソウェト」、日本人の訪問次々
だいやまーく2010年07月07日 AFP BB News W杯の勝利チーム予想用のニシキヘビを保護、南ア
だいやまーく2010年07月07日 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】W杯終了後に"よみがえるアノ恐怖"。すでに数百名のジンバブエ人、南アを脱出。(南ア)
だいやまーく2010年07月07日 saahi.com ファン対決は日本の勝ち 「ビーバ、ジャパン、ビーバ!」
だいやまーく2010年07月08日 cnn.co.jp W杯勝敗操ろうとした霊媒師のニシキヘビを救出、南ア
だいやまーく2010年07月08日 cnn.co.jp W杯応援で大人気のラッパ「ブブゼラ」の産地を訪ねる
だいやまーく2010年07月08日 NIKKEI NET 大和、初の個人向け南ア・ランド債
だいやまーく2010年07月09日 毎日新聞 南アフリカ:「次は五輪」 サッカーW杯成功で誘致意欲
だいやまーく2010年07月09日 AFP BB News サッカーW杯「1大会最多観戦」でギネス達成、前人未到の31試合
だいやまーく2010年07月10日 asahi.com 南ア産の緑茶・ルイボス茶、売り出し中「W杯を商機に」
だいやまーく2010年07月10日 毎日新聞 南アW杯2010:サッカー 黒人男性、サーフィンでストリートチルドレン更生
だいやまーく2010年07月11日 AFP BB News 解剖受けるマンデラ氏の絵画に与党から怒りの声、南ア
だいやまーく2010年07月11日 AFP BB News 「サッカー狂になった」、W杯公式ソング歌うシャキーラが告白
だいやまーく2010年07月11日 AFP BB News 機内で暴れたドイツ人に有罪判決、W杯準決勝に間に合わず逆上 南ア
だいやまーく2010年07月12日 毎日新聞 南アW杯:閉会セレモニーにマンデラ元大統領 声援に笑顔
だいやまーく2010年07月12日 毎日新聞 南アW杯:「満足できるものだった」FIFA会長総括
だいやまーく2010年07月12日 毎日新聞 南アW杯:アフリカの民主政治進展を印象付ける
だいやまーく2010年07月12日 毎日新聞 サッカー:南アフリカW杯 閉幕 アフリカのイメージ一新
だいやまーく2010年07月12日 asahi.com 「機内でブブゼラ吹くのはお断り」 南アの航空会社
だいやまーく2010年07月12日 yomiuri.co.jp マンデラ元大統領、閉会式に笑顔で出席
だいやまーく2010年07月12日 NIKKEI NET W杯閉会式にマンデラ元大統領が出席
だいやまーく2010年07月12日 AFP BB News マンデラ氏、W杯決勝スタジアムに登場
だいやまーく2010年07月12日 ESPN F1 ワールドカップ効果で南アフリカGP復活?
だいやまーく2010年07月12日 AFP BB News シャキーラ、W杯閉会式で熱唱
だいやまーく2010年07月13日 日テレNEWS24 地元住民が移民を襲撃 南アフリカ
だいやまーく2010年07月13日 NIKKEI NET 大和、南アフリカランド建て債券販売 教育関連事業に限定
だいやまーく2010年07月13日 AFP BB News W杯トロフィー危機一髪!試合前のピッチに赤帽男が乱入
だいやまーく2010年07月13日 AFP BB News 翻訳者が選んだW杯南ア大会を象徴する言葉は「ブブゼラ」
だいやまーく2010年07月14日 NIKKEI NET NTT、南アIT大手を3000億円で買収
だいやまーく2010年07月14日 NIKKEI NET 南アが 20年五輪に立候補 アフリカ初の五輪目指す
だいやまーく2010年07月14日 asahi.com 南アが2020年五輪に立候補 アフリカ初の開催目指す
だいやまーく2010年07月16日 yomiuri.co.jp W杯期間中の犯罪994件、警察相「素晴らしい」
だいやまーく2010年07月17日 毎日新聞 南アW杯:決勝ボールは640万円で落札 売上金は寄付へ
だいやまーく2010年07月18日 yomiuri.co.jp 南ア・マンデラ元大統領、92歳の誕生日迎える
だいやまーく2010年07月18日 AFP BB News マンデラ元大統領が92歳に、南ア
だいやまーく2010年07月19日 日テレNEWS24 南アフリカ・マンデラ元大統領、92歳に
だいやまーく2010年07月19日 毎日新聞 南アフリカ:W杯「特需」去り、強まる移民排斥 マンデラ財団も懸念表明
だいやまーく2010年07月19日 asahi.com いつか、おばあちゃんのW杯 南アの女性、サッカー夢中
だいやまーく2010年07月19日 AUTOSPORT web W杯開催の南アフリカでF1が復活? ロシアは早期実現か
だいやまーく2010年07月19日 NIKKEI NET 全英オープン ウェストヘーゼン優勝、石川は27位
だいやまーく2010年07月20日 読売新聞 エイズ治療薬含むゼリー、感染防止に効果
だいやまーく2010年07月20日 NIKKEI NET 日本とブラジル、地デジのアフリカ売り込みで協調
だいやまーく2010年07月20日 毎日新聞 雑記帳:南ア・ケープタウンに日本の石灯籠
だいやまーく2010年07月21日 NIKKEI NET 第一三共主力品、南アなどで販売 インド子会社が販売権
だいやまーく2010年07月21日 TechWave モバイルサービス市場は途上国がけん引=ラクダに乗ってP2P送金?【湯川】
だいやまーく2010年07月21日 asahi.com 予言タコも顔負け 南アフリカ式W杯の占い方
だいやまーく2010年07月22日 ロイター 南ア、29日に公務員スト実施へ=労組幹部
だいやまーく2010年07月22日 NIKKEI NET [FT] 「W杯狂騒曲」の夢から覚めた南アフリカ
だいやまーく2010年07月22日 NIKKEI NET
だいやまーく2010年07月22日 国境なき医師団 第18回国際エイズ会議: MSFはエイズ治療の早期開始とエイズ対策の資金支援を主張
だいやまーく2010年07月23日 NIKKEI NET コンテナ船、アフリカ航路増強 商船三井4割増、川崎汽船週2便に
だいやまーく2010年07月24日 NIKKEI NET 南アのツツ元大主教が引退へ
だいやまーく2010年07月24日 毎日新聞 南アフリカ:ツツ元大主教、引退へ ノーベル平和賞受賞者「私生活優先」
だいやまーく2010年07月28日 毎日新聞 アフリカ連合:ソマリアに数千人増派 イスラム勢力と対決--首脳会議合意
だいやまーく2010年07月29日 asahi.com トラや、どこ行った...飼い主の声で森から戻る 南ア
だいやまーく2010年07月29日 jp.reuters.com 英BP、アフリカ資産売却で印リライアンスなどと協議
だいやまーく2010年07月30日 インドチャネル 【インド株】BPのアフリカ東部資産売却、リライアンスやエッサールも名乗り
だいやまーく2010年07月30日 毎日新聞 南アフリカ:国内の13王族のうち7王族承認...ズマ大統領
だいやまーく2010年07月30日 ニューズウィーク 国連「水の人権」決議の無意味さ
だいやまーく2010年07月31日 GIGAZINE アクロバティックなアフリカンワイルドキャットの捕食風景
だいやまーく2010年07月31日 毎日新聞 NEWS25時:南アフリカ 王族の半分を廃止
だいやまーく2010年08月02日 毎日新聞 trend:南アフリカ 旧黒人居住区、境界薄れ
だいやまーく2010年08月03日 NIKKEI NET 製薬大手、新興国拡販に活路 主力特許切れに備え
だいやまーく2010年08月04日 NIKKEI NET シャープ、中東で液晶テレビ委託生産 アジア以外も開拓
だいやまーく2010年08月04日 NIKKEI NET 南ア、BRICs連携を強化 大統領が中ロ訪問へ
だいやまーく2010年08月04日 yomiuri.co.jp 前ICPO総裁、南アで捜査情報漏えい実刑判決
だいやまーく2010年08月05日 AFP BB News N・キャンベルさん、国際戦犯法廷で証言 ダイヤ原石を「汚れた小石かと」
だいやまーく2010年08月06日 時事ドットコム 「血のダイヤ」見つかる=キャンベルさんの証言裏付け−南ア
だいやまーく2010年08月06日 NIKKEI NET ロシア、南アに低濃縮ウラン提供 首脳会談で合意
だいやまーく2010年08月06日 ecool [環境CSR]南ア・電力公社エスコム、太陽熱と風力の発電プロジェクトを計画
だいやまーく2010年08月06日 毎日新聞 シエラレオネ特別法廷:「ダイヤ原石もらった」 ナオミ・キャンベルさん証言
だいやまーく2010年08月07日 cnn.co.jp キャンベルさん証言の「血のダイヤ」、南ア当局へ
だいやまーく2010年08月07日 AFP BB News マンデラ氏基金の元代表、キャンベルさん証言のダイヤを「保管」
だいやまーく2010年08月08日 毎日新聞 NEWS25時:南アフリカ 「疑惑のダイヤ」提出
だいやまーく2010年08月08日 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】あの"両性具有"の金メダリスト11ヶ月の静寂を破って「女として走る」。(南ア)
だいやまーく2010年08月09日 AFP BB News 「キャンベルさんは大統領からのダイヤと認識」、M・ファローさんが証言
だいやまーく2010年08月09日 cri <上海万博>「南アフリカ館デー」を開催
だいやまーく2010年08月11日 NIKKEI NET 双日、アフリカの公社と提携 開発リスク軽減
だいやまーく2010年08月14日 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】これで2人目。ネルソン・マンデラの隠し子が続々登場。(南ア)
だいやまーく2010年08月17日 NIKKEI NET 対アフリカ証券投資が活況 資源国、債券発行再開へ
だいやまーく2010年08月18日 毎日新聞 南アフリカ:14年総選挙、2野党共闘 国民の政権への不満受け
だいやまーく2010年08月18日 毎日新聞 53年間、ポストで迷子? 絵はがき、南アから英へ届く
だいやまーく2010年08月18日 NIKKEI NET アフリカ投信続々 損保ジャパン系など
だいやまーく2010年08月19日 cnn.co.jp 南ア 公務員が条件改善を求め全国的ストに突入
だいやまーく2010年08月20日 毎日新聞 南アフリカ:公務員ストが拡大 100万人以上に
だいやまーく2010年08月20日 NIKKEI NET 南ア、賃上げ求める労働者スト拡大 政府の企業誘致に打撃
だいやまーく2010年08月20日 NIKKEI NET NTTが買収発表の南アIT大手株、当局が取引調査
だいやまーく2010年08月21日 毎日新聞 南アフリカ:W杯景気露と消え...露店で日銭 母ら、手料理で夜通し営業
だいやまーく2010年08月21日 NIKKEI NET 南ア、賃上げスト拡大 自動車、10%上げで労使合意
だいやまーく2010年08月22日 Techinsight 【アフリカ発!Breaking News】6ヶ月で3例目。体の一部が結合している双子誕生。(南ア)
だいやまーく2010年08月23日 ロイター 英HSBC、南アフリカのネッドバンク株を最大70%取得へ
だいやまーく2010年08月23日 毎日新聞 南アフリカ:旧黒人居住区で初のラグビー代表戦 白人ファンら9万人熱狂
だいやまーく2010年08月23日 jp.reuters.com UPDATE1: 英HSBC、南アのネッドバンク株の最大70%取得で交渉中
だいやまーく2010年08月24日 NIKKEI NET 中国・南アが協力拡大 エネルギーなど首脳合意
だいやまーく2010年08月25日 毎日新聞 南アフリカ:公務員ストで混乱 公立病院、治療拒否される患者も
だいやまーく2010年08月26日 毎日新聞 南アフリカ:公務員ストに警察官の参加禁止 裁判所が命令
だいやまーく2010年08月26日 cnn.co.jp 性別疑惑晴れたセメンヤ、英連邦競技大会に出場へ
だいやまーく2010年08月27日 毎日新聞 NEWS25時:南ア 警察官スト参加禁止
だいやまーく2010年08月28日 スポニチ 波乱!セメンヤ敗れた...男子100はゲイが快勝
だいやまーく2010年08月29日 スポニチ セメンヤ 復帰4戦目で初めて敗れる
だいやまーく2010年08月30日 毎日新聞 南部アフリカ:官民代表団、投資へ意見交換


しろまる楠原彰 日本の反アパルトヘイト運動小史とその問題点
しろまる小山えり子 ニバルレキレ

【参考図書】
南アフリカを知るための60章
峯陽一編 明石書店 2100円(税込み) 四六判 2010年4月

1 南アフリカの成り立ち――歴史、人種、エスニシティ
第1章 南アフリカは「アフリカ」の国である―多数派を占める先住民の歴史【峯陽一】
第2章 「白いアフリカ人」の誕生―アフリカーナー社会の形成と大移動【峯陽一】
第3章 イギリス人、コーサ人、「ゴールドラッシュ」の時代―南アフリカ史の大転換【峯陽一】
第4章 人種隔離からアパルトヘイトへ―アフリカ大陸をさまようナチスの亡霊【峯陽一】
【コラム1】南アフリカのユダヤ人左翼【峯陽一】
第5章 土地法から強制移住へ―アパルトヘイトの根幹をなした土地問題【佐藤千鶴子】
第6章 反アパルトヘイト運動の展開―ANCに流れ込んだ3つの潮流【峯陽一】
【コラム2】国旗と国章【坂田有弥】
第7章 ズールー王国の勃興とシャカ―神話から歴史へ【佐藤千鶴子】
第8章 「カラード」の歴史―歴史がつくった「カラード」【海野るみ】
第9章 インド人社会の形成と「サティヤーグラハ」―ガンディーが過ごした21年間【鶴見直城】
【コラム3】国花と国歌【楠瀬佳子】
2 ポスト・アパルトヘイト時代の南アフリカ政治
第10章 「虹の国」としての再出発―1994年を振り返る【峯陽一】
第11章 ポスト・アパルトヘイト体制への移行と暴力の再生産―政治暴力と「タクシー戦争」【遠藤貢】
第12章 真実和解委員会(TRC)を通じた和解の模索―その限界と意義【阿部利洋】
第13章 ANCはどこへ行く―南ア共産党との歴史的関係を通して見えてくるもの【福島康真】
第14章 「闘いは続く!」―都市の社会運動・労働運動とANCの緊張関係【牧野久美子】
第15章 マンデラ、ムベキ、ズマ―個性豊かな指導者群像【長田雅子】
第16章 国民党の消滅と民主連合の伸長―ポスト・アパルトヘイト時代の白人政党【長田雅子】
【コラム4】核兵器を廃絶した南ア【藤本義彦】
第17章 伝統的指導者の新しい役割―「伝統」と「近代」の分裂は超えられるか【佐藤千鶴子】
第18章 スティーヴ・ビコと黒人意識運動の遺産【峯陽一】
【コラム5】エイミー・ビール事件【峯陽一】
3 世界が注目する南アフリカ経済
第19章 「レアメタル」がないと車は走らない―日本の自動車産業を支える南アフリカ鉱業【西浦昭雄】
第20章 「財閥」の変容―アングロ・アメリカンとデビアス【西浦昭雄】
第21章 アフリカから世界へ―資源メジャーBHPビリトンを創ったビジネスマン【平野克己】
第22章 「オール電化」の夢―南アフリカの電力不足とアフリカ電力網【西浦昭雄】
第23章 南アフリカ企業のアフリカ進出―スーパーから携帯電話まで【西浦昭雄】
第24章 スタンダード銀行と中国――南アフリカと中国の深い関係【平野克己】
第25章 BEEとブラックダイヤモンド―黒人は豊かになれるか【西浦昭雄】
第26章 拡大する所得格差―なぜ一部の黒人だけが豊かになるのか【岡田茂樹】
第27章 日本企業の動向―拡大する自動車・鉱業分野での投資【岡田茂樹】
第28章 日本と南アフリカの経済関係―過去と現在の鳥瞰図【西浦昭雄】
第29章 世界経済と南アフリカ経済―旺盛な民間活力が強み【平野克己】
【コラム6】お金の話―通貨ランド【長田雅子】
4 ダイナミックに変わる南アフリカ社会
第30章 犯罪―市民生活を脅かす南アフリカ社会の暗部【白戸圭一】
第31章 北から南へ―ジョハネスバーグの多様な顔【津山直子】
第32章 ポスト・アパルトヘイト時代の社会保障―ベーシック・インカムを中心に【牧野久美子】
第33章 草の根の国際協力―JVCの活動から【津山直子】
第34章 エイズとともに生きる―タウンシップの苦悩と支え合い【小山えり子】
第35章 南アフリカの医療問題―頭脳流出と伝統医療【佐藤千鶴子】
第36章 ズールー人の魅力―「戦闘的」なだけではない、前向きであったか〜い人びと【平林薫】
第37章 私のタウンシップ経験―ジョバーグからケープへ【木村香子】
第38章 南アフリカのジェンダー問題―アフリカ人女性の存在感【楠瀬佳子】
【コラム7】南アフリカの宗教【牧野久美子】
第39章 土地返還運動からコミュニティの再生へ―ルースブームの事例【佐藤千鶴子】
第40章 南アフリカにおける動物保護と共生―クルーガー国立公園を事例に【佐藤千鶴子】
5 底流をなす文化力
第41章 南アフリカ観光―ひと味ちがう見どころ紹介【長田雅子】
【コラム8】「南アフリカ料理」入門【佐竹純子】
第42章 雄大な自然と多様な文化―ケープを味わい尽くす【福島康真】
【コラム9】ワインとルイボス【福島康真】
第43章 南アフリカのスポーツは宗教である―観戦型も参加型もおまかせ【長田雅子】
第44章 「遠い夜明け」は来たか―南アフリカ映画あれこれ【海野るみ】
第45章 南ア黒人音楽の魅力―大地から響く、魂の歌声【佐竹純子】
第46章 南アフリカの演劇―「総合芸術」の魅力【楠瀬佳子】
第47章 多言語社会南アフリカ―11もの公用語【宮本正興】
第48章 教育改革の課題―「読み書きのパワー」を中心に【楠瀬佳子】
第49章 アパルトヘイト時代の文学―E・ムパシェーレの仕事を中心に【宮本正興】
第50章 ポスト・アパルトヘイト時代の文学―ゾイ・ウィカムの作品から見える新社会の課題【楠瀬佳子】
【コラム10】厳しさと柔和さと―ノーベル賞作家ク―ェー【くぼたのぞみ】
第51章 南アフリカのマスメディア・出版界―新しい動き【楠瀬佳子】
6 日本と南アフリカ、アフリカのなかの南アフリカ
第52章 21世紀の草の根交流――長野での「実験」【城島徹】
第53章 日本の反アパルトヘイト運動の歴史―JAACの運動を中心に【楠原彰】
【コラム11】反アパルトヘイト運動を支えた出版人【城島徹】
第54章 マンデラ歓迎西日本集会に2万8000人――関西の反アパ市民運動が原動力で開催【下垣桂二】
【コラム12】アパルトヘイト否!国際美術展【前田礼】
第55章 「名誉白人」とよばれた人びと―日本人コミュニティの歴史【山本めゆ】
第56章 移民―南アフリカと南部アフリカ・世界を結ぶ人の流れ【峯陽一】
第57章 モザンビークから見た南アフリカ―関係の歴史【舩田クラーセンさやか】
第58章 ジンバブエから見た南アフリカ―大規模農業とガーデニング【壽賀一仁】
第59章 「サウス・アフリカ」へ続く道―ボツワナのブッシュマンと南アフリカ【丸山淳子】
第60章 「虹の国」とゼノフォビア―アフリカ人としてのアイデンティティ【佐藤誠】
もっと知りたい人のための文献ガイド

南アフリカの衝撃
平野克己著 日本経済新聞社 850円+税 新書判 206p 2009年12月8日 [amazon]

著者自身の南ア在住体験がアパルトヘイト法体制廃絶では片づかない課題を明らかに。南ア企業、経済人の活躍を紹介する章が興味深い。

南アフリカの土地改革
佐藤千鶴子著 日本経済評論社 3800円+税 A5判 252p 2009年2月 [amazon]

序章 土地改革の意義
第1章 アフリカ人農村社会研究
第2章 土地問題の歴史的形成と農村の抵抗運動
第3章 政治的移行と土地改革
第4章 新生南アフリカの土地改革政策
第5章 民衆闘争と土地返還
第6章 土地闘争と和解の力学
第7章 土地改革と農村開発
終章 総括と展望

ジンバブエの土地問題を考える上でも参考になりそうです。

南アフリカ経済論 企業研究からの視座
西浦昭雄著 日本評論社 5400円+税 A5判 325p 2008年11月 [amazon]

南ア企業の歴史、経済活動、アフリカ諸国への進出、国際経済との関係に注目した研究。経済発展が注目される南アを知る貴重な視点が提示される。

国家の仮面が剥がされるとき―南アフリカ「真実和解委員会」の記録
アレックス ボレイン著 下村則夫訳 第三書館 2625円 四六判 285p 2008年12月 [amazon]

真実和解委員会副委員長だった著者が、真実和解委員会設立・活動の意義と現在にもつながる課題について体験を踏まえて記述している。真実和解委員会と法廷および法曹界との関係、証言を拒んだボタ元大統領の裁判めぐる記録がことに重要と感じた。真実を語り記録する動きと、被害者への補償を行い和解につながる道筋をさらに大きくしていく取り組みをスタートさせる出発点としての真実和解委員会の意味を考える必要があるとも感じている。


真実委員会という選択―紛争後社会の再生のために
阿部 利洋著 岩波書店 2310円 216p 2008年4月 [amazon]

紛争後社会と向き合う―南アフリカ真実和解委員会
阿部 利洋著 京都大学学術出版会 4620円 366p 2007年12月 [amazon]




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2010年07月02日 Web posted at: 12:16 JST Updated - CNN

南アに到着直後、強盗に撃たれ負傷 米国人男性

ヨハネスブルク(CNN) 南アフリカ・ヨハネスブルクの警察は1日、休暇で訪れた米国人男性(35)が6月30日に到着直後、同市の路上で強盗に襲われ、銃で撃たれて負傷したと発表した。南アフリカではサッカーのワールドカップ(W杯)が開催中だが、試合観戦が目的の訪問ではなかった。

地元警察によると、男性はロサンゼルスから到着。この直後にヨハネスブルクのアレクサンドラ・タウンシップ(黒人居住区)郊外の通りを歩いていたところ、車に乗った4人組の男に後をつけられ、襲われたという。

4人組は、現金、衣類や旅券が入ったバックパックを奪った後、発砲していた。男性は右腕を撃たれた。被害者は近くの民家に駆け込み、住人が救急病院や米国大使館に通報した。病院に運ばれたが、容体は安定しているという。

男性は南アフリカ国内を旅行する予定だった。警察が殺人未遂、武装強盗の容疑で4人組を追っている。





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2010年07月02日 Web posted at: 16:09 JST Updated - CNN

割礼でエイズを防げ 南アフリカ ズールー王の対策

南アフリカ・ピータマリッツバーグ(CNN) ズールー族の人々が多く暮らす南アフリカのクワズール・ナタール州では、7人に1人以上がエイズウイルス(HIV)に感染している。ここでは毎日約350人がHIVに感染し、320人以上がエイズ関連の病気で死亡する。感染率は国内最悪だ。

こうした中、ズールー王のグッドウィル・ズウェリティニ氏は、ズールー族の伝統的習慣である割礼(包皮切除)を復活させ、HIV感染の防止に役立てようとしている。「我がズールー族を1人も失いたくない」と同氏は語る。

割礼の効果は科学的にも証明されている。2005年に同国で行われた研究では、男性の割礼により異性愛者間のHIV感染率が60%減少することが示された。研究に参加した同国の国立感染症研究所のプレン医師は、包皮にはHIVに感染しやすい細胞が多く存在するため、これを切除すれば感染する確率が下がると説明する。

だが、割礼さえすれば性行為をしても安全だという考えが広まることを懸念する声もあり、指導者には明確なメッセージを伝えることが求められる。ズウェリティニ氏は、割礼をしてもコンドームを使用するよう呼びかけている。また州の保健当局長によれば、手術前には特別な講義を行っているという。

最近発表された調査によると、2002年から2008年の間に同国のHIV感染者は35%減少した。若い女性の意識が変わったためだと考えられている。

割礼は多くの若い男性に受け入れられつつあり、病院では手術を待つ男性たちが長蛇の列をなしている。ある病院の医師は、需要に追い付かないためベッドを追加したと話す。





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南アフリカで外国人銃撃 W杯開幕後初

(日テレNEWS24 - 07月02日 22:24)

「2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ」が開催されている南アフリカで6月30日、アメリカ人観光客が強盗に銃で撃たれ、ケガをした。ワールドカップが始まってから、外国人が銃撃されたのは初めて。

地元警察によると、事件があったのは、最大都市・ヨハネスブルクの白人や外国人が多く住む高級エリアに隣接する地区。6月30日夜、アメリカ人観光客の男性(35)が鉄道の駅を出て通りを歩いていたところ、車から降りてきた4人組の強盗に襲われ、右の脇を銃で撃たれた上、パスポートなど所持品を奪われたという。この男性は近くの民家に助けを求め、病院に運ばれたが、命に別条はない。

男性は南アフリカ各地を旅行するために来たということで、ワールドカップの観戦が目的ではないが、大会が始まってから外国人観光客が銃撃されたのは初めて。





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ブラジル国民ぼう然、「情けない後半」がく然

オランダ2─1ブラジル(準々決勝=2日)──W杯南アフリカ大会で2日、世界ランク1位ながら準々決勝で敗れたブラジル。

2014年の次回ブラジル大会に向け、6度目の優勝で弾みをつけたかっただけに、国内では落胆が広がっている。

主要メディアは代表の戦いぶりについて、「後半の情けないプレーで敗れた。集中力を保てなかった」(レコードテレビ)などと批判的に報じた。各テレビ局は、ぼうぜんと座り込んだり、涙を流したりするサポーターの姿を放映し、国民の失望ぶりを強調。「グロボ」紙(電子版)によると、首都ブラジリアでテレビ観戦していたルラ大統領も、「困惑した様子で、試合後しばらく座ったままだった」(政府高官)という。大統領は2日午後、アフリカ5か国歴訪に出発。8日に南アに到着し、W杯次回ホスト国として11日の決勝を観戦する予定だが、そこで自国代表を応援するあてがはずれた格好だ。(リオデジャネイロ・浜砂雅一) (2010年7月3日09時47分 読売新聞)





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2010年07月03日 Web posted at: 14:23 JST Updated - CNN

パリス・ヒルトンを一時拘束、マリフアナ所持容疑 南ア

ヨハネスブルク(CNN) 南アフリカの警察当局者は2日、米人気タレント・モデルのパリス・ヒルトンさんが同日、南部ポートエリザベスのサッカー競技場でマリフアナ所持で拘束されたものの、容疑がその後、取り下げられたと発表した。

ただ、一緒に拘束された女性のジェニファー・ロベロ容疑者は罪を認めており、罰金刑が科される見通し。南アの地元テレビによると、同容疑者はフリーランス契約でヒルトンさんのカメラマンを務めているという。

ネルソン・マンデラ・ベイ競技場での拘束事件で、ヒルトンさんの広報担当者によると、ヒルトンさんはサッカーのワールドカップ(W杯)の試合観戦のためスタジアムを訪れていた。

ヒルトンさんは事件に関連し、裁判所に出廷した。ヒルトンさんの広報担当者はCNNに対し、ヒルトンさんの拘束は完全な誤解に基づくもので、罪は別の人物にあるとの声明を出した。ヒルトンさんの容疑はマリフアナ吸引だったが、刑事責任は問われていないとも語った。地元警察は拘束などについてヒルトンさんに謝罪したという。

地元警察によると、同競技場外で警官がマリフアナのにおいに気付き、ヒルトンさんらに近付いたが、マリフアナ入りのたばこ1本が床に捨てられた後、2人はスタジアム内に案内されていた。しかし、スタジアム内で再び見つけられた後、ヒルトンさんのボディーガードが2本目のたばこを当局に差し出したという。

ヒルトンさんは、世界的なホテルチェーン、ヒルトン・ホテル創業者一族の令嬢としても有名。





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W杯日本人サポーター、南アの子へ支援のパス 交流続く

2010年7月3日 12:06

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、日本代表が大会を去った後も、日本サポーターらがサッカーを通じた現地の子供たちとの交流を続けている。地元の小学校にボールをプレゼントしたり、サッカー教室を開いたりして、代表チームに負けじと奮闘している。(ヨハネスブルク=西堀卓司)

日本がPK戦の末敗れた翌日の6月30日、全4試合の奮闘を見守った村上敦伺さん(32)がヨハネスブルク近郊の「西ディープスロート小学校」を5個のW杯の大会公式モデルのサッカーボールを持って訪れた。スポーツなどを通じて子供を育てる現地の教育委員会主催の「ホリデープログラム」に参加する子供たちに贈るためだ。

村上さんは友人の四方健太郎さん(30)とともに大会までに出場全32カ国を旅し、日本を破ったパラグアイやホンジュラスなど新興国でボールをプレゼントしてきた。南アはその集大成。チャリティー目的で販売したTシャツの収益金を原資に「旅した国に何らかの形で貢献したかった。ブログなどで伝えることで、購入した人にも自分の寄付の行き先が実感しやすいと思った」と話す。

村上さんが手渡すボールを手にし、大騒ぎする子供たち。担当者のターボ・ランガさんは「貧しい家庭では、休みにすることがなくなりたばこなどに走る子が少なくない。サッカーができる環境を整えてくれるのはとてもうれしい」と感謝した。

プレトリアに住む桜田ウィリアムズあゆみさんは、昨年から貧民街の「サニーサイド地区」で小学生〜高校生を集めたサッカー教室を開催。6月 13日には桜田さんの紹介で日本サポーターが訪れボールなどをプレゼントした。

「失業率が高く犯罪も多いこの街では、子供もつられて犯罪に走ってしまいかねない」と気にかける桜田さん。今後は他地域の少年サッカー団との交流試合なども見据えており、「W杯は子供たちに夢を与えた。今大会も活躍した旧黒人居住区出身の南ア代表のような選手をいつか育てたい」と思いをはせている。





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パリス・ヒルトンさん一時拘束 南アで大麻所持の疑い

2010年7月3日 10:04

【ヨハネスブルク=共同】サッカーのワールドカップ(W杯)が開かれている南アフリカの南部ポートエリザベスで2日、米タレントのパリス・ヒルトンさん(29)が大麻所持の疑いで身柄を一時拘束された。AP通信などが南ア警察当局者の話として伝えた。

ロイター通信によると、ヒルトンさんの広報担当者は「拘束は完全な誤解によるもので、事件はその後取り下げられた」と語った。ヒルトンさんは同日中に釈放されたという。地元ラジオによると、ヒルトンさんはサッカーのワールドカップ(W杯)準々決勝のオランダ−ブラジル戦の後、競技場の外で拘束された。





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パリス・ヒルトンさん:大麻所持疑いで一時拘束

【ヨハネスブルク支局】AP通信などによると、南アフリカ南部のポートエリザベスで2日、米人気タレントのパリス・ヒルトンさんが大麻所持の疑いで地元警察に一時拘束された。一緒にいたとみられる別の女性が大麻を所持していたことが分かり、釈放された。

ヒルトンさんはサッカーのワールドカップ(W杯)のブラジル対オランダ戦を観戦後、競技場のそばで拘束された。釈放後、簡易型投稿サイトのツイッターに「逮捕なんてされていない。みんな親切でフレンドリー。南アフリカを愛してる」などと書き込んだ。

毎日新聞 2010年7月3日 東京夕刊





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パリス、W杯観戦後に一時拘束 大麻所持容疑で

* 2010年07月03日 11:35 発信地:ポートエリザベス/南アフリカ

【7月3日 AFP】米人気タレントのパリス・ヒルトン(Paris Hilton)さん(29)が2日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の観戦後、マリフアナを所持していた疑いで一時拘束された。

ヒルトンさんと、友人で成人向け娯楽雑誌プレイボーイ(Playboy)の元プレイメイト、ジェニファー・ロベロ(Jennifer Rovero)さん(31)の2人は、ポートエリザベス(Port Elizabeth)で行われた準々決勝のオランダ対ブラジル戦の終了後、マリフアナのジョイントを所持していたとして逮捕された。

2人は約6時間後の午前0時20分に、W杯用に設置されている特別裁判所のひとつに出廷したが、ヒルトンさんは不起訴処分となった。

判事はヒルトンさんを「被告人1番」とだけ呼び、「あなたに対する起訴を取り下げます」と述べた。それに対しヒルトンさんは、「裁判長、ありがとうございます」と返答し、3分で法廷を後にした。

ヒルトンさんは、予定より30分ほど早く法廷に到着。ライオンがプリントされた白いTシャツに緑のパンツ、茶色のブーツといういでたちで、髪を2つに分けて結っており、リラックスした様子で周囲に笑顔を見せていた。

審理が開始するまでの待ち時間には、国際サッカー連盟(FIFA)のバッジを付けた人たちが、ピザ7枚、ドリンク12個と水6本を控え室に運び込んでいた。

ちなみに、拘束時にマリフアナを持っていた友人のロベロさんは有罪となり、30日間の禁固刑か、1000ランド(約1万1000円)の罰金の選択を迫られた。ロベロさんは罰金を支払った。(c)AFP/Nick Reeves





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南ア大主教、W杯招致活動で「天国行きチケット」約束?

* 2010年07月04日 19:16 発信地:ケープタウン/南アフリカ

【7月4日 AFP】(一部訂正)南アフリカの英国国教会大主教で、反アパルトヘイト運動の立役者としてノーベル平和賞を受賞したデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)氏は、今回のサッカーW杯の招致活動時、国際サッカー連盟(FIFA)の上層部に「南アフリカに開催権を与えてくれれば、天国行きのファーストクラス・チケットを約束する」と申し出ていた−−28日、同国の大会組織委員会トップが、招致活動から開催までを回想した。

2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)大会国内組織委員会(LOC)のダニー・ジョーダン(Danny Jordaan)委員長が、米CNNテレビの番組「グローバル・フォーラム(Global Forum)」に、開催国の招致から選考過程にあったできごとを振り返った。

これによると、ツツ大主教は「わいろが一切絡まなければ、南アフリカの開催地立候補を支持する」と宣言していた。

そこでFIFA上層部と南アの委員会関係者、ツツ氏の3者で初の会合をもったところ、ツツ氏はその席上でFIFA幹部に対し、「わが国に投票してくれれば、あなたは必ず天国へのファーストクラス・チケットを手にできるでしょう」と述べた。

その場では黙っていたジョーダン氏は会合を後にすると、ツツ氏に「大主教、あなたはわいろはダメだとおっしゃっていたのではないですか?今お話されたのはわいろではないのですか?」と問い詰めた。するとツツ氏は「そんなことはない。わいろというのは人が生きている間に贈るもの。天国へのファーストクラス・チケットは、まずは死んでからでないと手にできない。だから、わいろではない」と堂々と否定した。

しかく布石となったラグビーW杯、アフリカ・ネイションズカップ開催

またジョーダン氏は、2004年に初めて実現したサッカーのアフリカ大陸選手権、アフリカ・ネイションズカップ(African Nations Cup)に支持を取り付けるため、世界を駆け回っていたネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)初代南アフリカ大統領の功績も大きいと敬意を表した。

「これらの行事のあちらこちらに、マディバ(マンデラ氏の愛称)の手の痕や指紋が残っている」。ジョーダン氏はサッカーからさらに広げ、人種の垣根を国内を越えて団結させる力となったとして、1995年に同国で行われたラグビー・ワールドカップ(Rugby World Cup)にも言及した。

6年前、スイスのチューリッヒ(Zurich)のFIFA本部で行われた開催国発表の際、マンデラ氏とツツ氏もその場に出席していた。「彼にとってもツツ氏にとっても、感動いっぱいの瞬間だった。マンデラ氏が涙を流し、それをツツ氏がハンカチでふく写真が残っている」

「この2人の偉大な人物がわれわれと一緒に(W杯招致のために)、世界中を渡り歩いてくれたことは筆舌に尽くしがたい」といよいよ迎えるW杯の最高潮を前に、ジョーダン氏は感慨にひたった。(c)AFP





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南アフリカ:HIV感染者、世界支援の継続呼び掛け

【ヨハネスブルク高尾具成】サッカー・ワールドカップ(W杯)を開催中の南アフリカ・ヨハネスブルクでこのほど、南部アフリカ各国のエイズウイルス(HIV)感染者でつくるサッカーチームが集い、大会を開催。「前向きにHIVと共に生きる我々に、世界からの支援の継続を」と呼び掛けた。

非政府組織・国境なき医師団が主催、南アをはじめ、レソトやモザンビークなど南部アフリカの5カ国から性別・年齢を超えた6チームが参加した。

医師団は99年以降、約570万人のHIV感染者が暮らす南アで支援を続けている。HIV治療薬の抗レトロウイルス(ARV)薬の価格が引き下げられた現在、「HIV感染はもはや死と直結するものではない」とし、多くの感染者の長期治療を可能とするために、国際社会へ持続的な支援の必要性を訴えている。サハラ以南のアフリカで600万人以上にARV薬が必要とされるが、入手できるのは約3割という。

ジンバブエから来た「ARVスワローズ」は女性主体のチーム。主将のアナフィルズ・ピリさん(36)は「今大会で南部アフリカ各地の感染者同士のつながりも深いものになった」と話した。スワジランドから参加した6人の子どもの父親、シクル・マテンジュワさん(40)は「ARV薬を確保すれば長生きできる時代。国際的なHIV対策資金の拠出継続に向け声を高めていきたい」と強調した。

毎日新聞 2010年7月5日 10時20分(最終更新 7月5日 11時15分)





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沸き立つ南アフリカ、ジョーズも躍動

2010 年7月6日15時22分

【ハンスバーイ(南アフリカ)=佐々木学】サッカーのワールドカップ(W杯)で沸く南アフリカ南部の当地の沖合で5日早朝、ホオジロザメが「獲物」をめがけてジャンプする姿が見られた。

気温10度。午前7時に出航した船で、アザラシを模した木製の疑似餌を引きずりながら約10キロ沖合の大西洋を1時間40分ほど旋回していると、体長約5メートルのホオジロザメが2回、海面から舞い上がった。疑似餌に体当たりすると空中で弧を描き、波立つ海に潜っていった。

地元でサメの観光や保護にあたるマイケル・ルッツェンさん(39)によると、冬に当たる5〜8月にかけて、アザラシなど海面付近の獲物めがけてジャンプする姿が見られる。当地沖には約260頭が生息しており、W杯期間中、観戦の合間に世界各国の観光客が当地を訪れている。だが、土産品向けのあごの骨や食用のヒレ目当てに乱獲され、10年間で7分の1に減っているといい、ルッツェンさんは「保護の必要性を理解してほしい」と話す。





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[FT]W杯で試された南アフリカの真価

2010年7月7日 0:00

(2010年7月6日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で最後のボールがけられるまであと5日あるが、南ア国内には既に安堵(あんど)感が広がっている。

人種分裂捨て、大会成功目指し団結

この1カ月間、南アは世界最大のスポーツ大会を主催することで自国の力を試した。国民は外国人に対し、南アが安全で、友好的で、洗練された国であることを必死に示そうとした。だが、彼らは自分たち自身に対しても証明したい点があった。いまだに人種によって激しく分裂している母国が大会の成功のもとに団結できる、ということだ。

W杯は一般に成功と見なされている。スタジアムは壮観で、期限までに完成した。公共輸送機関はうまく機能した。犯罪は極めて少なかった。南ア国民は黒人、白人を問わず、一緒になって自国チームを応援した。世界中から訪れた観客は、南アの美しさともてなしに感銘を受けた。

南アが重大な問題を抱えていることは間違いない。高い失業率、犯罪、エイズ、人種間の摩擦、驚くほどの貧富の格差−−。しかし今回、 1989年以来初めて南アを再訪することになった筆者は、アパルトヘイト(人種隔離政策)全盛期以降の進化の度合いにも驚かされた。

水も電気もない掘っ立て小屋の街にも変化

ヨハネスブルク郊外に粗雑な黒人居住区として作られた街ソウェトには、今ではちゃんとした高速道路が通っている。道路は舗装され、夜になれば街灯がともる。大型のショッピングモールもあれば、ファストフード店もある。どれも20年前にはなかったものばかりだ。

アパルトヘイトの終焉(しゅうえん)以降、何もなかった場所にいくつもの街ができた。ヨハネスブルクとプレトリアの間に位置するディエプスルートは、今や人口100万人を優に超す大きな街だ。この街はいくつかの点で「新しい南ア」の問題を象徴している。

大勢の人が水も電気も通っていないブリキの掘っ立て小屋に住んでいる。失業率と犯罪率は高い。そして、地元の南ア国民と、近隣のアフリカ諸国ばかりでなく、遠くはパキスタンから流入してくる何十万人もの移民との間で摩擦が生じている。

しかし、ある意味では、ディエプスルートでさえ進歩を象徴している。というのも、アパルトヘイトのもとでは、南アの黒人は文字通り、居住区に閉じ込められていた。人種に基づく移動の自由に対する制限が撤廃されて、南ア全土の貧しい人々が仕事を求めてヨハネスブルク近辺に移住できるようになったのである。

W杯の幸福感を社会問題解決に振り向けられるか

ディエプスルートには本物の貧困も存在するが、一方では、ラッシュアワーには交通渋滞が起きるし、街角ごとに美容室や「タックショップ」(食料雑貨店)、バー、インターネットカフェなどの店がある。

ディエプスルートなどの場所に見て取れる社会のニーズは、明白な疑問を投げかけている。つまり、何億ドルもの大金を新しいサッカースタジアムの建設に散財するという南ア政府の判断は正しかったのか。むしろ、そのカネを住居や学校、医療に投じた方が良かったのではないか、という疑問だ。

その答えは、今後何が起きるかにかかっている。今回のW杯によって生まれた幸福感が、2004年の夏季オリンピック開催後にギリシャで広がった「気分が良くなる要素」と同じくらい短命に終わる可能性は十分ある。だが、南ア政府がサッカー大会の成功につぎ込んだエネルギーのいくらかを現実社会の問題に振り向ければ、やはりW杯は転換点になり得るだろう。

南アは短期間でぴかぴかのスタジアムを建設してみせた。しかし、国を荒廃させるエイズのまん延については、政府の対応は悲惨なまでに遅く、国民の平均寿命は60歳から49歳にまで下がってしまった。

教員労組との対峙渋る政府

また、アパルトヘイト終焉から20年近くたつのに、南アの学校はまだ数学と科学でお粗末な成績しか上げられない。その結果、この国は(指標にもよるが)最大40%もの高失業率とスキル不足に同時に苦しめられている。にもかかわらず、政府はなお、欠勤を繰り返す教師を代表する強力な労働組合と対峙(たいじ)するのを渋っている。

ことW杯にかけては、南ア政府はたがを締めてかかった。期限や約束が守られなければ大会開催地をよそに移すぞという脅しで、外部から多大な圧力をかけられていたことも背景にあった。

だが南ア国内では、与党アフリカ民族会議(ANC)はこのような外部の圧力にさらされていない。解放運動を掲げる同党は当然のように、将来長きにわたって選挙を勝ち続ける自信があるように見える。

一党支配が必然的に惨事を招くとは限らない。シンガポールと中国では、揺るぎない権力を持つ与党が長期にわたる高度経済成長を指揮してきた。問題は、ANCの姿勢が中国共産党よりもかなり左寄りであるように見えることだ。

W杯が終わったら元通りになるのか

ANCは南アに、発展途上国よりもスウェーデンに適しているような規制と労働法を敷いた。中国が外国人投資家を誘致するために最善の努力を払ったのに対し、南アは「黒人の経済的権利拡大(BEE)」政策の名のもとに、投資家に多大なコストを強いる投資法を採用した。

BEE政策は一見して、コネを持った一握りの黒人集団を豊かにする一方、貧困層のための雇用創造を阻害する結果になった。黒人、白人を問わず、多くの南ア国民は今、自国政府が次第に自己満足に陥り、腐敗し、非効率になっていると不満をこぼしている。

W杯では、南ア政府が持つより力強い側面が明らかになった。ある晩遅く、試合を見た帰りのこと。ヨハネスブルク中心部のみすぼらしい地区を歩きながら、筆者は南ア出身の連れに向かって、効率的な治安維持体制をほめた。すると、連れは笑いながら言った。「ああ、それは君たちのためだけだよ。W 杯が終わったら、また元通りだ」

南ア政府が今、犯罪や輸送、その他諸々の問題に真っ向から取り組めることを証明できたら、どれほど素晴らしいだろうか。たった1カ月間だけ、それも外国人だけのためではなく、将来長きにわたって、すべての南ア国民のために。

By Gideon Rachman





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南アW杯2010:サッカー 黒人居住区「ソウェト」、日本人の訪問次々

◇弾圧の歴史学びたい

【ヨハネスブルク安高晋】サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で現地を訪れた日本人サポーターらが観戦後などに、黒人居住区や、アパルトヘイト下の弾圧を示す史跡を巡るツアーに参加している。参加者は「アパルトヘイト撤廃後でも、貧しい生活を続ける黒人が多いという現実を知った」などと語り、日本から遠く離れた南アの歴史と現状に触れる機会になっている。ツアーでは、ヨハネスブルクの黒人居住区「ソウェト」を訪問する例も多い。地区の子供たちと交流したり、住宅を見学する。地区住民がガイド役を務める場合もあるという。ネルソン・マンデラ元大統領(91)が1962年に逮捕されるまで暮らしていた住宅や、投獄されていた旧刑務所、76年に起きた大規模な反アパルトヘイト運動「ソウェト蜂起」を伝える博物館の見学なども含まれる。ツアー料金は半日で400〜600ランド(約4500〜6500円)が相場だ。

東京都の団体職員、八木隆範さん(32)はヨハネスブルクに約10日間滞在。試合の合間を縫ってツアーに参加した。「アパルトヘイトの旧跡や幼稚園に立ち寄り、一生懸命に生きる姿に胸を打たれた」と語った。現地の旅行業者も「日本人からのソウェトツアーへの問い合わせは、W杯期間中に多く寄せられた」と話していた。

毎日新聞 2010年7月7日 東京夕刊





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W杯の勝利チーム予想用のニシキヘビを保護、南ア

* 2010年07月07日 09:03 発信地:ケープタウン/南アフリカ

【7月7日 AFP】2010年サッカーW杯(2010 World Cup)が開かれている南アフリカのケープタウン(Cape Town)で、「サンゴマ」と呼ばれる祈祷師(きとうし)が勝敗予想に用いていたニシキヘビが、動物虐待にあたるとして保護された。

国際動物虐待防止協会(Society for Prevention of Cruelty to Animals)によると、保護されたのは体長2.8メートルのビルマニシキヘビ。前月30日、ニシキヘビが虐待的な扱いを受けているとの通報を受けた同協会職員がタウンシップ(旧黒人居住区)のサンゴマのもとを訪れたところ、鎖につながれたニシキヘビが車の後部から見つかった。

このサンゴマの元には、先祖の霊を呼び出してW杯の勝利チームを聞いてほしいとの依頼が殺到しており、ニシキヘビは先祖を呼び出す儀式に用いられていたとみられる。

発見されたニシキヘビは、肺炎や口腔内疾患を発症しているうえ、やせ細って脱水症状をおこしていた。保護されたニシキヘビには治療が施され、順調に回復しているという。(c)AFP





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2010年07月08日 Web posted at: 10:17 JST Updated - CNN

W杯勝敗操ろうとした霊媒師のニシキヘビを救出、南ア

(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)を開催中の南アフリカの動物保護団体は6日、大会の試合結果を操るため同国の伝統的な霊媒師が使っていた「ニシキヘビ」を助け出したと発表した。

東南アジアのミャンマー産の雌の蛇で体長は約2メートル70センチ。地元の動物虐待防止団体のSPCAによると、南部ケープタウンにある霊媒師の粗末な小屋で先週見付けた際は、肺炎を患い、口が腐り、脱水症状を示していた。水や餌も与えられていなかったという。現在は獣医に預けられ、手当てを受けている。

霊媒師は金銭を受け取り、ヘビを使って先祖の霊に語りかけ、願いを伝えていたとみられる。地元当局がSPCAにヘビや霊媒師の情報を伝えていた。霊媒師はその後、ヘビの飼い主登録手続きを行ったため動物虐待などの罪には問われない見通し。

W杯に関連し、動物が押収された例はこれが初めてではない。同団体の広報担当者によると、試合が行われたスタジアムに雄の鶏を持ち込もうとして没収されたフランスのサッカーファンもいたという。





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大和、初の個人向け南ア・ランド債

豪ドル債も

2010年7月8日 16:42

大和証券グループ本社は8日、南アフリカ・ランド建ての個人向け社債を売り出すと正式に発表した。発行額は24億2200万ランド(約280億円)で、大和グループがランド建て債を発行するのは初めて。同時にオーストラリア(豪)ドル建ての個人向け社債も7500万豪ドル(約60億円)売り出す。13日から20日まで傘下の大和証券を通じて販売する。大和グループは資金調達の多様化を進めており、調達資金約340億円(日本円換算)はアジア事業の強化などに充てる。

7日に条件決定した。利率はランド債が年7.30%、豪ドル債が年5.55%。いずれも利払い日は毎年1月と7月の22日で、償還日は 2013年7月22日、発行日は7月23日。

個人投資家の間では高金利と通貨高が続く新興・資源国などの通貨建て資産への投資が増えている。大和グループは取り扱う商品の品ぞろえを拡充し、小口資金で手軽に世界中の資産に投資したい個人の需要に応える。

大和グループが個人向け外債を発行するのは今年1月に続き2回目。1月には豪ドル建てとニュージーランドドル建ての2本を発行し、534億円(当時のレートで円換算)を調達した。販売が好調だったことから、2回目の発行を決め、通貨の種類も増やした。〔NQN〕





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南アフリカ:「次は五輪」 サッカーW杯成功で誘致意欲

◇費用負担は?開催危ぶむ声

サッカー・ワールドカップ(W杯)の運営が順調に進み、決勝(11日)などを残すだけになった南アフリカで「次は五輪開催だ」との機運が高まっている。「W杯で世界に通用するスポーツイベントを開催可能なことを示した」と五輪誘致に意欲を見せるズマ南ア大統領は、決勝で南ア入りするロゲ・国際オリンピック委員会(IOC)会長と会談、五輪開催をアピールする見込みだ。しかし五輪の規模はW杯と比べけた違いに大きく、開催を不安視する声もある。

南ア五輪の有力候補地とみられているのは東部ダーバンだ。ダーバン市は来年7月、18年冬季五輪の開催地を決めるIOC総会を開くのを利用し、20年以降の夏季五輪誘致に向け地ならしをしたい意向だ。

ダーバンではW杯直前に「キング・シャカ国際空港」が開港。W杯会場となった「モーゼス・マブヒダ競技場(ダーバン競技場)」は陸上競技も可能な五輪開催を視野に入れて設計された。競技場近くでプールの拡張計画や体育館の建設計画もあり、周辺一帯を「キングス・パーク」という名のスポーツ複合施設拠点とする整備が進行中だ。飲食店で働くムキゼ・アムラムさん(28)は「W杯も2度目の立候補で開催を決めた。五輪も次の立候補で可能だ」と意気込む。

しかし、数百億円規模のW杯に比べ、数千億円はかかる五輪開催の負担をどうするのかも明確ではない。野党「民主同盟」のジル西ケープ州知事は「開催誘致を掲げる前に、事業計画や費用の分析を国民に示す必要がある」と慎重だ。【ダーバン(南アフリカ東部)で、高尾具成】

毎日新聞 2010年7月9日 東京夕刊





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サッカーW杯「1大会最多観戦」でギネス達成、前人未到の31試合

* 2010年07月09日 15:08 発信地:ケープタウン/南アフリカ

【7月9日 AFP】32か国が熱い戦いを繰り広げた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)は11日の決勝でついにクライマックスを迎えるが、この日、ピッチの外でも歴史を塗り替える男がいる。W杯1大会中の最多観戦のギネス世界記録(Guinness World Records)を31試合に更新しようとしているツラニ・グコボ(Thulani Ngcobo)さんだ。

決勝を観戦すれば、今大会でグコボさんが観戦した試合数は、全64試合中38試合となる。ただし、飛行機の遅れで試合開始から2分遅れてスタジアムに到着した試合など計7試合はギネス記録に数えられないため、公式記録は31試合となる見込みだ。

しかく「最多観戦」は達成済み

グコボさんはすでに、今大会以前のギネス記録で前人未踏だった20試合観戦を6月25日に達成。試合開始から終了のホイッスルの瞬間まで観戦していたことを示す証明書とギネス認定証を贈られている。

無類のサッカー好きのグコボさんは、今大会の開催都市の1つ、プレトリア(Pretoria)在住で、政府の土地改革関連局に勤める29歳の公務員。

大会中の1か月間、スタジアムの外に車を止め、睡眠不足を栄養ドリンクで吹き飛ばし、国内の開催都市を行ったり来たりと渡り歩いてきた。4試合をはしごするため、48時間以内に3000キロを走破した日もある。決勝までの全走行距離は実に1万7000キロに達する。

しかく舞い込んだ「一生に一度のチャンス」

睡眠は移動の合間にこま切れにしか取れないが、ひとたびスタジアムに足を踏み入れれば、眠気など消えうせると話す。「一生に一度しかかなわない夢が、かなったんだ。チャンスが到来したなら、実現するために気を引き締めて、できることは何でもやらなくちゃ」

グコボさんの当初のW杯予算は、最も安いカテゴリーの席10試合分と、フェリーを入れた交通費1000ランド(約1万1700円)の合計2000ランド(約2万3000円)だけだった。

そこに「夢のチケット」が舞い込んだ。W杯の公式スポンサーである南アフリカの携帯メーカー大手MTNが主催した「ラスト・ファン・スタンディング(Last Fan Standing)」というコンテストで優勝したのだ。賞として、すべての交通費・宿泊費がMTN持ちとなり、何よりもVIP席チケットの束を手にした。

「僕はお金もないし、普通の人間だけど、ギネス記録に挑戦した。すべてはチャンスをどう生かすかだ。ほかの人にも挑戦してほしい。簡単なことじゃないって分かってもらえると思う」。2012年のアフリカ・ネイションズカップ(African Nations Cup)、 2014年のW杯ブラジル大でも自己記録更新に挑戦したいと、現在スポンサーを探している。

しかくもうすぐ終わる、23日間の夢の休暇

今大会の出場国32か国中、見ることができなかったチームはスイスとギリシャのみ。何より残念だったのは準々決勝に唯一残ったアフリカ選出チーム、ガーナの敗退だ。出会ったサポーターの中で最も熱かったのはメキシコ代表サポーターだったという。ポルトガルが北朝鮮を7-0で下したゲームは「試合後のダイジェスト版を見ているみたいだった」。

イングランドのウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)やブラジルのカカ(Kaka)、アルゼンチンのリオネル・メッシ(Lionel Messi)といったスター選手は十分輝けないまま姿を消したが、それでも2009年のFIFA年間最優秀選手(FIFA World Player of the Year)であるメッシを生で見られたのがグコボさんにとって一番のハイライトだそうだ。「テレビで見ていたときは、彼はプレイステーション(PlayStation)か機械かって思ってたよ。ナイジェリア戦で生で見たときは大感激だったね」

普段は南アフリカ1部リーグ、カイザー・チーフス(Kaizer Chiefs)サポーターのグコボさん。3歳の息子を置いて家を空けていた23日間の夢の休暇を終えて12日、普段の日常に戻る。(c)AFP/Justine Gerardy





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南ア産の緑茶・ルイボス茶、売り出し中「W杯を商機に」

2010年7月10日5時50分

サッカーのワールドカップ(W杯)が開かれている南アフリカは知る人ぞ知る茶どころで緑茶や健康茶が生産されている。南アに目が向けられている今が絶好の商機とみて日本での消費拡大を狙う。

「南十字星」は、静岡市の茶問屋「喜作園」がこの夏から販売を始めた南ア産の緑茶だ。アッサム種という紅茶品種を緑茶のように蒸して作る。見た目や味は日本の緑茶だが、紅茶のアールグレイ風の香りがつけてある。

産地は南ア東部クワズールー・ナタール州。茶畑は標高約1千メートルの高地にあり、虫が付かないので無農薬で生産でき、品質も良い。だが、労賃が高いため、紅茶としては国際競争力がなく、茶畑の存続が危ぶまれていた。日本の南ア大使館と交流があった喜作園に現地の担当者が相談、緑茶として活路を模索することになった。紅茶品種なのでカテキンが多くて渋みが強いが、砂糖やミルクを入れるとおいしく飲める。

自社開発の機械を日本から持ち込み、茶葉からカフェインを約4割減らす加工をした。単価は紅茶の約3倍。だが、緑茶人気は世界的に高まっており、日本だけでなく、欧州などへの売り込みをもくろむ。社長の渡辺伊作さんは「砂糖を緑茶に入れるなんて静岡の普通のお茶屋には許せないでしょう。でもそれは日本の狭い常識。W杯を機に世界に南十字星を広めたい」。

一方、南アだけで育つマメ科植物の針状の葉を使った「ルイボス茶」も販路拡大を狙う。カフェインが含まれず、現地では一般的な飲み物。日本では主に健康茶として売られている。ルイボス茶販売会社の日本支社(神奈川県大磯町)は、南アから日本に輸入される年約380トンのルイボス茶の9割近くを扱う。同社のクリントン・ガスさんは「W杯はビジネスの大きなチャンス。南アのお茶で、日本人のライフスタイルを変えたい」と意気込む。

国連食糧農業機関(FAO)の2008年のデータによると、南アの茶の生産量は年約4200トンだった。(中野渉)





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南アW杯2010:サッカー 黒人男性、サーフィンでストリートチルドレン更生

◇少年に夢 日本人女性、活動支え

サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で、日本代表がオランダと戦ったダーバン。この港町で、ストリートチルドレンにサーフィンを教えて非行から立ち直らせようとしている黒人男性がいる。サンディーレ・ヌガディさん(32)で、活動を手助けするパートナーは、日本人女性の平林薫さんだ。2人は、W杯の熱狂の中、スポーツの素晴らしさを通じて、子供たちが前向きに生きる力を持つことを願う。

ヌガディさんはダーバンの南約100キロのウムズンベ村出身。現地のズールー人には「海には近付くことすらタブー」という伝統があるという。だが、幼いころ、サーフィンをする白人を見て、海に興味を持った。まだ、アパルトヘイトの時代。ビーチは白人用と黒人用に分けられ、家族も「海に入るなんてとんでもない」と反対した。だが、制度が撤廃されると、すぐに白人サーファーに古いサーフボードを譲ってもらい、腕を磨いた。

99年からは、ストリートチルドレンらにサーフィンを教え始めた。空腹を紛らわすためにシンナーを吸ったり、酒を飲むお金を得ようと非行に走っていた子供たちも、サーフィンに取り組むと変わり始める。息が上がるのが早くなるためシンナーをやめ、コンテスト出場などを通じて日常のマナーを覚えた。「会場で白人が親と過ごす姿を見て、家に帰ろうという気持ちが芽生えた子もいた」(ヌガディさん)という。

平林さんは、アパルトヘイト反対運動の前面に立っていたANC(アフリカ民族会議)の東京事務所に勤めるなどして、度々南アを訪問。航空機の機内誌に載っていたヌガディさんの記事を読み、無性に会いたくなった。それが03年、運命の出会いだった。現在はダーバンで共に暮らす。

ヌガディさんは現在、NGOスタッフの一員として、10〜18歳の約60人を指導。顔見知りの白人が経営するサーフショップなどから古いボードを譲ってもらっている。「黒人にもっとサーフィンにかかわってもらいたい。これまでに教えてきた子供たちが、さらに下の世代に指導してほしいね」と語る。

W杯で世界的な注目が集まる南アフリカ。2人は「犯罪が多いという印象が先行していたが、南アの実情を見て感じてもらういい機会」と笑顔で話した。【ダーバンで安高晋】

毎日新聞 2010年7月10日 東京夕刊





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解剖受けるマンデラ氏の絵画に与党から怒りの声、南ア

* 2010年07月11日 18:49 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【7月11日 AFP】ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元南アフリカ大統領(91)の遺体が解剖される場面を描いた絵画が同国で物議を醸している。この絵を描いた画家は象徴的指導者への敬意を示したものだと説明している。

地元出身のユイル・ダマソ(Yuill Damaso)氏が描いた問題の絵画は、レンブラント(Rembrandt)の「テュルプ博士の解剖学講義(The Anatomy Lesson of Dr Nicolaes Tulp)」に範を取ったもので、解剖台に乗せられたマンデラ氏の遺体が、2001年12歳で亡くなった同国の小児エイズ活動家、故コシ・ジョンソン(Nkosi Johnson)さんによって解剖される様子を同国の著名政治家たちが見守るというもの。

ヨハネスブルク(Johannesburg)の高級ショッピングセンターに展示されたことで、与党アフリカ民族会議(African National Congress、ANC)の怒りを買っている。

一方、ダマソ氏は現地紙サンデー・スター(Saturday Star)に対し、作品は反アパルトヘイト活動の英雄であるマンデラ氏を侮辱するものではないと説明している。

「マンデラ氏の肉や骨を描くことで、彼も皆と同じ人間だということを表現した」「彼はたゆまぬ努力によって偉業を成し遂げ、この国のみならず世界中に多大な影響を与えたが、この作品は彼が普通の人間に他ならないことを示している」(ダマソ氏)

18日に92歳になるマンデラ氏は、健康状態が徐々に悪化していることから、ここ数か月はあまり公の場に姿を現れていない。11日の2010年サッカー W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝戦に姿を見せることが期待されているが、マンデラ氏の財団や家族は試合当日に判断するとしている。(c)AFP





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機内で暴れたドイツ人に有罪判決、W杯準決勝に間に合わず逆上 南ア

* 2010年07月11日 15:42 発信地:ケープタウン/南アフリカ

【7月11日 AFP】南アフリカの裁判所は10日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)準決勝、ドイツ対スペイン戦観戦のため旅客機でダーバン(Durban)に向かっていたドイツ人の男が、乗っていた便の着陸許可が出ず、試合に間に合わないことに腹を立て客室乗務員らに暴力を振るったとして、執行猶予1年、禁固3月の有罪判決を言い渡した。

ダーバンのキングシャカ国際空港(King Shaka International Airport)に向かっていたジョルグ・マルドス(Jorg Mardos)被告(37)を乗せた南アフリカエクスプレス航空(SAA Express)機は、空港のスペースに問題が生じたため、着陸を拒否された。この他5便が着陸を拒まれ、数百人がドイツ対スペイン戦を見逃した。

客室乗務員2人は法廷で、試合に間に合わないことを知ったマルドス被告が客室乗務員らを突き飛ばしたり暴言を吐いたりし、席に戻ることを拒否したと証言。被告を落ち着かせるため、他の乗客らも協力したという。南ア通信(Sapa)によると、客室乗務員がコックピットの入り口を配膳用ワゴンでふさぎ、パイロットにインターコムでドアを開けないよう知らせたという。

ポートエリザベス(Port Elizabeth)に着陸した同機は警備員40 人に迎えられ、マルドス被告は逮捕された。

マルドス被告の弁護士によると、被告は現地で待つ13人分のチケット代として3万4500ランド(約40万円)を費やしたという。1990年以降、ドイツ代表戦を見逃していない被告は非常に悔しがっていたが、コックピットに入る意図はなかったとしている。

南アの空港管理会社は、着陸が拒否された原因はプライベートジェットで空港が混雑したためだとしている。今回の問題でドイツ対スペイン戦を見逃したのは約600人で、空港管理会社は補償金として40万ランド(約470万円)を準備しているという。(c)AFP





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南アW杯:閉会セレモニーにマンデラ元大統領 声援に笑顔

【ヨハネスブルク高尾具成】決勝戦に先立って行われた閉会セレモニーに、南アフリカのノーベル平和賞受賞者、ネルソン・マンデラ元大統領(91)が参加した。マンデラ氏は式典の最後に車両に乗ってピッチ中央まで入り、約8万4000人収容の観客席の大声援に、笑顔で手を振って応えた。

マンデラ氏は6月11日の開会式に出席を予定していたが、ひ孫の少女(13)が前日に交通事故で死亡したことを理由に取りやめていた。

毎日新聞 2010年7月12日 3時04分





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南アW杯:「満足できるものだった」FIFA会長総括

【ヨハネスブルク江連能弘】国際サッカー連盟(FIFA)は12日、当地でワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の総括会見を開き、ブラッター会長は「大会はよく組織され、満足できるものだった。10点満点中、9から10点」と話した。

次回2014年ブラジル大会の大陸別出場枠については、来年のFIFA理事会で決めると発表。今大会で深刻な誤審が指摘されたことを踏まえて、ビデオ判定などの新技術導入については、競技規則改定の協議や決定を行う国際サッカー評議会で、10月から議論を再開することを明らかにした。

また、今大会の総入場者数は64試合で317万8856人となり、94年米国大会、06年ドイツ大会に次いで3番目となったことを発表した。集客は競技場収容能力の92.9%だった。一方、大会参加選手を対象としたドーピング(禁止薬物使用)検査は準決勝までに512回実施し、いずれも陰性だったと発表した。

毎日新聞 2010年7月12日 21時47分





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「機内でブブゼラ吹くのはお断り」 南アの航空会社

2010 年7月12日18時15分

南アフリカの格安航空クルーラはユーモアあふれる接客で知られる。機内アナウンスで「当機は禁煙、禁苦情。違反者は非常口から"風とともに去りぬ"です」。

大手の南アフリカ航空の乗務員も「携帯電話や電子機器、それからブブゼラの使用はお控えください」と呼びかけ、乗客を笑わせている。

おみやげ用にブブゼラを機内に持ち込む人も多い。同社は機内誌で大まじめに「(ブブゼラを吹いて)避難誘導や無線交信を邪魔すれば航空法違反になる」と警告している。(ヨハネスブルク=佐々木学)





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マンデラ元大統領、閉会式に笑顔で出席

【ヨハネスブルク=軍地哲雄】南アフリカの人種融和の象徴で、ノーベル平和賞受賞者のネルソン・マンデラ元大統領(91)が11日、ヨハネスブルクのサッカーシティー競技場で行われたサッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の閉会セレモニーに出席した。

決勝のオランダ―スペイン戦に先だって行われたセレモニーに、マンデラ氏はコートに帽子、手袋姿でカートに乗って登場。大歓声の中、にこやかに手を振りながら競技場の中央まで進み、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長らと握手をしてピッチを後にした。

マンデラ氏は、先月11日の開会式にも出席する予定だったが、13歳のひ孫が10日の前夜祭からの帰途、交通事故で亡くなったため、取りやめていた。

(2010年7月12日13時08分 読売新聞)





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W杯閉会式にマンデラ元大統領が出席

2010年7月12日 9:52

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の決勝戦に先立って行われた閉会式に南アフリカ初の黒人大統領で、ノーベル平和賞受賞者のネルソン・マンデラ氏(91)が参加した。

セレモニーの終盤、マンデラ元大統領の登場がアナウンスされると、スタジアムは大歓声に包まれた。夫人とともにカートに乗り、笑顔で手を振りながらピッチ中央へ。満員の観客に大きな拍手とブブゼラで迎えられた。

公の場に姿を見せることが少なくなった最近は健康不安もうわさされていたが、関係者と握手をかわすなど元気な様子だった。6月11日の開会式の際は、前日にひ孫が事故死する不幸に見舞われ、出席を見合わせていた。

(ヨハネスブルク=本池英人)





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マンデラ氏、W杯決勝スタジアムに登場

* 2010年07月12日 10:59 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【7月12日 AFP】満面の笑みを浮かべたネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元南アフリカ大統領(91)が11日、2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝戦を前に試合の行われるスタジアムに姿を現し、割れんばかりの拍手で迎えられた。

南アフリカ初の黒人大統領であるマンデラ氏はグラサ・マシェル(Graca Machel)夫人とともに暖かな衣装に身を包みオープンカーでピッチに登場。マンデラ氏の愛称「マディバ、マディバ」の大合唱が起こる中、笑顔でピッチを一周した。マンデラ氏がW杯に姿を見せるのは初めてで、わずか数分間の登場だった。

18日に92歳になるノーベル平和賞受賞者のマンデラ氏は、W杯招致に大きな役割を果たした。だが、開会式前日の前月10日、13歳のひ孫が自動車事故で死亡したため、開会式は欠席した。

2004年に公務を引退してからはほとんど公の場に姿をみせず、スケジュールは直前まで明らかにされなくなった。決勝戦への出席もわずか2時間前に明らかになった。(c)AFP





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地元住民が移民を襲撃 南アフリカ

(日テレNEWS24 - 07月13日 00:44)

南アフリカ・西ケープ州で11日夜、地元住民が移民を襲う事件があった。警察などによると、移民が経営する店舗が略奪に遭うなどして、約70人が警察署に避難したという。

南アフリカでは「2010 FIFA ワールドカップ 南アフリカ」の閉幕とともに移民が襲われるとのうわさが以前から流れており、それが現実のものとなった形。





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大和、南アフリカランド建て債券販売 教育関連事業に限定

2010年7月13日 18:22

大和証券は8月、アフリカ開発銀行が発行する南アフリカランド建ての債券を販売する。学校建設などアフリカの教育関連事業に資金使途を限定するのが特徴で、発行額は100億円程度となる見通し。社会貢献に関心のある個人投資家の資金を呼び込む狙いだ。





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W杯トロフィー危機一髪!試合前のピッチに赤帽男が乱入

* 2010年07月13日 19:53 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【7月13日 AFP】南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)で11日に行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)決勝、オランダ対スペインの試合直前に、スペイン人の男がピッチに乱入する騒ぎがあった。男はピッチ上に飾られていたW杯優勝トロフィーに向かって突進したが、間一髪で警備員に取り押さえられ、決勝戦は滞りなく行われた。

地元英字紙「スター(Star)」によると、この男はハウメ・マルケ・コット(Jaume Marquet Cot)被告、自称「ジミー・ジャンプ(Jimmy Jump)」で、サッカー競技場でピッチ乱入を繰り返しては、その様子を自身のウェブサイトで公開しているピッチ乱入の常習者だ。

試合開始のわずか10分前、コット被告は突然、スタジアムのピッチに飛び降りてW杯トロフィーに向かって突進した。だが、警備員から顔面パンチをくらってピッチに倒れこんだところを取り押さえられ、係員によってピッチから運び出された。

スター紙によると、ヨハネスブルクの裁判所は12日、コット被告に対し、侵入罪と窃盗未遂の罪で罰金2000ランド(約2万3000円)の判決を言い渡した。

だが、コット被告の友人によると、同被告がピッチに乱入した目的はトロフィーにスペイン風のバレティナ(地中海沿岸地域のキリスト教徒がかぶる伝統的な帽子)をかぶせて自由を訴えるためで、トロフィーを奪う意志はなかったという。(c)AFP





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翻訳者が選んだW杯南ア大会を象徴する言葉は「ブブゼラ」

* 2010年07月13日 14:07 発信地:ケープタウン/南アフリカ

【7月13日 AFP】2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)を象徴する言葉は「ブブゼラ」−−。英ロンドン(London)の翻訳会社「トゥデイ・トランスレーションズ(Today Translations)」が12 日、世界60か国の翻訳者320人以上を対象に行ったアンケート結果の中で発表した。

翻訳者たちに今大会で最もインパクトのあった言葉を選んでもらった結果、75%がブブゼラと答えたという。同社幹部のJurga Zilinskiene氏は、「個々の試合やゴールが忘れられた後も、ブブゼラのW杯だったということは記憶されるだろう」と語った。

「W杯のおかげでブブゼラは世界共通語となり、翻訳の必要がない単語の仲間入りを果たした」(Zilinskiene氏)

(c)AFP





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NTT、南アIT大手を3000億円で買収

システム事業世界展開

2010年7月15日 14:01

NTTはロンドン証券取引所に上場する情報システム大手、ディメンション・データ(南アフリカ・ヨハネスブルク)を買収する方向で最終調整に入った。合意すれば来月にもTOB(株式公開買い付け)を実施、完全子会社化する。買収総額は3000億円弱になる見通し。ディメンション社は約50 カ国でシステム構築やデータセンター事業を手がけており、NTTは同事業を世界規模で展開する。

ディメンション社の時価総額は約2320億円(14日時点)。NTTは3000億円弱の買収資金を用意しているもよう。ディメンション社も交渉を受け入れ、友好的TOBになる見通し。

NTTでは子会社のNTTデータやNTTコミュニケーションズが情報システム事業を手がけているが顧客の多くは日本企業にとどまっていた。ディメンション社が持つ欧米アジアの有力企業に顧客層を広げる。

NTTはグループ各社とディメンション社との連携を進める。情報システムに不可欠な通信技術をNTTが提供。NTTデータの国内拠点とディメンション社の海外拠点を結び、グローバル企業のシステム受託を目指す。ネットワーク経由でソフトやシステム機能を提供する「クラウドコンピューティング」事業も拡大する方針。NTTドコモの技術を生かし外出先から社内情報を閲覧できるサービスも検討する。

NTTグループの主な海外投資

2000年8月 ドコモ KPNモバイル(オランダ) 4080億円 出資
9月 NTTコム
ドコモ ベリオ(米)
ハチソン3GUK(英) 6000億円
1850億円 買収
出資
2001年1月 ドコモ AT&Tワイヤレス(米) 1兆1000億円 出資 2009年3月
ドコモ タタ・テレサービシズ(インド) 2610億円 出資
2010年7月 NTT ディメンション・データ(南ア) 約3000億円 買収交渉

NTTは今年度までの3カ年計画で海外売上高を2000億円から4000億円にする計画だが、買収により一気に7000億円規模になる。

NTTは2000年前後、積極的に海外企業に出資。01年までにNTTドコモが米AT&Tワイヤレスなど携帯会社に総額1兆9000億円を投じた。NTTコムも米インターネット大手ベリオを6000億円で買収した。しかし、IT(情報技術)バブルの崩壊などで投資先の財務体質が悪化、撤退や巨額の損失計上を迫られ、失敗に終わった。最近、改めて投資を再開している。

現在、NTTは通信会社に限らず、情報システムにも対象を広げる投資戦略をとっている。通信事業はインフラへの投資や各国の許認可の影響を受けやすく、リスクが高い。情報システムやデータセンターの運営は安定した収入が見込めるため世界各国での事業展開に乗り出す。





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南アが 20年五輪に立候補 アフリカ初の五輪目指す

2010年7月14日 0:30

【ヨハネスブルク共同】南アフリカ・オリンピック委員会は13日、2020年夏季五輪の開催に立候補する意向を正式に表明した。先に閉幕したサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の成功を受け、今度はアフリカ初の五輪開催を目指す。立候補都市は今後、調整する。AP通信によると、東海岸のダーバンが有力視されている。

20年五輪は日本も広島市や東京都が招致を検討し、既にローマは立候補を表明している。イスタンブールやドーハも関心を示している。南アフリカは過去、04年夏季五輪招致にケープタウンが立候補し、アテネに敗れた。





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南アが2020年五輪に立候補 アフリカ初の開催目指す

2010年7月14日7時 31分

南アフリカ・オリンピック委員会は13日、2020年夏季五輪の開催に立候補する意向を正式に表明した。先に閉幕したサッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の成功を受け、今度はアフリカ初の五輪開催を目指す。立候補都市は今後、調整する。AP通信によると、東海岸のダーバンが有力視されている。

20年五輪は日本も広島市や東京都が招致を検討し、既にローマは立候補を表明している。イスタンブールやドーハも関心を示している。南アフリカは過去、04年夏季五輪招致にケープタウンが立候補し、アテネに敗れた。20年五輪開催都市は13年に決定する。(共同)





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W杯期間中の犯罪994件、警察相「素晴らしい」

【ヨハネスブルク=中西賢司】サッカー・ワールドカップ(W杯)が開催された南アフリカの警察当局は15日、競技場の内外で観戦客から届け出があった犯罪被害は994件だった、と発表した。

延べ308万人の観戦客の0・03%にあたるとして、ムテトゥワ警察相は「この数字は素晴らしいものだ」と述べ、治安対策が奏功したとの見解を示した。

犯罪の大半は窃盗で、殺人はなかった。手持ち品紛失など事件扱いしなかった届け出もあるという。当局は447人を逮捕、事件の約6割が解決済みとしている。

1日平均約50件の殺人が起きる南アでのW杯は、治安が最大の懸念材料だった。警察当局は警官4万4000人を競技場周辺に重点配備し、警備にあたった。

(2010年7月16日20時13分 読売新聞)





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南アW杯:決勝ボールは640万円で落札 売上金は寄付へ

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会決勝のスペイン−オランダ戦で使用されたボールが16日、インターネットのオークションで7万4000ドル(約640万円)で落札された。売上金は南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領のエイズ撲滅キャンペーンに寄付される。(AP共同)

毎日新聞 2010年7月17日 17時09分





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南ア・マンデラ元大統領、92歳の誕生日迎える

【ヨハネスブルク=中西賢司】南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領が18日、92歳の誕生日を迎えた。

18日はヨハネスブルクの自宅で親族と過ごしたが、17日には生まれ故郷の東ケープ州から、年齢にちなんだ92人の子供たちの訪問を受けた。マンデラ氏は近年、公の場に姿を見せることはまれだが、11日にはサッカーのワールドカップ(W杯)閉幕セレモニーに登場して8万人を超す観衆の大歓声を浴びた。

国連は昨年、反アパルトヘイト(人種隔離政策)闘争を主導したマンデラ氏をたたえて、7月18日を「ネルソン・マンデラ国際デー」に指定している。

(2010年7月18日23時26分 読売新聞)





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マンデラ元大統領が92歳に、南ア

* 2010年07月18日 15:19 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【7月18日 AFP】南アフリカ初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領が18日、92歳の誕生日を迎えた。

18日は2009年に国連(UN)が創設した「ネルソン・マンデラ国際デー(Nelson Mandela International Day)」の第1回目にあたり、国内外で多くの人が、マンデラ氏の67年間の政治生活にちなみ、67分間のコミュニティ・ボランティアを行う。

健康を崩しやすくなっているマンデラ氏自身は、首都ヨハネスブルク(Johannesburg)で家族とともに誕生日を過ごしている。

マンデラ氏は当時、南アで少数派ながら政権を握っていた白人政府のアパルトヘイト政策に抵抗し、27年間投獄された。1990年に釈放された後、白人指導者たちと対話してアパルトヘイト撤廃につなげた。1994年に同国初の黒人大統領に就任し、1期のみ務めて1999年に大統領を退いた。

平和を求め、人種差別と戦ったマンデラ氏は現在も世界中の尊敬を集めている。マンデラ氏が投獄されていた当時の囚人番号にちなむ「46664キャンペーン」で、エイズ(HIV/AIDS)撲滅にも取り組んでいる。

11日にヨハネスブルクで行われた2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の開会式にマンデラ氏は出席する予定だったが、開会前日にひ孫が亡くなり、出席がキャンセルされていた。しかし自らが先頭に立って誘致したこの大会の決勝前の閉会式にマンデラ氏は短時間だけ登場した。(c)AFP





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南アフリカ・マンデラ元大統領、92歳に

(日テレNEWS24 - 07月19日 13:34)

南アフリカで「アパルトヘイト(人種隔離)」の撤廃運動を主導し、黒人初の大統領となったネルソン・マンデラ氏が18日、92歳の誕生日を迎えた。

マンデラ元大統領は、ヨハネスブルクの自宅のソファで孫やひ孫らに囲まれ、誕生日の祝福を受けた。

国連は、マンデラ氏の誕生日を「マンデラ国際デー」という記念日に指定し、それに先立って、アメリカ・ニューヨークにある国連本部では記念式典も行われた。国連・潘基文事務総長は「マンデラ氏の偉業が世界をより良い場所にした」とメッセージを寄せている。





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南アフリカ:W杯「特需」去り、強まる移民排斥 マンデラ財団も懸念表明

【ヨハネスブルク高尾具成】サッカー・ワールドカップ(W杯)が閉会したばかりの南アフリカで、「職を奪われる」などの理由から移民排斥の動きが高まっている。ズマ大統領が「安定と団結」を呼び掛けるなど沈静化を図っているが移民の不安は解消されていない。18日は人種を超えた融和を呼び掛けたマンデラ元大統領(92)の誕生日で、国連が昨年、「ネルソン・マンデラ国際デー」に制定した。ネルソン・マンデラ財団は一連の移民排斥の動きに懸念を表明している。

W杯決勝戦があった11日、西ケープ州で、南ア住民が移民を襲撃。ソマリア系移民が経営する商店が略奪に遭うなど約70人が地元警察署に避難した。周辺は失業率が約25%と高い。W杯期間限定の短期雇用が終了する不安から移民に暴力をふるったとみられる。

隣国ジンバブエからの移民には母国へ戻る現象も生じている。ジンバブエからは08年の大統領選を巡る混乱により大量の移民が流入している。

ズマ大統領はこのほどW杯成功で信頼を得た南アのイメージを損なうと強く非難。「外国籍住民を傷付けようとする邪悪な行為や計略を孤立させよう」との声明を出した。

南アでは元々、移民に対する暴力が横行していた。08年5〜6月には巻き添えの南ア住民も含め、約60人が殺害され、約10万人の移民が一時的に住まいを追われた。今年1月にはムプマランガ州で行政サービス向上を求める抗議デモが暴徒化。移民らの店舗が襲撃された。

W杯期間中から移民への暴力は憂慮されておりネルソン・マンデラ財団は先月末、「憲法は外国人を含む市民の権利を保障している」との声明を出した。

マンデラ氏は17日、家族や知人のほか、生まれ故郷の東ケープ州から約100人の子どもたちをヨハネスブルクの自宅に招き、誕生日を祝った。

毎日新聞 2010年7月19日 東京朝刊





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いつか、おばあちゃんのW杯 南アの女性、サッカー夢中

2010年7月19日9時44分

アフリカ初のサッカー・ワールドカップ(W杯)が開かれた南アフリカで、女性たちがサッカーに夢中だ。エイズで夫や子をなくし、孤独の中で太っていくことへの不安から始まった。目標は「おばあちゃんのW杯」を開くことだという。

チーム名は「バケグラ・バケグラ(おばあちゃんたち)」。W杯会場になったポロクワネの郊外に住む47歳から84歳までの37人が参加している。

練習は週2回。6月下旬、家事を終えた24人が集まった。布を頭に巻き、普段着のスカート姿のままで柔軟体操と走り込みを始めた。

と思ったら3分で終了。コーチのデビッド・マーケさん(26)は「やりすぎると、疲れてサッカーができなくなるだろ」。

孫4人と暮らすノラ・マクベラさん(84)は「両足が数年前から痛かった。運動なんてしたことがなかったけど、サッカーを始めて、走れるようになった。血糖値も下がったよ。うれしいね」。(ポロクワネ 〈南アフリカ北東部〉=古谷祐伸)





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全英オープン ウェストヘーゼン優勝、石川は27位

2010年7月19日 2:44

【セントアンドルーズ(英国)=吉良幸雄】男子ゴルフの今季メジャー第3戦、第139回全英オープン選手権は18日、セントアンドルーズ・オールドコース(7305ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、ルイ・ウェストヘーゼン(27、南アフリカ)が1イーグル、1バーディー、2ボギーの 71で回り、通算16アンダー、272でメジャー初制覇を果たした。優勝賞金は85万ポンド(約1億1300万円)。南ア選手の優勝は2002年のアーニー・エルス以来。

ウェストヘーゼンは2位に4打差の15アンダーでスタート。8番をボギーとしたが9番でイーグル奪取。2位のリー・ウェストウッド(英国)に7打差をつけて圧勝した。前日2位のポール・ケーシー(同)とロリー・マキロイ(同)、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)の3人が8アンダーの3位。2000、05年に続くセントアンドルーズ大会3連覇を目指したタイガー・ウッズ(米国)は5バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの72とスコアを伸ばせず、3アンダーの23位に終わった。

前日41位の石川遼は5バーディー、3ボギーの70で回り、通算2アンダーでメジャー自己ベストの27位に入った。74の谷口徹は3オーバーの60位、73の宮瀬博文は4オーバーの68位だった。





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日本とブラジル、地デジのアフリカ売り込みで協調

2010年7月20日 20:37

【サンパウロ=檀上誠】南アフリカなど南部アフリカ開発共同体(SADC)諸国でのテレビ地上デジタル放送での日本方式採用を働きかけるセミナーが19日、サンパウロで始まった。日本・ブラジル両国政府の共催で、22日までの日程で地元放送局や、日系進出企業などの訪問を予定。両国が協調して中南米諸国で採用が広がった実績を踏まえ、次の焦点をアフリカ諸国に合わせて動き始めた。

セミナーにはSADC加盟15カ国のうち9カ国から、放送担当官庁幹部ら20人弱が参加。渡航や開催費用は日本とブラジルが折半で負担している。SADC加盟国は一括して欧州方式の採用に傾いていたが、今年に入って日本方式にも関心を示し始めた。

セミナー初日は、日本・ブラジル側が携帯機器での受信などの規格の優位性をアピール。参加者からは導入した場合の技術的な課題などの質問が相次いだ。

ブラジルは日本以外で初めて日本方式を採用。中南米諸国やアフリカ諸国での採用拡大を、自国の電子機器産業の育成のきっかけにしたい考え。日本方式の採用国は日本を含め現在、11カ国。





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雑記帳:南ア・ケープタウンに日本の石灯籠

サッカー・ワールドカップ(W杯)が開催された南アフリカ・ケープタウン市の公園に、地元住民もあまり知らない日本の石灯籠(いしどうろう)があり、近くに住む石材店主がこのほど由来を示すプレートを作った。

作製者はアイバー・ガーデナーさん(53)。「立派な灯籠なのに」と同市にプレート設置を申し出、作製を始めたところ、由来も分かった。日本の南米移民船が同市に寄港した際の上陸許可のお礼として、日本政府が1932年に贈ったものだった。

ガーデナーさんは「両国を結べて夢のよう。日本のサッカーも本当に良かった」。石を介し「かたい」縁で結ばれた日本の活躍を喜んでいた。【安高晋】

毎日新聞 2010年7月20日 19時06分(最終更新 7月20日 19時30分)





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第一三共主力品、南アなどで販売 インド子会社が販売権

2010年7月21日 20:15

第一三共は21日、主力製品である抗菌剤「クラビット」をインドの連結子会社がルーマニアと南アフリカで販売すると発表した。仏製薬大手サノフィ・アベンティスが持つ販売権を子会社のインド製薬大手ランバクシー・ラボラトリーズに移管する。第一三共はランバクシーの販売力が強い地域で連携を強め、世界的な販売網の整備を急ぐ。

ルーマニアでは8月から、南アフリカでは2012年1月からランバクシーの現地子会社が販売する。生産はサノフィが引き続き担う。





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南ア、29日に公務員スト実施へ=労組幹部

(ロイター - 07月22日 14:46)

[ヨハネスブルク 21日 ロイター] 南アフリカの公務員労組幹部は、政府との賃金交渉が暗礁に乗り上げたことを受け、29日に組合員約18万人がストライキを行うと明らかにした。

この問題では、看護師、教員、警察職員、移民当局者などの公務員が、政府の提案している6.5%の賃上げ案を拒否し、8.6%の引き上げと月1000ランド(130ドル)の住宅手当支給を要求している。

公務員労組スポークスマンは「(最大労組の)南アフリカ労働組合会議(COSATU)傘下の組合が参加すれば、ストは(予定を)はるかに上回る規模になる」と述べた。

一方、当局側は「雇用者側が事態解決の方法を模索するための内部手続きを完了しないうちに、労組が早計にスト実施を通告したことは遺憾」と批判した。

賃金交渉では、政府と同国最大の労組COSATUとの協議も難航しており、COSATUがストに参加すれば、130万人の公務員がストに突入する可能性がある。





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[FT] 「W杯狂騒曲」の夢から覚めた南アフリカ

2010年7月22日 14:00

(2010年7月22日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

わずか10日前、ヨハネスブルク北郊のローズバンク地区の商店街にあるマリー・ムチュイさん(28)の屋台はタオルマフラー、ビーニー帽子、ブブゼラなどを売り繁盛していた。

「ブブゼラ」の価格、4分の1に下落

ところが、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会が終了してから2週間もたたない21日、屋台の売り上げはぱたりと止まり、大会で大いに話題を集めたプラスチック製の角笛「ブブゼラ」の価格は、大会期間中の120ランド(16ドル、12ユーロ、10ポンド、約1400円)の4分の1になった。

「売り上げは最悪」とマリーさんは語る。「ワールドカップ決勝戦が終わってから売れたブブゼラは50本に届かない」と嘆く。

寂れた商店街の様子は、ワールドカップ終了後、南ア全体のムードがいかに変化したかを映し出しているように見える。飲食店にホテル、マリーさんらの土産物販売店などの業績が落ち込むのは分かりきっていたが、心配の種はほかにもある。

壁に突き当たった「W杯景気」

ワールドカップ・フィーバーで盛り上がった景気が壁に突き当たってしまったように見える。欧州の景気低迷が製造業に影響を及ぼす兆候が現れ、中国経済の成長鈍化が南アの鉄鋼、石炭、貴金属の需要を減少させる恐れも出てきた。金融機関は信用力のある融資先がほとんどないと嘆く。政府予算の実行が遅れる分野も出てきた。

すでに今年度の南アの経済成長率予想を下方修正する機関もある。22日、会合を開く金融当局は、金利の再引き下げ圧力に直面している。社会的緊張も高まっており、ほぼ犯罪がなかったワールドカップ期間のあと、ジンバブエ、ソマリアなどの母国から追われた人々が貧しい黒人居住区で、外国人排斥とみられる暴力を受ける事件が発生したとの報道もある。

40%程度にすぎない平均就業率

今週、経済協力開発機構(OECD)が発表したリポートは南アが直面する長期にわたる構造的課題の大きさを改めて示した。ワールドカップでは世界最高水準の道路やサッカースタジアムが注目を浴びたが、リポートはブラジル、中国、インドなど南アが肩を並べたがる発展途上大国と比べ、同国が極めて高い水準の構造的失業問題を抱えていると指摘している。

この3国にインドネシアを加えた各国の平均就業率は約65%に達するのに、南アは40%程度にすぎない。アパルトヘイト(人種隔離)政策に由来する悪名高い黒人通行制限法や劣悪な教育制度に大半の責任はあるものの、アパルトヘイトの終焉(しゅうえん)から16年たち、事態はむしろ悪化している。

GDP倍増、労働市場の一段の自由化必要

ただ、こうした悲観論は誇張されている面もある。昨年の景気後退からの回復がほぼ持続していることを示す多くの証拠もある。国営配送会社トランスネットで発生したストライキが最近の低調な経済統計結果の一因と見られるし、ワールドカップ関連の建設事業で脚光を浴び、成長加速に道を開くインフラ整備の支出を続けていこうという政府の意志は明確だ。

国内総生産(GDP)に占める公的セクターの投資比率は、5年ほど前の約4%から今では9%を超えるに至り、資本形成の水準を20%以上に押し上げた。政府の累積債務残高がGDPの32%にとどまる南アには、更なる成長余地がある。

しかしそれが長い道のりとなるのはほぼ確実だ。現在の約3%の経済成長率を2倍に高める必要があるのに加え、経済発展には10年と言わぬまでも長期にわたる高い成長率の維持が欠かせない。OECDリポートが指摘するとおり、そのためには安定が鍵となり、労働市場を一層自由化する必要もある。

政府は経済成長の阻害要因排除を

さらに大切なのは、民間投資を貨物輸送やエネルギー生産などの分野に呼び込みむために政府がよりスピード感を持ち、決意を持って動き、経済成長を妨げる要因を排除することだ。ワールドカップの経験が示すとおり、官民連携はうまく機能し、空港とヨハネスブルクのビジネス中心街を結ぶハウトレイン・プロジェクトも実現した。このアプローチを他分野に拡大する時だ。

by Richard Lapper





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にじゅうまる...福島県楢葉町のサッカートレーニングセンター「Jヴィレッジ」で、ワールドカップ(W杯)開催国・南アフリカの料理を提供するランチバイキングが好評だ=写真。

にじゅうまる...日本代表の専属シェフで同センター総料理長、西芳照さん(48)が覚えた南アの家庭料理などが並ぶ。トマトの酸味やレモン汁が効き、食欲増進に効果があるという。

にじゅうまる...代表選手にも好評で、日本のベスト16入りに貢献したメニュー。「W杯の感動をもう一度味わい、猛暑による夏バテにも打ち勝ってほしい」と担当者。





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コンテナ船、アフリカ航路増強 商船三井4割増、川崎汽船週2便に

2010年7月23日 2:00

海運大手がアジアとアフリカを結ぶコンテナ航路を増強する。商船三井は来夏をめどに現在の中型船を大型船に切り替えて輸送能力を4割増やし、川崎汽船は今月下旬に定期船を週2便に倍増させる。アフリカでは資源国などを中心とする経済成長で消費財やインフラ用資材の需要が増え、日本や中国、韓国の電機メーカーなども市場開拓を急いでいる。海運各社は物流の増大を見込み、アフリカ航路を収益源に育成する。

アフリカでは洋服、靴、白物家電や建築資材の輸入が急拡大。木材やココアなど食料品の輸出も増えている。商船三井によるとアジア−アフリカ航路の荷物量は米金融危機前の水準に戻っており、今後は年10%前後のペースで拡大するとみている。

商船三井は中国・上海や香港とアフリカを結ぶ週1回の定期便で2011年夏をめどに大型船を導入する。積載量を約1.4倍の 4500TEU(TEUは20フィートコンテナ換算)前後に増やし、南アフリカ共和国や西アフリカ諸国向けの需要増に対応する。同社はアジア企業では最大のアジア−アフリカ航路網を持ち、コンテナ船事業の売上高の1割にあたる約500億円がアフリカ関連。

川崎汽船は中国海運、ハパックロイド(ドイツ)の2社と組んで上海などからダーバン(南アフリカ)を経由してナイジェリアやガーナなどを結ぶ航路を7月下旬に新設する。合計8隻の中小型船を投入し、週1便を運航する。既存のケープタウン(南アフリカ)などを回る航路と合わせ、アジア−アフリカ間は2倍の週2便になる。

日本郵船はナイルダッチ(オランダ)と組んで運航しているアジア−南・西アフリカ航路をこのほど増強した。2600TEU程度の中小型船を4隻から6隻に増やし、従来の17日間隔での運航を12日間隔に変更した。将来は週1便にすることも検討する。

アジアとアフリカを結ぶ航路ではコンテナ運航世界最大手のA・P・モラー・マースク(デンマーク)や台湾の長栄海運(エバーグリーン)などもサービスを強化。新興市場を巡って海外勢も含めた競争が激しくなっている。





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南アのツツ元大主教が引退へ

2010年7月24日 0:10

南アフリカ共和国でアパルトヘイト(人種隔離)撤廃のため活動し、1984年にノーベル平和賞を受賞した同国のツツ元大主教(78)は 22日の記者会見で、10月の誕生日を機に事実上、公務から引退する考えを発表した。英BBCテレビなどが伝えた。会見で元大主教は、今後は家族との時間を大切にしたいと述べた。(欧州総局)





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南アフリカ:ツツ元大主教、引退へ ノーベル平和賞受賞者「私生活優先」

【ヨハネスブルク高尾具成】南アフリカのノーベル平和賞受賞(84年)者で、広く敬愛されているデズモンド・ツツ元大主教(78)は22日、ケープタウンで記者会見し、来年2月をめどに事実上、公務から身を引き、私生活を優先させたいと表明した。

ツツ氏は「ゆっくりする時が来た。会議や集会以上に、午後に愛妻とお茶でもすすり、スポーツを観戦し、孫や子供たちと過ごしたい」と語った。

ツツ氏は英国国教会元ケープタウン大主教。95〜99年、アパルトヘイト(人種隔離)政策下での犯罪の実態を明らかにする真実委員会委員長も務め、「不正義」への批判を続けた。先に南アで開催されたサッカー・ワールドカップの招致にマンデラ元大統領(92)と共に奔走した。

毎日新聞 2010年7月24日 東京朝刊





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トラや、どこ行った...飼い主の声で森から戻る 南ア

2010 年7月29日23時44分

【ナイロビ=古谷祐伸】南アフリカのヨハネスブルク近郊で、住民が無許可で飼っていた、体重140キロのベンガルトラが逃げだす騒動があった。逃走から2日後の28日夜、森に逃げたトラは、自分の名前を呼ぶ飼い主の声に反応して姿を見せ、無事に首輪をつけられた。

南アの地元紙によると、ヨハネスブルクの東70キロにある町スプリングスで、夫婦が飼っていた。南アで別の飼い主から生後3カ月のときに購入した。現在は生後17カ月のオス。名前はパンジョ。

26日、飼い主がピックアップトラックの荷台のオリにパンジョを入れ、獣医師へ予防接種に行く途中にいなくなった。野生動物保護の当局が、麻酔銃でしとめようとヘリや照明器を使って探していた。

28日夕、消えた場所から北へ約60キロの町ベレナで、松林に逃げ込むパンジョが目撃され、夜になって捜索犬が居場所を特定した。飼い主の男性(51)が呼び始めて10分後、パンジョは森から出てきて、飼い主のほっぺをなめたという。飼い主は「好物の肉を二切れあげた。捜索に感謝している」。

周辺住民は2日あまり、いつ襲われるかと恐怖におびえた。だが飼い主は「飼いならされている。見かけたら棒を向けてノーと言いきかせるか、鶏肉をあげて」と穏やかな対応を勧めていた。





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【インド株】BPのアフリカ東部資産売却、リライアンスやエッサールも名乗り

メキシコ湾での原油流出事故で巨額の損失を出した石油メジャーの英BPは、アフリカ東部諸国で保有している燃料販売拠点の売却入札を実施、これにインドを含む各国の石油会社6社前後が応札したことが明らかになった。PTI通信が7月28日付で報じている。

業界関係筋によると、インドからはリライアンス・インダストリーズ(RIL)やエッサール・オイルが応札。4億−5億ドルを提示した模様だ。ただ、両社の広報担当者はコメントを避けている。インド勢以外には南アフリカの石油会社やリビア石油公団なども取得に関心を...(この続きは、インドチャネルの有料コンテンツ「ビジネスプレミアム」でご購読ください)





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南アフリカ:国内の13王族のうち7王族承認...ズマ大統領

【ヨハネスブルク高尾具成】南アフリカのズマ大統領は29日、同国に13あるとされてきた王族のうち伝統的な7王族のみを承認し、残り6王族については、在職の指導者を最後に廃止すると述べた。南ア政府機関が王族に関して6年間、調査してきた結果を受けて発表した。

ズマ大統領は廃止の方向にある6王族について、アパルトヘイト(人種隔離)政策下、社会の分断を狙って白人政権が作り上げた、と廃止理由を説明した。

南アを代表する2大伝統的王族コサやズールーは認知された。同国王族は、政治的な力は薄いが、伝統文化の象徴や地域の調停者としての役割などを持ち、尊敬される。

毎日新聞 2010年7月30日 17時57分





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国連「水の人権」決議の無意味さ

2010年07月30日(金)16時40分

国連総会は7月28日、「清潔な水を利用する権利」を国際的な人権として認めると決議した。長らく活動家たちが要求してきた権利で、既に南アフリカなど法制化されている国もある。水の人権を宣言することで、世界中の市民が居住地域や経済状況、そのほかの条件に関わらず、文字通り必需品である水を手に入れることができるようになるという考えだ。

まったく賛成。だが水の権利は単純に法制化できるものではない。地球上のすべての人々に清潔な水を行きわたらせるためには、水市場と供給システムを整備しなくてはならないが、もし水の権利があらゆる場面で適用されれば、逆に供給システムの普及の妨げになる可能性がある。

我慢して読んで欲しい。私は心ない欧米人ではない。ここに1つの難問がある。すべての人間には水が必要だ。企業、産業、政府、発電所、そして経済的な富を生み出すすべての活動もまた水を必要としている。これらの機関にとって水は経済的な価値を持つ(人間にとっても食べ物と同じように水には経済的価値がある)。

そして経済的価値を生み出すすべてのモノと同様に、水が無制限に供給されることはない。つまり何であれ、個人や企業が使用できる量には限りがある。

しかく低過ぎる水道料金が浪費を生む

ここに人権を持ち出すとややこしいことになる。一般的に人権には値段は付かず、使用量に制限もない。現在の世界のほとんどの場所ではそれが常識だ。そして世界のほとんどの場所には清潔な水が行き渡っていない。

アメリカのように水の価格が低いところでは、産業界の過剰使用が重大な問題になっている。米西部の各州は水の価格が安過ぎることで農業への使用が急増。水が粗末に扱われた結果、カリフォルニア州は水不足に直面している。

近年劇的に清潔な水が行き渡るようになった世界の国々のうち、チリやイギリス、オーストラリアのように安過ぎる水道料金を値上げしたところもある。料金の値上げは水を大切に賢く使うことにつながる(個人使用と商業使用の料金設定を変えるなど、経済的条件によって料金を分ければ特に効果的だ)。料金値上げというインセンティブが働くことで、民間水道会社はさらに多くの市民に水を供給するようにもなる(助成金や税制優遇が必要な地域もあるかもしれないが)。

より多くの人が蛇口から水を飲めるようになるには結局こうした努力によるしかないし、それが本来あるべき姿のはずだ。

----エリザベス・ディキンソン

[米国東部時間2010年07月29日12時28分更新]





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NEWS25時:南アフリカ 王族の半分を廃止

南アフリカのズマ大統領は29日、同国に13あるとされてきた王族のうち伝統的な7王族のみを承認し、残り6王族については、在職の指導者を最後に廃止すると述べた。南ア政府機関が王族に関して6年間、調査してきた結果を受けて発表した。

ズマ大統領は廃止の方向にある6王族について、アパルトヘイト(人種隔離)政策下、社会の分断を狙って白人政権が作り上げた、と廃止理由を説明した。【ヨハネスブルク】

毎日新聞 2010年7月31日 東京朝刊





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trend:南アフリカ 旧黒人居住区、境界薄れ

<トレンド>

サッカーW杯(6月11日〜7月11日)を終えた南アフリカで、ヨハネスブルク郊外にある国内最大の旧黒人居住区ソウェトが脚光を浴びている。主会場だった「サッカーシティー競技場」がソウェトの一部に重なっていることもあり、南アの白人が多く訪れるようになったからだ。

白人が非白人を支配したアパルトヘイト(人種隔離)政策時、ソウェトは黒人解放闘争の最前線だった。94年の民主化を経て、次第に犯罪多発地域となり、ソウェトで白人の姿を見かけることはほとんどなかった。

だが、サッカーW杯直前にラグビーの国際リーグが2週にわたり、初めてソウェト内で実施された。さらに、W杯でも南ア代表やアフリカ勢を応援にサッカーシティー競技場に足を運んだ多くの白人が、この機会にとソウェトにも足を踏み入れたのだ。

「ソウェトのもてなしの精神は世界標準。ブブゼラを手に黒人のサッカー応援も理解し、共に南ア人であることを実感したよ」。IT会社員の白人男性ハンクさん(30)は「境界線」を越えた満足感を誇らしげに言葉にした。

ソウェトには、ツツ元大主教(78)、民主化後の初代大統領マンデラ氏(92)というノーベル平和賞受賞者2人が暮らした家が同じ通りに面してある。「ビラカジ通り」だ。アパルトヘイト時代について学べる「ヘクター・ピーターソン博物館」などで歴史に向き合う体験もできる。

また、シャビーン(非公式酒場)と呼ばれる黒人社会独特の焼き肉屋がある。軒先を利用した簡素な造りで、ビールを片手に談笑する白人も増え始めた。白人にとって、身近にありながら遠い存在だった「ソウェト」は、新鮮なのだ。

路上で雑貨を売る黒人女性、ザンディレ・マハラバさん(51)が言った。「お互い、知らないことでちょっとした警戒心があったのね。そうそう、それに白人にはよいお客さんが多いのよ」

サッカーシティー競技場では8月21日、ラグビー南ア代表「スプリングボクス」とニュージーランド代表「オールブラックス」の試合が行われる。スプリングボクス史上初の旧黒人居住区での国際試合だ。95年、当時大統領だったマンデラ氏は、南ア開催のラグビーW杯で、人種間融和と国民統合を掲げ、大きな成果をもたらした。

今回のラグビー国際試合もまた、人種間の見えない溝を少し埋める役割を果たしそうだ。【ヨハネスブルク高尾具成】

毎日新聞 2010年8月2日 東京朝刊





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製薬大手、新興国拡販に活路 主力特許切れに備え

2010年8月3日 1:07

製薬大手が新興国での販路を拡大する。エーザイは2010年度末までにロシアに販売拠点を設けて製品販売を始めるほか、3年以内にトルコ、ブラジルにも進出し、てんかんの治療薬などを販売する。武田薬品工業も12年度までにロシアやインドなどに販路を拡大する方針だ。先進国での主力薬の特許切れに備え、成長性が高い新興国の事業基盤を強化する。

エーザイはロシアで承認申請中のてんかん薬を来春にも発売する。11年度以降にはトルコやブラジルにも販売拠点を設置、てんかん薬や抗がん剤を販売する。新興国のほかにもカナダで今春からてんかん薬や抗がん剤を販売。オーストラリアでも来年度以降に販売を始める見通しだ。

インドでは今夏から現地生産を始めており、インド工場から医薬品価格が安い新興国への製品供給を拡大する方針。中国にはすでに販売拠点を設けている。

武田は12年度までにロシアやインドなどに進出する方針を掲げている。世界市場のカバー率を08年度の71%から12年度末には90%に引き上げる計画。まず今月中に韓国に販売子会社を設立する予定だ。

今月1日にはアジア販売統括部を新設。アジア販売統括職に米製薬大手メルクの子会社社長を務めた平手晴彦氏が就いた。他社に比べ出遅れている中国など新興国市場の開拓に本腰を入れる。

アステラス製薬は国内大手の中でも新興国の開拓で先行。昨年までにBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)の4カ国すべてに販売会社を設立、自社製品の販売を強化している。韓国やトルコ、南アフリカにも販売会社を設立済みだ。

第一三共は08年にインドの製薬最大手、ランバクシー・ラボラトリーズを買収し、新興国を中心に新たに30カ国前後の販売網を一気に手に入れた。ランバクシーを通じインドや東欧、南アなどで自社製品の販売を拡大している。

調査会社のIMSヘルスによると、今後5年は日米欧の医薬品市場の年平均成長率が5%前後にとどまる一方、新興国は15%程度に達する見通し。新興国での事業拡大が製薬業界の共通の課題になっている。





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南ア、BRICs連携を強化 大統領が中ロ訪問へ

2010年8月4日 23:30

南アフリカ共和国がブラジル、ロシア、インド、中国の「BRICs」4カ国と連携を強める方針を鮮明にしている。ズマ大統領は5日から6日までロシアを訪問するほか、8月中の中国訪問も検討している。ともに経済協力関係の拡大を打ち出す見通しだ。

南アフリカからの報道によるとズマ大統領のロシア訪問は同国のメドベージェフ大統領の招きに応じたもの。両首脳は地球観測分野で技術協力の覚書を交わすなどハイテク産業育成で協力拡大を確認する。2年ごとに首脳会談を開催することも検討しており、首脳会談で合意するとみられる。

中国訪問は月内に実現する見通し。中国首脳と会談し、南アと中国の貿易拡大に向けた関係強化を打ち出すとみられる。

資源依存からの脱却や産業の近代化、貧困対策など南アとBRICs諸国の経済は同様の課題を抱えている。2009年5月に就任したズマ大統領は、これまでにブラジル、インドを訪問している。政治、経済の両面で存在感が高まったこれら4カ国との関係強化により国際舞台で発言力を増す狙いだ。(ロンドン=岐部秀光)





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前ICPO総裁、南アで捜査情報漏えい実刑判決

【ヨハネスブルク=中西賢司】南アフリカ・ヨハネスブルクの高裁は3日、麻薬密売人からわいろを受け取り、捜査情報を漏えいしたとして収賄罪などに問われたジャッキー・セレビ前国際刑事警察機構(ICPO)総裁(前警察長官)(60)に対して禁固15年の判決を言い渡した。同氏は控訴する方針。

同氏はムベキ元大統領時代の警察トップ。04年にICPO総裁に就任したが、この疑惑で08年に引責辞任した。

(2010年8月4日22時05分 読売新聞)





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「血のダイヤ」見つかる=キャンベルさんの証言裏付け−南ア

【ロンドン時事】シエラレオネ内戦に絡む戦争犯罪などに問われている元リベリア大統領チャールズ・テーラー被告側からダイヤの原石とみられる「贈り物」をもらったと英スーパーモデルのナオミ・キャンベルさんが証言したことに関連し、南アフリカ共和国の慈善団体「ネルソン・マンデラ子供基金」の元代表は6日までに、キャンベルさんから原石を受け取っていたことを認めた。こうした原石は、内戦で武装勢力が武器調達の資金源としたため「血のダイヤ」と呼ばれる。

英BBC放送などによると、元代表のジェレミー・ラクトリフ氏は声明で、キャンベルさんから1997年、「基金に役立てるように」と原石を渡されたものの、法律上の問題が生じることを懸念し、個人的に預かることにしたと説明した。原石は既に警察に届けたという。(2010年08月06日-22:47)





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ロシア、南アに低濃縮ウラン提供 首脳会談で合意

2010年8月6日 10:32

【モスクワ=金子夏樹】ロシアのメドベージェフ大統領は5日、モスクワを訪問した南アフリカのズマ大統領と会談した。ロシアは南アに原発の燃料となるウランを提供する方針を示したほか、経済や宇宙分野での協力拡大で合意した。メドベージェフ大統領は低水準にとどまっている南アとの貿易を拡大する方針を示した。

ロシアの国営原子力企業ロスアトムが南アの国営電力公社エスコムと、2011年から18年までの期間、低濃縮ウランを提供する契約を結んだ。南アでの原発建設についても協議した。ロシアは電力需要の拡大するアフリカでの原発受注を目指している。

さらに、ロシアの宇宙公社ロスコスモスは南アに人工衛星からの情報を受信する通信施設を設置することを明らかにした。ロシアの宇宙ロケットに南アの人工衛星を搭載することを含め、両国は人工衛星の打ち上げでも協力する。





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[環境CSR]南ア・電力公社エスコム、太陽熱と風力の発電プロジェクトを計画

2010年08月06日

南アフリカの電力公社エスコム (Eskom)は、サハラ以南のアフリカで初となる商用規模の集光型太陽熱発電所(Concentrated Solar Power plant)と南アフリカ初の実用規模の風力発電所の建設計画を明らかにした。

同社は、国内電力需要の増加、エネルギー多様化の要請、再生可能エネルギー化の目標達成に向けた研究プログラムにおいて、電力需要をまかなう代替ソリューションの特定に取り組んできたが、これらの研究を通じて、今回のプロジェクトを計画するに至った。

プロジェクトへの投資額は12億ドル規模になるとみられており、うち2億6000万ドルはアフリカ開発銀行(African Development Bank、ADB)が、1億ドルはクリーンテクノロジー基金(CTF)がそれぞれ共同融資するほか、世界銀行や欧州投資銀行なども融資する。

プロジェクトの第1弾では、ケープタウン北300キロで「Sere風力発電プロジェクト(Sere Wind Power Project)」が計画されている。2.0〜2.5メガワットの風力タービン40〜50基を設置し、100メガワット規模の風力発電所を建設するという。また、第2弾では、南アフリカ内陸部で、100メガワット規模の「アピントン太陽熱発電プロジェクト( Upington Concentrating Solar Power Project)」を計画中だ。[松岡 由希子]





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2010年08月07日 Web posted at: 11:34 JST Updated - CNN

キャンベルさん証言の「血のダイヤ」、南ア当局へ

ヨハネスブルグ(CNN) オランダ・ハーグで開かれたシエラレオネ内戦の戦争犯罪を裁く国際法廷で、英国出身のスーパーモデル、ナオミ・キャンベルさんが、被告人のチャールズ・テーラー、元リベリア大統領から受け取ったと考えていると証言したダイヤの原石について、南アフリカの警察当局は6日、キャンベルさんの友人から問題のダイヤが提出されたことを明らかにした。

キャンベルさんは5日、同法廷で「誰からかはわからないが、汚らしい石を贈られ、その贈り主はテーラー被告からであると考えている」と証言した上で、受け取った石を友人に渡して慈善オークションに出品するよう依頼したと述べていた。

キャンベルさんの証言によれば、1997年、ネルソン・マンデラ氏主催の夕食会後、名前を名乗らない2人の男から「贈り物だ」といって袋を手渡され、翌朝になって袋を開けると、「小さな、汚らしい石」がいくつか入っていた。

翌朝、同じく夕食会に出席していた女優のファローさんと当時の彼女のエージェントにその件を話したところ、「それは絶対チャールズ・テーラーから贈られたものだ」「どう見てもダイヤモンドだ」と2人から言われ、自分でもそうだと確信したという。

そしてその石を、友人の慈善事業団体理事に渡し、慈善オークションに出品して収益を恵まれない子供たちのために使ってくれるよう頼んだという。

テーラー被告は、大量虐殺や強姦が横行したシエラレオネ内戦にかかわったとして、人道に反する罪に問われている。同被告は、いわゆる「血のダイヤモンド」をこの内戦の資金源として利用していたとみられ、検察側はキャンベルさんの証言でこれを実証する構えだ。

法廷文書によれば、検察側は今後、女優のファローさんと彼女のエージェントを新たな証人として召喚する予定。





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マンデラ氏基金の元代表、キャンベルさん証言のダイヤを「保管」

* 2010年08月07日 12:44 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【8月7日 AFP】ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元南アフリカ大統領の児童基金の元代表が6日、英国のスーパーモデル、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)さんから渡された「紛争ダイヤモンド」とみられるダイヤモンドを約10年間にわたって所持していたとの声明を発表した。

キャンベルさんは5日、12万人が殺害された1991〜2001年のシエラレオネ内戦をめぐるオランダ・ハーグ(Hague)のシエラレオネ国際戦犯法廷(SCSL)で、戦争犯罪などに問われているチャールズ・テーラー(Charles Taylor)リベリア元大統領の公判に証人として出廷。97年9月に南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)大統領(当時)が開催した晩さん会後に、テーラー被告から「紛争ダイヤモンド」とみられるダイヤモンドを受け取ったとされる問題について証言し、袋に入ったダイヤモンドの原石を受け取ったと語っていた。

また、キャンベルさんは、「良いことに使ってほしい」とダイヤモンドの原石を、ネルソン・マンデラ児童基金(Nelson Mandela Children's Fund)のジェレミー・ラトクリフ(Jeremy Ratcliffe)代表(当時)に渡したことを証言した。

これを受けラトクリフ元代表は声明を発表し、「3個のダイヤモンド原石は、1997年9月26日、(晩さん会の出席者が乗っていた豪華列車)ブルートレイン(Blue Train)内でナオミ・キャンベルさんから受け取った」と述べ、それらの原石3個を児童基金に渡さずに個人的に保管していたことを明らかにした。

キャンベルさんは児童基金に役立てることを希望していたものの、ラトクリフ氏は、違法の恐れがある活動を基金に関与させてはならないと考え「最終的に個人的に保管することに決めた」と説明するとともに、最近になってこのダイヤを南アフリカ当局に提出したことを明らかにした。

南アフリカ警察は原石を5日に受け取ったことを確認した。現在、当局がダイヤモンドの鑑定を行っている。

現在も児童基金理事を務めるラトクリフ氏は、テーラー元大統領の公判で証人として召喚された場合には証言する考えを示した。(c)AFP/Joshua Howat Berger





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NEWS25時:南アフリカ 「疑惑のダイヤ」提出

西アフリカ・シエラレオネ内戦(91〜02年)をめぐる国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)で、元リベリア大統領テーラー被告(62)が英国出身のモデル、ナオミ・キャンベルさん(40)に贈ったとされるダイヤモンド原石について、慈善団体「マンデラ子供基金」の元代表は6日、原石を南ア警察当局に提出したとの声明を出した。

南ア通信によると元代表は声明で、97年9月にキャンベルさんから「基金に役立つかもしれない」とダイヤ原石を渡されたが、違法性を考慮して個人で保管していたとし、「子供基金やマンデラ氏、キャンベルさんは何の利益も得ていない」とした。【ヨハネスブルク】

毎日新聞 2010年8月8日 東京朝刊





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対アフリカ証券投資が活況 資源国、債券発行再開へ

2010年8月17日 0:20

【ロンドン=岐部秀光】南アフリカ共和国やナイジェリアなど資源国を中心にアフリカへの証券投資が活況を呈している。南アでのサッカー・ワールドカップ(W杯)成功もあり、欧米など主要国の金融緩和策であふれたマネーが実体経済の回復が進むアフリカ各国を投資対象とした格好だ。アフリカへの流入資金は世界金融危機前の水準を回復。各国政府は成長を支える物流や電力などのインフラ整備に必要な資金調達に向け、国際市場での債券発行を再開する動きを強めている。

南アのヨハネスブルク証券取引所では、6月末時点の株式時価総額が約5兆6千億ランド(約65兆円)と2008年末に比べ1兆ランド以上増えた。国際通貨基金(IMF)よるとサハラ以南のアフリカに対する証券投資は、08年の差し引き206億ドル(約1兆7500億円)の流出から、09年は 69億ドルの流入となった。10年は100億ドル以上が流入する見込みだ。

米調査会社EPFRグローバルによると、アフリカ株式ファンドへは10カ月近く資金流入が続いている。10年上期の流入資金は4億8400 万ドルと09年下期の1億5100万ドルから大幅に増加するなど他の新興国ファンドと比べても好調さが際立っている。

南アやナイジェリアなど資源国を軸に各国の債券と株式を組み入れたインデックス投資が主流。資源関連のほか電力、通信、銀行などが株式を上場しており、債券市場でも政府や有力企業が格付けを取得するなど投資対象が広がっている。

市場環境の改善を受け、各国政府は物流やエネルギーのインフラ整備の資金調達へ大型起債の再開に本腰を入れ始めた。07年に西アフリカの国で初めて7億5千万ドルの外貨建て債券を発行したガーナは、09年に金融危機の影響で断念した3億ドルの調達に近く踏み切る。

有力産油国のアンゴラは格付け会社スタンダード・アンド・プアーズから「Bプラス」の格付けを取得し、最大40億ドルの国債発行の準備を進めている。ナイジェリアも10月までにインフラ事業向けに5億ドルを調達するほか、ケニアなどでは目的を絞った「インフラ債」の発行が広がっている。

ただ、欧州の財政問題波及の懸念からヨハネスブルク証取の株式指数が半年間に5%下落する局面もあった。アンゴラ政府が7月に外国の建設会社などへの支払いで90億ドルを滞納していると初めて発表し、関係者を動揺させた。価格変動の激しさなどアジアなど新興国市場と共通するリスクもあり、投資家は根強い警戒心を抱いている。





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南アフリカ:14年総選挙、2野党共闘 国民の政権への不満受け

【ヨハネスブルク高尾具成】南アフリカで、共に女性党首がけん引する「民主同盟」(DA)と「独立民主主義者」(ID)が、14年に予定される次期総選挙での共闘を決めた。南アでは94年の民主化以降、一貫して「アフリカ民族会議」(ANC)が政権を担っているが、政権の腐敗が指摘されるなど国民に不満が募っている。

ヨハネスブルクで15日、DAのヘレン・ジル党首(59)とIDのパトリシア・デリール党首(59)が共同で会見した。ジル党首は「与党の不正・腐敗が進んでいる。人種間を超えて、南ア全土で選挙に勝つ政党を形成する」と言い、デリールID党首は「(ANCに)代わる政府への選択肢を有権者に提供する機会だ」と強調した。

南アは、ズマANC党首が低所得者層を中心に支持を集めて昨年5月、大統領に就任。しかし、失業率などの課題は改善されず、サッカー・ワールドカップ(6月11日〜7月11日)をはさんで、ANCの支持母体の一つ「南ア労働組合会議」が主導する公務員などの度重なるストライキに直面している。

DAは、09年の下院選挙で約66%を得票したANCに次いで約17%を得票した第2党。白人中心の中道リベラル系の政党としてスタートしたが、ケープタウンのある西ケープ州などで黒人やカラード(混血)などの支持も拡大している。一方のIDは社会民主主義を掲げる中道政党。同選挙で1%以下の得票にとどまっており、実質的にはDAがIDを吸収する形だ。

毎日新聞 2010年8月18日 東京夕刊





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53年間、ポストで迷子? 絵はがき、南アから英へ届く

2010年8月18日14時6分

【ロンドン=土佐茂生】南アフリカから英国に向けて送られた絵はがきが53年かけてようやく配達された。まだ、あて名の本人の手には届いていないが、関係者は「長い間、ポストの中で迷子になっていたのか」と驚いている。

8月初旬、英南部ドーセット州ブリッドポートにある教育推進センター「モンクトン・ワイルド・コート」にアフリカの子どもの写真が載った絵はがきが届いた。

あて名は「J・C・ベズリー」と書かれ、消印の日付は1957年11月2日だった。シマウマとライオンの切手2枚が張られ、南アフリカの都市ダーバンの郵便局から送られていた。

文面には、ダーバン近くの村にバスツアーで行ったことや「今日は少し雨が降っているが、それでも暑い」「おばあちゃんと私はいま、ホテルの夕食を待っているところ」などと書かれてあった。

同センターは57年当時、男女共学の寄宿学校だった。同センターのマーク・フェル理事は「南アを旅行した祖父母が生徒だった孫に送ったのだろう。それにしてもなぜ今ごろ、配達されたのか」と首をかしげている。

同センターは受取人「ベズリー」に関する情報を集めており、来年5月にある同窓会には手渡したいという。





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アフリカ投信続々 損保ジャパン系など

2010年8月18日 23:33

高い経済成長が続くアフリカを投資対象にした投資信託の設定が相次いでいる。今年に入って野村アセットマネジメントなどが運用を始めたほか、9月には損保ジャパン・アセットマネジメントが新ファンドを設定する。新興国で運用する投信の人気が続く中、運用各社はインフラ整備や資源開発の進むアフリカを「ポストBRICs」の有力候補として位置付け、商品の投入を急ぐ。

損保ジャパン・アセットが9月30日に設定する投信の名称は「パン・アフリカ株式ファンド」。南アフリカやナイジェリアといったアフリカ諸国の通信や金融業など20〜60銘柄で運用する。同月2日からマネックス証券などのネット証券や中小証券で販売する。

国際通貨基金(IMF)によると、サハラ砂漠以南のアフリカの2010年の経済成長率見通しは5.0%で、先進国・地域の2.6%を大きく上回る。損保ジャパン・アセットは「高成長の続くアフリカは株式運用で有利な環境にある」(商品企画部)と話す。

アフリカ関連の投信では、今年に入ってピーシーエー・アセット・マネジメントが南アの債券で運用する商品を設定。野村アセットやキャピタルアセットマネジメントも南アの株式で運用する商品を投入した。





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2010年08月19日 Web posted at: 11:48 JST Updated - CNN

南ア 公務員が条件改善を求め全国的ストに突入

ヨハネスブルク(CNN) 南アフリカで18日、公務員らが全国的なストライキを開始した。

南アフリカ労働組合会議の支部である南アフリカ民主教職員組合のノムサ・セムビ氏によると、病院職員、教職員、公務員などが政府に対し、給与の引き上げとその他手当の改善を要求している。

同氏はヨハネスブルクからCNNへの電話で、「われわれは昨日(17日)、雇用者側(政府)が条件を改善するまで無期限でストライキを続けることを決めた」と話している。

同氏によると、労働者側は8.6%の賃上げ、月額1000ランド(約1万1700円)の住宅手当の支給、医療給付の支給などを要求しており、こうした改善を今年4月1日まで遡って適用するよう求めている。

ストライキがいつまで続くかは不明で、抗議活動は今後も拡大するとみられる。

南アフリカ当局は、労働者側が最新の給与条件を拒否して無期限ストライキに入ったことに対し、「大いに懸念している」と表明。今年度中の要求受け入れが無理であることを承知しながら、国民に不利益を与えるストライキを実施することは無責任だと非難した。





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南アフリカ:公務員ストが拡大 100万人以上に

【ヨハネスブルク高尾具成】南アフリカで18日、教職員や病院職員など100万人以上の公務員が賃上げを求めて本格的なストライキに突入した。これにより学校が休校に追い込まれたり、病院では救急患者を除いて診察が滞るなど市民生活に支障が出ている。

ストを主導する「南ア労働組合会議」などは8・6%の賃上げと月1000南ア・ランド(約1万1800円)の住宅手当支給を要求。南ア政府は12日、7%の賃上げと月700南ア・ランドの住宅手当支給を提示したが、組合側は拒否。無期限ストも辞さない構えをみせている。南アでは07年、約60万人の公務員が約1カ月間の一斉ストを貫いたことがあり、長期化が懸念されている。

毎日新聞 2010年8月20日 東京朝刊





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南ア、賃上げ求める労働者スト拡大 政府の企業誘致に打撃

2010年8月20日 18:52

【ロンドン=岐部秀光】南アフリカ共和国で、賃上げなど待遇改善を求める労働組合のストが激化し混乱が広がっている。教員や病院職員など公務員130万人以上が18日からストライキに突入したほか、先週からは自動車工場労働者の組合員3万人以上がストを実行している。欧州に比べて安い労働コストや柔軟な労働市場を売りにして自動車やIT(情報技術)企業の誘致を進めてきた南ア政府にとって痛手となる。

ヨハネスブルクでは19日、一部デモ隊と衝突した警官隊がゴム弾を用いてこれを排除した。東部ムプマランガ州ではストの影響で出産に対応できる医師と看護師が足りず、新生児が死亡する事件が起きた。

公務員組合は8.6%の賃上げと現在月500ランド(約6千円)の住居手当支給の倍増を要求している。政府は7%の賃上げと月700ランドの住居手当支給を提示したが組合側ははねつけた。

自動車産業の組合ストはトヨタ自動車など現地に進出している企業の生産にも大きな影響を及ぼしている。南アの自動車産業は国内総生産(GDP)の6%に相当する主力セクターだ。

南ア経済は今年開いたサッカー・ワールドカップ(W杯)特需などで活況に沸くが、経済成長の恩恵は労働者に行き渡っていない。2008年の金融危機の影響でむしろ庶民の暮らしは苦しくなっているとの見方もある。

中国で工場労働者のストが一定の成果を上げたことから、他の新興国でも待遇改善を求める労働者の動きが広がりそうだ。与党のアフリカ民族会議(ANC)はもともと労働組合を支持基盤としている。昨年のズマ大統領の就任以来、最大のストで政府は苦しい立場に追い込まれている。





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NTTが買収発表の南アIT大手株、当局が取引調査

2010年8月20日 23:36

【ロンドン=石井一乗】NTTが7月に買収を発表した南アフリカのIT(情報技術)大手、ディメンション・データの株式を巡り、南アフリカの監督当局がインサイダー取引の有無について調査に乗り出す方向であることが分かった。ロイター通信などが20日、報じた。

NTTは7月15日にディメンション社の買収を発表した。南アのヨハネスブルク市場では買収発表前の13日にディメンション株が5%近く上昇し、取引高もその前に比べて膨らんでいた。一連の動きについて当局が関心を示しているという。





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南アフリカ:W杯景気露と消え...露店で日銭 母ら、手料理で夜通し営業

【ヨハネスブルク高尾具成】サッカー・ワールドカップ(W杯)の「にわか景気」が冷めた南アフリカで、夜通し食料などを売る露店が増えている。露天商は大半が女性だ。W杯後も約25%という高い失業率は改善されておらず、物価も上昇している。「祭りの後」で市民が懸命に日銭を稼ぐ姿が街頭に目立つ。

ヨハネスブルク郊外の旧黒人居住区ソウェト。日暮れとともに主要道路の歩道に食肉などを販売する簡易な露店が次々と現れる。ビール箱を置き、その上に鍋を乗せたら露店の営業開始だ。鍋の中には煮込んで軽く焼いた羊や牛の肉が積み重なっている。露天商の女性の手作りだ。

夜間に営業するのはスーパーなどと競合しない工夫だ。平日は日暮れから午後10時ごろまで、週末は午後6時から徹夜で翌朝6時まで営業する。寒い夜はたき火をして、毛布をひざに掛けしのぐ。

マンポ・ムファシャーネさん(42)も露天商の一人。3人の子どもの養育費などを捻出(ねんしゅつ)するために露天商を始めた。夫(45)の仕事が安定しないためだ。「生きるためよ」と言う。

◇「生活、何も変わらない」

マンポさんの鍋の中は、羊肉で山盛りだ。頭は40南ア・ランド(約470円)、足は5ランド(約60円)。地元では人気の料理だ。常連客らによると「一般の食肉店より1〜2割安い」という。マンポさんは平日で100〜150ランド、週末は500〜600ランドを稼ぐ。「W杯は国民に希望を与えたけれど、私らの生活は何ら変わらない」

W杯は南アに約13万人分の雇用を創出したが、効果は一時的と言われる。露天商など農業を除くインフォーマル部門で働く市民は約200万人だ。

毎日新聞 2010年8月21日 東京夕刊





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南ア、賃上げスト拡大 自動車、10%上げで労使合意

2010年8月21日付

【ロンドン=岐部秀光】南アフリカ共和国で、賃上げなど待遇改善を求める労働組合のストが激化し混乱が広がっている。トヨタ自動車などが加盟する南ア自動車製造経営者協会は20日、ストライキを続ける約3万人の工場労働者に対し10%賃上げを約束。欧州に比べて安い労働コストや柔軟な労働市場を売りに自動車やIT(情報技術)企業の誘致を進めてきた南ア政府にとって痛手だ。

同協会は2011年以降も2年連続で9%賃上げすることでも組合側と合意し、組合側はストの終結を宣言した。8日間にわたるストはトヨタや日産自動車、米自動車大手フォード・モーターなどの生産に深刻な影響を及ぼした。南アの自動車産業は国内総生産(GDP)の6%に相当する。

教員や病院職員など130万人を超す公務員も8.6%の賃上げと月1千ランド(約1万2千円)の住居手当支給を要求して18日からストに突入した。政府は7%の賃上げと月700ランドの住居手当支給を提示したが組合側ははねつけた。

ヨハネスブルクでは19日、一部デモ隊と衝突した警官隊がゴム弾を用いてこれを排除した。ストの影響で出産に対応できる医師と看護師が足りず、新生児が死亡する事件も起きている。

南ア経済はサッカー・ワールドカップ(W杯)特需などで活況に沸くが、経済成長の恩恵は労働者に行き渡っておらず、金融危機の影響でむしろ庶民の暮らしは苦しくなっているとの見方もある。与党のアフリカ民族会議(ANC)はもともと労働組合を支持基盤としている。昨年のズマ大統領の就任以来、最大のストで政府は苦しい立場に追い込まれている。





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英HSBC、南アフリカのネッドバンク株を最大70%取得へ

(ロイター - 08月23日 16:45)

[ヨハネスブルク 23日 ロイター] 英HSBC<0005.hk>は、南アフリカ第4位の銀行ネッドバンクの株式を最大70%取得する方針。株式取得により南アフリカでのプレゼンスを高め、アフリカ市場参入の足掛かりをつかむ狙い。

HSBCと、ネッドバンクの経営権を握っている保険会社オールド・ミューチュアルは個別に発表した声明で、株式取得に向け独占的な協議を進めていることを明らかにした。

オールド・ミューチュアルによると、HSBCはネッドバンクの株式を最大70%取得することが可能で、案件規模は約499億ランド(68億4000万ドル)に達する可能性がある。

オールド・ミューチュアルは複雑な組織をスリム化するため、戦略的な経営刷新を進めている。

ネッドバンクは声明で、HSBCは魅力的な外資系の金融パートナーであると評価している。





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南アフリカ:旧黒人居住区で初のラグビー代表戦 白人ファンら9万人熱狂

【ヨハネスブルク高尾具成】ヨハネスブルク郊外の旧黒人居住区で21日、初のラグビー代表の国際試合が行われ、ラグビー人気を支える白人ファンら約9万人が会場を埋めた。民主化から16年になる南アフリカだが、旧黒人居住区を白人が訪れる機会は少なくラグビー協会は「歴史的なこと」と位置づけた。

この日は、南ア、オーストラリア、ニュージーランドの南半球3カ国で作る対抗リーグ戦「トライネーションズ」の試合。南ア代表「スプリングボクス」対ニュージーランド代表「オールブラックス」戦で、ニュージーランドが29−22で逆転勝利した。

南アではラグビーとサッカーともに人気だが、主にラグビーは白人、サッカーは黒人との色分けがある。この日は黒人ファンも会場に目立ち、スポーツが人種間の融和を一層推進した形だ。

毎日新聞 2010年8月23日 東京朝刊





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UPDATE1: 英HSBC、南アのネッドバンク株の最大70%取得で交渉中

2010年 08月 23日 19:23 JST

[ヨハネスブルク/香港 23日 ロイター] 英HSBC(0005.HK: 株価, 企業情報, レポート)(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は、南アフリカ第4位の銀行ネッドバンク(NEDJ.J: 株価, 企業情報, レポート)の株式の最大70%取得について交渉を行っている。交渉がまとまれば、HSBCは急速な成長を続けるアフリカ大陸への足掛かりを広げ、プレゼンスを高めることができる。

HSBCと、ネッドバンクの経営権を握っている英・南ア系保険会社オールド・ミューチュアル(OML.L: 株価, 企業情報, レポート)(OMLJ.J: 株価, 企業情報, レポート)は23日、個別に発表した声明で、HSBCの株式取得に向け独占交渉を進めていることを明らかにした。

オールド・ミューチュアルによると、HSBCはネッドバンクの株式を最大70%取得することが可能で、案件規模は約499億ランド(68億ドル)に達する可能性がある。

HSBCがネッドバンク買収に必要な南ア当局の承認を得られるかどうかは今のところ不明。

HSBCは既に南アに進出しており、商業銀行業務および個人向けのオフショア銀行業務を行っているが、アフリカでのプレゼンスではライバルの英スタンダード・チャータード銀行(STAN.L: 株価, 企業情報, レポート)に後れを取っている。

一方、オールド・ミューチュアルのジュリアン・ロバーツ最高経営責任者(CEO)はロイターに、ネッドバンクの保有株52%全部の売却を目指しているが、具体的な売却規模は少数株主の意向にかかっていると述べた。

また、ネッドバンクは南アでの上場を続けるとし、規制当局の承認が得られる見込みがなければ独占交渉には入らなかっただろうと語った。

オールド・ミューチュアルは複雑な組織をスリム化するため、戦略的な経営刷新を進めている。

ネッドバンクは声明で、HSBCは魅力的な外資系の金融パートナーであると評価した。





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中国・南アが協力拡大 エネルギーなど首脳合意

2010年8月24日 22:25

【北京=佐藤賢】中国の胡錦濤国家主席は24日、北京訪問中の南アフリカのズマ大統領と会談し、エネルギー分野などでの協力拡大で合意した。詳細は不明だが、原子力発電所建設やレアメタル(希少金属)採掘が協力項目として議題に上った可能性がある。地球温暖化対策に関する国際交渉や20カ国・地域(G20)の枠組みでの2国間の連携も申し合わせた。

ズマ大統領は会談に先立ち経済フォーラムで演説し、現在は鉱石採掘や金融に集中している中国企業の対南ア投資をインフラ整備や通信技術、製造業にも拡大するよう呼び掛けた。これに関連し、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は、中国核工業集団(CNNC)が南アでの原発建設に向けて交渉していると報じた。

ズマ大統領の訪中は昨年5月の就任後初めて。南アの企業経営者ら約320人が同行した。23日に北京入りし、呉邦国全国人民代表大会委員長、温家宝首相、習近平国家副主席とも会談する予定。中国共産党は序列1〜3位と次期国家主席の有力候補が会談に応じる厚遇で迎えた。ズマ大統領は上海に移り、上海国際博覧会(上海万博)の関連行事にも参加する。

南アは中国にとってアフリカの最大の貿易相手国。今年上半期(1〜6月)の貿易額は前年同期比56.1%増の108億ドル(約9100億円)と急増している。





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南アフリカ:公務員ストで混乱 公立病院、治療拒否される患者も

【ヨハネスブルク高尾具成】南アフリカで公務員らによる大規模ストライキが続いている。教職員や病院職員など100万人以上の公務員が8・6%の賃上げを要求。病院での患者への対応や学校閉鎖に伴う子どもたちの教育が、政府の急課題として浮上している。

首都プレトリアのあるハウテン州の公立病院では、医師らがストをしているため女性が駐車場で出産。手を切断された男性が病院をたらい回しにされた。ストで十分な治療が受けられなかったことが原因とみられる死者も出ている。

そのため政府は21日、国軍医療スタッフを7州の32公立病院に派遣した。また、病院関係者がメディアを通じて、治療などの経験を持つ市民にボランティア支援を呼び掛けたところ、数千人が公立病院へ集まった。医療経験のある者は治療に携わり、それ以外は清掃などを手伝った。医師免許を持つアーロン・モツォアレディ保健相自身、旧黒人居住区ソウェトで医療活動をしている。

一方、公立学校も閉鎖が続く。10月には高校卒業兼大学入学資格試験が始まる予定で、入試への対応について電話による相談ホットラインも設置された。

ズマ大統領は、人種隔離(アパルトヘイト)体制下の解放闘争の際も「看護師は業務を怠らなかった」とストを批判した。しかし、ストライキを主導する南ア最大の労働組合「南ア労働組合会議」は、与党「アフリカ民族会議」のズマ党首を大統領に担いだ強力な支持母体。組合側は「サッカー・ワールドカップでの資金投入ができて、なぜ公務員の賃上げに応じられない」と強硬姿勢を崩していない。

南ア労働組合会議などは8・6%の賃上げと月1000南ア・ランド(約1万1800円)の住宅手当支給を要求。南ア政府は12日、7%の賃上げと月700南ア・ランドの住宅手当支給を提示したが、組合側は拒否したままだ。

毎日新聞 2010年8月25日 東京夕刊





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南アフリカ:公務員ストに警察官の参加禁止 裁判所が命令

【ヨハネスブルク高尾具成】賃上げなどを求める公務員の大規模ストライキが深刻化する南アフリカで、裁判所は26日、警察官のストへの参加を暫定的に禁止する命令を出した。ストに参加した場合、解雇もありうるとの命令で、治安悪化や混乱を抑える狙いがあるとみられる。同日もヨハネスブルクでは政府に対する大規模な抗議デモが実施された。

大規模なストライキは9日目に突入したが、病院などで勤務しようとする医師や看護師がスト支持者によって阻止されて病院に入れず、暴力に遭う事態も発生している。警官隊は病院患者の治療への悪影響が出ないように過剰なデモ行動に対し、放水砲やゴム弾を使用するなど鎮静を図っている。裁判所は緊急患者らを搬送する救急隊にも職務を中断しないよう命じている。

また、ストによる公立学校の閉鎖を受け、25日、ヨハネスブルクや首都プレトリアのあるハウテン州が10月に予定される高校卒業兼大学入学資格試験の延期を示唆。学期末試験の延期も決定した。

政府は7%の賃上げを提示しているが、組合側は8・6%を要求。双方とも妥協していない。

毎日新聞 2010年8月26日 19時58分





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2010年08月26日 Web posted at: 19:10 JST Updated - CNN

性別疑惑晴れたセメンヤ、英連邦競技大会に出場へ

(CNN) 南アフリカのスポーツ連盟・オリンピック委員会(SASCOC)は25日、インドの首都ニューデリーで今年10月に開催される英連邦競技大会に性別疑惑が晴れた陸上女子800メートルの世界選手権覇者、キャスター・セメンヤ(19)を選手として派遣すると公式サイトで発表した。

国際陸連が競技への復帰を今年7月に公式に認めた後、大規模な国際大会への復帰は初めてとなる。

セメンヤ選手は昨年8月、ベルリンで行われた世界選手権での尿検査で男性ホルモンの数値が高いことがわかったことから、IAAFが性別検査を実施。その結果が出るまでの11カ月の間、競技会に出場出来なかった。

同選手は復帰後、ベルリンで行われた国際大会を含め競技に3度出場しているが、いずれも優勝する実力を見せている。ただ、セメンヤ選手の競技の復帰承認については、他国の選手からの批判が依然くすぶっている。





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NEWS25時:南ア 警察官スト参加禁止

賃上げなどを求める公務員の大規模ストライキが深刻化する南アフリカで、裁判所は26日、警察官のストへの参加を暫定的に禁止する命令を出した。ストに参加した場合、解雇もありうるとの命令で、治安悪化や混乱を抑える狙いがあるとみられる。同日もヨハネスブルクでは政府に対する大規模な抗議デモが実施された。

大規模なストライキは9日目に突入したが、病院などで勤務しようとする医師や看護師がスト支持者によって阻止されて病院に入れず、暴力に遭う事態も発生している。【ヨハネスブルク】

毎日新聞 2010年8月27日 東京朝刊





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波乱!セメンヤ敗れた...男子100はゲイが快勝

陸上のダイヤモンドリーグ最終戦、バンダム記念は27日、ブリュッセルで行われ、性別問題がクリアされた昨年の世界選手権女子800メートルの覇者、キャスター・セメンヤ(南アフリカ)が、1分59秒65で3位に終わり、復帰4戦目で初めて敗れた。ジャネット・ジェプコスゲイ(ケニア)が1分58秒82で優勝した。

男子100メートルはタイソン・ゲイ(米国)が9秒79の好タイムで快勝した。世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)は出場していない。

今季新設されたダイヤモンドリーグはこれで全14大会が終了し、種目別総合優勝者は男子100メートルがゲイ、200メートルはウォラス・スピアモン(米国)で、女子100メートルはカーメリタ・ジーター(米国)だった。アリソン・フェリックス(米国)が女子200メートルと400メートルの2冠を獲得した。 (共同)

[ 2010年08月28日 10:07 ]





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セメンヤ 復帰4戦目で初めて敗れる

陸上ダイヤモンドリーグ最終戦バンダム記念は27日にベルギー・ブリュッセルで行われ、性別問題がクリアされた世界選手権女子800メートル覇者のキャスター・セメンヤ(南アフリカ)は1分59秒65で3位と、復帰4戦目で初めて敗れた。

ジャネット・ジェプコスゲイ(ケニア)が1分58秒82で優勝。男子100メートルはタイソン・ゲイ(米国)が9秒79で快勝した。今季新設のダイヤモンドリーグは全14大会が終了し、種目別総合優勝者は男子100メートルがゲイ、200メートルはウォラス・スピアモン(同)。アリソン・フェリックス(同)が女子200メートルと400メートルの2冠を獲得した。

[ 2010年08月29日 ]





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南部アフリカ:官民代表団、投資へ意見交換

【ヨハネスブルク服部正法】南部アフリカ各国との貿易や投資の促進を目指す日本の官民合同代表団(団長、藤村修副外相、49人)が28日、南アフリカで公営企業関係者と意見交換した。その後、代表団はアンゴラに入った。

アフリカでは近年、中国の資源開発や貿易拡大が著しい。政府の代表団派遣は、官民一体の姿勢を示して資源獲得や市場開拓で中国などに対抗する狙いがある。この日、代表団はヨハネスブルクで鉄道や電力の公営企業関係者らと、南アフリカのインフラ整備などについて意見交換した。代表団はアンゴラの後、ナミビアを訪れる。

毎日新聞 2010年8月30日 東京朝刊



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